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ディベートのスキルが必要ないってどういうこと?~人を説得する五原則~

こんにちは。
今回のテーマは「人を説得する十二原則」です。
D・カーネギーの『人を動かす』を読んで、僕自身とっても勉強になったので、各パートに分けて、皆さんにも少しでもお伝えできればいいと思い書かせていただきます!

ただ「十二原則もながいなぁ」って思う方もいるかもしれません。僕なら長くて読めません。笑 そこで今回はこれだけは紹介したい!と思った5つを紹介したいと思います。
より詳しく知りたい方はぜひ本を読んでみてください!

相手と話をしていてうまく自分の意見を伝えられない、相手は自分が伝えたいことを「本当に理解してくれているかな?」と思っている方に少しでもお役に立てれば嬉しいです!

じゃあ友達に自分の考えを伝え、上手くコミュニケーションをとるにはどうすれば良いでしょうか。本日はその五原則をお伝えします!

人を説得する十二原則


①議論をさける


「議論をしてはいけない」これは僕にとってはかなり驚きでした。ディスカッションやディベートのスキルは社会人にとって必要なスキルだと思っていました。ですが、通常双方が正しいと思う意見を主張し合っても、結局議論は双方の意見をますます正しいと確信させて終わるものだそうです。


じゃあどうすれば良いのか。こんな時は、自分に質問を向けてみるのがいいとのことでした!

相手のほうが正しいのではないか?相手の主張に正当性、長所はないか?私が反論しなかったらこの論争は収まるか?この難問はむしろチャンスではないのか?
議論の結果お互いの距離が離れてしまうより、相手の意見を理解しようと努め、相手の意見の重要性を認めてあげる方がよりお互いの関係値を良くするのだそうです!
関係値を良くすることもそうですが、お互いの意見をミックスしたら、いいとこどりしたより良い意見が生ますよね!

リンカーンはある時、喧嘩をしている将校に言った言葉があります。
「向上心のあるものは喧嘩をする暇がない。もし喧嘩で不機嫌になり自制心が無くなれば、元も子もない。五分の理しかない場合、「どんなに重要な事」でも相手にゆずるべき。細道で犬に出会ったら、権利を主張して噛まれるより、道を譲ったほうが賢明である。犬を殺したとしても噛まれた傷は治らない。」

「議論をさけ相手の意見に耳を傾ける」これだけ覚えていってください!!

②誤りを指摘しない


そもそもなんで相手の間違いを指摘すると思いますか?間違いを指摘することは相手に突然殴りかかることに等しいのだそうです。
そんなことをしたら相手はもちろん抵抗してきてしまいます。
これでは相手の考えを変えることは不可能です。
もし人を説得したければ、相手に気付かれないように巧妙にやるべきとのことでした。

僕の周りでこんな出来事がありました。
服好きの友達Aと服に関心があまりないBと僕で大学の帰り道にAが最近買った洋服の自慢をしていました。しかしAの服はオシャレでしたがAには絶妙に似合っていなかったんですね。笑 
B「お前の服装はダサい。服を良く知らない俺でもそのくらいはわかるよ。Aはもっと別のジャンルが似合うと思う。」

こんなことを言われたらAはどうなると思いますか?
もちろんAは怒ってそのあと少し口論になってしまいました。正そうと思って提案しただけのBでしたが、結果的にAを傷付けてしまったのです。
これでは相手は反発してしまいますよね。

ではどうすれば良いのか?相手に感づかれないように言うべきだったんだ思います。
B「僕は服に関してあまり詳しくない。今のAの服装は似合っているけど、別のジャンルにも挑戦してみたら?むしろ別のジャンルのほうがAはカッコいいと思うよ。」

相手を指摘せずに話すだけで、Aの反応は全く別のものになると思いませんか?
相手が誰であろうと口論をしてはいけません。相手の間違いを指摘して怒らすようなことはせず、いささか外交的手段を用いようとすることが大切です。

「相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない」これだけ覚えていってください!

③誤りを認める


自分がミスをしたときあなたは素直に誤りを認められますか?
素直に自分の誤りを認めることはとても勇気が必要ですが、素直に誤りを認めたことによる効果は絶大なんだそうです。


国民的アニメ「サザエさん」でよくテストの点が悪いカツオが波平に怒られるシーンよく見ますよね。大抵の場合、カツオがテスト結果を隠してたのがバレて怒られますよね。でもたまにカツオが自ら波平に謝りに行くシーンがあります。その時波平は「次頑張ればよろしい」と怒らないことがほとんどなんです!

これはアニメの世界だけではないのです。
会社員Aは間違って病気で休んでいる従業員に給与を全額払ってしまった。
従業員にも生活があるため、返済は少し待ってほしいと言われた。この場合部長に話をしなければならない。部長のカミナリが落ちるのは当たり前だが腹を括って話に行ったところ、
「よろしい。君のミスだ。君の責任で処理したまえ。」
部長はこのこと以来、Aにいっそう目をかけてくれるようになったそうです。
責任逃れをせず、勇気をもって誤りを認めることは、問題解決もスムーズに行えます。
それだけでなく関係値までもよくしてくれたのです。

今後僕は、自分が正しい時は相手を優しく巧妙に説得し、自分が間違っているときは速やかに認めるようにしようと思います。
難しいことかもしれませんが、うまくやれば、結果的に苦しい言い訳をするよりも気持ちが楽になるそうです。

「自分の誤りをただちに快く認める」これだけ覚えていってください!

④おだやかに話す


腹が立った時に相手につい感情に任せてガミガミ言ってしまったことが少なからずあるんじゃないかと思います。でもそうすると、相手はけんか腰でこられたことに対して、気持ちよく思い通りに動いてくれるでしょうか?

相手の心が反抗に満ちているときはどんなに正論を並べても説得できないそうです。ですが、優しい打ち解けた態度で話し合えば相手の心を自然と変えることができるのだそうです。

面白い話があります。
1人の男性Aが部屋代を安くしてもらおうと頑固者の家主に話をしに行きました。
今まで家主に交渉しに行った人で成功した人はいませんでした。
そこでAは家賃が高いと最初から言い出さずに、家主に心から好意を示したのです。家主も今までそのような歓迎をされたことがなく、たちまち自分の話をし始めたのです。
最後には「あなたのように話の分かる人がいてくださると、本当にありがたいです。」
と言って、Aが何も言いださないうちに家賃を安くすることを承諾してくれたのです。

頭ごなしに「安くしろ」というのではなく、おだやかに話すことで相手の意見を変えてしまったのです。

リンカーンの名言で
「1ガロンの苦汁よりも一滴の蜂蜜を用いたほうが多くの蠅が取れる」とあります。
もし相手を自分の意見に賛成させたければ、まず自分が味方だとわからせることです。これこそ人の心をとらえる一滴の蜂蜜になるのです。

「おだやかに話す」これだけ覚えていってください!

⑤“イエス”と答えられる質問を選ぶ


人と話すときに、相手と異なる意見をはじめに取り上げてはいけません。なぜなら、相手に一度“ノー”と言わせてしまうと、それを変えることは非常に難しいことなんだそうです!
逆に、相手に“イエス“と言わせれば言わせるほど、こちらの思うところに引っ張ることが簡単になるそうです。

興味深い話が1つあります。
Aが預金口座を開くために用紙に記入していました。しかし必要な質問に答えてくれませんでした。ここで銀行の希望ではなく、お客様の希望について“イエス”と言わせるように試みました。
銀行員「Aに万が一のことがあったらどうなさいますか?法的にAの一番近い親族に受け取るようにしたくありませんか?」
Aはイエスと答えました。
銀行員「その場合、迅速に対応ができますように近親者の名前をうかがっておくほうがいいと思いませんか?」
Aはイエスと答えました。

Aのための質問だとわかると喜んで答えてくれたのです。Aははじめの問題を忘れ、こちらの思うままになったのは初めに“イエス”と言わせたからなのです!

相手がイエスを言わざるを得ない質問を繰り返すと、相手はいつの間にか最初に否定していた質問にも“イエス”と答えてしまうのです。

僕はこれから“イエス”しか相手に言わせません!そうする事で、相手が自ら“ノー”を“イエス”と言ってしまう、そんなセールストークを心掛けていこうと思います!


「相手が“イエス”と答える質問を選ぶ」これだけ覚えていってください!

人を説得する十二原則
①議論をさける
②誤りを指摘しない
③誤りを認める
④おだやかに話す
⑤“イエス”と答えられる質問を選ぶ

⑥しゃべらせる
⑦思いつかせる
⑧人の身になる
⑨同情を持つ
⑩美しい心情に呼びかける
⑪演出を考える
⑫対抗意識を刺激する

最後まで読んでいただきありがとうございました。5つだけの紹介でしたが気になる方はぜひ本を手に取って読んでみてください!
今回もたくさんの発見があったので、皆さんに最後まで読んでいただきお伝え出来たのであれば幸いです!ありがとうございます!
早速僕は明日から実践してみようと思います!

今後もたくさんの本を読み、少しでも皆さんのためになりそうなことはお伝えしていきたいと思いますので、これからの投稿に少しでも期待していただけたら幸いです!

よろしくお願いいたします!


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