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本気になるのをやめた|2024年にやりたい10のこと


長い前置き

日が長くなってきた。みんなそうは思わないか?
2023年12月22日、冬至を境にして徐々に太陽が顔を出している時間が延びてきたように思う。実際のところ夕方の5時を過ぎても夕焼け空を拝むことができる。2024年の新年を迎えて6日目。車の運転席から見える太陽に照らされた雲、ビルとビルの狭間から遠く眺めることのできる山々。暗くなる前の黄昏時を楽しむことができるようになってきた。季節も時間も進んでいる。

さてさて、毎日を生きていればその継続のなかで少しずつ積み重なってきた思いがある。あれしたい、これしたい、これもっとこうしよう、次こそはこれしとこう、あれがこれになればいいのに云々…。僕らは毎年そんなことを考えていると思う。そんで「目標」やら「課題」やら「抱負」やら「展望」やらといくつもの実現したいことを掲げるのであるが、1年後振り返ってみるとそのほとんどは実現しない。

実現しなくても自分の生存には影響はしないのだろうが、さすがに30年生きていると時間が解決してくれること・解決してくれないことの峻別はついてくる。そして、「いつか」なんてものは自分で「やる」か「手繰り寄せていく」いかない限りは、ずっとあっちの世界にしか存在しない。

まずは願望を言葉に置き換えること、外に出すこと、晒すことが自分のお尻を叩くことになる。ということで前置きが長くなりましたけれども、2024年のやりたい10のことをここに宣言するのであーる。

①英語を習得していく。そんな環境に身を置く

ここ数年で海外の友人知人がだいぶ増えた。ALTとして宮崎にやってきたり、留学だったり、就職だったり、移住だったりとみんなの事情はさまざま。この数年でそんな方々が昼間に集まれるお店も増えてきたおかげで彼ら彼女らと顔を合わす機会も多くなり、自分の知り合いは彼らの知り合いなんてパターンもよくあり、自然と知り合いになっていく。

しかしながら、彼らが徐々に日本語を覚えていき(最初からペラペラな人たちもいっぱいいる)、日本語で会話ができるのに対して、自分はまったく英語のやりとりをすることができず。彼らが英語を話しているとき、なんとなく言わんとしていることはわかるのだが、自分の応答する言葉が英語として口を出ていかず歯痒いことが多い。

いやもうね、彼ら彼女の言葉、あるいは共通語として習得している英語でコミュニケーションをとれないのが寂しいのです。だから英語を少しずつ習得していきたい。

英語以外の言語、たとえば韓国語や中国語、ドイツ語やチェコ語などほかに気になる言語はある。そうやってどんどん外国語への興味が広がっていけばいいなあ。

②会いたい人に会いにいく

2020年からの3年間で仕事やプライベート含め全国に知り合いができてきた。ただ、その多くはリモートでしか顔を合わせたことがない。

コロナ禍も終焉(?)を迎え、移動制限もほとんどなくなった2023年。お世話になっている人たち、久しく会ってない人たちに会いたいと思い外へ出ていこうと思っていたが、タイミングを逃すこと見事1年。あっという間に時間は経ってしまうものだなと身に沁みて思う。気づけばあらゆる価格が高くなり、余計に収支のバランスに頭を悩ませることに。

しかしだ、ここいらで覚悟決めて「〇〇さんに会いにいく! だからこの週はスケジュール空ける!先手打つ!」と事前にやってしまうべし、と決意した2024年。マジで少なくとも東京の知人たちには会いにいこう。外へ出て行こう。日常を崩していこう。

③一冊、人文書を精読する

興味関心、仕事柄、いろんな本を手に取り読むことが多い。読み出すと全部読まないといけないんじゃないか症候群に陥ること多々。

そして読書記録なるものをつけたりするのだが、そうすると読了した数に囚われてしまうことも多々。その数に対して悦に浸ったりする我がいることに気づくと、なんで読書してんだっけ?と思ってしまうことも。

そもそも、本読んでると好奇心が刺激されたり空想の世界に浸って気持ちかったりで、幸福な時間を過ごすところがはじまりのはずだったんだが、いつの間にかストイックな方面に力みがいっていた。

いっけねー。これは良くないと思った2023年。なのでたくさんの本を手には取るけれど読了することにはこだわらないでいようと思う。

むしろ読了するなら、すっごい興味にある本、積読してしまっている本のなかでも「読み応え」のあるものを一冊じっくり読んでしまおうと思っている。

まずは何年も積読状態にあり、100ページくらいで止まってるエルンスト・カッシーラーの『人間』でも精読しようかしらと。

④あら煮をつくる

昨年から自炊に磨きがかかるようになり、料理レパートリーも増えてごはんをつくること、食材選びがますます楽しくなっているこの頃。面倒臭いときも意外と手をつけたらのめりこんでいる。なんか、趣味のランニングと一緒だ。

そこで今年中にやってみたい料理がある。

それは「あら煮」だ。
スーパーの鮮魚売り場へ行くたびにでかでかとしたブリやタイの頭、余った身などが気になっていた。けれどどうやって調理すればいいのかわからない。しかし、自分けっこうあら煮が好きだったりする。ブリ大根みたいにされた、その出汁とブリの頭を食すのが好きだった。

それを人様がやったものではなく自分でやろうと思っている。寒い季節のうちにやってしまえ。

⑤マラソンの記録更新

趣味で10年くらい続けているランニング。2018年、30歳を記念して走った初フルマラソンを4時間59分で完走。以来、ずっとマラソンを意識して走っている。そして2023年の青島太平洋マラソンにて3時間47分で完走。やっとサブ4の壁を越える。

昨年はハーフマラソンでも自己最高の1時間39分を出し、いわゆるサブ100を達成。今年もこの調子でフル・ハーフともに記録更新を狙いたい。

フルマラソンはサブ3.5(3時間30分切り)、ハーフマラソンはサブ95(1時間35分切り)が目標。

ここまでくると練習の質・量ともに大切。仕事やプライベートなことに時間を注ぎながら(もちろん、走ることもプライベートなのだが…)、走る時間を捻出するには日常生活のリズムやメリハリが肝心か。だらだらとロング走ばかりするわけにもいかない。

緩急つけた練習しながら月間走行距離80km〜130kmくらいでも結果がついてくる練習法を模索中。できれば月間150kmを走っていたいところが本音。あとはひたすら体幹・股関節周りのトレーニングとストレッチ。ハーフマラソンではスピード出しながらの後半レースをどうやり切るか、またフルマラソンの場合30km以降をいかにフォーム維持しながら楽に走り切れるかが上半身の強さにかかっている。

2024年は4月のシーガイアジョギング・ユニファイド大会(ハーフ)、10月予定の綾町照葉樹林マラソン(ハーフ)、12月予定の青島太平洋マラソン(フル)に出場予定。

⑥朝型生活へのシフト

これは⑤にも通じる話でもあり。2022年夏から年末にかけてキャパオーバーな忙しさがやってきて、正直心身ともに「ヤバいかも」と感じていた時期があり。時間を見つけてのランニングなんてほんとちょっとしかできずリフレッシュのタイミングすらわからなかった。

ただ、それでも深夜や朝の8時半くらいまでは通知もゼロではないにしても止んでいて、ちょっとした解放された気分を味わうことができることに気づいた。だから最初は深夜の時間を活用していたけれども、後になって心身に余計ダメージを与えることがわかった。

そんなことがあったので2023年はなるたけ朝早く起きて世間が動き出すまでの時間を有意義に使うように心がけた。いつもその通りになったわけではないあ、実践してみるとその日一日を以前より余裕もって過ごすことができていた。

あるときは早朝ランをし、あるときは集中して仕事をし、あるときはアマプラを見て、あるときは読書をする。深夜にいろいろやって、寝て起きて絶望を味わってた日とは全然気分が違っていた。心身ともに健やかに感じられる日が多かったと思う。

たぶん自分は仕事とプライベートにメリハリをつけたほうが気が落ち着くタイプだ。そういう意味でも2024年は引き続き朝型を継続。メリハリをつける意味でも、また作業をだらだら長々とやってしまうのを防ぐ意味でも、日付が変わる前に就寝する。23時寝〜6時起き or 22時寝〜5時起きを基本ルーチンにして、日々のリズムをつくっていく。

⑦湯船に浸かってから寝る

これまた⑥に通じることだが、自分はオフモードになるのが超苦手なので休むということができていない。寝ているはずなのに疲労が取れなかったり、子どものころから引きずっている眠りの浅さ、ずっと頭がかっかと覚醒している感じがなかなか抜けない。っていうか力が抜けた状態がよくわからない。

そんな自分でも、唯一へなへな〜となってしまうタイミングがまさに入浴しているとき。基本的にすぐ出られなくなるほど、脱力しきって、季節問わず湯船で寝てしまう(これもこれでヤバい)。

このときくらいしか完全オフモードになることがない。ふだんからリラックス下手で疲労が蓄積されていくので、水道・ガス代が気になるところではあるが湯船にはちゃんと浸かってから床に入ろうと思う。

⑧専門家に助けを求める

ヘルプやプリーズが苦手で一人でなんでも解決してしまおうとしがち。そんなところを自覚しているため少しずつ改善はしていっているが、やはり性格というのを変わらないもの。無意識にずるずると抱えこむ癖が発動する。

体のことにしても、趣味のランにしても、個人事業主としての仕事のこと、税や経理のことにしても、自分より詳しい人に診てもらったり助けてもらったほうがいいなと思った2023年の暮れ。時間は待ってはくれない&年齢とともに加速度的にやってくる老いと衰え、判断の鈍さ。

問題や不安の種が小さなうちに専門家に診てもらって、アドバイスをもらったり、場合によっては処置してもらったり。事が大きくなるのを、リスクを事前に防いでいく。リスクを管理、いなす能力を蓄える。

あとは何か講座を受けてもいいんじゃないかなと思いつつ。ライターでも編集者でも。あらゆる自己流からどんどん離れていこう。自分をメタな視点で見よう。

⑨コンテストに応募する

もろもろ、いろんなコンテストが毎年行われているなか、あれを今度は応募してみようとか考えているあいだに社会人10年目を過ぎていった。なんでもいい、興味のあることはハードルの高さ関係なしにどんどん応募してみよう。そういうところに満足しきれていない自分がいる。これを解消しない限りは、ずっと何か満たされなさや不全感を抱えて生きていきそう。

今年こそ宣伝会議賞に応募する。断言する。一つでもいいから、ハードルなんて気にしなくていいから。ポンっと。

⑩「著書」を持つ。ZINE → 本・出版へ

2023年につくったZINE『ENCOUNTER(エンカウンター)』。このnoteに書き留めた日記や撮り溜めていた写真をもとに、編集・デザインしてつくった。イベント出展時には反応が良く、直接あるいは後日DMなどで意見や感想をくれる人が多かった。自分としては手応えを感じたところもありつつ、ZINEという形式に少し飽きがきていたり、少し疑問を抱きはじめたりと、スッキリする部分とモヤモヤする部分が半々。

自費やインディペンデントにつくる冊子物がどこからどこまで「ZINE」であり「本」ではないのか。自分では「本」だと思っていたら本なのか。

なんかZINEではなく本を目標に文章を書いていき、冊子をつくっていくと何か見えてくるのかなとも思いつつ。

友人がAmazonで本を出していることにも触発されている部分はある。ああ、こういう方法もあるんだと。全然テーマも何も決まっていないけれど何か一発でも発刊してみてもいいのではと構想している今。

オチ。約5,000字書いて気づいたこと

当初はささっと10個書いて終わろうと考えていた。それがなんだい、気づけば本気モードになり、力の抜きどころがわからなくなり、5,000字も書き、4時間はMacBookと睨めっこしている。仕事の記事ならまだしも、気分転換に書きはじめたものが本気化してしまった。

人に見られるものを書こうとすると、ちゃんと説明しなきゃ、人に見られても大丈夫なものにしなきゃと肩肘どころか体全体が張ってしまう性分。

声高にやりたいことや目標を宣言するのはいいが、その前にまずやっておいたほうがいいこと、やっておきたいことは「本気」になることをやめることだ。やっと気づいた。

それが前提。
話はそれからだ。


#今年やりたい10のこと

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