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仕事が増えてきて変わったことー変わったから仕事が増えたのか?-

フリーライターとして10年近く、ほぼ同じような仕事を黙々と続け、「この流れが、ライター生活の終わりまで続くんだろう」とどこかで思っていた。「だから不幸だ」と思っていたわけじゃないし、むしろ「変化は趣味のほうで求めればいいから、仕事はできることを淡々とやっていけるほうがいいかも」とすら思っていた。

そんな自分の仕事の量が、今では大きく増え、その質も変わり、お金の面でも動きが大きくなった。今の自分と、かつての自分の違いとして思いつくことを書いておこうと思う。

挑戦する資格の種類が変わってきた

資格を取るのが好きだったけれど、学科・筆記試験を受けて合格することを目指すものにばかり挑戦していた。

でも、チェーンソーの資格を取ったことをきっかけに、教習や研修を受けたり、実技指導があったりするタイプの資格に挑戦することのほうが増えた。ベテランの教官から技術を学ぶことができ、色んな人との出会いがあるのが楽しい。

とはいえ、自分で黙々と勉強して試験という一発勝負の場に賭けるタイプの資格にも意味はあるので、今後はもっとバランスよく挑戦していきたい。

自宅のスペースをフル活用できるようになった

実家では、1つの部屋だけを自分のスペースとしていたが、今の家はそんな自分にとって広すぎた。どうしても1部屋だけで全ての生活を済まそうという習慣が抜けず、2年以上はそんな暮らしをしていた。

でも、すべての部屋を「家」と認識できるようになってきたように思う。

「自力ではどうしようもないこと」にこだわらなくなった

メニエール病患者さんのために運営しているホームページでも、繰り返し触れているのだけれど、「自力でどうしようもないこと」を「どうしよう、どうしよう」と言っても、仕方がない。

それよりも「自分でなんとかできそうなこと」を見つけて、取り組んでいくという気持ちに切り替えることが、うまくできるようになった。

メニエール病のことでいえば「内リンパ水腫に、直接何かする」ことは、素人の私たちにはできない。でも、病気に対する考え方を変えるとか、不規則な生活をただすとかはできる。

また「将来はどうなるの?」と思い悩んでいても、将来が来るまでどうなるか分からない。それより「今、将来のためにできること」を見つけて、取り組んでいくほうが建設的だと思うようになった。

手帳を常に開いた状態で机に置くようになった

このブックスタンドに、手帳を開いた状態でセットし、常に予定が把握できるようにしている。自分が何をしてきたのか、過去の記録もとっている。

「予定や過去の行動が見えるから、どうなんだ?」と言われたら、よくわからない。ただ、時間という目に見えないものについての記録が見えることで、仕事の増加ぶりもよくわかり、そのことにワクワクするという流れは、確かにできている。

歴史的なできごとや事件について深く知りたいと思うようになった

日本や世界の歴史の中で、記録が残っているできごとや事件について、「こういうことがあったのだ」という事実だけではなく、その事件にいたった深い理由や、関係者一人ひとりの事情などを知りたいと思うようになった。

私は子どもの頃「アンネの日記」に関する解説書のような本を買ってもらったことがある(彼女の日記そのものではない)。その本をきっかけに、何人もの研究者が解説を試みたり、不明な部分を埋めようとしたりしていることを知った。「ものの見方は人によって違う」ということが、興味深く感じられた。

そのとき感じたことが「歴史的な事実とされていることも、実は人によって違って見えることがあるのでは?」という疑問につながっているのかもしれない。

歴史的なできごとや事件に興味を持つことが、仕事の増減とどう関係があるのかわからないけれど、調べることを通して、私の中で何か意識の変化があったのかもしれないなぁと思うのだ。

寄付をするようになった

私が子どものころと違って、現代は「寄付をする」ことが簡単にできる。衣類や日用品、髪の毛、ペット用品などの寄付を受け付ける団体がたくさんある。

自分にいいことがあったとき、あるいは使わないまま箪笥に眠らせてしまっているものを見つけたとき、「本当に必要な人に使ってもらえるように」と、必要なものを届けられる。これは、自分にとってもありがたいことだと思う。

ノートに書き留める習慣がついた

ふと疑問に思ったことや、マメ知識・雑学などすぐには使わないけれど、いつか役立つような知識を仕入れたとき、書き留めるためのノートを作るようになった。

書き留めることで、時間があるときに疑問を調べて賢くなることもできるし、「おぼえていなくては!」というプレッシャーから解放されるのも事実ではある。

とはいえ、このことも仕事の量を増やすために、直接どのように役立っているのかはわからない。ただ、仕事が増えた時期と、ノートに書く習慣ができた時期は一致している。

まとめ

やりがいのある仕事が増えるのは、ありがたいことだ。本当なら「これをしたから、こういう理由で仕事が増えた!」と因果関係を語ることができれば、もっと誰かの役に立つかもしれない。

そこまでの考察はまだできていないので、今回は「仕事が増えた時期にやっていたこと、変わったこと」を思い出して記録しておくことにする。

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