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ツムラさんの漢方18番「冷えると痛む方に関節痛・神経痛」というキャッチフレーズの桂枝加朮附湯 けいしかじゅつぶとう をご紹介します。

この適応症を見て思ったのは….

「その通り!この漢方薬に
ぴったりの適応症です」

と思いました。

この漢方薬は

桂枝湯 けいしとう

蒼朮 そうじゅつ

附子 ぶし

を加えた形です。

桂枝湯は風邪の時に使いますが
この漢方薬は
しびれ、や痛み

に使われます。

桂枝 けいし
枝の生薬で暖かい陽気
を末端まで通す

芍薬 しゃくやく
筋肉に血を通わせて
引き攣りを改善

生姜 しょうきょう
甘草 かんぞう
大棗 たいそう

胃腸を温めて
体の気と血をつくりだす

蒼朮 そうじゅつ
発散させて、痛みの原因
ジメジメの邪気を追い払う

附子 ぶし
経絡を巡らせて

痛みを止めるこの漢方薬は冷えて体が滞り、
痛みが発生した時にとても良い漢方薬です。

注意点はこの漢方薬も長期間使うものでは
ないことです

発散の作用がある漢方薬を長期間
使うと消耗してしまいますから

中医学では痛みの疾患を
「痺証 ひしょう」と呼びます

他にも色々なタイプがありますので、
気になる方は調べてみて下さいね

いかがでしたでしょうか?

漢方薬を知るには名前だけではなく、中身を知ることが大切です。
私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう

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