平日の通勤ラッシュにランニングできる自営の醍醐味(宮崎の片隅のランニング日記 5)
第5回 10.14km Running(2022/02/25)
上出来、上出来。朝の6時半起床の7時過ぎに出発。8時半になる前に帰宅する。それで10km走れた。もう上出来ですよ。いいアイデアも浮かんできて気持ちの良い清々しいフライデーモーニング。華の金曜の朝。
ただし、後半を飛ばし過ぎてちょいとお疲れモードで1日を過ごした。
いつもの通りバナナの注入とストレッチを行い家を出る。そのときAM7時過ぎ。手と耳と鼻が外気に触れて痛いほど寒いけれど、太陽はだいぶ高いところまで昇っていてすでに眩しい。そんななかで周りは通勤ラッシュに入った模様。車がビュンビュン走り去っていく。住宅街を抜けて国道へ抜けると車の走行する音に包まれる。渋滞する車とほぼ並走するように走る。車の中からだと僕はどんなふうに見えていたのだろう。
平日のこんな時間に街を走ったのははじめてだ。走っていて懐かしい光景を目にした。集団で登校する小学生、登校班のメンバーを待つ子どもたち、横断歩道の前で横断旗を手にしながら寒さに震える保護者。そうか、こんな朝早くから僕も小学校へ行ってたんだっけ。子どもたちは「さみー、さみー」と言いながらも友だちとじゃれあっているし、自分の世界に没頭して独り言をつぶやきながら走り出す子までいて、小学生のパワーって朝から全開だなって思った。そんななかをクールに、そして颯爽と高校生の自転車が走り抜けていく。なんだろう彼ら彼女らは本当にただまっすぐとペダルを漕いでいた。
今日も新ルートを開拓。宮崎市を代表する一級河川「大淀川」のひろーい河川敷を目指して走る。河川敷にやってくると通勤通学の自転車にまぎれて、僕と同じようにランニングをするおじさんおばさん、そして近所の高校生(あれは陸上部だろうか)がゆるゆるとランをしていた。朝日のほんのり
した温かさと陽気に包まれ、そして通勤の車の喧騒から少し離れ、やっと自分のペースで走ることができた。なんだかんだ都市部を走るときって気を使ってしまうし信号が多い分、距離稼ぎやタイム練習がやりづらい。
河川敷って、川の景色を楽しむのももちろんなんだけど、河川敷沿いの住宅とかをついつい眺めたくなってしまうものだ。経験則ではユニークな建物が多い気がしている。住宅も工場も社屋も、場合によってはラブホも。方角関係なしに川の方向を見たいからか、はたまた道沿いだからか、河川敷側に向けてアピールしてくる建物が多い。向こうサイドの人たちはどんな人なんだろう。こちら側からは見えない向こう側の世界や景色を想像するのは楽しい。向こうからこの河川敷沿いの道をどう見えているのだろうって。
後半折り返しの道を走っているときなんて、まだまだ世間は通勤ラッシュの最中。そんななかで、すでにひと仕事終えた気分だった。そんで寝不足な頭もスッキリして、いろいろとアイデアが降りてきて気分もいい。そんでやっと会社の定時がはじまるような時間に帰宅して朝ごはんを食べるって最高じゃないか。これはサラリーマンではない、自営業者の特権だよね。自分で時間の使い方を調整できるんだからさ。
ペコペコお腹で平らげるTKG(卵かけご飯)with 納豆は最高だったね。
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