ゼロ家事ハウス⑥物の持ち方を変える

 手放した持ち物はびっくりするほどたくさんあり、以前の私が見たら、ほとんどのものを手放したのではと思うほどです。因みに、もともと管理するのが苦手で物は少な目だと自負していました(10年くらい?前から『片付け』『時短』とつくものにはとりあえず飛びついていました。香村さんを知ったのもその頃です)。
ゼロ家事ハウス⑤盲点だった持ち物で書いた、『手放した物①家電・収納家具』について書いてみたいと思います。

①家電・収納家具
 冷蔵庫・食器棚を手放しました。
我が家は家族の人数が多く、705ℓの冷蔵庫を使っていました。標準の1.5~2倍くらいあると思います。家族が6人なので必要だろうと深く考えずに購入しました。冷静に見直すと私の性分に全く合っていませんでした。
 きっかけは、香村さんにアドバイスを元に行った備蓄の見直しでした。我が家はローリングストックで備えていたのですが、6人分のローリングストックというとものすごい量なので、食品をとりあえずたくさん購入するのですが、使うと一気になくなるし、食べたり食べなかったりする人もいて、コンスタントになくなるわけでもないので、その都度何がどれだけ足りなくなっているのかが把握できないのです。冷蔵庫に2~3日分くらい残った状態で買い出し、というのもどれくらい残ってたら2~3日なのかを常に考えて買い物のタイミングを計らないといけないのがとても大変でした。また、時々全体を見直して古くなったものを探し出してそれを無理やり消費するのもしんどいというか私に合っていませんでした。
 そもそもの数が多いと、在庫の数、在庫の賞味期限の両方の管理に疲れてしまうのです。それで結局、冷蔵庫がほぼ空になったら(しびれを切らして)1週間分を買うという行動になっています。微妙に残っていると、まだいける、と考えてしまい買いに行くためのエネルギーが湧いてこないのです。ただ、その方法だと、両方の管理の必要がなくなるのでとても楽なのです。
 そこで、ローリングストックはやめて、備蓄品は全て5年以上もつものをまとめて購入し、キッチンとは別のところにまとめて保管し、5年後一気に使うことにしました。色々試しに購入して食べてみましたが、その中から口に合うものを保存期間重視で選びました。そして普段食べるものなどは1~2週間をめどに食べる予定があるものを購入することにしました。そうすると冷蔵庫は1週間分を購入した日でも5割くらいしか埋まっておりませんでした(1週間で消費する肉3〜4kg)。そもそもなぜ705ℓ必要と思ったのだろう、、と考えたら、ただ家族が多いから必要だろうという安易な考えであったと気づいたのです。705ℓのものを中に入れたら、705ℓ分の管理の負担がかかるという想像ができていませんでした。なので、その量の管理ができる方には向いてると思います。
 これは補足なのですが、標準的なサイズでない家電は購入も搬入も処分も本当に大変なのです。それで、今回を機に標準サイズの冷蔵庫に買い替えることにしました。

 お次は食器棚です。冷蔵庫の理由とほぼ同じなのですが、キッチンからローリングストック分の食材を追い出したら、食器棚がガラガラになり、ついでにあまり使わない調理器具をキッチンから追い出してみたら、キッチンの収納にすべて収めることができました。今のキッチンに冷蔵庫を置いて、残りのスペースに目いっぱい食器棚を置いていたのですが、中に入れるものはそこまでなかったようで、びっくりしています。備蓄を意識して使うかどうかわからない保存食を買うこともなくなったので、買い物のストレスも減りました。

 固定概念にとらわれずに考えるということは簡単なようで難しいですが、こういうきっかけ、切り口をいただけたのがゼロ家事ハウスでした。
まだまだ続きます。


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