アサクリ弥助問題の今後/「史上最低の副大統領」カマラ・ハリスはどのような外交政策を取るか/踏切で電車にワクワクする子供たちを見て心が洗われる

7月25日(木)曇り

今朝の最低気温は20.8度。酷暑はようやくひと段落した感がある。今日の最高気温の予想も29度。ありがたい。

昨日は午前中松本の整体に行き、体を見てもらう。自分としてはそれなりに調子が良いつもりだったが、頭と目を使い過ぎとのこと。帰りに市内に出て丸善によって本を探すが「ヒルビリー・エレジー」もアイデンティティ政治関係の本も見つからず。探していてアンナ・ハレントの「全体主義の起源」はやはり読んだほうがいい気がしてきた。まだ手をつける余裕はないが。現代のアイデンティティ政治の起源はナチスの全体主義とそれに対抗した連合国側の戦犯裁判(極東およびニュルンベルク)だという仮説を私は持っているのだけれども、同じ匂いを感じる。英語Wikipediaを見るといわゆるマイノリティの運動だけでなくナショナリズム的な運動も取り上げられていて、大体そういう感じでいいのかなという気はしている。

スーパーで昼食の買い物をし、高速で地元に戻る。岡谷ジャンクション手前の高架橋の工事のため渋滞が発生していたが、普段なら手前の岡谷インターまでは空いているのだけど、昨日はトンネルの中からもう渋滞になっていたのは、夏休みで他県車が多いせいかもしれない。まあそういうことがあるので観光とかインバウンドというものに私は基本的に賛成できない立場なのだけど、なかなかそういう声は届かないなと思う。

図書館で「ブラジルを知るための40章」みたいな本を借りようと思ったが、「ブラジルの歴史を知るための50章」しかなかった。歴史の本はまだ探しやすいのだけど、ブラジルの現状みたいなものを書いた本というのはあまり見当たらないのだよなあ。私の視点は元々歴史的な観点に偏りがちなので、歴史と銘打たない本を読んでみようと思ったのだが、それでもカーニバルのブラジル性とかそういうテーマの章もあるのでとりあえず借りてみることにした。さてどんなものか。

家に帰って食事をするとなんだか体調がおかしい。整体を受けた後は身体が正常な状態に戻ろうとするので原正面では体調が悪くなりがちなのだが、昨日は一度横になったら動けない感じと、腹痛が起こり、出かけなければならない時間になってギリギリに出かけたが、その先で何度もトイレに通うことになった。まあ夕方過ぎには結構なんとかはなってきたが、そういう体調の時にした仕事は頑張ってはいるけどどうしても精度が粗いので、変なミスをしてないといいのだがとは思った。まあ一晩寝て、だいぶマシにはなったが。

今朝は起きたらもう5時半だったのでだいぶ寝られた感じ。涼しいということもあったのだろう。起きた時に明るいと「ああ寝たなあ」という安堵感もある一方で「朝が忙しいな」という感情もあり、なかなか難しい。起き出してお茶を飲んだり洗い物をしたり、気がついたことや今日やること(昨日できなかったことも結構ある)を書き出したり。資源ゴミを出しに出かけて、ファミマまで行ってヤンジャンとアフタヌーンと水を買ったが、モバイルSuicaで買おうとしたら残高が足りなかった。チャージできるか聞いたらできるというので三千円チャージ。まあまたすぐチャージしないとなくなってしまうが。

味噌蔵の前の道を通って縄手通りに出るが、その途中の橋のところで水道工事のため日中は通行止めになるとのこと。この道を通れないと他の道が混んで結構不便なのだが、このシーズンはなぜか工事が多い。踏切で引っかかって「ちっ」と思ったが、ラジオ体操に来ている子供達が踏切から覗き込んでどんな電車が来るかとワクワクしているので「子供っていいなあ」と思うなど。通過したのは高尾行きの普通電車だったが、子供たちは運転席に手を振っていて、ああ懐かしいなあなどと思うなど。心が洗われた。


弥助問題は印象としてはだいぶ沈静化してきた感じがする。一部ではこれは第二の慰安婦問題になるのではないかという懸念が表明されていたり、ロックリー氏やアトキンソン氏が難民関係のNGOと繋がりがあることが判明して難民・移民をどんどん受け入れろという圧力に利用されるのではないかという懸念を示す人たちがいたり(反公金チューチュー系の主張だったのでそちらの方々かもしれない)はするのだが、まあUBIのコメントで一段落した印象はある。

ただ、実際にはこの問題自身も全然終わっているわけではない(アサシンクリード・シャドウズの正式リリースは今年の11月)し、それよりもDEIなどの企業ポリコレやアイデンティティ政治全体についての理解を深化させる必要があるわけで、とりあえず私はそういう方向で少し勉強してみたいと思っている。あと、「ナショナルアイデンティティ」というもの自体の理解を深める必要もあるかなと思っていて、引き続きアフリカ関係に加えてブラジルなど南米についても少し読んでいきたいと思っている。

この問題に関連しそうなのがアメリカ大統領選であって、現在でも結構民主党のアイデンティティ政治勢力は強いのだけど、ハリス氏が大統領になったらかなりの強化がある気はする。共和党のヴァンス副大統領候補は「弱者白人」問題の象徴なわけだけど、トランプ自身はハリス攻撃の中心をメキシコ国境の不法移民管理の不手際に置いているようで、今後どのような論戦が交わされるのかも次の4年間に関係してくるのだろうとは思う。

それにしても「史上最低の副大統領」と呼ばれたハリス氏がバイデン撤退を受けて希望の星みたいになっているのはやはりお笑いだなと思うのだけど、それだけ「トランプだけは絶対ダメだ」という勢力は結構あるんだろうなと思う。まあ、都知事選でも小池知事が批判されていたのに蓮舫さんが出馬して一気に「蓮舫だけはダメ」という雰囲気が広がって小池さんが磐石になったりしたように、マイナスの方により注目する傾向はどこの国の民主主義でもやはりあるんだなあと思う。

ハリス氏の政策表明もまだ主張がよくわからなくて単なるトランプ攻撃になってる気はするのだけど、もちろんメキシコ国境問題もあるのだけど日本人の我々としてはまずはウクライナ戦争への援助をどのように打ち出すのか、イスラエルを今後も支援し続けるのか、台湾海峡有事についてどのような政策を持つのか、といったあたりが気になるところである。この辺りは外交部門で誰を、どの勢力を起用するのかという問題につながるが、これらの記事を読んでもどうもあまり期待できない感じはする。

副大統領就任後、側近が次々に辞めていくなど人望のなさも指摘されていて、都知事選落選後支持団体などに誰これ構わず噛み付く蓮舫さんを連想するのだが、彼女も独立系で出馬するロバート・ケネディ候補も入れれば3位には入れるだろうけど、どうもいろいろ不安の方が大きい人だなとは思う。反対派から見てもむしろ4年間で対策を立てやすくなったトランプ氏の方が本当は付き合いやすいのではないかという気がする。

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