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ツムラの漢方78番「関節痛、神経痛、筋肉痛」に適応症のある麻杏薏甘湯 まきょうよくかんとう の解説を致します。

この漢方薬はむくみに使うのですが
風湿の邪気に上半身が侵された

「陽水 ようすい」
という症状に使われる処方です

中身は
麻黄 まおう

肺を温めて機能を回復させる
体を温めてあせを書かせて

むくみやしびれの原因となる
風湿の邪気を汗と一緒に外に出す

杏仁 きょうにん
肺の粛降作用を取り戻し、
水分の代謝をサポートする

薏苡仁 よくいにん
ハトムギの生薬
尿量を増やすことで体のむくみを取る

甘草 かんぞう
体を補いむくみを取る
痛みを緩和させる

この漢方薬は
風水 ふうすい
と言って、

春先に顔含め
上半身がむくみやすい
時に使用したり

梅雨時期に雨の日が
続いた時に、体が重だるく

痺れや痛みが出る時に
使うと良いと思います

関節痛や神経痛と言っても

寒くて痛みが起こるタイプ
疲れると痛みが出るタイプ
炎症が激しいタイプ

には適さない漢方薬です

かがでしたでしょうか?

漢方薬は中身をおぼえないと
理解したとは言えません。
僕と一緒にすこしずつ勉強しましょう。

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