中小企業診断士とは?使えない?独学合格を狙うブログ 経済学・経済政策(②消費者行動の分析)
本日は「中小企業診断士」を目指す軌跡の記事です。
※この記事からも、少しまとめかたを変えてみます。※
経済学の①企業行動の分析はこちら
「中小企業診断士 最短合格のためのスピードテキスト」では、この全体像がすでに整理されているので、勉強のスケジュールや着手順を決めるのに役立ちますね。
0.2章で学べること
・効用関数
・予算制約
・所得弾力性と価格弾力性
・代替効果と所得効果
これらの内容は経済学の範囲でもかなり基礎の基礎の位置づけになるかと思います。この時点で振り落とされないように気をつけないといけませんね。※以下、それぞれの章の簡潔なまとめです。
2.効用関数
財の消費から得られる満足度(効用)を表す関数であり、人々の選好(好み)を表現することに用いられる。効用関数:U(x,y)=xy
単調性:一方の財の消費量を一定とし、他方の財の消費量を増加させた場合に必ず効用が大きくなることが常に成り立つ。(上左図)
2.予算制約
購入可能な財の組み合わせの図示に使用される。X財とY財の価格をそれぞれPx、Pyとし、所得をmとすると予算制約式は以下のように表される。
3.需要の所得弾力性
需要の所得弾力性「η」とは、所得が1%変化したときに需要量が何%変動するかを表したもので以下式で示され、値により分類される。
4.需要の価格弾力性
需要の価格弾力性「ε」とは、価格が1%変化したときに需要量が何%変動するかを表したもので以下式で示される。
※傾きが緩やかな需要曲線ほど、需要の価格弾力性が大きいことがわかる。
5.代替効果と所得効果
価格の変化を、代替効果と所得効果の2つに分解(ツルスキー分解)することで理解を深める。
X材の価格効果:点R⇒点Tの横軸(x0⇒x2)の変化分
Y材の価格効果:点R⇒点Tの縦軸(y0⇒y2)の変化分
代替効果:両材の相対的な価格が変化することで起きる消費の変化
所得効果:両材の価格が変化し所得が変化することで起きる消費の変化
※所得効果は、財の種類によって消費量の増減が変化する。
※一方の財の価格増加のときは、増加と減少が逆になる。
☆ギッフェン財とは、①下級財②代替効果の大きさ<所得効果の大きさ
に該当する財のことを言う。下図のX財がギッフェン財となる。
2章は以上です。所得弾力性、価格弾力性、さらに財の種類による関数の動き方の違いが複雑になってきましたね。まだまだ経済学における基本となりますので注意して覚えておきましょう。
以上です。
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