営利企業こそ、「社会課題の解決」に真正面から取り組むべきではないか。
プロボノの活動を通じて、もうひとつ感じた事があります。
※感じたことのひとつ目はこちら参照ください。
それが、タイトルに記した事です。
プロボノの活動を始める前に、営利企業と非営利組織(NPO)の違いの解説がありました。
得た利益の使い道が違うと。
がしかし、そもそも利益の使い方以前の話として、企業の存在目的は本来「世のため人のため」にあるはずです。
「世のため人のため」、それを「事業」として行っているのが営利企業と言う位置付けになるかと思いますが、近年の企業(特に大企業)は「事業」、つまり「金儲け」を行うこと自体が目的となっていると思えてなりません。
自分自身が大企業で働く者として、そう強く感じます。
経営トップが発信するメッセージから、日々回っている現場のオペレーションまで、そのほとんどが数字で語られます。
売上、利益、経費、シェア、出荷台数、、、。
営利企業の成果を測る指標として、数字による評価や管理は避けられませんし、それを否定するつもりもありません。
ただ、余りにも数字偏重になり過ぎてはいないか。
それを問いたいのです。
かの松下幸之助が「企業は社会の公器である」という考えを示しました。
詳しくは、パナソニックさんのサイトをご覧いたければと思いますが、パナソニックに限らず、全ての企業は、この世の中に存在する意味や意義があるはずです。
それを完全に忘れてしまってはいないか。
結果(数字)を出す事が全ての最優先事項となり、そこで勤める社員が数字に追われるあまり、人の心をも無くしてしまっている。
その結果が、あらゆるハラスメント問題や過労死、自殺、メンタルの問題、或いは組織ぐるみの不正に繋がってしまっているように思えてなりません。
つい最近、パワハラ被害を受けた者として、この状態をどうにかしたい、私のような憂き目にあう者はこれ以上出してはいけないと、切に思います。
会社の為に、身を滅ぼすなんて事は、本来はあってはなりません。
それを、私はあらゆるところで訴えていきます。
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