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【感想】書籍「縁結びカツサンド」について

書籍「縁結びカツサンド」

今回は、「縁結びカツサンド」の感想を書きます。
※Noteで主催している「読書の秋2021」に参加します。
興味が出たら、あなたも是非読んでみてくださいね。

私は、食べ物について書かれた小説が好きです。
本書は、タイトルに「カツサンド」とあるように、商店街にある老舗のパン屋さんを巡る短編(いや中編?)が4話詰まっています。
主に活躍するのは、このパン屋さんの3代目。元々はフレンチの料理人。でも、パン屋さんの創業者であるおじいさんが亡くなった後に、パン屋を継ぐことにしたので、おじいさんには認められていないと思っています。また、自分のパンということにも迷っていて、周りの人物やいろいろな出来事を経由して、自分のパンも探していくというお話です。

本書に詰められているお話の内、一番、好きなのは、タイトルにもついている「縁結びカツサンド」でした。
お父さんと3代目とで、電話で食パンに関するやり取りをするところは、少し涙ぐみました。
私がつい最近父を亡くしたせいもあるかもしれませんが。

出てくるパンはどれもおいしそうです。
久しぶりに近くのパン屋さんに行きましょうか。

以上、説那せつなでした。


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