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ツムラさんの漢方19番「サラサラ鼻水が止まらない方にアレルギー性鼻炎・鼻風邪」というキャッチフレーズの小青竜湯 しょうせいりゅうとう をご紹介します。

小青竜湯って名前が
なんかかっこいいですよね(笑)

この漢方薬は
「体を冷やす邪気」が
風の邪気と一緒にやってきて、

「肺を冷やして機能低下を起こす」
ことに対して漢方薬です

「肺を冷やす」と言っても
イメージしづらいと思いますが

、東洋医学では「肺」は
現代医学の肺だけでなく、
気管支、鼻、皮膚、全身の水の流れのコントロールも「肺」と呼びます。

中身を紹介すると

麻黄 まおう
肺を温めて冷えを取る
咳を止める
温めて寒邪気を追い出す

桂枝 けいし
麻黄と協力して体を温める
末端まで暖かい気を送る

細辛 さいしん
温めて水の通りを
良くして冷えて出ている
タイプの鼻水を止める

乾姜 かんきょう
温める力をサポート
胃腸を温めて体を元気に

五味子 ごみし
味が酸っぱいので
鼻水が出過ぎなくなる
咳を止める
過度な発散を予防

半夏 はんげ
ネバネバした痰を
取ってくれる
呼吸を楽にしてくれる

白芍 びゃくしゃく 甘草 かんぞう
発散の行き過ぎを抑制
綺麗な水を補ってくれる

特に「全身の水の流れ」が
コントロールを失うと
「鼻水が出たり、上半身がむくんだり」します。

小青竜湯は
1.風寒邪が原因で
2.肺が冷えて機能失調を起こした 
状態使うので、

体をしっかり温めて汗をかかせて風寒邪を取り除きます。
逆にいうと使用期間は長くとも1週間程度にすべきと私は思います。

また、4月くらいの暖かい時期に
鼻水=小青竜湯が
出されるケースがありますが、

暖かい時期はたとえ
透明な鼻水であっても別の漢方薬が
良いのではないかな と私は思います
(あたため過ぎてしまうので)

いかがでしたでしょうか?
漢方薬を知るには名前だけではなく、中身を知ることが大切です。
私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう

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