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変身写真で舞妓・花魁・白無垢・ドレス姿をきれいに残すコツ 宣材写真にも使えます

私は変身写真を撮るのが好きです。関西では、京都や神戸に長く続いている有名なスタジオがありますが、奈良や和歌山、大阪にも新しいスタジオが誕生しています。

私の変身写真撮影の経験をもとに、舞妓・花魁・白無垢・ドレスなどの姿をできるだけきれいに残すコツを紹介します。すべて私の経験にもとづくもので、他の考え方もあるとは思います。ご参考になれば幸いです。

花嫁さんの気持ちが少し理解できたドレス撮影

「撮ってもらおう」と決めたらすぐ始めること

変身写真を撮ってもらうことになったら、というより、「撮ってもらってもいいかな」と考えた段階から、すぐ始めてもよいことを紹介します。

猫背をなおし体の柔軟性を高める

猫背はできるだけなおし、肩甲骨を背中側にぐいっと引き寄せられるようにしましょう。肩甲骨を引き寄せて撮影すると、胸のラインがきれいに出るのです。

また、花魁撮影やドレス撮影では、さまざまなポーズをとることもできるので、当日にスムーズに動けるよう、体をほぐしておきましょう。

これらのことは、日常生活にも役立ちますね。

肩甲骨をしっかり寄せて撮影

肌トラブルをなくす、体質の確認をする

変身写真スタジオでは、長時間かけてメイクをしてもらうことになります。肌トラブルがあると、どうしても気になってしまいます。美肌修正はしてもらえますが、できる限りコンディションをよくしておくほうが、安心です。

美容院でシェービングをしてもらうのもよいですが、トラブルが起こりそうなら控えましょう。

さらに、変身写真スタジオで使われる化粧品で、どうしてもNGなものが存在する場合、早く相談したほうがよいでしょう。そのため、体質の確認をしておきましょう。

ハンドケア・ネイルケアを怠らない

和装・洋装のどちらの撮影でも、頬杖をついたり、小道具に指をそえたりする機会が多いので、手指の傷・荒れなどが目立ちます。しっかり手入れしましょう。私もこの点で失敗して、手袋をつけての撮影をしていただいたことがあります。

スタジオによっては、有料オプションでネイルチップを選べる場合もありますが、好みのネイルにこだわりたい人は、事前にネイルを完成させておくほうが安心です。

また生活の上で、ものを持つときに手指をそろえる習慣をつけると、撮影時にもきっと役立ちます。

実は指にけがをしてバンドエイドをしていました(-_-;)

旅行の予定の初めのほうに撮影を入れる

旅行の記念に撮影をしてもらうなら、旅行全体の予定のうち、初めのほうに撮影を入れましょう。

旅行中の日焼けや肌トラブル、環境が変わることによるむくみなどが影響しない段階で、撮影してもらうのがよいでしょう。

スタジオにもよりますが、美肌修正などときちんと行った写真は数週間後となる場合でも、スマホ等で閲覧するための写真は、数日中に送る、というオプションもあるかもしれません。
旅行中に写真を送ってもらえるとしたら、嬉しいですね。

撮影予約を入れる段階で決めておくこと

多くのスタジオが、メールフォーム等で簡単に予約を取れるようにしています。メールフォームには自由記述欄があるので、この欄を活用して要望を伝えましょう。

何のための撮影かを明らかにする

「話題になっているから、一度くらいはとっておきたい」
「結婚や卒業の記念に」
など、撮影の目的を明らかにしておきましょう。

撮影の目的を明らかにすれば、どのコースを選べばよいか、どんな準備が必要かがわかりますし、スタジオの人も相談に乗ってくれることでしょう。

私は、花魁撮影が専門のスタジオで白無垢姿を撮影していただいたとき、
「あまりセクシーにせず、本当の婚礼写真に近い雰囲気で」
とお願いし、その理由もお伝えしたところ、本当に満足のいく撮影をしていただけたことがあります。

白無垢はかなりの重量がありますね

衣装や小道具の持ち込み可否を必ず確認する

スタジオによって、衣装や小道具の持ち込みをどこまで受け入れてもらえるかが違います。撮影料金も違う場合があります。

持ち込みの衣装や小道具にどうしてもこだわるのか、それともこだわりがないのかで、スタジオの選び方が違ってくるでしょう。

予約を入れる前に、衣装や小道具の持ち込み可否や料金について、スタジオに確認しておくことをお勧めします。

愛用の作業服で撮っていただきました

絶対に避けたいことも明らかにしておく

これまでに変身写真や宣材写真の撮影の経験があって、後悔していることがある人は、その点も伝えるほうがいいでしょう。
これまで撮影した写真を当日に持参して
「このとき、こういう後悔をしたから、こうなってほしくないんです」
と伝えてもよいかもしれません。

私は、生まれつき目が大きく、アイラインを入れすぎたり、つけまつげを派手につけたりすると、目が怖くなります。そのような経験を伝えると、配慮してもらえることでしょう。

やさしい目元にしていただきました

似合う色・似合わない色、仕上がりのイメージを明確にしておく

特に舞妓や花魁の衣装をつけて撮影する場合、普段は見慣れないような衣装が並んでいる中から、どれを着たいか自分で選ぶことになります。
何のイメージも持たずにいると、とても選べません。

似合う色・似合わない色を把握しているだけでも、衣装選びが楽になります。

ただし、日常生活ではありえないような照明のなかでの撮影でもあるので、担当の方に
「普段はこういう色が似合うんですが、この衣装で大丈夫でしょうか?」
と聞いてみると安心です。

青い着物を選んでいますがセットやポーズの関係で青色が目立ちません

当日の気象条件が悪い場合のプランも確認しておく

舞妓や花魁の衣装をつけて、屋外で撮影ができるプランも数多くあります。
このようなプランは、当日の気象条件が悪いと実行できなくなるかもしれません。

がっかりするかもしれませんが、スタジオの方々は、そのような中でも最善の撮影ができるよう配慮してくれます。そのような条件下で、自分自身も最善の表情やポーズができるよう、心の状態を整えておきましょう。

気象条件が悪くても落ち着いていられるよう、「気象条件が悪い場合、どのような撮影になるのか」を確認しておくとよいでしょう。

撮影後のことも考えておく

撮影後はメイクを落としたり、着替えたり、スタジオによってはどの写真を遺したいかを選んだりする作業があります。撮影後を快適に過ごすための準備も考えておきましょう。

メイクやヘアセットをどうするか考えておく

変身写真のスタジオのほとんどは、メイク落としようのクレンジングやオイル、ヘアドライヤーやヘアアイロンなども準備してくれているでしょう。ただ、人気のあるスタジオでは、身支度をするお客さんがかなり多いので、落ち着いてメイクやヘアセットができないこともあります。
かつらやウィッグをつけるために、地毛をしっかりと押さえるスタイルにしていた場合、特に前髪の乱れが気になるものです。

宣材写真を撮影するスタジオでは、撮影後もそのままのメイクとヘアセットで帰宅することを前提にしていることが多いです。

ヘアメイクをしっかりなおせないことが気になる場合は、ネットカフェやスーパー銭湯でゆっくりとシャワーを使い、ヘアやメイクをなおすという方法もあります。

このメイクでは帰れないですね(-_-;)

撮影した写真をどのように使いたいか考えておく

撮影後は、20~50カット、場合によってはそれ以上の写真のなかから、どの写真を保存しておきたいかを選びます。
このとき「どんな場面で写真を使いたいか」を考えておくと、写真選びに役立ちます。

年賀状に使いたいとか、SNSのプロフィール写真に使いたいという場合、全身を撮影したものより、上半身、胸から上などを撮影した写真が向いているでしょう。事情により横顔や後姿の写真を選びたい、という人もいるかもしれませんね。

逆に「大きなポスターのようにして、自宅に飾っておきたい」というような場合は、華やかな衣装がすべて写っている写真のほうが、いいかもしれません。

「どんな場面で写真を使うか」を考えておくことが大事です。

お疲れ様でした

皆様の変身写真撮影が楽しい時間となりますよう、心からお祈りいたします!

私が現在考えていることは、手作りのアイテムを使って変身写真を撮ることです。服を作り上げるほどの技量はないので、ヘッドドレス、花冠、ベールなど、自分でもできることに挑戦したいです。

いただいたサポートは、ライター志望、フリーランス志望、地方在住で起業を考える皆さんに向けたセミナー運営費用などに使わせていただきます。