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広告振り返り~2022年11月~

 11月の広告まとめ作成、想像以上に大変でした。そりゃリアルの年末進行もありますけど、なんだかTwitter広告の挙動が不安定でその原因を探るのにやたら時間がかかったり、Youtube広告のアップデートで見るべき広告がやたら増えてしまったりしたのが原因ですね。
 とりあえず幽霊広告に関してはマジで知って欲しい。その上なんだか最近Twitter広告の挙動自体が不安定で、安定して広告を見辛いのもどうにかしてほしいんだよね。これはパソコンだけでなく、スマホやタブレットでも動画再生が安定しないのでパソコンが悪いってもんでも無いハズです。
 Twitterマーケティングはマーケターに情報を提供する前に広告が安定して流れるようにしてくれ!

・Jmin Games

 AIイラストがとうとう広告に登場。8月22日にオープンソース化されたStable DiffusionだかAnime Aiだか、そんなAIイラストが(自分が見る限りでは)初めて広告に使用されたという記念碑的な広告である。
 ゲーム内でもAIイラストが使用されているのか知らないけど、広告ではAIイラストを使っておいて本編には人間の描いたイラストを使っているなんてのはおかしな話なので、おそらく本編でもAIイラストが出て来るんじゃないですか。

 しかしこうして絵を見てみると別にこの「アリス」という名前の女の子も中々可愛いじゃないの。AI特有の描くたびに服やアクセサリーが変わってしまう問題に関しては人間側の手直しでどうにかするか、あるいは廉価ゲームだからそれくらい大目に見ろよという精神でぶん投げてしまうかの二択になってくるんでしょう。
 今こそAIイラストでいちいち「同じキャラなのに服が違う」と突っ込んでいるが、じきに見ている方も服の違いを気にしなくなるか、あるいはAI側が特定の衣装設定を高精細に再現する事が出来るようになると思われます。AI広告だらけになる日も近い。

・飛空艇騎士団

 飛空艇と言うからグラブルのオマージュかなあと思ったら画面はぱっと見100万トンのバラバラ的な飛空艇が出てきて、さらに進むとガーディアンテイルズみたいなミニキャラが出て来る。
 ごちゃまぜ感がすごいが、これからどんな広告になるんでしょうね。まだ事前登録段階なので本番はもうチョイ先だろうか。

・ミシックヒーローズ

 胸でかいチャンネーが出て来たなと思ったら英語でしゃべってるのは予想外過ぎておもろい。
 何故英語にしたんだ……

・パズル&サバイバル

 ステートオブサバイバルをパクり、マスクをしている美女がゾンビでしたパターンにパズサバが手を出してきた。
 でもパズル要素が無いのでパズサバっぽさは無い。

・ラストフォート:サバイバル

 ここ数ヶ月ずっと見ている基地を作る広告です。今回は水を取る場所が近くて良いですね。
 皆と共に戦おうとは言うが、この広告では太った男と女性しか出てこない。みんなと出会える日は来るのでしょうか……

 ハロウィン広告だけど、この世界はハロウィンじゃなくてもゾンビだらけだからホラーのありがたみが薄いよね。
 結局基地を作って終わりなのもいつも通りです。

 地下にゾンビが待ち受けているパターンは結構新しい。
 ま、いつも通りシェルターが完成してしまうんですけどね……

 温泉に入っている女性二人がシェルターを作る広告。温泉の真下に作るシェルター、地盤がゆるそうというか無駄に暑そうというか……
 映像についてくるテロップは使い回しっぽい。

・英雄じゃない

 英雄じゃない! 英雄じゃない! 本当の事さ~
 ZZはさておき、ダダサバイバーやスーパーウィザードで登場したヴァンサバのパクリ系ゲームの広告っぽいです。
 ナレーションが海外広告でよく聞くあの人って事を除けばそんなに目立ったポイントは無い。

 ASMR系に見えて、音と音楽の繋ぎがオシャレな広告。
 意外とこれはすき。

 でもこの映像はさすがに偽広告じゃないですか。
 最後の最後に「フェイル」と出て来るのが見どころ。普通に失敗って書いてよ!

・ダダサバイバー

 ダダサバイバーの10連ガチャ広告。
 10連ガチャの広告なのは割とよくあるけど、無料ガチャや隠し10連ガッチャでは無い、王道のガチャ広告です。
 まあガチャで強くなりましたって話は結構なんだけど、こういうゲームにおいてガチャで強くなるという行為に魅力はあるのかなあ。もちろん金払った者勝ちにならないような調整になっていると思うんだけども。

・忍者マストダイ

 12月に登場した新作アクションゲームの広告。
 有名声優を出す、可愛い女の子を出す、魅力的なゲーム内映像を出す。全く優等生な作りじゃないの。
 最近自分は真っ当にゲームを紹介しているような広告ほど疑って見る癖がついてしまったんだけども、ちゃんとゲーム内も広告で見られるようなアクションゲームのようです。マジで現代はこの映像から放置ゲームが飛び出してくるからな……

 見れば見る程昔のスマホで遊べたようなアプリゲーム感があるが、グラフィックは現代基準。
 やっぱりこういう手軽に遊べるスマホのアクションゲームって一定の需要があるんだろうなと感じます。放置ゲームだの、タワーディフェンスだの、育成ゲームだの、そういうしゃらくせえ盆栽ばかりやってられねえぞという意思を感じる。

・大家さんになろう!

 大家として問題のある入居者の対処を行う広告。部屋を公衆トイレに変える摑みが強過ぎて、その後のプールへの改造、研究所への改造が見劣りするね。
 まあ出だしさえつかめればOKってもんかもしれないし、研究所も爆発オチのために使うのであれば良いと思いますけどね。

・ベイラーレジェンド:Dog Rescue

 線を引いて犬を襲い来るハチから守るゲームの広告。12月で急激に増えたが、11月時点でもYoutubeで多数広告が登場していましたね。
 この広告の特徴は、かなり丁寧に蓋をするような線を書いているのに理不尽にもハチが線を吹き飛ばして来る所。いくら失敗系広告を作りたいからって、こんなに強いハチにしなくても……

 ……と思っていたら、結構ゲーム本編でもしっかりハチが剛力をかましているようで安心しました。
 この広告もゲーム内のミニゲームを大々的に広告で取り上げたスタイルの映像なので、実際に遊べるみたいです。やってみたい方はどうぞ。

・Charlottes Table

 英語のリスニング教材か何か? ってくらいネイティブな英語で広告してくる新作広告。
 ゲーム内容としてはレストランを発展させていくゲームっぽい。マッチ3パズルである事をきちんと嘘をつかずに告示しているのは好印象だが、その分突然意外な広告が出てくるような事はありません。
 いや、最近のネット広告は突然意外な映像が出て来がちってのもちゃんちゃらおかしな話ですけどね……

・マフィアコネクト

 タツザキとケヴィンというキャラを紹介する広告。やっぱり頭身が低いとカッコいいと言うより可愛いの方が強くなってしまいがちだなあ……
 それにしてもタツザキは飢狼伝説、あるいはKOFに登場する山崎竜二じゃねえか? 完全にパクってるって訳でもないでしょうけども。

 ゲーム本編に搭載しているミニゲームの方の広告っぽい。リリース直後でいきなりミニゲーム広告に頼るのか。
 なんか調べてみてもこのゲームに関する情報が出てこないが、でもこのシューティングゲーム自体は本編に実装出来そうな範囲である事もあって広告だけでは偽広告かどうかの判断が難しい。
 既プレイ者の情報求む!!

 この役者さんはマフィアコネクト内でのゆうとポジションなのかな。
 いちいちコスプレして大変ね。

 アンディを助けるべくセツナを派遣するが失敗する広告。いくつかの映像を使いまわしつつもギャグテイストに仕上げているのは中々テクを感じますよ。
 マフィアコネクトは妙にツッコミが入っているのが特徴的。そのツッコミが面白いかと言えば……まあ……

 銀行やぶりをする為にステルスアクションをするアンディの広告。視点がザルな感じもステルスアクションっぽいですね。
 後半は別広告映像の使い回し。

 属性相性を紹介するオーソドックスな広告。
 こういう広告をやるのは案外マジメなのね。今時こんな属性相性とか言わなくても分かりそうなもんですけど。

・EVONY

 最初にチョコレートを刻んでいる映像から始まるせいでASMR系広告かと思いきや、全然ASMR要素が無い。何故チョコを刻む映像を……?
 1問目は確か初出の問題。牛魔王を地面に落としてから溶岩を解放し、水を解放してください。

 決め顔で攻略情報を言いながら失敗シーンが流れているのが面白すぎる。
 Twitterでもこれ放映しましょうよ!

・クレブラック

 Youtubeも下品になったもんだな!
 脱毛クリームの広告なんだけども、陰毛を除毛するという広告なので最初からバチバチに性行為描写が入ってくる。パイパンだの、脱毛しているハイジ男子だの、終始お下品な映像ばかりでひどいよ。Youtubeではこれがさも当たり前のように広告で流れてるんだから、Twitter広告って実は健全なんじゃねえかな。

80%(75%では?)

 一目見てこれは変だろって感じるグラフも添えてスキの無いひどい広告。さすがに下品過ぎて一生笑えるし、これは反則の販促です。
 細かい点としては、胸毛が生えているというポイントで陰毛処理をしていない表現としていたのは芸コマでした。つまりジョモタンやメンズクリアなどでヒゲ脱毛をしているのは前提で、陰毛ケアまでさせたいという脱毛界隈の新しいトレンドなのだと思う。
 ちなみに自分はヒゲ脱毛をしていません。俺もなるか、ハイジ男子……!

・ブレスマイルウォッシュ

 記憶喪失になった彼女とよりを戻すラブコメ広告。ブレスマイルウォッシュも随分長い事広告してるね。
 最近のYoutube広告は過激化の一途をたどっているので、記憶喪失程度で済ませているのは良いよね。この調子で健全な6分間を楽しませてください。

・過払い金・借金を無料診断

 youtube動画広告にありがちな、借金の減額診断の広告。
 この動画は中田敦彦のYoutube大学をリスペクトした動画構成になっているのが特徴。何で自分が知っているのかと言えば、この広告を見てから初めてYoutube大学を元ネタリサーチの為に見に行ったからですね。アレは確かに現代向きのコンテンツだと思います。
 その話はさておき、動画の構成としてはかなり分かりやすい。中田敦彦のYoutube大学スタイルってやっぱり短時間で物事を伝える形式としてはかなり優れているんだなあと実感します。

 ひろゆきパロディもあるけど、ひろゆきらしさは全然無い。広告としての完成度はYoutube大学の方が高かったように思います。
 それにしてもひろゆき切り抜き風広告ってのも新ジャンルだ。ネットで話題の物に飛びつくスピードなんて、早ければ早いほどいいですからね。今度は借金減額診断に対するみんなの反応集とか、借金減額診断のメリット10選でもやれば良いんじゃないの。

・キャッシング総合センター

 Youtube広告が悪いな~と思うのは、借金減額診断の広告を打ちながらもすぐに借りられる出所も分からない借金を促す広告を流している所だよね。最悪のループ始まってる。
 「Youtubeプレミアムとか広告見れなくなるからデバフやろ!」と思っていたけど、悪質な広告を見るのが娯楽ですっていう物好き以外はマジでYoutubeプレミアムに入った方が良いなあと思ってしまったよ。
 心が弱っているタイミングだとYoutube広告の闇に飲まれて、完全に後戻りできない場所まで追い詰められそうな感じがある。広告を見るのが好きですって人でも、比較的健全なTwitter広告を見ていた方が安全かもしれない。
 もう自分は後戻りできない場所にいるので、Youtube広告も笑って見ますけど……

 もう一社借りるならココ! じゃないんだよ。
 こういう借金広告自体は電柱に張り付けられたビラと同じような物なのかもしれないけど、動画で無差別に流される映像となると途端に悪質さが増して来る。

・Reverse

 AI投資サービスの広告です。スマホで出来る副業みたいな広告がYoutubeははびこっているけども、そんな皆こういうウマい話に飛びつくもんなんでしょうか。宝くじでも買った方がラクして稼げる可能性があるんじゃないの。
 副業ブームに乗っかった広告も随分増えたけど、こういう広告を紹介出来るのは本当にYoutubeの広告動画システムが改善されたおかげです。ありがとうございます。
 誰でも気になった広告を拡散出来るようになった件に関しては、以下の広告閲覧TIPSを見てください。


 立場が逆になったバージョンもあります。
 もうさ~、株取引とか言わないで普通に月30万円くれない? この動画が流れているのは全国のYoutubeユーザー7000万人の中から特に勝ち組になる資質があると判断された人だけらしいので、俺なんか色んな人に勝ち組になる資質を与えている大善人だよ。

・ヘルスコーチ

 ヘルスコーチって何だよ……
 一応資格はあるらしく、予防医学という形で医学に携われるらしい。だけど、そんな生兵法で医学に関わるってかなり危険なんじゃないか。
 医学や医療ジャンルって、「何となく手に職つけたいな~」でやって良い仕事じゃないと思うんですけど、その辺どうなんでしょうか。ここまでの株取引AIなどと比べると一見健全そうな広告なんだけども、こういうのこそ警戒した方が良い。

・田中英道のNEWHISTORYなど

 GHQによって禁書指定された本の広告。静かな広告だぁ……
 夜中に見ると結構ゾクゾク来る雰囲気があるので、見る場合は部屋を真っ暗にして画面に顔を近づけて見る事をオススメします。
 真面目な話、深夜の広告はこういう陰謀論、借金、セックスと急激に治安が悪くなるクセに、Youtubeが健全ヅラしているのはどうかと思いますよ。

 こういう広告を取り締まりづらい理由を考えてみると、いろんなアカウントで似たような動画広告をやっている所が問題な気がします。
 結局Youtubeからすると金をくれればなんでも放映するのかもしれないけど、もうちょっとこう検閲を入れた方が良いんじゃ……

 韓国だの、反日主義者だの、そういう話題は広告でもキラーワードなんだなあ。
 100円で真実を知ってくださいって、100円で真実が分かったら皆苦労しないじゃんね。

・各種副業系広告

 出だしが悲惨すぎるし、その後の話も胡散臭すぎる。
 こういう広告にしては短すぎるのは、あまり表向きにしたくないのだろうか。何をすれば稼げるかも広告内では紹介していませんよ。

 女性が主人公の広告はいちいち展開が暗いんだよ! それに拓也が死んだのはもう完全に事故じゃないの。
 シングルマザーが主人公の暗い広告が多いのは、やっぱりこういう立場の方が本当に困っているから悪い広告を出しているんだろうなと思います。マジでこういう広告が出ないくらいには社会保障をちゃんとしてほしいよ。
 「つみたて副業」なるサービスの有効性は知らんけど、このチャンネル名が『【史上最高】超バズ副業チャンネル』って時点でもうやる気無くすのは俺だけなのだろうか。頭からケツまで怪しすぎる。

 この広告だと副業モニターというサービス名が紹介されている。でも、この広告時点だと副業を教えてくれる場所を告知するだけで何をするかは教えてくれない。
 こういう副業とか絶対ヤバい事させられるじゃんね。SIMカードを売るとか、薬の密輸とか、転売とか……

・正社員しごとチャレンジ

 一度トレインビジョンで見かけた広告だな~と思っていたが、Twitterでも告知していたのか……
 電車内の映像で見ているからカクついて見えていたのかなあ、と思っていたが、普通にネット上で見てもカクカクでした。一度見た時はてっきりラグっていたのかと思ったんですけど。
 公的機関が真面目に作った広告からしか得られない栄養分がある。

・JRA FUN

 JRAはユニークな広告が多く、いちいち突っ込むのも大変だしわざわざ自分がコメントするまでもないよね、という日清のCMみたいな立ち位置になりつつあったんだけど、この広告に関しては一つ言わせてほしい。
 光の広告界隈でフェルメールの『牛乳を注ぐ女』が雑に使われ過ぎじゃない?
 別に何のモチーフを使おうが広告の勝手だけど、最近なかやまきんに君と言い日清と言いファミマと言い、牛乳を注ぐ女ってそんなに良いもんかって思っちまうよ。びじゅチューンの何にでも牛乳を注ぐ女がバズったのだって4年前の話だぞ。
  そろそろ牛乳の賞味期限が来てる気がするね。まだ擦りたいならどうぞって感じだけど。

・SANKYO

 ダンベル何キロ持てる? もパチンコ化。それは分かるんだけど、もうこのアニメも随分昔のタイトルに見えるよ。驚愕のバズりコンテンツだったのは間違いないが。
 とはいえテーマソングとパチンコのド派手な演出の親和性が非常に高いので、広告を見ているだけでも満足感がありますよ。ちょっと昔の作品でもさすがに一度話題を搔っ攫っただけのパワーを感じる内容なので、是非見てください。

・大都技研

 6秒間の勢いがすーごい。じっくりスペック紹介なんかしないで、とにかく打ちてえというギャンブラーの芯に訴求する広告です。
 この映像の情報量としては12月5日に『HEY! エリートサラリーマン鏡』が稼働するって話だけなんだけども、最初の4秒の演出の圧が強過ぎる。
 正直な話、6秒で閲覧者の記憶に残そうって目的なら芸能人を起用するよりもこういう広告の方が正解だと思うんだよな。マジで中毒性がある広告です。

・ナッシュ

 デリバリー食事とシャニマスがコラボ。思えばこういう案件って中々見なかったような気がするな。
 ナッシュは色々とTwitter上での広告を頑張っている印象があるので、ベストの案を考えてコラボしたんでしょう。実際噛み合っているように思うし、良い広告だと思います。

 風野灯織というキャラの広告もあるんだって。
 アイマス全然知らないので、ピンと来ていません。すみません。

・ドラゴンボールZ ドッカンバトル

 ドラゴンボールもちょっと見ないうちに新キャラが増えすぎというか、一時期はちょっと嫌われていた印象のあるドラゴンボールGTらしいキャラも平気でガチャに出るようになったんですね。超サイヤ人4とか、ドラゴンボールZで止まった人間は知らないでしょ。
 そもそも現代の若者ってドラゴンボールを見ているのでしょうか。自分はそこが不安というか、ドラゴンボールZを一通り見ている人間すらレアになりつつあるんじゃないかという危惧があります。大体ドラゴンボールだって1984年に連載開始した作品なんだから、38年前の作品ですよ。
 そして今でも野沢雅子は悟空の声をやっているし、ゲームの売り上げは未だにバンナムを支え、広告は打たれ続けている。ドラゴンボール、とんでもない作品!

・機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズG

 ガンダムの新作ゲームの広告です。内容としては普通だが、シリーズ最新作を視聴できるという所で引きを作っているみたいですね。
 まあそんな事は割とどうでも良くて、ドッカンバトルは未だにドラゴンボールZをベースにしているのにガンダムは新作に移っているんだよね。こういう長寿作品と言えば大体世代交代しているモノで、ガンダムは初代からたくさんの派生形が生まれているし、仮面ライダーもどんどん世代交代をしている。ウルトラマンも時折新作が顔を見せる中で、ドラゴンボールに関しては未だにDBZの登場キャラが大人気なわけですよ。
 そりゃガンダムだって未だに初代ガンダムやシャアザクがCMに出演する率は高いけども、それにしたってドラゴンボールは初代シリーズの遺産が強過ぎるように感じる。ドラゴンボールゼノバース系列のキャラやドラゴンボール超シリーズなどで新しいキャラ自体は登場しているけど、結局主人公はずっと悟空なんですよね。
 果たしてドラゴンボール声優の世代交代はいつになるのか。適切なタイミングで世代交代して欲しいなあ、と思うばかりです。

 ちなみにウルズハントの広告に関してはあまり語るべきところがありません。マジで基本に沿ったよくある広告なんだけど、11月にドッカンバトルと共に並んでいる比較的新しいガンダムゲーの広告と並んでみるとなんか思う所が出て来たなあという話です。

・陰の実力者になりたくて! マスター・オブ・ガーデン

 陰の実力者になりたくて! というアニメのゲーム化らしい。最近のアニメは全然見てないので、タイトルだけ見せられても知らないって話になりがちです。
 アマギフキャンペーンに加えてカッコいいグラフィックを添えて、有名声優を紹介する王道の内容です。口では陰と言うが、広告は陽じゃんね。

 このシャドウって主人公は王道の中二病で良いすね。
 恥ずかしげもなくプレリュードとか言える人間じゃないと主人公は務まりませんよ。

 あとカゲマスの一部の広告は映像が小さすぎる。
 他にもこういう小さすぎる映像の広告を多数出しているんだけど、これはどういう意図でやっているんだろう。映像が小さいと無理矢理映像を見ようとして何度もリピートしてくれるだろう、という所を狙っているんでしょうか。
 そこ狙ってたらすごいよ。あるいはキャラの立ち絵を大きく見せたいのかな。

 アニメでは見られない個別ストーリーが見られる、みたいな広告。
 「ここだけの陰実」ってワードは良いすね。これは思いついても実行しづらいよ。

・Fate/Grand Order

 FGOはさっそくVジャンプのカルーセル広告戦法をパクってきた。まあ優れたやり方というか、目新しさのある方法ですよね。
 とはいえそろそろこの見せ方も飽きられそうな感じがあるね。結局20秒で3キャラ程度紹介する映像に戻るんじゃないか?

 一応FGOの発明としては、もはや文章すら掲載せずにキャラ画像だけを次々と流す広告もある。
 FGOみたいに元々のキャラの知名度があったらこういうやり方も良いんじゃないですかね……

・鋼の錬金術師MOBILE

 ペルソナ5はマジでどことでもコラボするというか、ハガレンファンは最初にコラボするのがペルソナ5である点に関してどう思ってるんだろうか。
 映像の出来や広告の出来としては文句ないとおもうんだけども、突然ペルソナが出て来る所は普通に困惑しかないよ。まあ、ハガレンプレイヤーが満足なら何でも良いんですが……

・ヘブンバーンズレッド

 リリース当初はかなり話題になっていた印象があるヘブバンだけど、最近はめっきり話題を聞かなくなったね。別に話題になる=素晴らしいってもんでは無いけど、広告を見ていると嫌でも話題の変遷のスピード感に圧倒されてしまう。
 この広告自体は欲しいアイテムだけを集められるらしい周回要素と放置周回要素を一挙に告知しているのが特徴。要は以前やっていた人を呼び戻すための広告なのかな。
 とはいえこういう広告ってどこまで効果があるもんなんでしょ。自動周回とか放置周回とか、今時のソシャゲなら割と当たり前のように存在しているでしょ。放置するゲームの数にも限りがある訳だし、一回離れてしまうと機能面のアップデートを告知しても中々帰ろうとは思わない気がする。
 そう考えると他社作品ではあるけどこのファンとかすごいよな。毎回コラボの時だけ告知して、コラボ先のファンを貪欲に呼び込もうとする広告だけを打っているんだから。個人的には機能アップデートをわざわざ告知するよりは、ガンガン新規開拓した方が良いんじゃないかと思ってしまう派です。ソシャゲ運営もしたことが無い人間が何言ってんだって話ですけど。
 これが運営5年です、6年ですとなったらいよいよ新規開拓より元々やっていた人を呼び戻す方が効率的な気がしますね。

・この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ

 噂をすればってやつです。今回は防振りというラノベとコラボしてらっしゃる。
 今回はルーレットガチャも告知して抜かりない。本当に手堅い告知戦略を続けているのは尊敬するぜ。

 こういう時にイメージ通りのキャラをイメージ通りのコラボ衣装で出して、イメージ通りのセリフを喋らせるってのも本当にエライ。
 変な捻りなんかいらねえんだよ!

・Twitterマーケティング

 「言葉には体温があります」という詩情溢れる言葉から始まるTwitterマーケティングからの定期連絡です。
 4つのキャンペーンを紹介しているが、ライブショッピングやワールドカップは前の記事で紹介している。なので、今回は残りの2つのキャンペーンを見て行きましょうか。

 Twitterクリスマスボックスは、参加アカウントをフォローしてキャンペーンツイートをRTするだけで応募できるプレゼント企画。
 ここで注目すべきは、我らが広告まとめnoteの常連がどれだけこのキャンペーンに参加しているかという事でしょう。今回は忍者マストダイ、きらめきパラダイス、IdentityⅤ、そしてザ・アンツがこのキャンペーンに参加していました。
 忍者マストダイときらパラに関してはリリース前に話題を獲得したいという魂胆があって、第五人格は比較的変な広告を打っていないNetease枠として滑り込んできたと思います。この中で異彩を放つのがアンツで、何故お前がこんな真っ当なキャンペーンらしき物に参加しているのかと驚愕しちゃったよ。
 普段アレな広告をやっているおねがい社長やら旧4399勢としてモリノファンタジーやらが公式キャンペーン出禁にされている説はマジでありそうだけど、アンツも割と出禁寄りの広告やってませんでしたっけ。
 何にせよTwitterマーケティング的にはアンツは白寄りなんですかね。あるいは広告を打っていた企業全部にキャンペーンのお誘いを出していて、その中でキャンペーン参加表明をしていたのがアンツくらいだった説がある。

疎外感

 それにしても他にアコムやら楽天、Galaxy、ローソン、USJなんかがいる中でアンツが紛れ込んでる絵面が面白いよな。何となくパーティに来たらスーツ着た社会人の中に放り込まれた学生みたいな雰囲気がある。
 一応画面をスクロールすれば忍者マストダイ君やきらめきパラダイスちゃんがいるので、席替えで友達から遠い席に配置されちゃった子みたいな雰囲気もあるよ。

 第二のキャンペーンはTwitterトレンド大賞。Twitterに張り付いている人からすると流行語大賞よりは納得出来る話題が出て来る事で有名ですね。
 基本的には大体納得なんだけども、こんなクリーンな紹介のされ方じゃなあってワードも結構あるっちゃある。細かい話に関しては差し控えるので、気になった方はどうぞ。

・Salesforce japan

 光の広告界隈におけるトップランカーたちが考えるマーケティング論の広告。見る人が見れば驚くのかもしれないが、自分はニワカなので全然分からないよ。
 「消費者は別に広告見せられたいとかじゃなくて良いものに出会いたい」と思っていた時期が自分にもありました。世の中これだけ広告だらけだと、良い商品は自分で見つけるから広告はとにかく面白い物、興味深い物を見せてくれって感想になっちゃうよな。
 むしろ過剰に広告している商品の方がなんか怪しく見えちゃう時代でもあるが、結局隣のあの子のツイートだって特定商品のステマ。誰もが誰かにマーケティングしているこの時代、広告に出来る事とは何かを今一度考えてほしいと思います。

・Gravity

 声が面白すぎるだろ。
 ど~せいつものGravityだろって思ってたら、吹き替えの声が面白すぎて吹き出しちゃったよ。
 内容はいつもと一緒です。

・ピックアップ

・クロス新宿ビジョン

 少し前からこういう立体風映像で広告が出来る液晶は街に現れ始めたけども、それをTwitterにも告知として掲載し始めているのは大きな流れのように感じる。
 それぞれタイトルで紹介するより、今回はクロス新宿ビジョンで放映された広告に関して一つ一つ見て行ければなと思います。
 パニグレの映像広告に関しては、白い外枠を活かしつつもキャラがダイナミックに動く楽しい内容になっているのが特徴。このデフォルトの白枠をゲームで採用しているのは他にポケモンくらいのものなのだが、この白枠の前にガラスを作る事でアクションに幅を持たせているのは工夫ですね。

 こちらに飛び出て来るような映像というのは、新宿の高層にある液晶だとちょっと迫力不足になってしまうのかなとは思ってしまう。
 香港とかにあるもっと規模の大きな液晶だと話が変わってきそうですけどね。とはいえ、世界観の作り込みという意味ではライフアフターの雰囲気はとても良いと思います。

 ドラゴン・エンジンが飛び出す広告とかやるんだ。
 わりかしシンプルな内容だが、最新商品の発売日が一番分かりやすいのはギャザな気がするなあ。結局目を引いても、何を売りたいのか分からないんじゃしょうがないですからね。

 ポケモンは王道というか、周りの白枠を上手く活かしたような映像になっているのが面白いですね。
 ここは猫の映像がよく出て来るようになっているので、同じ動物つながりでゴテゴテと色を使わないような内容にしたのかな。良いと思います。

 NIKKEはちょっと凝った事をやっていて、アルタビジョンとシンクロした映像を流している。
 実際アルタビジョン側もジャック出来るなら、そちらの方が明らかに人目を引けるでしょうしね。広告費に余裕があるなら全広告やるべきな気がするが、アルタビジョン側の広告枠も考えると広告を放映できる時間が限られるというデメリットも出て来るのだろうか。

 NIKKEはハッシュタグでのキャンペーン、公式アカウントでの告知もしっかり行っているのが抜かりない。
 わざわざ広告をやるなら、やっぱりここまで活用して欲しいですよね。この辺の判断がさすが。

 今後も新宿クロスビジョンを採用した広告は出て来るでしょう。広告ウォッチャーは秋葉原駅中と併せて要チェックの場所です。

・きらめきパラダイス

 空間デザイナーのスワロさんが登場する広告。え、誰……? と思う方もいるでしょうが、この人はインスタYoutubeで活躍する今気鋭のデザイナーらしいですよ。自分は知りませんでした。
 何なら『Do It Yourself!!』というアニメのDIYを監修しているらしいです。この話から、案外オタク層にも知名度がある方なのかもしれない。

 広告を見ると、本作は部屋のカスタマイズが出来る点をウリとして広告をしているようです。
 この辺はシャイニングニキに出来ない要素を強く告知しよう、という意思を感じて良いですね。さすがに無策でシャイニングニキの前に出て来るような真似はしていません。

・ブラウンダスト2

 ブラウンダストというソシャゲの続編。6年も稼動していた長寿タイトルの続編ってんだからすごいね。
 広告は3つのストーリーを選択出来るように見える内容。今時ゲームをカセットで遊んでいる人間もあまりいないでしょうけど、逆にこのカセットの描写でピンとくるような人にマーケティングしたいのかもしれないなあ、とも思います。
 しかしこのゲーム機は何でしょうね。初代ゲームボーイとファミコンの合いの子みたいな感じがするが……

・ロード・オブ・ザ・リング:戦いの幕開け

 ちゃんとスメアゴルがいるロードオブザリングの広告、良いっすね。
 道案内に従っているうちに大変な敵に巻き込まれるパターンも本編でよく見るやつじゃん。結構エモくて好きです。
 問題はこんなゲーム映像は本編に無さそうな事だが……

・Echocalypse -緋紅の神約-

 Echocalypseはアプリランキングで1位を取ったらしい。別にそれ自体はあり得る話だと思うんだけど、そういう一時的な物をレスポンスよく広告に仕上げていくフットワークは見習うべき点がありますね。
 しかし約束された大人気ゲームならば、わざわざアプリランキングで1位を取りましたなんていう広告を出す必要は無いのだ。こんな広告を出している時点で1位を取れたのがラッキー、という運営側の顔が見えてきてしまう。
 まあ、何にせよ1位を取ったのはめでたい話ですね。おめでとうございます。

 一生放置要素を告知する広告。
 ゲームをやっていない間に強くなるのは分かるけど、ゲームを起動してもさらに放置となると一体何をするっていうんだ……

 実写×ガチャ広告。
 なんでこんなにSSRが!? というくだりもよく見た流れだ……

 「なんだ~10万戦力しかないじゃん」からの「あっという間に500万戦力!?」という流れも見慣れたシナリオだね。
 ただこのパターンでも安直に何百連ガチャとか、ガチャ数で張り合うような広告は本当に見なくなりましたね。とりあえず特典が多い事とキャラ紹介だけに絞っているのは賢い。

 浮気してると思ったら別に浮気も何もしてない広告も見慣れたもんだなあ……
 でも昨日のベッドでは何とかって話題を持ち出してくるのは中々攻めてるね。

 好きな戦姫じゃ勝てないよ~って話をしている時に、「俺の推しは強いし水着もキレイだぜ」なんて答えを返すヤツ、キレられても文句言えないよ。
 しかしその紹介された推しが良いと言っているのだから、もうそれで良いのか。強いキャラだから好きになるみたいなパターンね?

 「嘘つき……! こんなに金を使ったのにかわいい戦姫来ない! 金を返せ!」って、もう少し三点リーダーを増やせばカイジの世界みたいな鬼気迫るガチャ広告になりそう。こんなに金を使ったのに……かわいい戦姫……来ないじゃねえかっ……!! 返せっ……! 金を返せっ……!!
 この広告のオチは結局エコカリプスじゃないアプリをダウンロードしてましたって話です。そんな事ある?

 アプリゲーム、三次元より二次元を優先しがちです。
 ゲームを邪魔するのも良くないが、お付き合いしてる人に邪魔するな! っていうのもあんまりじゃないですか。

 ゲームと人助けなら、さすがに人助けを優先した方が良いんじゃないかなあ……
 この辺の感覚がバグるほど面白いゲームって話なんでしょうけどね。

 よく告知しているフェンリルと、初登場のグリンボスティを紹介している広告。
 この内容なら背後のリアル女性要らねえんじゃねえかと思ってしまいますが、どうなんでしょう。よく分からん。

 ソシャゲの初チャージ特典すら「やめなさい!」って言うの、エコカリプスくらいじゃないの。
 魔剣伝説すら初チャージ特典で無双する広告を作っていたのに、そこを超えて来るのはさすがです。

 「このケモノ娘たち、歌もダンスも得意なんだぜ!」って言って出すのがDance Dance Revolutionなのシブすぎるだろ。現代っ子にはFriday Night Funkinになってしまうのかな。

・メメントモリ

 実はこれちょっとだけやったけど、メメントモリってAFKアリーナと同じようなオートバトル系の放置ゲームじゃんね。それでお前このキャッチコピーかよと思ってしまうが、周りのオタクがやっているからとちょっと様子見でやってしまった時点で見事に広告主の思うつぼです。
 まあ別に広告なんか何を言っても良いですからね。クレブラックの広告を見た後じゃあ何を言っていても「まあ広告だしな」の一言で済みます。

 見れば見るほど自信満々な文言がずらずら出て来るのは面白い。「儚くも美しい最高傑作RPG」という文言をPS5のゲーム映像が流れるタイムラインで流すのは相当ガッツがあるし、一周してメメントモリの広告は好きになってきたかもしれないな。
 何でも謙虚な告知をしたり、大嘘のゲーム内映像で大作感を出したりするゲームが多い中で、しっかりゲーム内映像を出しつつ「俺は最高傑作RPGだぞ!!」と告知するのは中々出来ない。相当な自信を持ってゲームを送り出している、その態度は素晴らしいよね。
 本来広告というのは、これくらい堂々と出して良い物だと思うんだよ。Amazonで5つ星評価を出せない日本人は見習うべき広告。

 最初のapp storeのレビューは何言ったって良いけど、最後に突然出て来る「これが究極品質だ」はすごい。究極品質って何だよ。
 これはメメントモリが編み出した自信満々スタイルとして、今後も自信満々なキャッチコピーをネットに流して欲しいですね。

 「もう、戻れない 他のゲームになんて」「もはやゲームの域を超えた何かだ」「さあ美しすぎる世界に挑め」……この映像はメメントモリの広告の到達点と言える内容だ。
 ここまで言い切る広告ってのもそうそう無いよ。感動しました。

 オタク君が好きそうなオープニングだ……
 雰囲気はまあ良いんだよな。

・無期冥途

 先月までカッコいい広告ばかり出していた無期冥途が突然実写広告にチャレンジ。
 内容としては非常にありきたり。別に実写広告にしなくても良かったと思うんですけど。

 相変わらずイカツイ女が多いからマジで好き。最近確認したらスマホの容量にちょっと余裕があったから、年末年始のタイミングでちょっと触ってみる所存です。
 タトゥー入れてる女性は本当にカッコいいよね。これが現実でもそうなのって言われると「いや、ちょっとごめんなさい……」って腰が引けちゃうんですけど。
 大体広告見てるだけのオタクとかタトゥー入れてる女性が一番嫌いそうな属性じゃんね。趣味は広告を見る事です、なんて自己紹介した日には呆れてどっかに行っちゃうよ。

 いかにも知略メインのキャラって感じで良いすね。
 とりあえずチェスの駒を持たせておけば知略系ってなりがちなのも安直と言えば安直なんだけど、逆に安直なのもたまには良いってもんです。

 これは普通にオタクキャラだな。
 まあ王道が無いと味変が味変にならないから、その辺のバランスを取っているのは良いですね。

 触るだけでここまでブチ切れられるの、オタクに厳しい世界だ。
 でも普通に考えて女性に触ったらこれくらい怒る人もいるよ。無闇にスキンシップするのはやめようね。

・ザ・アンツ

 カニよりもデカい女王アリを助けて巣を巨大化させる広告。そもそもカニよりもデカいアリって相当キモイのでは……
 その後の巣を発展させる要素はいつもの通りだが、最近は失敗パターンばかり見ていたので成功例は割と新鮮な気がする。

 アリが氷を掘り進んで巣を作っていく冬らしい広告。冬らしいのは確かなんだけど、こんなクソ寒い時期にアリが歩き回っているのは中々ファンタジーなんだよなあ……
 まあビームを撃てるアリなんだから氷の上くらい余裕で歩けるだろう、と言われたらおしまいです。

 まるでアリのバーゲンセールだな……
 普段アンツの広告でよく見るアリの拡大図が見られるのは何気に貴重。デカあごのアリとか、赤いアリとかよく出てきますよね。

 力尽きた蜘蛛を食べて糸を吐けるアリに進化するが、トカゲに食われてしまう広告。
 ところでアンツの世界の女王アリって、ちゃんとしたアリの巣の中にいない事の方が多いよね。もちろんアリの巣をつくる段階なら女王アリが外を出歩いてるのも分かるけど、クイーンチャッピーみたいになってるアリですらキノコの上にいたり、水に流されたりで居場所が安定しないじゃん。
 ひょっとしてちゃんと巣を作ればもっと安定して生き残れるんじゃ……?

 うまい事巣の中に水を行き渡らせて巣を強化する広告。珍しい勝利系広告でもあります。
 アリの巣での水の供給って実際どうやってるんでしょうね。

 謎の生物からアリの卵を奪ってカエルを狩ったと思ったら、そのスキに女王アリを倒されてしまう広告。
 だから女王アリを適当な氷の上に放置するなって話なんだよなぁ~

・三国極戦

 三国無双2パロディを貫き通した11月の超新星が三国極戦である。ひょっとしたら三国無双2じゃなくて3以降のネタもいっぱいあるかもしれないけど、自分が一番やり込んだのが真三國無双2猛将伝なので、そこの知識で楽しんでいた広告です。

 節々に三国無双を感じる広告で好きなんだよな。虎牢関の戦いって呂布シナリオの第一ステージでしょ。
 ただ200名倒した程度で「呂布軍勝利」が出るのはちょっと少なすぎる気がする。そのくせリザルトでは1200名ってどうなんだよ。

 夏侯惇が真・無双乱舞をする広告。無双乱舞の前に鋭い音が鳴り、プレイヤーキャラの周囲をねっとりとカメラが周回する演出が懐かし過ぎる。
 このスローでプレイヤーキャラを回す要素だけで懐かしくて泣いちゃうってもんです。敵雑兵に与えたダメージは表示されなかった気がするけど、まあいいや。

 敵にやられた時、おもむろに樽を壊しながら逃げ回るのはマジでリアルなんだよな。それで肉まんをあつめて体力を回復したら、また人が変わったように殴りに行く感じ。よくやってました。
 無双ゲージまで肉まんを取って増えるのは変な気がするけど、華佗膏でも拾ったんでしょう。

 キャラ選択画面から始めるのもエグイ再現能力だ。画面右下に「『R1』『R2』勢力切り替え」ってあるのすらプレステ時代のゲームを思い出させる要素だし、ここでリアルにR1、L1と書くとガンパクリだからってあえて細かなツッコミどころを用意しているのも芸が細かすぎる。
 そしてこの広告の場合は仮想パッドを出さない事すらリアルになってしまうんだからよく考えてるもんです。古き良きプレステの名作ゲームを感じる演出に感動しました。

 この画面を二分割するスタイルのマルチプレイも、今時の若者は分からないでしょ? かつてはお友達の家に遊びに行く時はプレステ2やゲームキューブのコントローラーを持って遊びに行って、プラズマテレビにゲーム画面を二分割して表示して無双ゲームをやっていたんですよ。
 それが今じゃあディスコード? だかを使っていつでもオンライン対戦が出来るってんでしょ? もうおじいちゃんついてけねえよ!

 体力がミリになると勝手に無双ゲージが溜まっていくのも良い仕様だよなあと思います。ミリ体力で逃げ回りながら延々無双乱舞をやるのが気持ちいいんじゃ。
 しかし曹操が突然ゲートオブバビロンをやり始めるの面白すぎだな。Fateでも見ました?

 このミニマップがあまりにも懐かしい。敵将の状況や戦場を見ながら、イベントが起こったら味方を助けに行くのか、あるいは見捨てて別の敵将を先に倒しに行くのかを選ぶのが楽しいゲームだったんです。
 無双ゲーのパロディってだけならアクションシーンだけ出しておけば良い物を、ミニマップ出して来る辺りに相当なオタクを感じる。あくまでそれっぽい作りってだけなんだけど、それっぽさだけでも作る凝り方が好きなんですよね。

 体力が頭の上にある三国無双って、それ一番最初の3D格闘ゲームだった時代の三国無双じゃないの。海外のゲームでそこまでリサーチしてるのであればもうメチャクチャなファンじゃん。
 そもそも自分も中古屋でちょっと買ってちょっとやって辞めた程度の知識しか無いので、格ゲー時代の三国無双も語れるほどの知識を持ちません。全てにおいてニワカ故広告ばかり見て……

 でも董卓が魔人になって腹に生えた口からビームを撃ち始めるのは別のゲームじゃねえかなあ。
 そう思って少し調べてみたら、無双OROCHIの方ではこういう神的なキャラも出て来るっぽい。OROCHIの方はやったことが無いし董卓が魔神になるかも知らないけど、あながちあり得ない描写でも無いのが恐ろしい。
 自分は無双シリーズを全作やってるわけではないので、情報お待ちしております。マジで董卓が魔神になるゲームありそうなんだよな。

 ちなみに人間形態の董卓もきちんと紹介する広告がある。案外董卓が好きな感じ?
 ちゃんと最後には魔神形態も紹介するので安心です。

 長角も魔神になる。
 董卓に比べると変身のはっちゃけ具合が薄い気がするんですけどどうなんでしょう。董卓は悪い奴だからって何しても良いって風潮?

 魔神呂布と魔神董卓で戦う広告。ただの大怪獣バトルじゃないか……
 この広告に関してはちょいちょい仮想パッドが動いていなかったり、体力ゲージの位置に違和感があったりとアラが目立つ出来な気がする。

 背中で語る広告。
 美女がメインなのにケツを強調している訳でもなく、シンプルに背中だけを見せる。背中から肩にかけてのラインがセクシー。
 NIKKEのケツ推しよりもさらに先に行ったのが三国極戦なのかもしれない。

 三国志で一番強い武将は? って話なのに蜀の武将ばっかり推すの草。広告作成者は劉備玄徳かよ。何なら五虎将つながりで馬超と黄忠も出さんかい。
 でも自分が最強の武将と聞いて出て来るのも呂布とか典韋とかだからニワカかもしれないね。典韋の名前を挙げた理由に関して強い弱いというよりもエピソードが好きだからって理由だし。

 キャラの組み合わせを紹介する広告。いわゆるURばっか使うゲームでも無いですよって広告だと思うんだけど、小喬&大喬は普通に原作タッグで使いたくならないか?
 その辺ソシャゲでレア度だけ見てリセマラするヤツは分からんか~、オタク浅すぎか~ッ、って感じなのかな。広告から説教しに来てるよ。

 無双ゲームの戦略性に触れて来る辺りもガチファンな感じがするんだよな。一見雑に暴れ回って楽しいってゲームかと思いきや、イベントを見ながら味方を助けに行くか、一人で突っ込むかを決めなきゃならなかったのが楽しかったんですよ。
 言うて守りに徹する場面ってあんまり無かった気がするけど、倒されたら負ける総大将に敵が行っている場面とかで守りに行ったりもした記憶がある。こうしてずっと無双系のゲームの話ばっかり書いてたら普通にやりたくなってきたな。

 この広告はもうちょっと無双系ゲームの適当に武器ブンブンしていても敵がやられていく感じを表現した広告。
 これはこれで無双系ゲームの一つの楽しみ方なんだよなあ。こういう広告もあるのは好印象。

 鍔迫り合いとか中々広告にしなさそうなところを広告にするなあと思うが、そういう広告にしなさそうな細かい所をひたすら広告にする事によって作品全体のリアリティを増しているのかな。
 実際わざわざ広告しなくても良いような所なんだけども、一つ一つが確かに原作にありましたよねって映像をパロディしているんですよ。
 ゲーム際限の細部にこだわる割にはゲーム画面を完全にパクっていないのも、完パクリだとクレームを入れられるリスクがあるってのが大きそう。

 カルーセル広告も登場しているが、カルーセル広告の場合は告知するキャラを女性キャラに絞っていて、CVをそれぞれ掲載しているのは良いですね。
 オタクの美少女センサーを攻めたいという強い意志を感じる。

 ネタ広告なんだけど、この映像は平成初期のプレステの広告みたいですごく良い映像じゃないですか??
 平成初期の広告って本当に面白かったと思うわ。思い出補正かもしれないけど、ネタ広告もメチャクチャにはっちゃけてたし、何やっても怒られない感があったじゃない。しばらく面白い広告を見ていたと思ったら、突然ACがちょっとコワい広告を流して来て良い感じの味変になったのも良かった。
 それが今じゃ面白くて商品の告知として成立している広告が随分減ったように思います。もっと健全な広告の中でも、色々なテイストがあって良いと思うんだけども……

 まあ、別に全部が全部素晴らしいってもんでも無いですけどね。
 十割ヤバい広告を打てるタイトルなんてそうそうないよ。全盛期のおねがい社長、魔剣伝説レベルじゃないと難しいよ。

 三国極戦、総評すると無双系ゲームに対する解像度が相当高い広告を出して来たなあと感心しています。偽映像も使ってる可能性があるけど、それを補ってあまりある原作への解像度にビックリです。
 久しぶりに見ていて感心した広告でした。

・戦国再臨

 戦国再臨の広告は11月も登場。
 10月の広告よりはコンパクトにまとまっているというか、ちゃんとゲーム内の映像を使用しているのは好印象。
 相変わらずイントネーションが変なのも、もう慣れましたね。

 桶狭間の戦いを紹介した広告。桶狭間で信長が寡勢で勝ったのは織田家の絆が原因だったのか……
 自分は歴史エアプなので知らなかったんだけど、日本三大奇襲って桶狭間の戦い、川越城の戦い、厳島の戦いの三つなんですね。また広告で賢くなってしまった……

 キャラ紹介広告だけど男ばかり出して来るのは中々思い切りましたね。
 意外とやれそうで出来ないやつだよ。

 織田信長を紹介する広告。
 信長なんて皆知ってるだろうけど、逆に言えばここで変に外した人物を紹介してもピンと来ないだろうからこういうド直球を選んだのは名采配です。

 歴史RPGにおいて必修科目である兵種相性の広告もあるの、あったけぇ~。
 一ヶ月に一度は兵種相性の広告を見ないと手が震えて来ちゃうよ。

 まるでオンラインMMOみたいだ……
 何故この広告を作ったのかは不明です。乗騎が欲しい人ってこういうゲームやるんですかね。

 ただちょっと信用できるのは、荀銀STOという大戦シリーズの上手いプレイヤーに案件を投げている辺りですよね。
 youtuberに案件を出そうってだけなら他にも色々候補はあったと思うんだけども、そこでちゃんと原作を遊んでいる人に案件を出しているのはエライ。

・パニシング:グレイレイヴン

 パニグレ、とうとうロボットに乗った女を出してしまう……
 何で搭乗者がロボからむき出しなんだよ~という面倒オタクはさておき、このゲームでデカいロボットが出てくるってかなり意外じゃないですか。ちゃんとパイロットスーツらしき物を着ている点は好印象だけど、搭乗者が露出している点に関しては飽きずに指摘するからな!!
 アクション要素も中々凝っていて良いと思います。それはいつも通りか。

 毎回パニグレがうめえな~って思うのは、ただキャラが可愛いって所で終わらない所なんですよね。現代においてキャラがエロい、可愛いってのは最早スタートラインであって、そこにどんな背景を用意するかってのが大事じゃないですか。
 だからと言って陰鬱な背景ばっかり描けば良いって物でもない。ちゃんとキャラの個性を出す、どんな動きが出来るかを伝える、そのキャラの一面だけでなく複数の側面を30秒程度の映像に凝縮する。
 そういう所が上手いってパニグレ見るたびに思う。最初と最後のナナミの表情の対比が良いんだよなあ……

 パニグレはショートアニメシリーズもリリースしております。
 普通に最初のアクションシーンがずっと続くようなアニメも見たいが、ギャグパートも中々可愛らしく出来てて良いすね。アニメを制作したのは大飛鳥文化というスタジオみたいです。
 海外の携帯ゲームって何か金のかかり方が違うなあと思ってしまいますよ。もちろん、その分儲かってないゲームはさっさとサ終するような側面もあるんだけども……
 つーかエンディングでメシマズをばら撒きながら終わるんじゃないよ!

・Rise of Kingdom -万国覚醒-

 戦力が高くないとレストランの席が予約できない世界は久々に見たな。人生で一度はレストランで「僕は戦力500万だぞ!?」って言いたいね。
 こういう広告だとシリアルコードを出すのがありがちなパターンだが、今回は戦略的な要素を前面に押し出した広告スタイル。
 変に課金がきつそうと思わせたくないとか、無料ガチャとかを広告したくないとか、という意思があったのかもしれない。しかし、無料のプレゼントを告知しないのにわざわざこの形式を選ぶ必要があるのかと言うと疑問が残る。黄金セットプレイだからって脳死で擦り過ぎじゃないか~?

・ビビッドアーミー

 ビビッドアーミーの広告久々に見たなあ、とうとうエヴァまでビビッドアーミーの毒牙にかかっちまったかあ、とかオタクは色々思う所のある広告でしょうが、今回問題にしたいのはそこではありません。
 画像右下にご注目頂きたい。

 「※トップウォーはビビッドアーミーのアプリ版です」

 これ結構重要な情報というか、案外別アプリだと思っていた人も多いんじゃないですか。何を隠そう自分もビビッドアーミーとトップウォーは別物だと思っていました。
 マルチデバイスで遊べるゲームではないけど、トップウォーは「スマホで遊べるビビッドアーミーと同じシステムのゲーム」という立ち位置のようです。
 この細かい違いを知っておくと、他の広告マニアより一歩先を行く事が出来るでしょう。

・荒野行動

 普通に新シーズンの報酬や新マップを告知する広告。何だかんだ荒野行動はこういう映像も作れるんだよな。やらないだけで。
 割と広告を見ている側からしてもこういう広告はお呼びじゃない感があるが、こういう真面目な広告は不真面目な広告のスパイスとして必要なんだよね。最近の荒野行動はすっかり真面目なので、七味小さじ一杯くらいのスパイスですけども。

 全ての登場人物が別に戦いもせずに脱落していく広告。
 コミカルで良いと思うけど、中々これを広告にしようとは思わないよ。その辺の度胸が古強者って事?

 ウマ男が人助けしてリッチになって大逆転って、やっている事がおねがい社長と一緒な気がするんだよなあ。
 ちょっと違う点としては、荒野行動の場合銃で自ら逆転を狙いに行く所です。その辺でテイストの違いを見せつけているのが特徴。

 色んな武器を紹介する広告。
 それはまあ分かるんだけど、今時「色々使ってみようずw」って書く人いるのだろうか。〇〇しようずってリアルに言ってる人も見覚えが無いし、ネットで書いてる人も十数年ぶりに見た気が……

 特に捻りなくガチャを広告にする例も増えてきましたね。
 別に隠したり、400連とか数を盛ったりしなくても、素直にガチャを広告すれば良いじゃないかという真実に気づいた可能性がある。
 そもそもガチャを告知する際になんか一捻り加える文化もよく分からなかったが……

 11月は呪術廻戦のコラボ第二弾もやっていた。

 ワールドカップの時期に合わせてか、ロケットリーグのアクロバティックなアクション抜きみたいなミニゲームの広告もリリース。以前もやってたと思うけど、世間のイベントと併せて広告を微調整しているのはさすがですね。
 これもまたゲーム内で遊べるミニゲームを告知する広告の一種かもしれないね。3Dモデルがあれば色んなゲームが実装できるもんだなあ。

 ゆうとの事久々に見たわ。
 瞳の下にほくろがあるのが現実のゆうとらしいけど、ずっと広告を見ていた自分でもそんな役者一人一人のほくろまできちんと見れていなかったなあ、と反省しております。

 11月の一大ニュースは、ゆうと、太郎、シャイアンという荒野五五GOメンバーが主役で無くなるという正式な告知が入った事でしょう。
 最近は彼らが広告に出る機会も減って来ていたので薄々主人公が変わるんじゃないかという予感はあったけども、これで正式に主人公が変わる事が分かりましたね。
 荒野五五GOの第2シーズンにも乞うご期待です。

 一応これはゆうと抜きの新作広告に当たるのかな。
 このちょっと気合いが入ったドラマ、是非月一くらいのペースで放映して欲しいです。

・ザ・グランドマフィア

 突然セーラー服を着た少女が主人公になる。
 獄中の女性同士の競り合いはしばしば映画やドラマのテーマになるけども、案外グランドマフィアが取り組んでいなかった映像のテーマだと感心しました。男のチンピラかマフィアの妻ばかりが出て来るのがグランドマフィアの定番パターンなので、こういう美少女が出て来るのは珍しいんですよ。
 最後は毒を混ぜるか、混ぜないかという選択でマフィアらしさを出しているのも好印象。求められているモノをよく分かっていらっしゃる。

 娘が妻にいじめられるパターンもある。
 獄中でこれをやってたら悪い女に絡まれたなあという話になるけど、家庭内に匿った女子高生にこれをやったら過激なスカッとジャパン感が出て来る。

 猫を見つけて大出世する広告。
 短い映像だが良く出来ていて、最初に避けた猫のせいでひどい思いをするも、結局その猫がマフィアクイーンの猫だから大成功のきっかけにもなる、というちょっとしたストーリーがニクイ広告なワケ。
 こういう工夫が毎日見続ける広告では嬉しいってもんです。

 妻をさらわれたからって万引きして資金を集めて逆襲しようと思ったら普通に逮捕されてしまい、それから獄中でマフィアとしての成長、そして妻をさらったマフィアボスとの再会を果たすと。
 妻の要素が途中から空気になるのが面白い。広告の尺の都合上しょうがないけどね。

 マフィアクイーンを助けて隠し8連ガッチャを回し、物乞いのチンピラからマフィアボスになるやつ。
 グランドマフィアのチンピラは物乞いであるパターンも中々多いですね……

 パターンとしては一緒なんだけども、マフィアボスが妙にアクロバティックなのが面白い。
 ボスの割にSASUKEみたいな壁上りが出来るのはすごい。そのおかげで助かってるのだから素晴らしい話だが。

 豪華客船に集う6人のマフィア達の広告。雰囲気だけは映画のワンシーンみたいで超好きです。
 こういう広告の場合は変な吹き替え抜きで、英語で広告をやってくれた方が良いですね。吹き替えを入れるならそれこそ大塚芳忠、若本規夫などが登場しないと雰囲気に合わないよ。

・マフィアシティ

 マフィアシティでも隠し8連ガチャをやり始めた。絵面自体はグランドマフィアと全く一緒なので、一緒に並べられるとグランドマフィアかマフィアシティか全然見分けがつかないぞ!
 その上この女性のケツを叩いてレベルが下がる広告の始祖はマフィアシティだったはずなので、どっちが起源でどっちがパクリなのかの判断がつきづらい。結局会社が一緒だから、どんなにパクろうが何の問題も無いのだが。

 レベル30のチンピラがビルから突き落とされてバイクに轢かれる出だし、広告界隈でも最高に不幸な始まり方じゃないですか。
 その後チンピラが派手に泥棒して組長になるが、ドロボウばかりのせいかレベル30の組長である。この辺のレベルの匙加減はイマイチ分かりません。

 痴漢の罪で投獄された男が牢獄から脱獄して、その上でさらに選択を迫られる広告。
 いろんな広告のツギハギだと思うんだけど、よくもここまで違和感なく繋ぐもんだよね。その辺の広告の接続テクニックはマジで老舗の技です。
 あと、最後のアイキャッチ映像がリニューアルされています。年末を見越してリニューアルしてきたね。

 女の犯人を牢獄から助け出す広告。この犯人はいつも扉を蹴ってるな。
 チンピラはチンピラで女をとっかえひっかえするし、マフィアらしいロクデナシで良いと思います。

 紆余曲折あってチンピラがマフィアボスに逆襲する広告。それぞれの映像は別々の映像だろうに、よくもこれだけ一つのドラマらしく仕上げたものだ。
 最初から最後まで美女のモデルが一緒なので、実は広告用に同じモデルで別の映像を作っているのかもしれない。そうなら相当計画的にやってるよ。

・おねがい社長

 盗んだ金で豪遊していたら、普通に逮捕されてしまう広告。グランドマフィアに張り合って犯罪路線を進もうとしつつも、結局逮捕されて勧善懲悪の道を進む辺りが社長らしさを感じます。
 最近の社長にしては使い回しの映像が無いし、中々気合いの入った広告なんじゃないですか。露骨に最近暴れているマフィアに睨みを効かせている。

 こういうゴリゴリの男が女装するネタも最近は見かけなくなりましたね。昔のアニメだと男キャラが女装してバレるくだりがよくあった記憶がありますが、昨今のマイノリティがなんとかという流れで避けるべき表現になってしまったのかもしれない。
 そう思うと社長はこんなコテコテの女装ネタもやる、セクハラもやるで現代の流れに真っ向からぶつかろうという気概を感じます。別にぶつからなくて良いと思うんですけど。

 社長には珍しい普通にカッコいい広告。
 6秒で終わらせないで30秒くらいやってよ~~

 秘書を尋問して会社の機密を取り返す広告。
 こういうエロゲーは普通にあると思うんだけど、これ社長本編に実装したらオールドなナイスダディにクリティカルヒットするんじゃないか?
 本編実装お待ちしております。

 5秒で分かるおねがい社長みたいな広告。
 テンポ感が良い割りにブツ切りなのが妙に面白い。

 Youtube広告版のおねがい社長の広告もあるけど、Youtube広告はマジで無法地帯だから社長の姿を見るだけで安心できるよ。

 しかし、Youtube広告が出稿されているチャンネルではこんな怪しい動画も一緒に投稿されている。胡散臭さを無理に匂わせなくて良いから……
 この画面を知っている方がいらっしゃったら情報をください。ゆるぼです。

・今月の準MVP

・クレブラック

 2022年11月からYoutube広告のシェアが解禁されたけども、Youtube広告って想像以上にルール無用だったでしょ。ルール無用過ぎて逆に面白みが薄れるレベルのバーリ・トゥードだったが、その中で一番面白く、インパクトがあったのはクレブラックだったなあと思います。
 一生スケベしまくってるせいで無断転載しようとしたらPornhub送りだろうと思っていたけども、まさかYoutube公式からこの動画を何度も見るチャンスを頂けるとは思いませんでした。Youtubeの広告シェア解禁最高!
 次はもっと全年齢向けで生まれ変われよ!

・今月のMVP

 2022年11月のMVPは「三国極戦」です。
 これまでも特定のゲームを露骨にパクった広告自体はたくさんリリースされていたけども、三国極戦は無双シリーズだけを、キャラ選択画面やミニマップのような超細かい所から、レトロな2人用プレイ画面、体力ミリの時に勝手に溜まっていく無双ゲージなど、実際にやったことがある人なら絶対にピンとくる所を広告に全部落とし込んでいく手法に驚愕しました。
 注目度こそ低いんだけども、無双シリーズに対する異様なこだわりを広告からも感じられた。単純なパクリ芸ではなく細かすぎて伝わらないモノマネを見たような気分になったのは初めての経験でした。
 まあ何にせよパクリ広告なのは間違いないんだけども、ここまで気合いを入れたパクリ広告ってのは今後見られるか分かりません。面白い広告でしたね。

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