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私の転学ストーリー②当会出会い編

こんにちは!NPO法人高卒支援会、高校生ボランティアの井上です。私は昨年の12月頃から週に1,2回、当会でボランティアをしています。仕事は主に英会話の授業サポートです。まさかここで帰国子女の経験が生きるとは思ってもいませんでした。現在進行形で、貴重な経験をさせていただいています。

「私の転学ストーリー」、初回はこちらから。
この回では私が転学した経緯とその理由について紹介しています。



1.転学後


私は高校一年生の冬頃、通信制S高に転学しました。所属コースはネットコースで、年二回のスクーリング、年度末の単位認定試験、頑張れば1週間で終わるレポート課題をこなせば、進級あるいは卒業できます。それ以外はすべて自由です。自由時間をどう活用すればいいかわからず、生活リズムは正されることなく、昼夜逆転に近い生活を送っていました。勉強したりしなかったり、新しいことをやってみたりやってみなかったり。S高の一つの特徴といえば(また別の回で詳しくお伝えできたらなと思いますが)プログラミングやイラストなどの講座をN・S高が提供している学習アプリで閲覧できることや、様々な課外活動の機会が提供されていることです(やるかやらないかは自分次第ですが)。
通信制に転学して心は軽くなったものの、何をすればいいのかわからない状態で家にいるばかりでは、生活リズムや精神面の改善はあまり期待できませんでした。とにかく心の波が激しかったです。二年生に上がって最初の一カ月くらいは、新しいレポート課題を終わらせるため活動的になります。それが終わるとやることがなくなりダラダラし始めます。「そろそろ大学受験の勉強しないとな」と思い、また少しギアを上げようとしますが、家で独学となるとなかなか続かない。三日も続きませんでした。そして、ダラダラモードに戻ってしまいます。ダラダラモード時は何も活動していない状態なので、うだうだと色々なことを考えていました。その時から「自分を変えたい」とは思っていたのですが、どうしてもダラダラしてしまうので、「なんで自分はこうなんだ」と自己嫌悪に陥りました。この状態は夏まで続いてしまいます。

2.高2・夏~秋


そんな中、7月にS高の本校スクーリングがありました。茨城にあるキャンパスで授業を受けました。体育館が今まで通ったどの学校よりも広かったです。当会について知ったのはその帰りでした。駅の書店をぶらぶらしていたら、偶然当会の著書「不登校・ひきこもり急増 コロナショックの支援の現場から」を発見。もともと心理学に興味があったので、それにまつわる書籍を探しているところでした。自分が不登校になったこともあり、自然とその本に手を伸ばしました。

本を読んで、当会のインターン・ボランティアについて知りました。自分を変えたいと思っていたのでやってみたいと思いましたが、自分には役に立てるような特技や強み、引きこもり経験がないので無理だと思いました。そしてそのまま、転学後の状態を秋までひきずってしまいました。つまり何も変わらなかったということです。

もはや自分ではどうにもすることができません。でもどうにかしたいと、転学してから10か月になってやっと親に伝えました。S高の通学コースに変更するのはどうかと親は提案してくれましたが、なぜか抵抗がありました。学費が高いからか、一度近くのキャンパスを見学したのですが、通いたいという実感があまり得られなかったのか...自分でもよくわかりません。
しかし、悶々と悩んでいても時間の無駄だと思い、今後どうすれば現状を脱することができるか、毎日のように母に相談しました。すると、いつしか当会が話題に出てきて(私がこんな本があったよ、と前から両親に紹介していました)、ここに通ってみたらどうか?ということになり、母が三者面談を申し込んでくれました。

3.当会体験入学・その後

面談では、「自分を変えたい」「両親に迷惑をかけたくない」「でもこのままでは将来が不安」など、自分が相談したいことを涙ながらに説明しました。その後、当会に体験入学してみようということになり、3日間、水道橋校に通ってみました。初日はスタッフの竹村さんと大学生インターンが近くにいてくださって、あまり緊張せずに済みました。大学調べをしたり、少しだけ勉強したりしました。二日目は、今サポートしている英会話の先生がボランティアとしていらっしゃったので、体験入学生ながら通訳をしました(難しかったです)。三日目は慣れて来たので、朝登校して終わりまでずっと勉強していました。そして四日目(体験入学期間は三日でしたが)女子生徒WelcomeDayが開催されるとのことで、午後のみ校舎に登校しました。

この三日間で気づいたこと。朝は起きられたし、落ち着いて勉強できたし、なんと通訳までしてしまったし…「あれ、私意外と大丈夫だ。」というのが率直な感想でした。竹村さんも同じ意見で、当会に通ってもいいし、通わなくてもおそらく大丈夫だろうという結論に達しましたが、この三日間を通じて、私はこう思いました。
「このまま外に出る回数を増やして、徐々に外の世界の耐性を付ければ、自分の将来はある程度安心できるものになるのでは?」「では頑張ってみてもいいのかもしれない。とりあえず大学に行きたいから塾を探してみようかな。」と、以前より前向きに考えることができるようになりました。たかが三日間、されど三日間です。私の人生の転換点なのでは?とすら思っています。

さて、当会に通うことにしたのかどうかですが、最終的に通わずに予備校を探して、そこに通うことにしました。しかし、これで当会と関係を断つのは少しもったいないなと感じ、ボランティアができないかと聞いてみました。そして、ボランティアとして当会に携われることになったのです。できる仕事は少ないですが、非常に貴重な経験をさせていただいています。当会の著書に出会えたあの偶然に、そして何より当会の存在に感謝しています。




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