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ツムラさんの漢方135番 茵蔯蒿湯 いんちんこうとう に関してご紹介します。

漢方薬の構成生薬
を初心者でも分かるように
解説していきます

本日は135番

「尿量減少、やゝ便秘がちで比較的体力のあるものの次の諸症:
黄疸、肝硬変症、ネフローゼ、じんましん、口内炎」

という適応症の

茵蔯蒿湯
いんちんこうとう

に関してご紹介します

この漢方薬は
中医学で
三焦 さんしょう
と呼ばれる
体にとって必要な水の通り道が詰まってしまって
熱を持ち、黄疸が起こっている時に使います

そのため、熱を覚ます漢方薬とお通じを良くする漢方薬
が配合されています

茵蔯蒿 いんちんこう
黄疸は中医学では水分の停滞が熱化し
起こっていると考えています

茵蔯蒿は水分の停滞を除去し
熱を落ち着かせる働きがあります

山梔子 さんしし
くちなしの実です
水分の通り道である三焦の熱を取り
茵蔯蒿の効果をサポートします

大黄 だいおう
下剤の将軍と呼ばれています
強い下剤で、強制的に排便することにより
体の熱を外に出します

この三つの組み合わせで
体が熱を持ち、お小水も便も出づらく
顔が黄色くなっている時に適しています

強い漢方薬の組み合わせなので、
短期間の使用にとどめることが大切です

いかがでしたでしょうか?
漢方薬を知るには名前だけではなく
中身を知ることが大切です。

私と一緒に少しずつ勉強していきましょう

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