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ダイエットつながりで、防已黄耆湯 ぼういおうぎとうと大柴胡湯 だいさいことう との違いを解説してください。 その②

本日は
大柴胡湯 だいさいことう
について解説します

大柴胡湯は
「内臓脂肪と
皮下脂肪どちらにも効果がある」

うたわれていますが、果たしてそうなのでしょうか?

解説していきます

大柴胡湯と
似た名前の漢方薬として
小柴胡湯 しょうさいことう
という漢方薬がありますが、

一般的に漢方薬は「大とついている方が強い」
ので
小柴胡湯よりも強力な漢方!
というイメージで差し支えはないです。

つまり、

かなり強い漢方薬
だというイメージを持ってください

個々に中味を解説していきますと

柴胡 さいこ
黄芩 おうごん
胸の下の詰まり間を取ったり、体の巡りが滞るのを改善する

半夏 はんげ
生姜 しょうきょう
余分な水分の老廃物を除去する、

胃腸を温めて
あらたな水分の停滞を予防する

芍薬 しゃくやく
枳実 きじつ
胸の下のあたりの硬さをとり、

全身の緊張をとる

芍薬は柴胡、黄芩による
副作用 肝血の消耗を和らげる働きもあります

大棗 たいそう
芍薬 しゃくやく
体の血や潤いの消耗を防ぐ

大黄 だいおう
腸の熱を排便から外に出す

から構成されています

ここで大切なポイントは二つ

①下剤 げざいが入っている
②小柴胡湯よりも強い漢方薬なので、
長期間は使わないこと
です。

大柴胡湯や防風通聖散
のように、風邪を拗らせて、
深い部分に邪気が入り、

臓腑が熱を持っている時に使う漢方薬が
どうしてダイエットに使われるのかは、
私は疑問を持っていますが、

「下腹部に熱感があって、
便通が硬くて中々出ない方」が
便通を良くするために
短期間使うのであればありなのではないかと思います。

ダイエット漢方は難しいので、専門家に相談するのが一番お勧めです。

いかがでしたでしょうか?
漢方薬を知るには名前だけではなく、中身を知ることが大切です。
特にダイエット漢方は難しいので、自己判断で選ぶことはお勧めしません。

私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう

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