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Stoicism(ストア派):哲学入門

今回もAli Abdaalの動画を紹介したいと思います。この動画の話題はStoicism。日本語に訳すとストア派となるみたいですが、つまりは哲学の派閥です。

構成としては、ストア派の哲学者たちの有名な名言3つを紹介し、それを説明していくというものになります。それでは、始めましょう。


1. "Happiness begins with a clear principle, some things are within are control, some things are not"
幸福とは一つの明確な原理から始まる。世の中には自分がコントロールできるものと、コントロールできないものがある


これはめちゃくちゃ重要だけど、それと同時にみんなが受け入れたくない事実だと思う。確かに人生の中にはコントロール(自分の力で変える事)できる物もある。例えば、晩飯に何を食べるか、いつ宿題をやるか、可愛いあの子に話しかけるかかけないか。でも、コントロールできない物もたくさんある。例えば、他人が自分のことをどう思うか、明日の天気は晴れるか、テストで学年一位を取れるか、などなどである。これらのことは、どんなに自分が頑張ろうとも100%達成することはできない。他人がどう思うかはその人次第だし、天気は誰にも変えられないし、どんなに勉強を頑張っても当日に風邪を引くかもしれない。
ただ、ここで重要なのはまずこの事実を受け入れること。世の中には自分がコントロールできるものと、コントロールできないものがある。受け入れた上で、コントロールできないこと(他人が自分をどう思うかなど)についてずっと心配するのではなく、自分がコントロールできること(部活の練習を全力でやる)などに注力するのが重要である。テストの前とかも、テストの点数は最終的にはわからない。どんなに勉強しようともたまたま自分の知らない問題が出るかもしれない。それはコントロールできない。でも、限られた時間の中で頑張って過去問をやる。それはコントロールできることである。

2."It is not events that concern people, it is their judgements concerning them"
出来事自体が我々を心配させるのではない、その出来事の解釈が我々を心配させるのだ

これも素晴らしい言葉だと思う。
例えば、友達が自分抜きで別の友達と遊びに行ったとする。その話を聞いた自分は、「俺はハブられたんだ」と解釈し、失望する。この場合、自分を失望させたのは「誘われなかった」という出来事そのものではなく、「俺はハブられたんだ」という解釈である。この場合、勝手に自分はハブられたと解釈してしまったから、悲しい気持ちになってしまった。しかし、この解釈のしようはいくらでもあって、「もしかしたらB君と俺は仲が悪いから気を使って誘わなかったのかも」とか、「たまたま忘れていただけだろ」と解釈すればそこまで悲しい気持ちにはならない。
ただ、なぜ友達が自分を誘わなかったかの真の理由はわからない。本当にハブられただけなのか、別の理由があったのか。ただ、様々な解釈ができると知っておくだけで、不必要に失望することがなくなる。

出来事→解釈→反応である。真ん中の解釈をうまく利用すれば、幸せに近づける。

3. "We suffer more in our imagination than in reality"
我々は現実よりも想像の中で苦しむ

なるほどね、と思うだろう。確かにそうだ、誰かに告白するときとかが特にそうだろう。多くの人は告白する前に何回も何回も頭の中でシミュレーションをするのではないか。そして、失敗したときにどんなリアクションされるか、失敗したらダサいななどと何時間も考えてしまう人が多いのではないか?しかし、どんなに失敗してもその人の反応はコントロールできない物。だから、心配する意味はない。さらに、もし仮に振られたとしても振られるのは一瞬で、どんなにひどいリアクションをされてもそれは数秒である。そんな数秒のために、何時間も悩むのは少しばかばかしい。


本家の動画ではあと二つの名言も説明している、英語の勉強にもなるし人生の勉強にもなるので是非みて欲しい。

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