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サインを入れてくださいますか?

「挫折しそう」を乗り越える10の方法(冊子版) をお買い上げくださった方から「サインを入れてくださいますか?」と言われたことがあります。

……え、サインなんて、したことない(焦)……

お言葉そのものは本当にうれしかったのですが、頭は真っ白です。


ピンチの真っただ中、思い出したことがあります。

ある大学の先生のご著書に、サインをお願いしたときのことです。

その先生はタレント活動などはされていませんので、特別にかっこいいサインをしてくれたわけではないけれど、

「今後ますますのご活躍をお祈りいたします」

と丁寧な言葉を書いてくださいました。

私は、サインそのものが嬉しいのではなく、

「ずっと憧れていて、お会いしたかった、講義を受けてみたかった先生が、今は私のために、サインをしてくださっている」

その事実が、嬉しかった。


だから、私は「サインして」という初めての「依頼」をくださったその方に、

お会いしてお話しできて、嬉しかった

という気持ちをこめて、サインというより、短い手紙を書くような気持ちでペンを執りました。


自分のサイン。

考えたことはなかったけれど、今後のために何か作っておくのがよいのかもしれません。

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