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広告振り返り~2023年1月~

 2023年の広告初めはインパクトある広告が揃いました。何だかんだ昨年は広告最終回なんじゃねえかと思われるタイミングも多々ありましたが、結局広告は不滅って事です。
 Twitterが無くなるかもという事でMissKeyやmixiに移動する方もちらほら見かけるようになりましたが、自分はTwitterに加えてTiktokを始めたのでよろしくお願いします。自分は別に踊らないけどTiktok特有の広告文化は中々興味深い所があるので、もう少し広告を見たらnoteにするかもしれません。
 ただTwitterほど広告が見やすいサイトも無いので、出来れば引き続きTwitterも頑張って欲しい所ですけどね。

・誓約少女

 新バージョン登場! と言って出す広告がクイックス、あるいはヴォルフィードのパクリなのはセンスあるよ。というか、偽ゲーム広告の中でもクイックスは普通にやりたいじゃん。

 キャライラストをアピール出来る広告としてクイックスは良いネタというか、ギャルズパニックというアーケードゲームがあったんですよ。偽広告が一周して本当にあったゲームのネタに近くなってくるのは趣深い物があります。
 ギャルズパニックはS2というバージョンが昔近所のゲーセンで稼働していて、スーパーカネコダイヤルという電話番号が出て来るデモ画面を見た当時小学生の焼きそば少年は「これで電話したとしても、ヤクザの事務所か何かに繋がってしまうのでは?」と恐怖するあまり、隣で稼働していた怒首領蜂大往生をやっていました。あと小学生にそういうゲームをやる勇気はありませんでした。今となっちゃそんなアケゲーもすっかり無くなって……
 昔のアケゲーは乳首まで見せる辺り時代を感じるってモンです。これが「良い時代だった」のか、はたまた「流石にもうちょっと規制しろよ」になるのかは人によると思います。

 まあもう今となっては広告ばかり見ている焼きそばになってしまったので、ダンシングアイという3D脱衣クイックスを堂々と遊べるようになりました。
 今ならギャルズパニックにリベンジ出来ると思うが、ギャルズパニックが稼働しているゲーセンなんかあるのでしょうか。あったらやります。
 ようやく本題に帰ると、「美少女キャラが出て来るエロい陣取りゲームは日本が20年前に通過した道だッッッ」という事です。アケゲーを延々語る烈海王になっちまった。

 誓約少女は上海をベースにした偽ゲーム広告まで出している辺り、絶対この広告作ってる人間はゲーセンの民だと思うんだよな。実際、上海をベースにしたソシャゲのミニゲームとかあっても良いと思うんですよ。
 クイックスはともかく上海ってゲーセンのレトロゲームコーナーに置いてある率が高くて、異様に上海が上手いおじさんがゲーセンに一人はいる物なんですよ。類似する存在にコラムスおじさんもいるけども、そんな懐かしい猛者、上海おじさんやコラムスおじさんをスマホゲームに呼びたいのかもしれません。
 でも将来的にはアケゲーマー全員がそういうおじさん扱いされる時代が来るよ。現代のアケゲーをやってるおじさんはスターホースや麻雀格闘俱楽部、エルドラクラウンをやってる印象がありますが、将来的にはこれが音ゲーおじさん、エクバおじさんになっていく訳です。老いってこえ~

・Jmin Games

 1月に本格的に動き出した「遊べないどころかダウンロードすら出来ないゲーム広告」、Jmin Gamesの広告です。
 AIイラストを活用したJmin gamesの広告自体は11月に登場済みだったんだけども、1月は動画形式にしてより注目を集めるような内容になっています。
 詳しくは以下の記事を見てくれ! 11月~1月のJmin gamesが出した広告は全部他にまとめてます。

・X-ヒーロー:犬を助けろ!

 犬を助ける広告なんだけど、妙に凝った線を一瞬で引いたり、青い強いハチがいたりする。
 というかガッツリ囲んでいるのにマップを無視して吹き飛ばすのはやめなさい!

 この広告ではコメントを参考に変な線を書いている。
 実際こんな線を引くゲームを配信でやったら盛り上がるのかな……人によっては割と盛り上がりそうだな……

 全部成功パターン。
 成功するのは良いけど、肝心の成功パターンはガッツリ塗って巣と穴に栓をするような物ばかりなので成功例に華が無いんだよな。
 普通にゲームしているんだったら良いけど、これは広告だからスマートな解法でクリアしてほしい。黒のベタ塗りでクリアじゃリアクションに困っちまうよ。

 丁寧に地形に沿って線を描いてダメじゃもう何してもダメでしょ。
 どんなに丁寧に線を描いても地形無視して線が吹っ飛んじゃうんじゃおしまいだよ~

・無限レーン

 無限レーンまでベイラーレジェンド、あるいはXヒーロー的な襲い来るハチから犬を助ける広告に全乗っかり。空前のハチブームが終わりません。
 6つ用意されたカルーセル広告全部で犬を助けるゲームをやっているんだから本気さが伺えます。犬じゃなくてババやネズミを助ける亜種まで用意している辺り本当に手が込んでいるというか、他に広告したい事は無かったのかというか……

 ちなみに12月時点で犬助け広告をやる気満々だったことは追記しておきます。
 「あたしと一緒にわんちゃんを助けろ♡」じゃないよ。

 棒人間が銃を持って戦う広告。これまたカルーセル広告です。
 音楽は無くてSEだけというあまりにも寂しい出来であるが、気になるのは画面下部の表示。「セーラーウォーズモジュールで公開された広告素材プロモーションシーン」ってなんですか?
 こういう広告を作る為の動画ソフトとしてセーラーウォーズモジュールという物があるのかもしれない。というか、超次元彼女もこういう広告を出していたんだからカジュアルゲームの広告を出す用の動画素材、広告素材保管庫みたいなのが絶対にあると思うんだよな。
 見かけたら教えてください。僕もこういう動画作りたいので……

 「マルチプライヤーゲートに人を飛ばして群衆を増やし、すべての拠点を占領してくだ@infilane」ってちょっとおもろいな。占領してくださインフィレーン。
 この映像の下部にも「広告素材プロモーションシーンは、『エンド・オブ・ザ・ライン キャノンボールマン』モ」という記載がある。全体的に見切れるのはやめなさい!

 これまたカジュアルゲームの広告なんだけど、5枚目のカルーセル動画をご覧ください。

Help me

 カルーセル広告で目立たねえからって5枚目にトーマスを出演させているんじゃないよ。カラーリング的にはヘンリーなのかな? いやそんな事はどうでも良い。
 カルーセル広告の使い方は色々検討されているけども、広告なんか全部見ないだろうという読みで奥の方の動画に著作権アウトな広告を混ぜるのは初見テクだ。
 そもそも著作権を破るのはダメだとして、そういう悪行で注目を集めたいなら最初から目立つところに置くのがセオリーだと思っていたんですよね。それをあえて隠すというのはちょっと驚きがありました。

 ちゃんと美少女を紹介する広告。
 日本向けの広告にするならちゃんと日本語を記載してくださいよ! 3枚目の広告はほとんど中国語じゃん。
 しかし無限レーンはカルーセル広告がやたら多いね。1つの広告に含まれる情報量が多いが、自分からするとどれもあまり刺さりませんでした。でもたくさん映像を出せば、そのうちのどれかが刺さる可能性は増えます。期待値上げるためにたくさん広告を出すのはおねがい社長や魔剣伝説も通った道だけども、2023年からはカルーセル広告でまとめて映像を出す、って言うのがメインになっていくのかな。

・World of Warship Japan

 無限レーンの広告をさんざん見た後にWorld of Warshipsを見ると、さすがにスケールの違いに驚かされます。そりゃそうだよな。皆戦艦が戦うタイトルを期待して広告を見ているのに、何で無限レーンはハチから犬を助けるゲームの広告してるんだって話。
 それ以外には特にどうという事は無いんだけど、さすがにグラフィックがすごいよね。比較対象がアレ過ぎて小学生みたいな感想になっちゃうよ。

 World of Warshipはひたすらプレイ動画を垂れ流す広告しかない。
 それだけゲーム内容に自信があるという事なのだろうか。まあありもしない隠し10連ガチャやゲームの本筋と関係ないミニゲームを広告するよりはマシ……なのかな……

・Idle Lumber Empire

 水場から木を取り出していく作業員たちのいつもの広告。彼らも割と定番キャラになってきましたね。
 カジュアルゲーム的なノリの広告でもランバーエンパイアは絵面が他のゲームと違っていて良いんだよな。そろそろ他のゲームが絵面をパクリだしそうだけど、案外面倒なのかパクられていません。

 このタイプの広告をパクりづらい理由、多分キャラを出しづらいのが良くないんじゃないかなと思います。どんな美少女の絵があっても大工をさせるには難しいというか、仕組み化する過程に美少女はノイズになり過ぎる。

・Gold & Goblins:Idle Merger

 ゴブリンが宝石を掘っていく広告。天然石というかガラス玉らしき物を集めていく描写に関してはゲーム内容が分かりやすいが、細かいビーズみたいな石がいっぱい敷き詰められた絵はイヤな人もいそう。集合体恐怖症って奴ですか。
 でもこの広告自体は、以前あった木を伐採して売って車をアップデートする広告とやってる事一緒です。それこそLumber Empireと一緒だよ。

 ちょっとした色違いバージョンもある。
 本当にちょっとした差しかないが一応。どうしても広告をたくさん出したいならこれくらいの違いでも良い、という勇気を与えてくれます。

・猫とスープ

 以前広告で登場した猫とスープが再登場。テーマ自体はSNSウケする内容なので、そりゃ話題にはなると思います。
 ちなみに猫とスープにはネットフリックス版があり、そちらだとゲーム内広告が表示されないとの事。ここはちょっと賢いというか、ネトフリ加入者ならよりお得という形でダウンロードを誘導しているのは面白いですね。

 つーか、猫が出るだけで一定数の話題が獲得出来るのは現代のバグだからそろそろ法規制した方が良いんじゃないかなと思います。猫は広告出演禁止にした方が良いよ。
 猫は人間と違って見た目が良いし、不祥事は起こさない(起こしても大体可愛いで許される)し、それで話題性も抜群なんでしょ? 考えれば考えるほど反則だし、本気でAIと猫が手を組んだら人間製の広告全部駆逐出来るんじゃないかって思う。

 猫の労働団体がストライキを起こす。
 これも猫だったら速攻で受け入れられそうだが、人がやりだすともう大喧嘩でしょ。人間は猫に対する寛容さを少し人に分けてやるべきなんじゃないか??

・干支っ娘 花札バトル

 新作ゲームらしい。花札を取り扱ったスマホゲーム自体はありそうだし、干支を擬人化したのもありそう。ただ、干支の擬人化と花札の取り合わせは新しい、みたいな所なのかな。それはそれで誰かやってそうだけど。
 2023年春に登場するらしいので、春に期待。

・雀皇麻雀

 麻雀アプリと言うと雀魂が思い当たるが、これはまた別の麻雀アプリらしい。何が違うのかよく分からん……
 これってもはや好きな絵面のキャラがいるか、いないかでしか差別化していないのでは。あるいは声優とか。でも麻雀と言うゲーム自体、対戦相手がいれば何でも良いまである。
 まあ好きなゲームを選べば良い、で終わりの話です。

・セガネット麻雀MJ

 そう言えば麻雀アプリと言えばMJもありましたよ。スマホの麻雀アプリだとすっかり雀魂の方に知名度を持っていかれてしまったが、こういうゲームの方がおじさんはやりやすいんじゃないか。
 でもそんな硬派ビジュアルのMJにすら「限定SSRキャラ」が出て来るんだから、現代のアプリゲームには美少女は欠かせない物であるらしい。そう考えるとアンツや最強でんでんってすげえな。主人公が人ですら無い。

・みんなで早押しクイズ

 クイズゲームの新作。最初に有名声優とキャライラストを出して、例題としてクイズを出して、タイトルを出す。普通の広告だな!
 クイズゲームだからか、真面目に正解を出しているのが印象的。Hero Warsなら間違えてるよ。

・魔石騎士団

 パズドラの美少女版みたいな作品。3マッチパズルゲームは偽ゲーム広告の常連のように思っていたので、ちゃんと3マッチパズルゲームらしいのは普通に驚きである。
 逆に言えばパズドラという絶対王者がいる中で3マッチパズルってイケるのか? とも思うが、その辺はパズル&サバイバルという先輩もいるのでやり方によるんでしょう。今後に要チェック。

・Echocalypse -緋紅の神約-

 -40°の極寒の中、電気を動かして暖を取っていたら女の子が来たので助ける広告。一見なろう系と見せかけて、極寒の中で震えるだけで生き延びられる主人公も、極寒の中半袖で歩き回れるヒロインもバケモノという変化球な広告です。
 つーか最初から暖房くらいつけとけよって感じもするな。転生した瞬間に-40°だったのか、それともインデペンデンス・デイみたいに突然大寒波が来て-40°になってしまったのか。よく分からないが見ていて面白いのは確か。

 網フェンスにハマった美女を助けろ! おねがい社長でも見た広告だ。
 露骨な失敗パターンだけど、トンカチで思いっきり女性のそばの網フェンスを叩いてるのは煽りかなんかでしょ。女性の目の前にホットドッグをちらつかせるのも中々の嫌がらせぶりです。

まさかこれ、針が背中に刺さって抜けない……?

 薄い本なら壁尻ジャンルに発展するんでしょうけども、そんな事はありません。この女性はどうやってこのデカい胸とデカいケツでフェンスの中に胴体を押し込んだのか。
 というか最初の画像の時点で頑張って腰をかがめれば脱出できるんじゃね? という気もします。真剣に見なくてもガバガバなのに真剣に見たら余計にガバガバじゃないの。

・忍者マストダイ

 新キャラを紹介する広告。最近のアプリゲーム、鬼頭明里が登場しがちです。
 一見ありがちなダンス広告と見せかけて、ちゃんとゲームプレイもします。

 忍者マストダイも実写広告をやっていた。
 実写にする意味があるのかは怪しい内容。

 見るからに中国テイストな広告だ。
 「カラコを持つなんてそんなに偉そうなの!?」からあの「そりゃそうだよ」のテンポ感が好き。

・AFKアリーナ

 AFKアリーナも久々に広告を見た気がします。一応これはやってるので自分もゲーム内容について書きようがあるが、SPベリンダを筆頭としたSPキャラって重ねるのがマジで面倒くさい印象がある。
 というか時の神殿出身のキャラは全般的にガチャが渋いんよ。元より重ねづらいゲームなのにガチャが追加されるたびに育成がしんどくなっていくんだから大変です。
 とはいえゲーム内や公式ツイッターで見られたアニメの出来はとても良いので、これを広告にしたのは良いですね。というかこれまで何故広告にしていなかったのか。自分が見てなかっただけでSPタレンとかも広告してたっけ?

・スピードダッシュランナーズ

 1月の新作ゲーム。なんか見覚えあると思ったら「モンスターストライク」と書いてあるじゃないの。
 別にモンスト関係ないんだったらわざわざモンスターストライクと書く必要はないのでは? とも思うが、その辺はもうブランド化してしまっているのでしょう。
 キャラも再利用できるし、モンストファンもとりあえず呼べるしで合理的と考えているんだろうな。

・ゴーストスクランブル

 あなたも随分久々に見たね。2022年7月にリリースしていたが、この時期に改めて再広告してリスタートを切りたい目論見か。
 内容としてはそんなに変わっていない。一応ガチャを広告してはいます。

 こっちの広告の方がどの辺がアップデートされたか分かりやすいですね。
 元々縦画面だったのが横画面になった、というのが大きなアップデートらしく、この後の広告でも多数スマホを横画面にして遊んでいる人が出てきます。
 最初期のゴーストスクランブルを遊んでいる人からすると縦画面ゲームだったのに横で遊んでいるのは何なんだ、と思う人もいるかもしれませんが、これが正解の表現のようです。

 この広告ではちょっとモンストらしさがある。これはモンストの屋号をもらっている理由を感じる広告ですね。
 今なら★2キャラが手に入るらしいが、★が少ないとやっぱり先入観で「レア度低いんじゃね?」「大した物もらえてなくね?」って思っちゃう所はあるよね。だからと言って無駄に★の数を増やして「★2億(実質アンコモン)のキャラもらえる!!」とかやられても困るんだけど。

 こんな一家全員でスマホゲームやってる事ある? と少し思ったが、現代においては充分あり得る。というか、一家全員がスマホという形でもゲーム機を持ってるのが当たり前の時代ってかなり今時だよね。だからこその絵面なんじゃないの。
 だからと言って家族揃ってゴーストスクランブルをやるかはまた議論の余地がある。一家全員でポケモンGOとかならあり得る気がするが。

 みんなで協力する広告の2パターン目。
 今時はかなり協力を強いてくるゲームが多い気がするが、「協力」ってそんなに良いワードなのかな。でもこのゲームが協力を推したいなら必要な単語なんだろう。

 ゴーストスクランブルはこのタイミングが頑張り所と読んでいるのか、めちゃめちゃ気合いを入れて広告をリリースしていた。
 全体的にまとまった出来なので、出来る事をちゃんとやったなあという印象です。

・モンスターストライク

 本家本元のモンストはアミダなるキャラを告知。誰だかわからんけど、多分売れ筋にするつもりのキャラなんでしょう。わざわざアニメの変身バンクまで年末年始向けに作っているし、その力の入り具合は一目瞭然。
 本家モンストがバカ受けしている間にゴーストスクランブル、あるいはスピードダッシュランナーズを次世代のヒットゲームにしたいという狙いが見えます。上手く行くと良いですね。

・TRAHA INFINITY

 あれ、TRAHAって昔広告してなかった? と思って調べてみたら、初代TRAHAが2020年4月に出てて、今回広告しているTRAHA infinityが事前登録受付中の新作のようです。
 今日び珍しい普通にカッコいい広告。最近は普通にカッコいい広告が減ったもんだから、こういう広告は貴重ですよ。

・NIKKE 勝利の女神

※参考動画は削除対策のため途中から音声が切り替わっています

 日本だと比較的普通の広告が多いNIKKEだが、なんとタイ限定CMではコスプレ美女がケツを振る広告をリリース。尻を振っている美少女に舌なめずりするオタク君さぁ……
 そりゃ尻が揺れるのはアピールポイントなんだけど、こんな露骨に尻を揺らさせる広告あるぅ!? 昭和の広告って感じでめっちゃ好きです。

 でも嫌いな人は嫌いな広告なのは間違いないし、オタクのステレオタイプを助長するというというのも分からんではありません。
 そんなこんなでタイで炎上してしまい、謝罪文を出す羽目になってしまったと。今回問題だったのはこのゲームのメイン購買層であるオタクを誇張し過ぎたのが良くなかったんだろうなと思います。
 令和の時代に許される広告じゃなかった。1月の広告じゃトップクラスに好きな広告なんだけどな。

 尻も揺らすしケツも揺らす広告。
 何でも揺らせば良いという物なのか。良いんです!

・NBA All World

 バスケ版ポケモンGO、あるいはイングレスと言った新作広告。
 バスケゲーム特有の悪そうなBGMとカッコいいダンク、シュートメーターがある事は分かったが、それ以外はよく分かりません。どの辺で歩く要素を絡ませているんだ……

・ブルーロック Project:World Champion

 今話題らしいブルーロックという漫画? だかアニメだかがゲーム化されたらしいです。
 初手で三苫薫コラボを打ち出してリアルサッカーファンも取り込んでいこうというコラボ方針はさすがだけど、こういう漫画原作ゲームでの実在選手って扱いが難しそうだよね。弱くても三苫ファンが残念な思いをするし、強くてもそれはそれで原作キャラの良さを潰しかねないじゃん。
 そう思って調べてみたら評価としてはそんなに高くないっぽいけど、ウマ娘的な育成システムなのでその気になれば強い選手も作れるようです。なるほどね……

 ブルーロックを知らない方はこの広告を見ればわかるんじゃないですか。
 自分は知りませんでした。サッカーゲームと言うと宇宙からやってきたサッカー選手と戦っていたイナズマイレブンを思い出してしまうので、「あ~、宇宙じゃなくてワールドカップ目指すんだ」と思いました。それが普通だよ。
 対象になる年齢層として、必殺技でサッカーの試合中に時間を止め始めるのを期待しちゃうような人間は対象にしていないんでしょう。でもゲームになるんだから多分面白い作品だと思います。今度見るよ。

・ブルーアーカイブ

 稼働当初は文句が目立ったブルーアーカイブも2周年らしいです。ちなみに広告を見る焼きそばが広告をまとめ始めたのもほぼ2年前なので、実質的にブルアカと共に歩んだ広告まとめnoteとも言えます。実際に取り上げた広告の数としてはおねがい社長の方が圧倒的に上だけど……
 ブルアカも稼働当初はなんか不具合が多いし、当時はウマ娘も大ブームだったしでどんどんフェードアウトしていったのに、よくもここまで復活したもんです。その復活した原因がどうとかって話は、他の文章書きに任せます。
 ブルアカ自体は極めて普通の広告なので、ツッコミどころはそんな無いです。逆に言えば広告でイメージをずっと崩さなかった、上手くいかないからってピン抜きパズルを始めなかったのは本当に偉いと思います。

 星3排出率が2倍! って言われてるけど、星5高級車、隠し10連ガッチャに慣れ切った現代SNS人には星3が2倍程度ではなびかないんじゃないですか。本当は星3(最高レア)とか表記しておいた方が親切な気がします。
 とはいえ、そういう小難しい事をしなくても人気ゲームで、誠実な広告だけしているタイトルであれば通っちゃうんだよなあ。だから普通の広告を積み重ねるってのは大事なんですね。
 闇の広告勢は一見してインパクトのある広告を目指したがるが、結局長く喜ばれるサービスをして、真面目に広告をするのが一番ってもんです。まあそれが一番難しいというか、夢破れし広告の骸が背後に山と積まれていると言いますか……

・アークナイツ

 アークナイツも広告をやってます。ブルーアーカイブが何とも微妙な、残念ゲーっぽい扱いをされていた時期を支えてきたのはアークナイツですよ。
 Yosterはどんなにブルアカが苦しくても山手線の電車広告とTwitter広告をやめなかった事はあまりにも有名ですが、ちゃんとブルアカリリース後も広告を続けている。まだまだ大人気コンテンツとしてYosterを支えて行こうという気概を感じます。

 だいたいアークナイツも3周年だって言うんだからすごいよ。ブルアカだけでなくアークナイツもしっかり周年まで続けているって、何気なく出来る事ではない。
 オリジナル作品だけをやってそんな2周年、3周年と続く話を複数タイトル輩出しているのは、やっぱり広告だけでなく中身の良さもあるんでしょうね。
 今後にも期待。

・ガーディアンテイルズ

 Yoster勢の中では比較的話題になりづらい印象があるガーディアンテイルズだが、これもまたどこかのタイミングでバカ受けしてオタクらが「ガデテルやらんか~」くらいの事を言い始めるんだろうなと思っています。
 ニコニコで突然ガーディアンテイルズのネタ動画が上がって、それが原因で大ヒットみたいな事がもう一度起こったらいよいよ自分は案件を疑いますからね!!

・パニシング:グレイレイヴン

 相変わらずパニグレはカッコいい広告を出すね。こうして広告を見ていると毎回もう一度復帰したくなる辺り、やっぱりオシャレなゲームなんだよね。
 最近AFKアリーナも相当惰性プレイになってきたし、ここらで引退してパニグレをまたスマホで始めようかなあ。でも正直ソシャゲはいちいち負担がデカいからパニグレまでやっている暇が無いんだよなあ。
 自分が家庭用ゲームをそんなに出来ないのは広告を見ている時間の方が長くなってしまっているのもあるけど、真剣にソシャゲを掛け持ちしているせいでまともに家庭用ゲームが出来ないというのもあります。現代はこれに加えてホグワーツレガシーみたいな大型タイトルもあって、アケゲーも更新があって、無限に娯楽が溢れてるんだぜ? 広告もナンボでも出て来るし、働いてる場合じゃないよなあ。

 パニグレにしては失敗シーンの多い広告。
 最後にリベンジするみたいな内容だと思うんですけど、どうでしょう。死にゲーでも無いなら失敗シーンって無理に入れなくて良いと思うんですけども。

 普通にこの広告だけで良い気はする。
 それでも人は失敗系広告を求めるから、失敗広告は無くなりません。なぜ人は失敗シーンに惹かれるのか。

 カレニーナって普通に可愛いキャラなんだよなあ。
 スタートしたら比較的序盤に手に入れられる事もあって、自分も好きです。
 パニグレマジでもう一回やりてえな……時間がな……

 超カッコいいPV。
 1回通しで見て欲しいよ。

 パニグレは白黒の無声映画風アニメを広告していた。音が入っていないので声優を起用する必要は無いし、絵面も新しく見える。結構好きな広告です。
 これで会話内容をコメントするという大喜利企画もやっていたので、その辺でも話題性を取ろうという狙いを感じますね。いい広告。
 ちなみにこれは後編らしい。前編は公式Youtubeチャンネルをチェックしてくれよな。

・SANKYO

 筋トレではなくパチンコをするMV。筐体ベンチプレスってすげえと思うんだけど、本物のベンチプレスの方がしんどいんでしょうね。
 いちいちMVの演出に挟まる注釈文にも注目すると面白い映像です。筋肉も素晴らしいし、これもまた筋肉広告の亜種だと言えるでしょう。

 炎炎の消防隊も広告済み。
 これって結構最近のマガジンの作品なのにパチンコ化するんだ? と思ったが、2015年に始まった漫画らしいのでもう8年前の作品です。当時の中学一年生がパチンコに行けるくらいの歳の話なんだなあ……

・ジャックポットワールド

 スマホ用カジノアプリ、ジャックポットワールドの広告はひたすら当たる所だけを流している。まあこのスロットには原作とか無いし、当たりやすいイメージを植え付けたいんだろうなと思います。
 SANKYOも原作がなかったらこうなっていたのかもしれない。

・DYNAMITE BOATRACE

 ダイナマイトボートレース、突然鉄拳とコラボする。
 何で鉄拳なのか、そして400万円ってマジかって感想が浮かぶんだけども、この辺のワードは全部ボートレース行く層に刺さるんだろうなと思います。

 ダイナマイトボートレースに関してはアイアムアボートレーサーシリーズがおなじみだけども、ここに関しては無理に突っ込みません。
 というのもこういうシリーズ物は別に見りゃ分かるでしょって感じがあるので、わざわざ記載するまでも無い所があります。

・ぷよぷよ!!クエスト

 ぷよクエはカードキャプターさくらとコラボ。BGMはぷよぷよ側です。
 絵柄的には全然違和感が無い。コラボを告知する内容としても文句は無いでしょう。

・メダロットS

 メダロットはエヴァとコラボ。初代メダロットが出たのが1997年で、エヴァが放映されていたのが1995年。もっと昔にもやっていそうなコラボだな。
 コラボの内容としてはまあ普通な内容。昔やらなかったのは、多分メダロットが子供向けコンテンツであったのが原因じゃないかなあ。もしメダロットS以前にやってたらごめんなさい。

・Forspoken

 なんか平成のCMみたいなノリだあ。
 こういう訳の分からんCMはもっとやって欲しいです。

・この素晴らしい世界に祝福を! ファンタスティックデイズ

 このファンは無職転生とコラボ。このファンはもう最近の人気ラノベを制覇する勢いと言うか、ずっとこのファンやってる人は手持ちが平成ラノベのアベンジャーズみたいになってるんじゃないの。
 この広告では一見ロキシーを紹介しているように見えて、最後の最後で杉田智和ボイスが入ってくるのが見どころ。ちゃんと音声を聞く人に向けたナイスサービスです。

 前半は広告対象のボイスで、後半は杉田&ルーデウスの登場する使い回しボイス。
 どの広告を見ても杉田智和の声は聴けるのでご安心ください。

 コラボ先→このすばコラボキャラの順で交互に紹介する映像。
 この形式は初登場では。ちゃんと研究してベストな形を探している感が好印象です。

・ソードアート・オンライン ヴァリアント・ショウダウン

 ソードアートオンラインも随分昔の作品だよな~と思っていつ出たか調べてみたら、なんと初刊は2009年4月10日だって。じゅ、14年前……アニメで数えても2012年のアニメだから11年前よ。
 でもこのゲーム自体は2022年11月に出てたらしい。見落としていたみたいです。

・原神

 げぇっ、原神!?
 年末年始であるせいなのか、珍しく原神が広告を出していた。最近じゃブルアカの方に話題を取られてる感があるけども、何だかんだやってる人は結構いそうだよね。
 そんな原神がリリースした広告の内容は、ゲーム内のギミックのクリア方法をカルーセル広告にした物。内容自体は今時攻略サイトを見ればナンボでも確認出来るでしょうから、どっちかと言うと質問形式にしてリプライで話題性を獲得したいな、という目論見を感じます。
 人気ゲームだから出来る視聴者参加型広告です。これがしょうもないゲームだとリプライが一つもついてない、何なら荒らしが湧く悲惨な広告になってしまうので、易々と真似できません。

 原神はこんな普通のカルーセル広告でも注目を得られちゃうんだからズルいでしょ。人気ゲームがよ~
 真面目な話、原神は普段広告もしていないからたまに広告するのがちょっとレアに感じて喜ぶ人もいるんでしょうね。このイラストもカッコいいので、ファンアートを見る様な気分で注目を集めている可能性もあります。
 でもこれもまた大人気ゲームだから「たまに広告すると注目を集められるやろなぁ……」くらいの目論見が成功するのであって、別に話題にもなってないゲームの場合そうはいかない気がする。やっぱりズルじゃん!!

・遊戯王

 いきなり「おすすめ軍貫握り」というカードから紹介していく辺り、コナミは広告を分かってるよね。正直ドラゴンとか出されるより軍貫の方が注目度は高いでしょ。
 もちろんカルーセル広告なので、その後は環境をぶっ壊したらしい事で有名な「ファイアウォールドラゴン」(多分念入りに調整されてそう)のリメイクカード、自分は知らないけどカッコいいドラゴン「真炎竜アルビオン」、かろうじて自分も知ってるセイクリッドの新カードらしい「星騎士セイクリッド・カドケウス」、多分新カードの「マナドゥム・リウムハート」を紹介している。
 結局カードゲーマーが欲しいのは新カードのカード画像なんだから、カルーセル広告でたくさん新カードの情報を見せるのは王道の良い広告。もう遊戯王はやってないけども、今後も頑張って欲しい。

・マジック:ザ・ギャザリング

 mtgは定番になった有名アーティスト推し広告を続けている。有名アーティストに絵を提供頂いたら広告を作るサイクルが安定していて良いなあと思いました。
 取り上げてないだけでギャザはSecret lairの広告もやってるし通常パックの広告もやってるしで結構なスパンで広告してるんだよね。じゃあ何で今回取り上げたのって言ったら、広告頻度低めのポケカと、たまに広告している遊戯王と並べてみてみようじゃないかって話です。
 mtgは何だかんだトレンド入りも多いし、広告も多いしでTwitterをやってる人にはまあまあ認知度高い印象があるんだよな。どうしても転売問題、カドショの盗難問題と結びつけられるポケカ、ワンピの方が大きな話題になりがち感はあるけども、別にその話題はニュースと一緒だからゲームそのものの話題では無い。
 遊戯王/mtgはカードの話題が多く、ポケカ/ワンピは転売系の話題が多い印象があるんですが、どうでしょう。もちろんポケカやワンピも大型大会がある日はどのデッキが勝ち組だったとか、試合結果がどうだったという話題を見かけるので、ちゃんとプレイヤーがいるんだなあと安心出来ます。

 色んなイラストパターンがある事をmtgでも告知しているのは、やっぱりコレブーから出るデザインを集めて欲しい所があるんでしょう。実際印刷も以前より良くなったので、普通にカッコいいイラストのカードを集められるのは嬉しいですよ。
 実際「発展の暴君、ジン=ギタクシアス」のボーダーレスフォイルはめちゃくちゃカッコ良かったです。使うデッキが思い当たらなくても眺めてるだけで楽しいカードって最近なかったから良かった。

・ポケモンカードゲーム

 ポケカもスカーレット・バイオレットに対応した拡張パックが登場した事を告知。グラフィックに関しては既にゲームで作ってあるせいか、遊戯王やデュエマよりもガンガン3Dグラフィックを使っている。
 昔はデュエマや遊戯王もアニメで3DCGを使っていたおかげでCMにも3DCGが登場していた印象があるんだけど、最近は見なくなりましたね。
 普通にポケモンらしい広告で好きです。ポケモンカードゲームがあまり既存カードの性能や有名絵師などを推さないのは、やっぱりテレビCMを直接流用するだけに収めているのか、それとも自ら転売の餌食になるような事をしたくないのか。

・シボローカ

 やせ薬の広告。こういう広告はかつてファイラHMBなどがあって、それらの広告は5分間の紙芝居で告知されるパターンがほとんどだったのだが、もう完全にショート動画形式の広告ばかりになりました。
 実際こういう広告動画でわざわざ5分間も動画を見ているのは物好きだけだし、5分依頼するよりも50秒の広告を依頼した方が安く上がるだろうし、そもそも50秒ですら人は広告を見ないし……と、むしろ今まで何故5分の紙芝居広告を作ってくださっていたのか分かりません。もし今後新しい紙芝居広告が登場した場合は最大限の感謝を込めて見よう。
 ちなみにこの映像に登場する大食いYoutuberは誰だか分からないんだけど、多分許可貰ってねえよな? 何なら林修のイラストもだいぶ怪しいラインよ。

・SHEERD

 シアードという洗口液の広告。ブレスマイルウォッシュの亜種か?
 出だしはメッセージ風広告でつかみを作って、後半は商品紹介を手短に使える令和スタイルの広告。こういう洗口液のパッケージってなんで毎回銀色の袋みたいな形状なんだろうな……

・アンサード

 毛生え薬の広告。
 ところでここまでの広告、全部同じような形式のショート動画になっている事にお気づきでしょうか。かつての漫画広告ばりに似たようなパターンのショート動画広告ばかりになっているのは、おそらく同じ会社が同じような広告を量産しているのではないかな、と推察出来ます。
 漫画広告の場合は画風の違いとかで楽しみがあったけども、実写の広告はどれも似たような絵面であるせいかすぐに見飽きてしまった。漫画広告の場合はクオリティや絵柄にピンキリあって、とんでもなく雑な絵柄、あるいはパロディや風刺、スケベ描写が激しい漫画広告が出てくるとニコニコしながら見られたもんだけどな。
 そんなのはテメエの好みだろと言われたらそれはそうです。

・メンズクリア

 どうも自分のyoutubeでは異様にメンズクリアの遭遇率が高いので、脱毛したがっている人間だとgoogleに思われている可能性がある。ホンマか?
 1月は脱毛する人が少ないので25200円の料金が980円まで安くなる、という話までは納得がいく。しかしその後に出て来る12万円の脱毛器の無料プレゼント、30000円のアマギフもついてくるというとんでもないキャンペーンであるせいで、これはさすがにウソだろうという疑惑が出てきますよ。
 こんなん149000円分儲かりますって言ってるようなもんじゃんね。

 既に脱毛した人に謝罪する広告。実際に脱毛した人からするとメンズクリアの広告はマジで邪魔なだけだな……
 メンズクリアはいつも「予約枠が埋まり次第終了」という文句を言っている。いつも広告をやるたびにどれくらい予約枠が埋まっているのだろうか……

 ケツ毛脱毛の広告もやっている。「助けてください! 実はおしり脱毛したい男性が見つかっておりません」って、中々そんな台詞聞かないよ。
 メンズクリアは12万円相当の脱毛器を毎回つけている印象があるんだけど、そんな簡単にばら撒けるものなんだろうか。脱毛器ってそんな雑にばら撒いて良いもんなのか。というか、そんなにツルツルなのが良い物なのか。

 カンペを読み上げるパターン。
 カンペを出している分音を消していても何をアピールしているのか分かりやすい。地味に画面右下の女性もちゃんと動いていますよ。

 長尺版の脱毛広告もあります。
 ヒゲや腋毛、ケツ毛は皆抜きたがるクセに、髪の毛は大事に大事に生やしたがる。差別だろ!

・副業アンケートモニター

 アンケートに答えてLINE登録するだけで10万円が手に入るというあまりにもウマい話。何ならその後の副業をすれば月100万円ってマジィ!? 世界中の皆で10万円のアンケートに答え続けて全人類本業を辞めちまおうぜ!
 ちなみにホワイトボードに描かれる絵が中々上手というか、結構な手練れがやっていそうな広告なんだよな。そこは要注目。

・副業LINEアンケート

 悲惨なスタートから始めるネット副業の広告もすっかり見慣れてきました。副業を始めただけで安定して100万円の収入、1日1時間だけで札束まで儲け放題らしい。全く素晴らしい儲け話ってもんです。
 思っていたのと違っていたらブロックして良いよ、という文言も実に巧妙というか、ちょっとした安心感を出すのに一役買っています。
  マジでLINEで副業みたいな話はそろそろ対策すべきなんじゃねえかと思います。「ウマい話は全部ウソ!」といくら主張しようが、生活に困窮してたら普通に手を出すよ。俺も1日1時間で月100万円生活出来るならしたいし、それで余った時間で広告見たいもんね。

・ふくぎょうのおしごと!

 まるで日常アニメみたいだぁ……
 1月は副業勧誘広告を多数見つけていたけども、ここまでアニメ調のイラストに振り切った広告は珍しい。他の副業広告はもうちょっと暗い内容が多いのに、こんなにポジティブで可愛らしい広告は中々無いですよ。
 でもこれもまたLINE追加が必要な辺りで他の副業広告と同じ穴のムジナって感じだ。だからと言ってテレグラムで副業を紹介します! と言われてもそれはそれでイヤだが……

・世界中で暗躍する黒幕の正体

 ウクライナ戦争の裏で糸を引く黒幕は誰だ? という広告。フリーメイソンやイルミナティ、ユダヤの陰謀論でもなく、フランス革命、ロシア帝国の崩壊、南北戦争にも関係している歴史の黒幕がいるらしい。
 その黒幕の名前はニュースやネットでも出てこないのだが、この動画で広告している『世界中で暗躍する黒幕の正体』を読めば分かるらしい。まぁ~~~~~~~~じか!!
 黒幕の集団に関しては広告内だと一切明かされず、「ご自身の目で確かめてみてください」というセリフで広告が終わってしまう。ラスボスを教えてくれないVジャンプブックスみたいな広告でした。

・消費者庁

 末法を極めた2022年広告の惨状、何なら先ほどまでのYoutube広告を鑑みてか、消費者庁が詐欺広告への注意広告をリリースした。「判断が遅い!」と怒る事はないでしょう。動かないよりは動いた方が良い。
 「本当にあったエグいトラブル事例」と題して出ている具体例も、「脱毛の無料キャンペーンで騙された」「起業家のウマい話に騙された」「美白トラブルで騙された」と、どこかで見たことがあるような内容ばかり。……いや、まさかYoutubeやTwitterで広告しているような内容がそんな詐欺であるとは少しも思っていませんよ?
 何にせよ、広告の内容を鵜呑みにするのはちょっと待った方が良い。Youtube広告の割引キャンペーンなんて郵便受けに入っているチラシくらいのノリで皆見ていると思っていたんだけども、案外皆信じてるのね。

 脱毛サロンの無料体験でやられた、という広告。ふーん。
 男性も女性もそんなに脱毛したいもんなのかね。タダならやっても良いかな~くらいで無料体験に行って、それで想像と違うという話になっているのだとは思うが。

・デジタル庁

 河野太郎議員が告知していたマイナンバーカードに関するコラボ広告です。省庁もスパイファミリーコラボとかするんだ。というかそんなにスパイファミリーって流行ってるんだ。
 公的機関のコラボ対象にスパイや暗殺者が登場するアニメを起用して良いのか、みたいなご意見もあったが、まあどうでも良いクレームじゃないですか。フィクションなんだからよ。
 内容はそんなに捻った事をしていない普通のコラボ広告です。今後も公的機関がガンガンアニメコラボしたら面白くなると思います。次はチェンソーマンとコラボしよう。

・出前館

 出前館までスパイファミリーコラボをやっている。もうどことでもコラボするじゃん。
 多分自分が知らないだけでスパイファミリーはもっとコラボしてるんだろうな、と思うと恐ろしくなってくるよ。

・タップル

 タップルは先月散々ひろゆきを擦り散らかしたワケだが、いよいよひろゆきが一人じゃ足りないとなったのかひろゆきのモノマネ芸人を二人召喚して広告を始めた。増やせば良いってもんじゃないぞ。
 ひろゆき同士でミラーマッチをさせたいという奇特な方向け広告かと思いきや、意外と注目度は高めっぽい。実際発想は面白いんだよなあ。

 対決もするし協力もするひろゆきモノマネ芸人たち。片方はひろゆきのモーションだけやっているのが面白い。
 もうあと1~2名増やしたら画面が余計にやかましくなりそう。

 車道として「写像」の名言を露骨に擦りにいっている広告。この辺の使いやすい名言語録は良いですね。
 自分はひろゆきマニアではないから分からんけど、「かぎょうって何ですか」のくだりも名言なんだろうな。

 ひろゆきのモノマネ芸人は無限にいるが、ひろゆかないは比較的古参なので見ていて安定感があるのが好きなんですよね。グラサンを外すとあんまり似てない辺りも好き。
 ひろゆきモノマネはガリベンズ矢野が一番有名みたいになったけど、最初期はひろゆかないじゃなかったっけ。チョコレートプラネットの長田などもやっているので、もう誰が古参で誰が新参かという事も分かったもんじゃない。何ならしーしーしょうまというモノマネ芸人は初見です。

 しかし今後の人気者は、モノマネされやすい仕草を一つ持っておくのが大事かもしれない。
 モノマネされる事で二次的に話題を獲得出来るのは間違いないし、ひろゆきモノマネ人気の一因として独特な語調、「それってあなたの感想ですよね」という名言、決まった服装というモノマネしやすい要素が揃っているんだよな。
 もちろん語調に関してはこれから努力して身に着けるのは難しいし日常生活への影響も大きいけども、モノマネしやすい衣装と名言に関しては比較的用意しやすい要素。未来のインフルエンサーを目指す人はその辺を意識して始めてみてもいいんじゃないですか。

 ひろゆきは何かを論破する、あるいは何かを解説するようなイメージが強いので、タップルのおでかけ機能も文句なくこなせちまうんだ。
 世が世ならば池上彰のモノマネ芸人がタップルの広告をしていた可能性も……無いか……

 マッチングアプリで会った子の神ムーブ。
 神ムーブも何も、普通に感謝の言葉を述べて、相互に支え合っているだけなんだよなあ。逆に言えばそれも出来ない人が世にいっぱいいるって話。世間は厳しい。

 短スパンカルーセル広告も完備。
 メッセージするまでは金がかからないらしい。こういうマッチングアプリなんか使った事が無いので全然マッチング事情が分かりません。

 顔がキモ過ぎる。
 何故餅に永久無料キャンペーンを紹介させようとしたのか。これに関しては理由が想像出来ないよ。

 おみくじ風広告。
 比較的分かりやすい内容だけども、動画の最後にしっかり永久0円キャンペーンの告知をつけているのは注目したいポイント。
 おみくじで終わるだけの広告の場合、途中で止めなかった場合結局何の広告か分からないという問題点があった。しかし最後に告知をつけているおかげで、おみくじを止めるほどやる気のない人でも0円キャンペーンを告知出来るのは良い改善じゃないですか。

・Pairs

 Pairsは何故か広告に風神雷神を採用。何故??
 何で風神雷神がPairsの広告に採用されたかを考えると、「有名なペアで登場する神様だから」って感じ?
 でもそれで風神雷神を選ぶのかと言うとまた話が変わってくるというか、何というか。まあ良いか。

・COMIC FUZ

 ぼっち・ざ・ろっく!も早速漫画広告化。とはいえアニメ人気が出てから少し時間が経った方か。
 まあやらないよりはやった方が良いでしょう。

・スニーカー文庫

 スニーカー文庫も広告を出していた。今時文庫本を電車で読んでいる高校生どころか、大人ですらあまり見ない気がします。自宅で読んでるのかな。
 6人のヒロインから振る人を選ぶって、アイデア自体は小説よりゲーム向きなんじゃないですか。むしろ小説でやるのかって話に見えるが、そこは書き手の腕前があるんでしょう。そうじゃなかったらこのご時世に広告しないよ。

・おたくのやどかり

 おたくのやどかりはやしろあずき、ゆゆうたを採用した広告をリリース。ネットの人気者二人組を起用し、インパクトある出だしでつかみも良い。強いて気になる点を挙げるとすれば、面倒なオタクはこのインフルエンサー2名が好きじゃない可能性がある事です。
 でも多分そういう人はターゲットじゃないんじゃないかなあ。RT数も多いし、ちゃんと効果は出てる気がします。

 ちなみにオタクのやどかりはちょもすの記事が面白いから読んでおくと良いと思います。

・Saint Laurent Japan(閲覧注意)

 二色の激しい光の点滅はてんかんを起こしちゃうからダメってポケモンで学ばなかったのか!
 広告振り返りのために5分ほど見つめていたらさすがに目が疲れてきたので、広告本体は見ない方がオススメです。広告を見るnoteで広告を見ない方が良いよ、なんて書くのは露骨な詐欺広告くらいのもんだと思ってたけど、まさか普通の広告で「見ない方が良い」認定をするとは思いませんでした。
 目立てば何でも良いのかもしれないがさすがにこれは良くないでしょ。

・多機能トレッキングポール【合法な護身具】

  その気になれば武器になるトレッキングポールらしい。頑丈で伸び縮みする棒って以前もそんな広告もあったような気がするんだけど、何度見ても良いですよね。
 山道を歩く際にも便利みたいな話だけど、これを使って突いたり振り回したりするだけでも変な人には負けないでしょう。むしろ過剰防衛にならないように注意する必要まである。

・ピックアップ~2023年1月の広告ニュース~

・Twitterに検索広告が登場

 イーロンがわちゃわちゃしている間にも、Twitter広告もアップデートが進んでおります。
 今回は検索キーワード広告という物が追加されたらしく、Twitter上の話題や検索キーワードに対して親和性の高い広告が表示されるそうです。
 なるほど本当なら広告ウォッチング向きの機能であるが、しばらく使っている感じそんなに検索キーワードに応じた広告が出て来る感じはしない。「おねがい社長」と検索すれば延々と社長の広告を見られる神機能では無いのか!?

 日本人は3ヶ月で68億回もTwitter検索をしているらしい。これは世界でも最も検索している利用者が多い国との事。ジャパニーズはTwitterをやり過ぎです。
 そういう国なので、検索広告というのは中々効果的な施策に見えます。ただ、今の所そんなに関係した広告が出てきてる印象が無いんだよな。別におねがい社長を検索したら社長の広告を見せろとは言わないからさ。

・Twitter、サードパーティアプリ禁止

 Twitterはサードパーティアプリを禁止したのがユーザーから相当反感を買いました。個人的には当たり前と言うか、むしろ収入源である広告を表示しないでTwitter出来るアプリなんかよく許してたなって思います。オタクは普段散々「転売許せねえ!」とか「違法ダウンロードはクソ!」とか言ってるくせに、広告というサービス運営の為の収入源を見ないでネットするのはどう思ってるんだ?
 とはいえ広告があまりにも不快であるとか、サードパーティアプリで出来た事が一向に出来ないまま謎の新機能ばかり実装してんじゃねえとか、そういう理屈も分かる。結局Adblockやサードパーティアプリが許されてるような雰囲気があったのはそういうユーザーが欲しい機能を実装出来なかったり、広告が邪魔という共通認識による黙認があったりするのは間違いない。だからある程度はAdblockも納得はしてるけど、それはそれとして広告ブロックしている事を誇らしげに言う、広告ブロックしていない奴はバカみたいな書き方するのはどうかなというモヤモヤがある。
 何にせよもうサードパーティアプリが禁止されて、mixiに戻るか、はたまたfacebookに行くのか、それでもTwitterに残るのか、とユーザーは選択を迫られています。現に自分も最近Tiktokの広告を漁り始めているので、いつの間にかTiktokとYoutubeの広告をまとめるnoteになってるかもしれねえぞ。

・米司法省、グーグルを提訴

 アメリカの司法省がグーグルを提訴したらしい。何でも、「デジタル広告市場で支配力を乱用し、反トラスト法に抵触しているとして提訴した。広告管理プラットフォームの売却を同社に命じるよう求めた」んですって。
 まあ確かにgoogle一強だから規制しろって意見は分からんでも無いけど、今のシステムから突然他の会社が広告を管理し始めたらどうなるんでしょうね。実は売却される前の方がよっぽどマシでしたって話もあるんじゃないの。今のTwitterみたいに。
 この提訴がどうなるかは知らんけど、様子は見ておいた方が良いでしょう。googleは「技術革新を遅らせ、広告料金を押し上げ、何千もの中小企業やサイト運営者の成長を困難にする間違いだらけの主張を政府は強めた」とかってバチ切れしてるし、割と長引くのかもしれない。

・pococha

 ポコチャのカルーセル広告は横に長い動画広告を分割した感じの内容。ちょっとインパクトがあって良いなあと思いました。
 4つ動画を使っている割に情報量は少ないと言えばそうだが、とりあえず目立つためのアイデアとしては中々じゃないですか。

 アルコ&ピースを採用した広告もリリース。
 この辺は無難な内容です。

・Gravity

 Gravityもしょっちゅう広告をしている印象があるが、実はこのGravityもZ世代受けは凄いらしい。よく分からん画像広告でウケ狙いやってるだけじゃないのだ。
 理由はアバターを使った交流が良いみたいな話を聞くが、それって昔GREEやmixiでやってた交流と何が違うと言うのか。LINEやtiktokも本名登録、友人と交流目当てで使うのが当たり前の中で、全然違う生活圏の人と繋がる行為がかえって難しくなったのかもしれない。
 ネットを固定電話や手紙のようなノリで友人との連絡にも使う人々とは感性が全然違うんだろうな。

・はじめの一歩 ファイティングソウルズ

 何だかんだ古参な気がするはじめの一歩の広告だが、Youtuberの企画をそのまま広告にしましたみたいな内容だな。
 tiktokのノリが好きであればこういう広告の方がウケるのかもしれないが、自分はそんなに気にいらなかった。残念だけどここはYoutubeだし、自分は面倒くさい人間なのよね。
 ちなみにファイソルは最大660連ガチャ無料を告知しています。平時の魔剣伝説の約三倍だぞ! 「最大」とついている辺りで、100連くらいで終わりそうな雰囲気がプンプンしておりますけども。

・ドラゴンボールZ ドッカンバトル

 ドッカンバトルは8周年らしい。よくもソシャゲでそれだけ長期運営をしたもんです。
 やっぱり周年期を張れるのは悟空なんだなあと思います。僕たちは天使だったも本当に名曲だと思うんだけど、ブウ編のエンディングテーマとか知らない人も結構いるのかもしれない。時代の流れは厳しい。

 ドラゴンボールGTの方はまともに見ておらず、申し訳ありません。
 でもドラゴンボールだって原典の無印~GTまで全部見てますって人は中々いない気がする。そこからドラゴンボール超まで履修してますって人は立派なオタクじゃないですか。

・刀剣乱舞

 刀剣乱舞も8周年だそうです。これ昔話題になったな、昔やってる人一杯いたなってゲームは大体8年やってる。
 8周年だけに8の名がつくキャラを登場させた広告で、変わった事はあまりしていない。でも2022年12月にも刀剣乱舞は広告していたし、2023年からTwitter広告を頑張る気があるのかもしれないぞ。今後に要注目。

・東方タップバトル

 えっ? ゆっくり霊夢って東方projectって会社のゲームに登場するキャラなんですか!?
 そんなジョークはさておいて、東方タップバトルは東方のゲームでsoftalkを起用しているある意味原点回帰な広告です。最近はゆっくり霊夢の「霊夢」って誰? と言うような少年少女や老人が増えた中で、その原作の二次創作の広告に二次創作キャラを登場させるだけでちょっと面白いなと思ってしまいました。
 広告内容はタップすると服を脱がせられるゲームだという内容。よく分からん。

 ちなみにこのcharon 2ndというチャンネル、他にも自作ゲームの広告があります。
 気になったら各自チェックしてください。

・Merge Miners

 Supersonicというチャンネルから公開されているカジュアルゲーム広告。
 これ以外にも色々とカジュアルゲームの広告をリリースしているようだが、全体的にパクリ感が否めない。アイデアは悪くなさそうなのにガワがマイクラであるせいでパクリ広告の仲間入りよ。

 グラフィックが可愛くないシャイニングニキ。
 一応成功して終わるのは好印象だが、シャイニングニキと一緒にこの広告が流れてきたら絶対「うわっ」て声出るよ。

 このスーパーソニックスタジオという所、どうもハイパーカジュアルゲームのパブリッシャーであるらしい。パブリッシャーというのはゲームの企画、広報なんかをする所という認識出合っているのかな。
 要はウチと組んで一山当てようぜ! という動画をリリースしているっぽいので、先ほどの広告も市場調査用の広告である可能性があります。

 ちなみに市場調査用の遊べないゲーム広告というのは、スーパーカジュアルゲーム界隈では定番のテクニックらしいです。
 具体例としては上のnoteも見てね。

・BLUE REFLECTION SUN/燦

 「岸田メルがイラストを描いている」という所を大きくアピールしている新作がBLUE REFLECTION SUN、通称「ブルリフS」。
 まあそれに関してはふ~んって感じなんだけども、注目したいのはこのPVの見せ方。何でこのゲームも映像がクソ小さいんだ? カゲマスも動画が小さい事を書いていたが、この広告もまた動画が小さいんだからそういうブームなのか、何か共通した狙いがあるとしか思えない。
 考えられるのは「背景のイラストを見せつつ映像を見せたい」という所か。

 それにしたって動画を小さくするのは自分はあまり好きじゃないなと思うのは、動画を見せるにも画像を見せるにもどっちつかずになっている所でしょう。
 画像広告だとインパクトのある画像が必要だし、動画広告だと画像を見せられないという葛藤があったんだと思いますけど、それにしたってこの小窓スタイルはもうちょっと検証が要るのではないかと思う。
 例えば見せたい画像を最初に3~5秒程度見せて、それからPVが始まるみたいな形式じゃあ良くないんでしょうか。ダメだと判断したからこういう広告なんでしょうけども……

・陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン

 ここで本家本元、カゲマスの広告をご覧ください。なんて動画が小さいんでしょう!
 パソコンで見るならまだしも、スマホで見ると本当に虫眼鏡が必要なレベルの小ささ。ここまで来るとさすがにパソコンでの閲覧を前提とした広告に見えますよ。
 逆に言えばパソコン、あるいは大型モニターで見る分には一周して目立つ広告かもしれないが……

上:12月の広告 下:1月の広告

 その動画の小ささは、スクショを撮って並べてみると一目瞭然である。
 12月時点で結構小さいと思っていたのに、1月はもっと小さいんだから驚きだ。これはもうどこまで広告の動画サイズを小さくするかというチキンレースをしているのか、あるいは水曜日のダウンタウンで「広告の動画サイズ どんなに小さくしてもバレない説」とかをやっているとしか思えない。
 ちなみに11月の広告に関しては動画比が正方形である事もあいまってそんなに小さくは見えません。

 と思ったら動画サイズが正方形で、アニメが小さな広告もあった。本当に動画が小さいよ~
 けどコメントじゃそこには一切突っ込まれてないんだよな。気になるのは俺だけなのか……?

 そんな画面の小さな広告から画面の小さな広告を見ると、ちょっと大きくなっただけでも随分動画が大きく見える。
 もしかしたらそこを狙って小さめの動画広告をリリースしていたのだろうか? まあ、陰の実力者の広告から別の動画広告を見ると余計に画面が超デカく見える物だが…

 普通に可愛いカルーセル広告。
 あまりにも普通の広告。やっぱりゲーム内のグラフィックより絵を見せたい感じなのか?

・メメントモリ

 目を奪われ耳を奪われ、そして心奪われたなら感動したって事でしょ。な~にが「この感覚は何?」じゃ!
 こういう表現もメメントモリらしくていいね。他の広告じゃ中々見られませんよ。

 魔女狩りをテーマとしたゲームです、という所を伝えようという分には良い広告。
 ちょっとポエムっぽいのもメメントモリらしくて良いじゃない。

 1月頃のメメントモリは同じような画像を使って、メッセージだけを変えるコスパ〇な広告を出していた。
 これは中々良いですね。メメントモリ特有のポエムを活かしつつ、動画広告をリリースしたいという要求に沿った広告です。

 「ゲーム音楽が絶賛される時代が来た!」って、別にゲーム音楽は他のゲームでも絶賛されているのでは。
 表現がいちいち大きい!

 このタイプの亜種がいくつあるのか分からないけども、その気になれば100種類でも200種類でも作れるんじゃないか。
 上手な量産体制を作っているようだが、このタイプの広告は自分の観測範囲だとこれくらいか。とはいえ擦りまくりゃ良いってモンでもないし、適度なバランスかもしれない。

・三国志真戦

 三国志真戦はゲームさんぽとコラボして広告をスタート。よく考えたらこれほど相性の良いコラボは無いというか、むしろ何故ここまでやらなかったのか。
 ゲームさんぽの案件も、今後はライブドア経由では無くなるぶん少なくなるのかもしれない。その辺は実際に見ないと分かりませんね。

 ぶっちゃけ広告を見るよりも、ちゃんと本編を見た方がタメになるし面白いと思いますよ。
 地形推しをするなら地形推しのプロに聞くのが一番。同じ地形の話を聞くなら学者から話を聞けってワケ。

・最強でんでん

 くっ、でんでんに負けた……
 でんでんキャラクター人気ランキングなる広告で最強でんでんは広告初めをしてきたが、そんなボーボボ人気投票みたいなことをしてくるんですね。
 言ってることはよく分からないが、結局ドラゴンが一番人気なのはわかりました。ドラゴンでんでんってでんでんが人気なんじゃなくてドラゴンが人気なんじゃないか?

 最強でんでんの面白い所を紹介するオーソドックスな広告。
 最強でんでんは1月にサブゲームとしてコマンド式RPGを実装したらしいので、そのタイミングで広告を展開しているようです。その辺のタイミングの取り方は流石といった所か。

 シンプルな期間限定ラッキーガチャを回す広告。
 目立つ所はあんまり無いが、ハッシュタグが気になる。何故「アニメ」のハッシュタグを……? 今更ながら、結構な数の広告にアニメタグがある事に気付いたけどさぁ。
 もちろんアニメタグの無い広告もある。

 でんでん虫の殻で無双する。『最強でんでん』というタイトルの割に、カタツムリの殻を活かした広告が無かった事に驚きだよ。

 王道のガチャ広告。
 正直初見だと何を言いたいのか分からん感じはあります。

 彼女をビリーに取られてしまったので、戦力を増やしてリベンジしようとするがビリーに負けてしまう広告。でんでんも最近だらしねぇな?
 このビリーってやっぱりレスリングから来ているんでしょうか。今時レスリングとか言ってる人も中々いない気がするが……

 食べる事によって成長しよう、という広告。
 テーマ自体はよくあるでんでんのそれなんだけども、画面右下に「BGM:魔王魂」とあるのが見どころ。魔王魂のBGMを使っているんだという驚きもあるけど、BGMの出典をちゃんと書く律義さにも驚いております。

 ラットマンに挑戦され、返り討ちにする広告。
 内容はマジでそれだけ。な、内容が薄い……

 分かりやすいゲーム紹介広告。普通はこういうので良いんだけど、最強でんでんらしくは無い。というか、これこそ最強でんでんのリリース直後にやっていれば良かったのでは。
 リリース直後はバカゲー感をしっかり押し出す方を主軸にしておいて、しばらく経った今だからこそ単なるバカゲーでは無いという所を告知して普通にゲームやる層に訴求したかったのかな。
 あるいはアップデートで出来る事が増えたからか、100万ダウンロードをきっかけに真面目な広告をしたかったのか。とはいえ調べてみると普通にアプデ多くて面白そうなんだよね。

 ナレーションは聞き覚えがあるんだけども、映像は違う。ひょっとしてこれ、ナレーションだけ使いまわして映像は改めて作った感じ?
 その辺の理由はよく分からないけど、確か以前見た時は右側の女の子の絵が無かった記憶があります。

 なんかカッコいいPVと音楽なんだけど、この音楽どこかアジカンっぽくないですか?
 気のせいかな。

 神経衰弱広告。
 こんなモードあるんすか? 今更広告にそんな事を突っ込んでもしょうがないとは言えるが、普通にあり得そうなのが……

 というのも、この広告で告知している通り最強でんでんって大量にミニゲームがあるらしいんですよ。
 その辺のミニゲームで飽きづらくしているのが最強でんでんを末永く遊べる理由っぽい。そこを広告していくのは中々合理的かもしれません。

 でんでんの3マッチパズル広告。
 これは果たして真実か偽か。それをいちいち検証していくのは大変というか、そんな一つのゲームの広告の粗探しをしている余裕は今無いというか……
 広告の真偽を確認する広告Youtuberだって今更最強でんでんの広告を確認する気にはならないでしょう。もしそういうタイミングを狙って一部の広告にウソを混ぜるみたいな事をしていたら相当狡猾だよ。

 最強でんでんもスロット広告を始めたのは、多分ジャックポットワールドを見て「俺もやったろ!」くらいのノリだと思うんだよね。
 本編にそんな描写があるかは怪しい。

・ザ・アンツ

 アンツはオリジナルの画像広告をスタート。前回のゴジラコラボの時も画像広告をやっていたけども、それに比べるとワシが相手になっている辺りゴジラよりは現実感がある。
 まあゴジラよりは現実感があるだけであって、普通はワシがアリを食うというのはコスパが悪すぎるので中々現実ではお目にかかれないのではないかと思います。つーか多分無いよ。生物学ガチ勢からするとアリを捕食するワシを知ってる可能性もあるけど。

 アリも釣りとかするんだ。実際にはこういう映像はありませんよって「釣り」と、フィッシングの「釣り」をかけた、中々ギャグセンスのある広告です。
 オチも面白くて、ヤドカリを倒したと思ったら倒していなくて女王アリを倒されてしまうという素朴で楽しいどんでん返しが魅力。ザリガニのハサミを持ったアリやタコと争うアリなど変な描写がいっぱいあるのに、この最後だけはちょっとあり得そうなのが面白いよね。ヤドカリが殻から出て来る時に「ヘイッ!」って声出すのも好き。

 サソリの死骸をめぐるアリ同士の抗争を描く。他の昆虫要素のあるアリで逆転するのはアンツのよくあるパターンだけども、アリ同士の団体戦って意外と少ないよな。

 ピン抜きパズルと3マッチパズルを組み合わせた新しい広告。ありそうでなかったパターンじゃないですか。
 まあ失敗するオチ自体はいつも通りだし、問題の難易度はとても低いが……

 ここでカブトムシが観測史上初登場。昆虫で一番人気があるであろうカブトムシがまだ登場してなかったってのもビックリだよ。
 それ以外の内容はいつものヒーローウォーズです。9999カブトムシから逃げた先は99999女王バチでした、というのも自然の無常さを感じさせて良いですね。

 ニワトリがムカデを襲う→ムカデを横取りしようとしてトカゲが走り込む→卵を産みながら逃げたニワトリの卵にトカゲのしっぽが潰される→その場に残されたシッポをアリが横取りするという目まぐるしい展開が見どころ。
 その後も女王アリをトカゲが襲いにくる→トカゲを撃退するが今度はニワトリに女王アリが食われてしまうという展開も良いですね。30秒の広告なのに満足感抜群です。

 毒キノコを食べてアリを生んだら毒を持つアリが生まれる。有毒アリはアンツだと初めての登場じゃないか。
 ちなみに毒を持つアリ自体は少し前に話題になったヒアリが有名ですね。ただ、ヒアリが生まれる理由が毒キノコを食った女王アリから生まれたかは専門家待ちです。

 こちらの毒アリはよりホラーな内容に舵を切っている。Age of Zやラストフォートは人間が主人公であるせいでグロ描写が全然出来ないという問題を抱えていたが、アンツは主人公がアリなので多少のグロ描写も問題無くこなしているのが印象的。
 人間では出来ないような過激な描写を行えるのが、アリを主人公にした広告の大きなメリットですよね。アリだからこそ人間よりも早い速度で感染、増殖させる描写を行えるし、勢いよく同族を傷つけるようなエグイ表現が出来る。
 その上、「感染した」という表現も人間相手でやると「コロナ禍中なのに不謹慎だ!」という声が絶対に出るでしょ。でもアリが感染するだけだったらそんなに文句も出ないと思うんですよ。強いて言うなら動物愛護団体とかが動くリスクはあるかもしれないけども、少なくとも今の人間絡みで不謹慎だの、表現の配慮が足りないだのと突っ込まれるリスクに比べたらアリ広告はやりやすいハズ。

 デンキウナギか何かのシッポから生まれたアリが電撃を発するアリになり、その力を活かしてウーパールーパーを狩る広告。
 実際電気を発して敵を追い払う魚ってデンキウナギ以外にもデンキナマズがいるし、水棲生物が電気を扱う事自体は進化のどこかの過程で発生する物なのだろうか。そう考えると電気を発する魚はどういうメカニズムで蓄電と放電が出来るようになったのかは実に生物の不思議を感じるもんです。
 とはいえ、じゃあアリがデンキウナギの肉を食って電気を発する事が出来るかはまた別の話なんですけどね。

 バッタか何かの足を持ち帰り、何故かハサミムシみたいなアリが出てくる。そこはバッタみたいなアリが登場するのではないのか……
 その後の展開もアリで水場を渡る橋を作ってみたり、なんか水に潜んでいたトカゲに狩られたり、そもそも蜘蛛は糸をぶっ飛ばして生物を捕獲したりと、全体的にハチャメチャ。
 まあ、これくらいぶっ飛んだ内容の方が見ていて面白いです。いい広告。

 ポテトを奪って成長していくアリの巣の広告。
 今更思ったんだけど、アンツの世界は人の世界の食い物を持っていく、他の動物が喧嘩して落とした食料を横取りするパターンが多過ぎないか?
 でもだからと言ってアリを大量に出してバッタにたかってる姿を出してもそれはそれで不快感を覚える人の方が多そうだし、横取りスタイルの方が良いのかもしれん。

 虫の顔キモッ……
 画像広告にしてもこの謎の生物は一体何なんだ。カメムシとか?
 アリもこのキノコのサイズを考えるにかなりデカい可能性があります。縮尺ガバガバ芸なのか本当にこんなサイズなのか、もう分からないよ。

・シャイニングニキ

 シャイニングニキはインフィニティニキを発表したからもう広告しないのかと思ったら、普通に広告していました。まあまだインフィニティニキに至るまで時間もかかるでしょうし、そりゃ広告もするか……
 内容はいつもの美人なニキが登場するPV。あまりにも王道、あまりにも安心して見られる安定感◎の広告です。

・きらめきパラダイス

 きらめきパラダイスはサンリオとコラボ。女性向けゲームのコラボという意味では最初に思いつきそうなところだ……
 サンリオコラボはシャイニングニキも既に通った道です。

・モリノファンタジー

 4399のエンジンがかかってきましたよ。このゲーム最強の職業、魔竜騎士に就職した事で全サーバー1位になって、スーパーカーも買えないから結婚出来ないと断られたミーちゃんを見返してやる広告。定番は最高。
 ちゃんとした車も買えねえのかという煽りに対して、ドラゴンに乗って帰ってくるのは普通にカッコいいよ。

 「戦力200万しかない雑魚が俺にお酌出来るとでも!? 失せろ!!」このノリがたまらねえよな。俺も日ごろ後輩によく言ってるよ。
 その後の展開は魔竜騎士から始めて無料200連ガチャ、無料ギフトコードを入力して最強! といういつもの流れ。あんまりやられると飽きるんだけど、たまにやってくれると嬉しいんです。

 放置戦闘をアピールする広告。結局放置してるだけで報酬たくさん! というのは現代人特有の不労所得を無限に欲しいみたいな深層心理に訴えかけているのかな。
 魔剣伝説から続く由緒正しきスタイルの広告です。

 放置広告にありがちな3時間で超レベルが上がる、みたいな所を相当誇張して伝えている広告。
 ラノベならまだしも、実際のゲームでそんなにレベルが速攻で上がっても面白くないのでは? と思うかもしれないが、結局皆同じようにインフレした高速レベルアップがあるおかげでバランスは取れている。皆レベル999からスタートならそれはレベル1と変わらねえからよ……

 転生したらタマゴだった件……というのは、先月の広告で登場した通りですね。
 このアカウントはダメだからやり直そうというのもひどい話に見えるが、リセマラを考えると普通にやられてる事なんだよなあ。

 ギフトコードを入力したら30000万ダイヤをもらえる広告。さすがに3億ダイヤはウソだろ~wと思って調べてみたら、攻略サイト曰くマジでもらえるらしい。
 これもまた嘘広告風の真実広告なので、一見して誇大広告に見えても速攻でJAROに通報するムーブはマジで危険です。嘘広告じゃ悪評が広がるからって真実のばら撒き広告をやり始めるのは現代のブームだよ。
 ただ、ここでもらえる「ダイヤ」というのはあくまでもゲーム内通貨でしか無いようである。モリノファンタジーには金ダイヤ、藍ダイヤ、桜ダイヤと種類があって、桜ダイヤが課金で買えるダイヤでガチャとかに使える物、藍ダイヤが別の星モンガチャに使える物らしい。肝心の金ダイヤではガチャは出来ないようです。
 つまり、こういう広告を打つ為だけに普通なら「ゴールド」と呼称されるようなアイテムすら「ダイヤ」という名前を付けたんじゃないですか。効率の良い広告の為にゲームのアイテム名まで工夫するってスゴイし、他のゲームじゃやってこなかった事だよ。ゲーム広告でダイヤと言われたらガチャに使うアイテムだと思う先入観を活かした広告戦略だ。
 一見30000万ダイヤって言われたら超お得だと思って始める人もいるだろうし、それでいざ始めてみてガチャを回せなくても「いや『ダイヤ』は配布してるんで~」って逃げられるのはマジで天才の発想。さすが魔剣伝説を生みだした広告メーカー、ゲームの内容まで広告するべくチューニングしているとは。感動しました。

 でもこれは大分偽ゲーム広告じゃないの。
 うまく真と偽を混ぜてくる辺りが本当に巧妙。無料200連ガチャも真実、二形態を使い分けられるのも真実、3億ダイヤも一応真実、でもこのゲーム画面はイメージなので本当にこれが遊べるとは限らない。
 この辺の境界の見極め方が職人技。魔剣伝説時代よりも確実に腕を上げている……

 実写広告もあります!
 戦力500万の女が男を横取りするが、戦力1000万の女がさらに女を横取りし返す広告。負けヒロイン側が戦力をつけて復讐してくれるのは嬉しいんじゃないですか。
 逆に自分の戦力が低すぎると戦力1000万の間男が現れて「初心者特典をもらったからだよ!」とか言いながらヒロインを寝取られちゃう可能性がある。というか、バカエロ系の作品なら普通にこういうのありそうじゃない?

 放置しているだけで最強になってしまう美人さんの広告。
 放置RPGですって話を改めて広告しているのはどういう意図なのかと思うが、最初期のモリノファンタジーの広告自体あまり目新しい物がなかったんだよね。このタイミングで改めて基本的な広告をやり直しておこうという魂胆に見えます。

 わざわざ美人を木に縛り付けてまで聞く事が戦力の上げ方。とはいえ広告世界では戦力が低いとゴミのような扱いをされるので、それくらい手荒な事をするのもしょうがない。
 こっちはシリアルコードのみを告知する広告。今更気付いたんだけども、モリノファンタジーは1つの広告で告知する事は2~3個に収めているような気がしますね。

 やっぱりこの世界だと戦力の低い奴がオゴリをしなくちゃいけないらしい。そりゃ縄で縛ってでも戦力の上げ方を聞くだろうな。
 R10天煌戦龍も擦られ過ぎて価値が分からなくなっちゃうよ~

 長い間特典が無くて申し訳ございませんでした! とは言うが、この辺はスケジュール通りなんだろうなと思うとお前の謝罪は何色だって気分になります。
 謝罪会見広告までリリースしたんだから広告への本気を感じるよ。むしろ何でモリノファンタジーは最初の方は比較的真面目な広告ばかり出していたんだ。
 多分最初からこういう広告を出しているとマイナスイメージの方が強いから、最初は大人しくスタートして途中からいつもの魔剣伝説スタイルを始めるような目論見でやっているんじゃないか。この戦略が上手くいくかは乞うご期待。

 声優を紹介する画像広告。
 画像広告を作らせてもしっかり要点がまとまった広告で良いすね。

・EVONY

 EVONYはとりあえずASMR広告でお茶を濁した。これって一体何をしているんだ……?
 その後の問題は過去問の使い回しです。

・Hero Wars

 Youtube広告界、いや広告界隈では無料ゲームに差し込まれる広告から始まり、現代もなおネット広告の代名詞として活躍を続けるHero Warsの新作を見られたので記録しておきたいと思います。
 2分もの長編広告となった本作は魚の胃に飲まれるやつ、タワーを攻略するやつ、柱を伸ばしたり縮めたりするやつ、ハシゴをかけて移動するやつと、Hero Warsのベストヒットメドレーのような趣ある長編広告である。
 Hero Warsの何がヤバいって、2017年2月15日にリリースされてからずっと広告をしていて、数多くの広告の土台になっている存在である事。ピン抜き広告はEVONYがパクり、柱を伸ばしたり縮めたりするやつはマフィアシティやおねがい社長がパクっていて、タワーを攻略するやつは超次元彼女がパクっている。広告界の地母神ティアマトみたいな存在なんすよね。その年の最強ランキングに並べるのもおごかましい、みたいな感想を覚えてしまう。
 だから一度は自分もHero Warsの功績をまとめるようなnoteを作っておきたいなとは思っています。これを書いている2月現在はかなり忙しいので難しいけども、乞うご期待。

 ひたすら強いボスに絡まれて骨になる所から始まるタワー育成広告。
 全く同じような内容ではあるんだけど、こういう所がちょっと粋なんだよね。タワー育成広告という基本には忠実、しかし見せ方は冒険するようなやり口が楽しい広告。

 少し前からHero Warsは巨女ジャンルにも手を出しており、ジャンル開拓に余念がない。
 2分近くショート広告を見せ続けるその物量は大したもんですよ。

犬を助けろ!

 ちなみにHero Warsのヤバい所って、動画広告だけじゃなくてこういうバナー形式の広告でも流行りをパクる速度が尋常じゃないのもある。
 Hero Warsはマジであと5年は生きそう。真の広告王です。

・荒野行動

 本当に荒野行動のアニメ広告はいちいちカッコいいのよ。これだけでアニメやらないか?
 チェンソーマンコラボという形で最高のスタートダッシュを切ったのは良かったなあと思います。チェンソーマンはNIKKEもコラボしてたし、しばらくはコラボで見かける日が続くでしょうね。

 ちゃんとゲーム内容を紹介するのは荒野行動のえらい所だよね。変身して戦えるらしいです。
 PvEモードを用意して遊べるようにしているのもコラボを依頼する側も、遊ぶ側も嬉しいんじゃないですか。こんな模範的なコラボをやるようになって……

  「ビギナーズラック」って、こういうゲームではランクマがあるんだから初心者は普通に同じくらいの腕前と遊べるもんじゃないの。
 ビギナーズラックを求めて初心者狩りをしに行くのはやめなさい!

 ゆうとが楽しそうにしている広告はもっとやれ。
 俺が広告見ている間にゆうとはデートなんかしちゃって、広告内の人物も成長している事を感じます。

 「なんでデート中なのにゲームしなきゃいけないんだよ!」って、そりゃ荒野行動の広告だからさぁ。
 ゲーム内のゆうとと現実のゆうとで別人格なのはちょっと面白い。

・おねがい社長

 2021年の名作広告の再放送。現代の広告にはこういう安心して見られるジョークが足りねえんだよな~
 借金センターで10万を借りて、タピオカ店を建てて、ババを助けて隠し10連ガッチャ。マジでこれだけで良い。最近飛び道具の広告が多過ぎてしんどいよ。
 今にして見ると浮気のくだり、タピオカ店のくだり、ババのくだりに全然繋がりが無いんだけど、それはもうどうでも良い。安心安定の広告を精神が求めているのだ。

 昔ながらの定番広告なんだけど、美少女側のモデルが差し替えられている。でも差し替え前の広告も普通に放映されてるんだよな。どういう事なんだ。
 この広告の使い回し映像すら、「止めてください(とめてくださいが正)」、「もちろんゴーゴンを選ぶ」、「タピオカ店をあこう」など、怪しいセリフが一杯ある辺りに名作性を感じます。やっぱりこの辺のセリフのガバガバさも人気の一因なんだよなあ。

 そしてこれは2023年度最新版おねがい社長の広告です。突然女教師、女秘書、変態紳士の三人を電車の先頭に括り付けて走らせるというインパクトがヤバすぎる出だしから、変態紳士を助けてスーパーマーケットを開店して大儲け。どういう理屈??
 大体このモデルの中で変態紳士だけ作り込みがすごいのよ。女性陣は涼しい顔して括り付けられてるのに、変態紳士だけ口が風圧でめくれあがり、目からは大量の涙を放出しているんだよ。この凝り方は何だい。
 こういう荒唐無稽な広告が社長の持ち味ってワケ。最高の広告です。

 「オタク君! こういうのが好きなんだルォ!?」と女性の絡みシーンから広告を始めるのはやめなさい!
 でも最近のおねがい社長の広告の中では一番注目を集め、拡散されているのを見るとやっぱりそういうのが好きなんだねえ、と後方腕組みオタクになってしまう。
 後半にはちゃんと社長のメインヒロインであるババも登場するので、ババ推しの人も安心です。怪力デブ呼ばわりされてるけど。

 電車に轢かれそうになっている女性を助ける広告も様々なパターンを出してきたが、ここまで殺意の高い電車に轢かれそうな広告も中々無い。
 今晩泊めてもらえませんか? って言ってるのに、それを無視してラーメン屋を開くんじゃないよ。

 脱衣3マッチパズル広告。この偽ゲーム、普通に面白そうじゃねえか?
 後半のハンバーガー屋、10連ガチャのくだりには全く脈絡が無い。最初から最後まで脱衣パズルやってて良かったまである。

 とばっちりを受けてガッカリしていたら赤ん坊を助けて10連ガチャ。いつものパターン過ぎていいね。

 ラブコメみたいな始まりからの「退いて!貧乏くさい」も安心感しか無い。今後もよろしく!
 後半のタピオカ店のくだりもいつもの通り。

 実在する人物をAIイラストにする広告はあるけど、多分これは元からおねがい社長にあるイラストをコスプレしてもらった広告でしょう。
 本来は矢印が逆なんだろうけど、そこで最近の流行りに合わせてAIイラスト広告風に仕上げたのは工夫の勝利。

 小川聡美さんを紹介する画像広告。
 この後ろ姿は社長で頻用されますね。

・エバーテイル

 2021年広告三英傑が一人、エバーテイルが帰ってきた。
 
他のユーザーの方のキャプチャで恐縮だが、エバーテイルは広告の主戦場をYoutubeショートに移しての再登場。しかもホラー風味は抑えていて、3Dアバターを調整してデートをするという新ジャンルで攻めて来たのが印象的。
 自分はてっきりエバーテイルは広告をやめた物だと思っていたんだけども、そんな事は無い。Twitterや通常のYoutube広告など既存の所を避けて、ショート動画という新しいバトルフィールドに活路を見出しているのだ。
 思えばエバーテイルはinstagramなどでも広告をしていたわけだから、別にどこで広告をしたい、というコダワリはさして無いのだ。常に広告の最先端を行きたい、という意思を感じます。

 ベイラーレジェンドのハチ広告も早速パクっており、ネタをパクろうとする貪欲さには一点の陰りも無い。
 何故エバーテイルがYoutubeショートに移動したかを考えると、やはりTwitterでのホラー広告のウケが悪くなったこと、そしてTwitter自体の運営が不安定になってきた所が挙げられるのではないか。
 沈みゆく船から逃げ出すのは早いほど良いし、ショート動画というZ世代の流行りに乗るスピードも速い方が良い。案外2023年はエバーテイル復活の年になるかもしれないぞ。

・今月の準MVP

・タップル

 年末年始は実家に帰って「結婚はまだか」とせびられたり、周囲の親族が家族を作っている事に焦りを覚えたりしてマッチングアプリの登録数が増える物らしい。実際テレビCMもたくさんやっていた物だが、Twitter上の広告も中々ユニークで見ていて飽きない物が多かったのが良い。
 ひろゆきのモノマネ芸人二人を呼んでバトルさせたり一緒に論破させたりするのも面白いんだけど、実はひろゆきのモノマネ芸人がいない広告もそれぞれ癖が強くて面白いのよ。永久無料キャンペーンを広告するべく様々な手段を使ってきたんだけども、それぞれ粒ぞろいの広告で良かったです。
 個人的にはタップルが年始のマッチングアプリの広告ではベスト。

・Jmin Games

 本まとめ上では全然書いてないように見えますが、自分の2月に書いたnoteの方にしっかりと色々書かせて頂いたので詳しくはそっちを見てくれ!
 というかダウンロード出来ないゲーム広告という時点で面白すぎる存在だし、AIイラストをこんな積極的に使って広告している時点で相当チャレンジャーだよ。2月現在も新しい遊べない広告のバリエーションは増え続けているので、2023年の動向に期待。

・最強でんでん

 おねがい社長、荒野行動、EVONYなど存在が定番になりつつある連中はずっと広告を続けているのが印象的だけど、最強でんでんもその末席に加わる可能性を感じる広告が多くて良かった。
 広告自体も本当にミニゲームとして実装されているのか、いないのかが分からないラインを突いてくる辺りが実に狡猾。ジャンルも数も充実しており、2023年も勢いを持って続けてくれそうな雰囲気を感じたので選定。
 これで何か新しい広告を一個ぶつけられてたら普通にMVPあったかもなあと思います。

・ザ・アンツ

 2023年1月はさすがに豊作だったんだけども、それでもアンツに関しては少し触れさせて欲しい。アリを主役にする事によって人間ではヒンシュクを買いそうな表現を広告に持ちこみ、アリだから安心して攻められるラインを攻めに来ているのが強みを生かしていて好きなんですよ。
 人間が絡む表現、映像に関してはチェックがどんどん厳しくなっていく中で、実はアリや獣など人間以外の動物がハチャメチャをやる広告に関してはチェックが甘いという盲点を突いて好き放題やっているんですよね。そういう隙を刺しまくっているのが実に痛快な広告で、「これ人間でやったら炎上しそうだよなあ」というラインをアリで踏んでセーフにするのは今後も擦られるんだろうなと思いました。
 実はこれと今回のMVPで今回のMVPを迷いまくっていたんだけども、色々考えた結果今回は準MVPに落ち着いた。でも時期が時期ならこれもまたMVPよ。

・今月のMVP

 今月のMVPは「モリノファンタジー」です。
 「3億ダイヤもらえる!」という最強の広告を作るためにゲーム内通貨側の名前を変えるという発想に感動しました。思いつくのは簡単だけど実際にするのは難しいタイプの発想の転換であり、「ダイヤ=ガチャ石だろう」という先入観を見事に使った広告に脱帽。
 しかもこれ、実際にダイヤを与えているから真実を紹介する広告でもある訳ですよ。実際に3億金ダイヤもらえるから誇大広告ではないし、勘違いするのはゲーマーの常識が邪魔をしているせいなんだよね。見事なトリックをかまされたような気分だし、今でもちょっとモヤモヤしている感じはさすがにMVPの格があります。
 もちろんこの広告以外も定番の広告を幅広く取りそろえ、バラエティと独自の発想の転換を両方見せてくれた良いタイトルでした。年始から2023年の広告は明るいなと思わせてくれてありがとう!

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