土を踏む
多くの人が都会に住みたくなるのはなぜか。
それは暮らしやすいからだろう。
仕事がある。
交通の便がいい。
刺激的なことが多くある。
などなど。
確かに都会は便利だ。
僕も東京に出てきて、もう20年になる。
都会は憧れだったし、田舎で暮らしていた僕は、東京に出たくてしょうがなかった。
そんな僕が、娘を保育園に送った帰り道に公園に寄る。
それは、土を踏むためだ。
公園に行って土を踏むと、何かが呼び起こされる。
本来こうだったんだよな、という感覚というか。
都会で暮らしていると土を踏める場所が意外に少ないことに気づかない。
アスファルトやらなにやらで、なにかしら整備された地面を踏んでいるのがあまりに当たり前だからだ。
たまに意識して土を踏むというのは大切なのではないかと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?