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巫女バイトを経験して

こんにちは。高校5年生です。

いかがお過ごしですか。お正月疲れはありませんか。

これから、三が日に巫女として神社にお勤めした経験をお話しします。

77回目『初めての巫女バイト』で書いた3つの心配事について。

まず、巫女装束は何とかきちんと着られました。脱いだ後に畳む方が大変でしたが、2日目からは迷わず畳めました。お勤めの途中で袴が崩れることもありませんでした。良かった!

クレームも特段ありませんでした。接客業のアルバイトの経験が生きました。

不安が残ったのはお金を扱うこと。暗算がとにかく苦手な上、お守り・お札の初穂料が本当にバラバラ。

しかも1度に7、8体と授与(購入)される方も少なくなく、焦りながらやっと合計を出し終えた後で「あ、やっぱりこのお守り要らない。こっちに変えて。これも」などと言われると、何円のお守りを取り消してどれを追加するのか急には分からず、パニックでした。

すみません、私が計算苦手すぎるせいです。

それでも、最初はいちいち表を見なければ初穂料が把握できなかったのに、2日目にはお守り・お札を指差されただけで「○○円のお納めでございます」と口に出るようになりました。

あんなに種類が多いのに、我ながら驚きです。

印象的だったのは、本当に色んな方がいるのだと世の中の一部を垣間見た気持ちになれたこと。

巫女にも「ありがとう」と頭を下げてくださる方もいれば、「明けましておめでとうございます」「ようこそお参りくださいました」とご挨拶したり、お声がけしたりしても無反応の方もいらっしゃいます。

普段のアルバイトでも同じくですが、対応する立場になって初めて分かることがたくさんありますね。自分の行動を改めて見直すきっかけになります。有り難いです。

1日中慣れない衣裳で動き回り、1日中気が抜けないお勤めでしたので疲れはありましたが、慣れたらとても楽しかったです。

「自分が幸せをお授けする立場にあるんだ」と身が引き締まります。

いつもと違うお正月を過ごしたいと思ったら、ぜひ巫女さん、おすすめします。女性の巫女だけでなく、男性の求人を出している神社もあるようですよ。

1つ、気づいたことがありますので、今後巫女さんをやってみたい方にお伝えします。

喉のケア、大事です。

巫女は意外と声を使います。高齢の方も多いですし、今年はマスク越しで更に声が聞こえづらく、声を張りすぎて1日目、既に喉がカサカサでした。

私は喉が弱いので、水分補給の際に小さなのど飴をなめたり、喉に噴射するスプレーを出勤前に1回済ませたりしました。

あと、1日目は喋りすぎたので反省。お守りを迷っている方に「どのようなお守りをお探しですか?」と積極的に聞いたり、お守りの説明を丁寧にしたりして、自分でも気づかないうちに喉を酷使していました。

でも、多くの方はおすすめしたお守りを選ばないんですよね。結局自分で選ばれる方がほとんど。そのため、余計な口出しはしないと決め、それ以降は訊かれたときだけ喋るようにしました。

以上、巫女バイトを経験してのお話でした。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

次の投稿でお会いしましょう!