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ツムラさんの漢方127番「悪寒、微熱、全身倦怠、低血圧で頭痛、めまいあり、四肢に疼痛 冷感あるものの次の諸症:感冒、気管支炎」という適応症の麻黄附子細辛湯 まおうぶしさいしんとう に関してご紹介します

この漢方薬は
「元々冷え性の人が
ゾクゾクするような風邪を
ひいてしまった時に短期間使用する
漢方薬」です

中身の生薬を解説すると

麻黄 まおう
体を温めて発汗させる事によって
ゾクゾクと寒い風邪を外に追い出す

附子 ぶし
元々の体質である体の芯の冷えを
温めて改善 また、ゾクゾク寒い風邪を
外に追い出す働きもある

細辛 さいしん
麻黄の温める力、附子の温める力を
サポートし、体をしっかり温める

この三味が構成生薬ですが、

一言で言うと
「かなり温める力が強い漢方です」
そして、温めて体の回りを良くするので
長く使うと消耗します

体を温めて
全身の回りをしっかり良くするので

風邪だけではなく神経の痛み
などに応用される事もあります

強い漢方薬ですので、くれぐれも
漫然と服用しないようにしてくださいね

いかがでしたでしょうか?
漢方薬を知るには名前だけではなく
中身を知ることが大切です。

私と一緒に少しずつ勉強していきましょう

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