都知事選投票直前/2024上半期のマンガ:「ふつうの軽音部」「龍と苺」「セクシー田中さん」その他/「2.5次元の誘惑(リリサ)」アニメが始まった/英仏の総選挙など

7月6日(土)曇り

昨日は全国的に暑かったようだが、滅多に30度を超えない長野県の当地でも最高気温が33度超え。滅多にない気温を記録した。今朝の今のところの最低気温は24.4度、ほぼ熱帯夜である。こんなこともまずない。夜は今年初めて夏用のパジャマで寝たが、夏掛け一枚かけずに寝てしまい、それでもかなり汗ばんでいた。まだ梅雨のはずだがこういう夏がどういう夏になるのかよくわからないけど、過ごし方は工夫していかないといけない感じだなと思う。

ネットを見ていると都知事選投票直前の変なノリの盛り上がり方をしていて、あまり近づかない方が良さそうだ。私自身はもう期日前投票を済ませているが、いろいろ不思議な動きが出てきた。ポスターで話題をさらったNHK党やジョーカー議員はまあ出オチだったようで、その後はほとんど話を聞かない。

やはり安定の選挙戦を進める現職の小池候補に、立憲を辞めて出馬した蓮舫候補が挑むという構図ではあるが、マスコミや左翼文化人が蓮舫推しの中、応援団の痛い言動やツイートでかなり損をしているのではないかという感じだった蓮舫候補も、ここにきて「戦うだけではなくて話がわかる」ポーズも見せたり支持者に「一人情宣(一人でプラカードを持って黙って(呼びかけている人もいるのだとは思うが実物を見てないのでわからない)街角に立つ)」みたいなことを始めたりで、割合新しい展開をしているようだ。それがどの程度の効果を出すかはわからないが。

Twitterも恒例のタグ祭りで小池候補や安芸高田市長を辞めてドトール創業者の支持など得て都知事選に殴り込んできた石丸伸二候補を攻撃し、蓮舫候補の当選を目指そうというタグがトレンドに上がっているが、こういうことをするから嫌われるのではないかと思うのだけど、よくはわからない。

今週末は東京に帰る予定はないので投票日前日の今日の盛り上がりは体感はできないけれども、まあ有力3候補プラスネットのみの活動を宣言しているひまそらあかね候補がどれだけ得票できるかが見どころではあるだろう。ドクター中松や田母神俊雄など老舗の泡沫・もう一歩候補を全て抑えて4位になったらすごいと思うが、Twitterでの支持の高さと実際の投票にはギャップがあるのが常なので、明日の開票を待ちたい。


今季のアニメ、つまり2024年夏アニメは前期からの継続である「僕のヒーローアカデミア」「ワンピース」「夜桜さんちの大作戦」にくわえて「推しの子」2期、「ラーメン赤猫」「先輩はおとこのこ」「2.5次元の誘惑(リリサ)」がすでに第1回の放送があり、いよいよ今夜「逃げ上手の若君」が始まるわけだが、私が見る作品は基本的にジャンプ・ジャンプラ作品が多いのだけど、いろいろ期待しているものが多い。ジャンプラの連載もアニメに連動して隔週連載のものも毎週連載になったりして雰囲気を盛り上げている。

昨夜始まった「2.5次元の誘惑(リリサ)」をとりあえず見たが、かなり面白い。一番「どうやるんだろう?」と思っていたOPのコスプレ場面がかなり露出が抑えられていて、ああこれならあまり問題にならないかなと思った。のだが、まだ部室での着替えシーンなどアプリ公式でモザイク的になっている場面もチラ見せという感じで、これならコンプラ的に十分クリアできそうだ。

一番可笑しかったのは奥村が「オタクたる者好きなものの話は否定しない!「何かを強烈に愛している」ただそれだけでっオタクという仲間なのだから」と熱を込めて語るところでそれを聞いているリリサの髪が風もないのに揺れている場面で、これは思わずゲラゲラ笑ってしまった。

今アニメ1話に該当する原作1話から3話を読み返してみたが、流石にヤバいだろこれはという場面はカットされていて、まあこれは時流というものだから仕方がないとは思うが、原作でも好き放題やりすぎ(エロ成分多すぎ)では?と思っていた部分もあったからこれくらいの方がアニメとしてはみやすいかなとは思った。そういう意味では割と緊張感を持って鑑賞した(笑)のだが、これなら行けそう(何がだ)という感じで安心した。

EDは本編165話(今日更新)でも触れられていたが「踊るエンディング」で、これは大昔からあるパターンだと思うが、この作品にはぴったりかなとは思った。第2話は合わせということなので美花莉が登場すると思われるので、また来週も楽しみだ。


こうして書いてみると、いろいろ忙しいのと暑いのとで読書などのインプットはできていないが世の中の動き的なもの(アニメの新作をそれに入れていいかは別として)を我ながらある程度は拾っているのだなと思うし、そういうものに流されていても仕方ないが、情勢を考えていくことは大事だなと思う。イギリスで労働党が大勝して保守党政権は下野しそうだということ、フランスでは国民連合に対抗してマクロンの与党連合と左派連合が統一候補を立てて決選投票に臨むとか、どこも選挙の季節だなあと思うが、いずれもスナク・マクロンの現政権側に不利な展開になっていて、選挙の仕方がどうかという評が出ていた。今年はアメリカ大統領選もあるし、中国やロシアの動きも気になるところなので、不安定な感じではある。その中で日経平均は一時下がっていたものの最近4万円台を回復し、史上最高値を更新したりしているが、これは最近の円安傾向の亢進とも関係あるだろう。

今の円安は日米金利差が最大の問題だが、今後の情勢の変化がどう出るかということもある。今までの円高の一つの原因は「有事の円」という側面があったからだが、世界情勢の動きを投資筋がどうみるかによってそれも変わってくるだろうとは思う。


昨日は2024年前期のアニメについて書いたので今日は漫画について書くつもりだったのだが、いろいろ書くことが増えてきたので全体的なことだけ書いておきたい。

今年始まった作品で最もいいと思っているのは、すでに何度も書いているが「ふつうの軽音部」(ジャンプ+日曜更新)である。軽音部ものというのは成り上がりの前段階というか、「バンドもの」の一つのバリエーションという感じのものが多いが、現実の緩い感じの軽音部の様子が描かれていて、「これが本物の軽音部ものだ」という感じがする。その中で起こるさまざまな出来事は毎週展開に驚かされていて、間違いなく前期連載開始の一推し、という感じがする。

それから、今年出会った作品、つまり知らなかったけど今年前半に知った作品としては「龍と苺」が挙げられる。これは「響」の作者さんが少年サンデーに連載している作品で、「葬送のフリーレン」を読むために買い始めたサンデーに掲載されていたから読み始めたものなのだが、今やフリーレンが休載していても買うようになっている。早くフリーレンの連載も再開して欲しいものだが。

そして、作者さんの死という衝撃の、いわば不幸な出会いをしたけれどもその作品の面白さに感心させられたのが「セクシー田中さん」である。正直、この事件がなければ読んでないとは思うのだが、自分が読まない種類の作品でもこれだけ面白いものがあるというのはやはり発見だった。

そのほか、「続」なので初めての出会いではないが「続テルマエロマエ」もジャンププラスで短期集中連載という感じで面白く読んでいる。

そのほか純粋に新しい作品では「ごぜほたる」「目の前の神様」のジャンププラス作品、モーニングの「Pole Star」、スピリッツの「ありす、宇宙(どこ)までも」が面白いと思っている。

また、一応読んではいたけどその面白さを再発見中、みたいな作品としては「アオのハコ」があり、長期連載中にまた盛り上がってきた、みたいな作品としては「推しの子」「キングダム」があるのだが、それにしても日本の漫画作品は無尽蔵に才能が湧き出てくる場所だなあと改めて思う。表現の自由を守っていきたいものである。

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