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vol.5 神は細部に宿る。夜空のように美しいセスジスズメのイモムシを作画中

先日、作品集に載せるイモムシ原画をたくさん持って、桃山鈴子さんが工作舎を訪ねてくれました。
本のデザインダミーをお見せして、実際のサイズ感や文章の入れ方などあれこれ打ち合わせ。もうすぐ全ページの初校ができあがります。

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さて、桃山さんはいま新作のセスジスズメの仕上げにとりかかっています。
夏の間に描きかけて中断していましたが、秋から冬になりかけたこの季節に、桃山さんの前に突然終齢幼虫がやってきてくれたそうです。

季節外れの出会いに喜びのレポート、ぜひ拡大してお読みください。

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セスジスズメは、成虫になるとシュッとした渋いデザインですが、幼虫時代は体の左右の側面に丸い眼のような紋が並んでいるのが目を引きます。
↓桃山さんが飼育中のセスジスズメの幼虫です。

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↓ぷにぷにのボディと腹脚。たしかにオットセイみたいです。

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↓こちらが制作中のセスジスズメのイモムシ画です。妖しくも美しい作品になりそうです。

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この絵が完成するころには、セスジスズメのイモムシは蛹になって羽化を待っていることでしょう。

作品集には、このセスジスズメも含めて約70点の作品を収録予定です。
zineや個展では未発表の作品もありますのでお楽しみに。

桃山鈴子さんプロフィール
東京生まれ。虫の飼育は小学生時代から。大学時代に生物学の授業で顕微鏡を使った観察スケッチを学んだことが絵の原点に。理系と文系、自然科学とアートの境界を自由に飛び回る表現を志している。
イラストレーション青山塾ベーシック科21期。NPO法人日本アンリ・ファーブル会会員。日本蛾類学会会員。ペンスチ所属。
HBギャラリーファイルコンペvol.29藤枝リュウジ賞
ギャラリーハウスMAYA装画コンペvol.19準グランプリ
Society of Illustrators-Illustrators 62入選
初めての作品集を工作舎から2021年春発行予定

桃山鈴子さんのイモムシグッズが購入できるページはこちら↓


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