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【不登校・引きこもり】見守る支援・アプローチする支援 どっちがよい?

こんにちは!今日は、昨夜開催されたオンラインセミナーについての報告と、引きこもり支援の方法についてお話ししようと思います!

昨夜、地方議員さんを交えて生きづらさ支援に議員がどう関わるかというテーマのセミナーで話をさせていただきました。

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私たち高卒支援会と、大人の引きこもり支援を行っている生き難さコンシェルジュの大橋さんがそれぞれ自分の事業内容・ポリシーを紹介するところから始まりました。

高卒支援会の支援方針と大橋さんの支援方針は正反対のもので、昨夜は良い意見交換ができました!

1.見守る支援と鍛える支援

不登校・引きこもり業界の支援方法は大きく分けると、2つです。見守る(周りが支える)形が1つ。もう1つは自律させるように支援する(鍛える、アプローチをかける)があります。

この2つ、どちらのほうがよいのでしょうか?

それぞれ見ていきましょう。

2.見守る支援について

大橋さんの方針です。引きこもりは本人でなく家族や地域が見守ってあげる・変わってあげることで救おうというものでした。訪問支援はリスクも大きく、諸刃の剣だとおっしゃっていました。

元当事者の方が支援者側にまわっている団体が多く、大多数の意見です。

東京シューレさんもこの方針の元活動されています。

3.鍛える支援について

一方我々NPO法人高卒支援会では、社会にでることを重きにおいており積極的に関わっていく(早期対応早期対処)ことをしています。

引きこもり支援については本人へのアプローチを重視し、訪問支援を行うことが基本理念です。当会では、話せば周りが変わってくれるような優しい世界はなく、社会に自分で出られる能力をつけてあげることが大事だと考えております。

こちらはマイノリティな意見になります。なぜか考えられる要因としては、不登校、引きこもり当事者は学校等の社会との接点で嫌な思いをした経験がありもう関わりたくないと思っているからです。そうしたときに、支援を拒否されることもあります。

実際この支援方法は、とてもリスキーです。そのため運営維持が難しいのです。例えば、お迎え訪問でスタッフがいく費用、復帰したあとの居場所つくり、成功できなかった際の相談者側のクレームなど、様々なハードルがあります。

4.それでもアウトリーチが必要な理由

大橋さんは訪問に行った際、包丁で刺されそうになったことがあるとお話しされていました。

大橋さんのおっしゃる通り、30代以上になると危険性が高いので訪問支援は私たちも行っていません。

また、アプローチをかける支援には様々なリスクが伴います。

それでも、私たちは訪問支援を終わらせません。

私たちは学生時代の不登校、の段階で引きこもりになることを未然に防ぐテコ入れが必要だと考えているため、中高生の引きこもりアウトリーチ支援を重視しています。

小中学生の引きこもりをいかにおこさせないか、というところまで早期に目をつけた活動をしています。

5.増加し続ける引きこもり

引きこもり数は増加の一方をたどっています。

私たちは正直、見守る支援が本当に正解ならなぜこんなに増えているのか?放置し続けていたから増えてしまったのでは?と思います。

「そろそろ、私たちのような考え方が出てきてもよいのでは」そのメンタルで、当会の支援法を声を大きくして広めていってもいいかなと考えています!

6.不登校・引きこもり現場から行政、議員にお願いしたいこと

見守る側を選択するのは実はとても簡単です。リスクがないからです。

アプローチをかける支援には上に書いたように様々なリスクが伴います。行政が、民間委託をしていただけると信用性が増します。そうなると、本来費用の問題でサービスを受けられなかった家庭まで届けられるのです。

福祉的観点だけでなく、教育的観点を交えながら行政、議員には働きかけていってほしいです。

7.支援方法を選べる社会に

勉強会でも意見が上がっていましたが、当事者たちがファミレスのメニュー表から好きな食べ物を選ぶかのように支援方法をご家庭で選べるような環境が必要だと考えています。

見守る支援とアプローチをかける支援、どっちが優れている、どっちのほうが良い、ということはないんです。当会の方針としてはポリシーをもっていますが、すべては当事者によるのです。


今回もお読みいただきありがとうございました!

ここからは当会についてのご案内です!

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をこれから始めます!ぜひ^^

当会公式youtubeチャンネルのご案内

当会はyoutubeチャンネルも運営しています!

日常・企画での生徒たちの様子、OB・OGによる不登校談義など充実の内容が数分でご覧いただけます!

ぜひ再生・チャンネル登録お願いします!


10月16日更新!
【通信制高校生がディベートに再挑戦!part2【通信制高校生の日常】】
うまくいかなかった1回目のディベート。その反省を生かし、再挑戦しました!
「男性車両を世の中につくるのは賛成か?反対か?」というテーマで、前回よりもクオリティの上がったディベートを行います!
https://www.youtube.com/watch?v=N_nXhs0ZxmU

12月1日更新!
【通信制高校】元不登校の中学生、高校生による課外活動in地域清掃ゴミ拾いボランティア
この動画は元不登校、引きこもりの生徒による課外活動の様子です。中には数か月前まで不登校や引きこもりだった中学生、高校生もいます。 生徒が幹事を務め、目的地へのルートを調べたり集金をしたりしています。 今回は地域清掃ゴミ拾いボランティアをしている掃除動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=kSg-DkAXqBA

当会会長著書のご案内


当会会長・杉浦孝宣の著書をご案内します。2019年発売の新書「不登校・ひきこもりの9割は治せる」です!当会の生徒たちが不登校・ひきこもりからいばらの道を進み社会復帰できるようになったストーリーを数多く掲載しています。杉浦の著書を読んで相談面談を申し込んだ、と言ってくださる保護者の方も多くいらっしゃいます。書店、Amazonで購入可能です。

代表本

当会のメディア掲載履歴


当会は不登校・ひきこもり支援の評判を聞きつけて下さったメディア関係の方々に日々取材を受けています。新聞、テレビ、雑誌、ラジオなど多様なメディアで紹介していただいているのですが、最新は朝日新聞さんに取材を受け11月5日に13面(私の視点)にて「中高生の引きこもり支援 行政は訪問体制を整えよ」という記事を載せていただきました!​

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当会公式サイト、ご相談のご案内


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