映画「FLEE」
推し活として「シンウルトラマン」を見に行く予定だったのだが、YouTube でラッパーのダースレイダーとジャーナリストの北丸雄二が、映画「FLEE」について語る番組を見て、予定を変更してこの映画を見に行くことにした。
ダースレイダー x 北丸雄二 #FLEE アニメーションの新たな可能性 - YouTube
アニメーション映画だが、時々実写(当時の映像)が入り、ストーリーは実話に基づいている。
登場人物たちの安全やプライバシー保護の観点からアニメーションにしたとのこと。
私のアニメーション映画というと、幼少期にディズニー映画が好きで幼稚園→小学生の頃は公開されたディズニー映画はすべて見に連れて行ってもらった記憶がある。
ディズニー映画といっても、昔のなのでバンビとか白雪姫とかファンタジアとか・・・
で、思春期以降現在に至るまで、ほぼアニメ映画は見てない。
映画館でアニメ映画を見たのは、高校生の時の宇宙戦艦ヤマトくらいで、ジブリ映画とかまったく見てない。
ナウシカだけ歌舞伎の予習として、テレビで見たくらい。
そんなアニメにはまったく疎い私だが、こういうテーマのドキュメンタリーを、アニメの手法を使って映画として伝えるという新しい試みの映画は、とても面白いというか考えさせられる映画だった。
見た後に、いろいろ考えて頭の中がグルグルしてしまう映画だった。
主人公(アフガニスタン難民)が最初に逃げるロシアの移民に対する接遇はひどいことがわかった。
ひどいけど、そのひどさは現在の日本の難民政策とシンクロする感じがした。
ちなみにFLEEとは逃れるとか、避難する という意味。
(ネタバレ)
主人公は長兄によってデンマークに逃れることが出来、自らのアイデンティティを確立することができた。
そこには家族のために働いたために長年付き合った彼女と結婚することができなかった長兄など家族の援助と、デンマークという難民を受け入れ、LGBTQに理解のあるお国柄もあった。
もし彼と彼の家族が逃れた先が日本であったら、このようなエンディングのストーリーになっていたかどうかと考えると、日本の偏狭さがしみじみ思い知らされる。
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