伊丹市昆虫館&箕面公園昆虫館「魅惑のいもむし・けむし展」行ってきましたレポ/後編
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伊丹市昆虫館&箕面公園昆虫館「魅惑のいもむし・けむし展」行ってきましたレポ/後編

イモムシ画家・桃山鈴子さんと訪問した「魅惑のいもむし・けむし展」。後編は箕面昆虫館へ!

前編に引き続き、昆虫エクスプローラ管理人の川邊透さんのご案内で箕面へやってきました。箕面駅から箕面公園昆虫館へのルートは徒歩のみ。車や自転車は入れない、国定公園の一部です。通称「滝道」はとても気持ちのいい道!

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坂道を登っていくと突然、大粒の雨が!
親切にも「どうぞお入りください」と招き入れてくださったお屋敷の風情が素敵すぎました。

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↑大正15年築のお屋敷は「音羽山荘」という旅館兼お食事処。結婚式のご利用も多いようです。しばしの雨宿りのあと、傘まで貸していただきました。ありがとうございました!

だんだん小降りになってきた雨の中、箕面公園昆虫館に到着。
チョウ飼育担当スタッフのhiroさんこと山本紘子さんが迎えてくれました。
伊丹に前畑さんあれば、箕面にこの人あり。関西いもむし界の二大巨頭に同じ日にお会いできた!

↓川邊透さん撮影

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↓川邊透さん撮影

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展示しているいもむし・けむしに対する山本さんの手書きコメントがいちいちツボでした。

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アケビコノハのパネルに至っては、ほぼ個人的な思いで埋めつくされて…

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興味深い展示も充実してます! 脱皮するごとにフェイスも更新されていく頭部のぬけがらコレクションや、成虫になるまでのいもむしのうんちコレクションも。

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そしてもちろんアケビコノハのベンチで記念撮影(撮影&合成byミチイトさん)

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なお、このアケビコノハベンチは7/24から8/29(2021年)まで丹波市の氷上回廊水分れフィールドミュージアムに出張しています。

ここで、両昆虫館で活躍中の「座れるいもむし」いもむしベンチ開発の流れについて、オンラインイベント「箕面 VS. 伊丹 スタッフが語るいもむし・けむしの魅力」でのお話が面白かったので勝手にまとめておきます。

まず2018年、伊丹市昆虫館にナミアゲハとアオスジアゲハのいもむしベンチがデビュー。いもむしの体の説明に使えるリアルな造形と安全性を両立させたベンチはお客様にも業界筋にも大好評!
これを見た箕面公園昆虫館は「うちもいもむしベンチを召喚したい。しかし同じアゲハでは面白くない」と、まさかのアケビコノハを採用。2021年春の「魅惑のいも・けむ展」に合わせて、驚くべきアバンギャルドなベンチをぶつけてきました。
この攻めの姿勢を見た伊丹市昆虫館は「うちも負けてらんない」とメラメラと対抗心を燃やし、2021年8月から始まる特別展「擬態〜自然のだまし絵」に合わせて、スミナガシの幼虫をベンチ化! 座りやすそうだけどマニアックだなあ〜。
両館のいもむしベンチは「アイデアルデザイン」という制作会社のディレクターと造形作家との共同開発によるもの。造形や塗装を行う作家さんたちも、モデルとなるいもむしが難しければ難しいほど燃えてくれるそうです。

駆け足でしたが、伊丹&箕面の共同開催「魅惑のいもむし・けむし展」楽しませていただきました!
オンラインイベントで伊丹市昆虫館の館長さんがおっしゃっていたことですが、「普通の虫の展示なら、初日から最終日までずっと展示できるんですよ。でもいもむし・けむしは会期中にどんどん変わっていって卒業していくので、次から次へとスカウトしてこなくちゃならない」。
そうなんですよね。彼らの時間は成虫とは違う速度で回っている。長い会期の間、刻々と齢を重ねいく幼虫を見守り、新しい個体を投入し、いもむし・けむしの生きる姿を見せてくれる両昆虫館の方々、ありがとうございます!

ふだんから幼虫を飼育しながら絵を描いている桃山さんも、これだけ多種のいもむし・けむしを見たのは初めて。前畑さんや山本さんに、飼育のコツを質問していました。いもむしの標本を見て、私も新たな夢が湧いてきました。

伊丹市昆虫館の前畑さん、箕面公園昆虫館の山本さん、ご案内してくださった川邊さん、ありがとうございました!

↓箕面公園昆虫館に建てられている虫塚碑。レリーフに虫たちへの愛とリスペクトを感じます。

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 「魅惑のいもむし・けむし展」
2021年8月31日まで箕面公園昆虫館で開催中!
涼しげな滝道のハイキング。手すりの虫も楽しみながらどうぞ! 伊丹市昆虫館のいも・けむ展は7/19に終了しましたが、丹波市の氷上回廊水分れフィールドミュージアムでいも・けむ展の出張展示しています。
「擬態〜自然のだまし絵」
2021年10月4日まで伊丹市昆虫館で開催中!
初公開、スミナガシのいもむしベンチにも注目です!

開館期間や入館者制限など、今後の状況によって変更の可能性がありますのでご注意ください。

最後に宣伝です。いもむし・けむしの魅力が詰まった美しいアートブック、桃山鈴子『わたしはイモムシ』(工作舎刊)は全国の本屋さんやネット書店で発売中です。日本語・英語併記の本なので外国のお友達へのプレゼントにもどうぞ〜


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