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大学を卒業しました。今はVancouverにいます。

大学を卒業してしまいました。今も語学学校の学生なので、正直実感がわいていません。笑
今回の note では大学の4年間を簡単に振り返る&近況報告をしたいと思います。(本当は日本でしっかりとこの note を書いてから Vancouver に行こうと思っていましたが、バタバタしていて書けませんでした。残念。)


浪人が終わって色んなことに挑戦しようとがむしゃらだった1年生

元々好奇心が旺盛なので、大学に入ったらいろんなことにチャレンジするぞ と意気込んでいました。縁もゆかりもない愛知という場所で、一人暮らしというすべてが自分にとって新しい環境でワクワクしていたことを覚えています。
自分の興味・関心の分野を学んでいたので&家が近くてしっかり睡眠時間を取れたので、(高校時代には基本的に授業中に寝ていた自分でも)集中して受講していました。受験勉強ではなく、知らないこと/知りたいことを学ぶのって楽しいなって思いました。(振り返ると環境って本当に大切だなという学びがあるなあ。)

~特別支援教育関係のこと~
・肢体不自由(5泊6日という超過酷スケジュールの合宿。ヘルパーの資格取得。電動と手動の車いすに初めて乗ってみた。ボランティアで脳性麻痺の人の生活介助した。)
・発達障害、知的障害(1泊2日のキャンプ。めちゃ虫が多かった。カオスを経験した。日帰りのお出かけ企画に参加した。)
・聴覚障害(3泊4日の合宿企画のスタッフをしてひたすら手話してた。)
・視覚障害(全盲や low vison の人が参加する1日企画のスタッフ。ブラインドサッカーもしたなあ。元日本代表の人に会ってボールもらった。)

特に聴覚障害領域の企画は ”『共生を考える場。』企画。" といって、「共生社会」という言葉に初めて出会った機会です。この企画でスタッフをした経験が無ければ今の自分はないと言い切れます。
この企画を通して、自分のゴールが「インクルーシブ教育」という実態の伴っていないただの言葉(当時の自分にとって)から、「共生社会」へと変化したのを覚えています。(特に聴覚障害領域に関しての共生社会。)

そんなこんなで持ち前の調子の良さ(今は持ち合わせていないかもしれない。いや、多分それを出すのが怖い。誰かを傷つけてしまうリスクがあることを知ったから。)とノリと勢い、たびたび訪れるセンチメンタルで生きていました。
当然できないことが沢山あったので2年生はもっといろんなことにチャレンジしようと決めました。それと先生になるか迷い始めた時期でもあります。(多分)


後輩ができて車も持ち色んなところに出かけながら楽しみながら特支の活動に明け暮れた2年生

運転が好き×2年生になったので後輩ができる×先輩の話すのは苦手だけど後輩と話すのは大好き=無限に行動します。たくさん遊びます。
後輩を連れまわしてラーメン食べたり、スタバ飲んだりしました。部活では配車を担当していたのでたくさん運転しました。富士急やUSJにも車で行ったなあ。
そして絶賛モラトリアム中でしたので、しばしば授業に足が向かなくなることがありました。「自分は将来何がしたいんだろう、何が自分にできるんだろう、どんな選択肢があるんだろう」など、暇な時間ができるとそんなことを考えてしまうので、そんな不安を払拭するためにもたくさん行動しました。 
周りからはその姿を見て「すごいね」と言ってもらえるのですが、その言葉を素直に受け取れなかったり、言ってもらうことで承認欲求を満たしたりする、心身ともに非常にアンバランスな時期だったと思います。自分の将来への見通しのもてなさによる不安ですね。見通し大切。

~特別支援関係のこと~
・肢体不自由(5泊6日の合宿へ懲りずに再度参加。ヘルパーのバイトをしっかり始める。)
・発達障害、知的障害(デイキャンプ。いろんなことが変化していくと知った。日帰りのお出かけ企画に参加した。難しさを感じた。プレイセラピーもカンファレンスだけ参加。)
・聴覚障害(夏のキャンプ(3泊4日)のスタッフ。キャンプファイヤーで叫んでた。再度3泊4日の合宿企画のスタッフ。だけどコロナで本番は中止。悲しかった。)
・視覚障害(全盲や low vison の人が参加する2日3日企画のスタッフ。天むすの帽子(?)被りました。笑)

自分に自信をつけるため、承認欲求をみたすため、自分の可能性を広げるため、将来的に必要だと思ったため、
などの様々な理由がありますが、一通り特別支援関係のボランティアは網羅しました。(8月は毎日合宿付けだった。洗濯物洗って乾かすのが大変。笑)

宿題はぎりぎりに提出するタイプの人間なので、もちろん考えるべきことは終わっていません。
さてここで2つの問題が発生。専門領域と将来の話。どうしよう。専門領域は先生のところに訪問して、最終的に相性で決まりました。結果的には良かったかなと思います。
将来のことは分かりません。とりあえず3年生になったらインターンシップや学外の活動など、就職活動に関することに本腰を入れていきましょう。そう思った矢先にコロナの影が迫ります。。。(最初の大きな影響は、授業で海外に行くプログラムが全て中止。)


新型コロナウイルスの影響で先が見えない不安に駆られながらもオンラインで活動をたくさんした3年生

いよいよ3年生になりました。学科のボランティア活動では幹部的な役割を担い、全体をコーディネイトして、部活では最後の大会に向けてスタメン獲得へと頑張り、インターンシップなど、学外の活動を頑張ろうと思っていた矢先、全てが中止になりました。そう、新型コロナウイルスです。
当初は実感がわいていませんでしたが、あらゆる活動がオンラインになり、外で見かける人々はみなマスクをして、手を何度も洗い、消毒液は携帯するようになりました。Instagramのストーリーで外に出かけている人を見るとなんで自分は家の中にいるんだろう、そんな風に感じていたことを覚えています。(変に正義感があるので、若干自宅警察のようになっていたこともあります。)
しかし、頑張ってポジティブに捉えた面もあり(そう思えるのは特権があるからですね。)、オンラインでの活動は今後社会で普通の選択肢になるだろうから今のうちに慣れておこう、新しいことが好きだからGoogle meet や zoom 、teams などを活用しよう、オンラインでできること、今だから出来ることを探そうと動き始めました。
学生団体での活動×2、大学でのサークルの設立(後輩が引き継いで頑張っているのでよければ応援してください。)、オンラインでのインターンシップ、外部の学生団体や社会人が主催している教育関係・教育関係以外の活動への参加、Twitter での発信活動、毎年行っていた学内のボランティア活動をオンライン開催、普段の大学の授業、(なぜか増やした)バイトなどをしていました。たくさんやろうと思ったのには2つ理由があって、1つは自分が何個までのタスクであれば同時に持つことができるのかを知りたかったから(自分の尊敬する人の働き方を見て憧れがあったのと、自分のしたいことをすべてしようとするとそれぐらいする必要があると感じていたから。)、もう1つは何かをしていないと不安だったから(多分コロナという目に見えないものへの不安と区別ができなくなっていた)です。

~特別支援関係のこと~
・肢体不自由(5泊6日の合宿は完全に密になるので中止。月1の活動も中止。ヘルパーバイトのシフトが増える。)
・発達障害、知的障害(多分すべてが中止。)
・聴覚障害(夏のキャンプが中止になったので zoom を使って別の企画を考えた。頑張った。)
・視覚障害(多分何もできていない。)

予想外のコロナという事態にも何とか対応しながら、その時できることを自分なりに探しながら頑張ることができたと思います。多分ものすごく自己分析を初めてした時期だと思います。
また、1年間頑張って活動していく中で様々な人と関わりを持つことができ、自分の可能性や視野が広がり、教師をファーストキャリアにすることが選択肢からなくなり始めます。就活の開始です。


最高学年の立場になり後輩との関わり方に悩みながらも今できることを最大限やりながら共生社会の実現のために新たな環境に足を伸ばした4年生

とうとう4年生になりました。本当に時の流れは早いと毎日思っていました。(今も思ってる。)自分のことで手一杯なのにもかかわらずお得意のお節介を焼く(共生社会の実現のために必要であると思い行動していました。あとは純粋にできることしようという気持ち。)ので、後輩とどんどん積極的に関わるようになります。
一方で年下の人と関わることの難しさを強く感じるようになります。年の差があるだけで発言に特権が生まれ、自分の発言に思ったより影響力があることを知り(先輩が後輩に何かを言うこと。自分はただ言ったぐらいの気持ちなのに、後輩にとっては判断する際の重要事項になってしまったことも。)、発言すること・後輩と関わることの怖さを感じます。(個人的には今も"教育”が怖い。)
それでもやらないよりやる方がまし、やって後悔しようと何度も自分を鼓舞して出来ることは基本的にしてきたつもりです。卒業式の日にとある先生から「後悔はある?」と質問されて、「ないです」ってきっぱり言い切れたのは個人的に成長できたなあと感じた瞬間でした。

~特別支援関係のこと~
・肢体不自由(5泊6日の合宿は今年も中止。残念。一方で月1の活動は少しずつするようになってきて、無事に最後を迎えることができました。他領域ながら4年間継続したのは一つの自慢です。えっへん。ヘルパーバイトは楽しかったです。海や福岡に行ったしなんなら引っ越し作業をしたことも笑)
・発達障害、知的障害(プレイセラピーは定期的にあってたそうですが、参加してなかったです。予定が合わなかった)
・聴覚障害(夏のキャンプは結局中止でしたが、その前のリハまでは後輩がやりきっていて、頼もしさを感じました。ちょいちょい手話教室開いてた。)
・視覚障害(自分は何もできてないですね。授業だけです。でも好きな分野だなあ。てか特支の全領域が関心の範疇です。)

4年間を振り返って、特別支援関係のボランティアや活動については本当に頑張った・やり切ったなあと思います。もちろんその時々での反省はありますが、チャレンジして生まれた反省なので後悔はないです。4年前に前期試験で落ちて、運よく後期試験で受かって、本当に良かった。特別支援学科の仲間、教授、諸々の関係する人たちに出会えてよかったと心から思います。感謝です。

それとタイトルにも書いているように「共生社会の実現」のために新たな環境にもチャレンジし始めました。ちょっと前の note にも書いてありますが、NPO法人抱樸の新年炊き出しへの参加や一般社団法人ハッシャダイソーシャルの高校生向けプログラムの大学生サポーターなどをしました。
新しい環境はいいですね。新たな発見があり、自分がさらに成長するために必要なものが見えてきました。

学内・学外共に、本当にたくさんの人に支えられて過ごすことができました。本当に感謝しています。ありがとうございます。今後も引き続きよろしくお願いいたします。


近況報告。

さて、今私は Vancouver で語学留学をしています。自分が伝えそびれて?マークが頭に浮かんだ方は下記を参照してください。

こちらに来てから11日が経過しました。幸いなことに時差ぼけは一切なく、ひたすらにいろんなところに出かけて行って、どんどん話しかけて、英語力を上げるため、いろんな国の友達を作るため、自分のビジョンに向き合うために行動できていると思います。
最近ホストマザーとは、1回聞き返せばコミュニケーションが成立するようになりました。また、自然に Hi, Hello などの言葉が出るようになってきました。一方で英語で話すこと・主張することの難しさ、自分の言いたいことが正確に伝わらないことのもどかしさなどを感じています。

カナダで過ごしていて感じている2つのトピックについて書いて終わりにします。(ここまですでにかなり長い笑)
2つとも自分のビジョンに関係あります。

1つ目はマイノリティを実感していること。
カナダは公用語が英語とフランス語なので、もちろん普段の会話は全てが英語です。(ですが Vancouver は留学生がかなり多いので街中を歩いていると日本語や中国語、ポルトガル語が聞こえてきます。)
上記しましたが、自分の言いたいことが伝わらない、相手が何を言ってるのか分からない、会話時の文化が違うので上手く会話に参加できない、などがあります。同じ空間に居ながら疎外感を感じるのって本当に悲しいです。
頑張って何度か聞き返したり、話を続けたりしようとするのですが、何度も聞き返すことや単語を調べることは時間がかかります。正直話す意欲がそがれます。(自分の場合は集中力が切れたり、疲れたりすると顔に出やすいので本当に大変。笑)
ろう者の中に混じって手話べりするのとはまた違う難しさを感じています。(はっきり意見を言うのは似てるけど、ろう者と話すときは、日本人の察する文化もあると思う。)
最近悲しかったことはホストファザーと息子(多分)と孫でトランプゲームをしていて、全然ルールが分からないまましていたこと。(最初にすべて理解してから始めるのではなく、する中で徐々にわかっていくけど、それでもわからんかった。そして話すスピード早くて聞き取れなかった。&疲れていて全然理解できんかった。)
楽しいはずのトランプゲームがこんなにも苦痛なんて初めての経験でした。笑

2つ目はホームレス問題について。
先日ツイートしたのですが、Vancouver で本当によくホームレスを見かけるし、声をかけられます。彼ら・彼女らの多くはドラッグをしています。ですが、今のところ危険な目には合っていません。


自分の関心や今後していきたいことの中に生活困窮者の支援をすることも含まれています。ですが、多くの人がホームレスは危険だから近づくなと言い、話している時に話のネタとして単語を使用します。(差別的な意味合いや比喩として使われることも。)
自分が勉強不足なのは百も承知ですが、その雰囲気は自分には耐えられません。自分に何ができるか、自分はどうしたいかを今一度考えさせられています。(ちょっと調べたら、カナダではホームレス支援体制がある程度整っているらしい。)


ここまでたくさん書いてきましたが、バスについてから日本人の多さまでたくさん気付くこと、考えることがあります。
日々に感謝をしながら、自分の好奇心・探究心に素直になりながら、楽しみながら毎日チャレンジをしたいと思います。

See u next time, Have a good day!

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