恐怖! ダウンロード出来ないのに広告しているゲームの謎を追え!
これまで当noteでは「ダウンロードしても実際に遊べないが魅力的な広告」や、「ダウンロードすれば遊べるミニゲームに主眼を置いた広告」を取り上げてきたが、世界にはさらに奇妙な広告がある。
それは「ゲーム映像をリリースしているが本編はダウンロード出来ない広告」だ。
訳の分からない話だと思われるかもしれないが、事実この世にはそもそも実在しないゲームの広告が存在している。今回はそんな実在しないゲームの歴史、そして令和最新版実在しないゲームを連発している「Jmin games」を紹介していこう。
・非実在ゲーム広告は過去にもあった
そもそもTwitter上で実在しないゲームを広告するという行為自体は、2021年6月時点ですでに確認されている。
このゲームは実際に存在しているのかもしれないが、そのタイトルは分からないし、ダウンロードリンクの先はTwitterに繋がっているせいでダウンロードも出来ない。「世界の終末」というタイトルらしいが、appstoreやAndroidで検索しても出てこない。
3マッチパズルのゲーム広告らしいが、その内容は全く分からないのである。しかも当時は「KOF`98 UM OL」というアカウント名、サムネイルであった上に、何故か『ワンパンマン一撃マジファイト』だけフォローしているという奇妙なアカウントだった点もあり当時の広告ウォッチャーにはわずかに話題になった。
詳しくは当時のnoteを確認してほしい。
ちなみに今では「PROJECT S」という謎の画像がヘッダーとサムネイルに設定されているので、余計に何を目論んでいるのか分からない。
「PROJECT S」に関しても気になる所だが、本稿では一旦その話はおいておこう。
・Jmin gamesの基本情報
Jmin gamesとは、2022年11月から突然現れたAIイラストを活用した広告群である。
「広告群」と称したのは広告しか出していないからそう呼称せざるを得ない為であり、本編のゲームはどこにも現れないしダウンロードも出来ないからだ。何か隠しコマンドをやればダウンロードできるのかもしれないが、少なくとも軽くいじった範囲ではゲームの姿は無かった。
ちなみに、スマホからはアクセスできない。
プロモーションツイートのリンクをクリックするとこんな画像のあるページに飛ばされる。
「action game」「mafia game」「Zombie card game」まではともかく、「panda game」って何だ?
そんな事を思いつつ社名をクリックしてみると……
公式facebook? らしき物に飛ばされる。
このfacebookにはこんな自己紹介文が書かれている。
要するに「2023年に俺たちが発売する新作ゲームの情報を知りたければフォローしてくれよな」みたいな事を記載しているようだ。
そして公式facebookから飛べるページ名には「上海佳名网络科技有限公司」という名前があるので、Jmin gamesは上海のゲーム会社であるらしい事が分かる。
「上海佳名网络科技有限公司」で検索すると2013年11月8日に設立されたらしいとか、実は物流会社らしいとか、色々と情報が出て来るがこれらは全部中国語なので翻訳を通した流し読みしか出来ない。まあ要は中国のよく分からん会社がゲーム事業に参入しようとしてるっぽいくらいの認識があれば良いんじゃないですか。
中国語ガチ勢の方がいらっしゃったら補足お願いします!!
ちなみにリンクをいじって上海佳名网络科技有限公司 (frozeneye.cn)にするとLantern Gameというスロットゲームみたいなページに繋がります。
ここのPLAY NOWをクリックすると、Lantern Gameという別のfacebookアカウントに繋がるので、やっぱりスロットゲーム的な物は出来ません。
このLantern Gameのアカウントでは、「The Most Interestng Slots Game」とだけ自己紹介文に記載しており、googleアンケートで情報を収集しているらしい。せっかくなので文面も引用して確認してみましょうか。
総評するとカジノゲームもやりたい感じだが、結局まだ着手は出来ていないらしい。
ただ、その割にはいかにも遊べそうなゲームの煽り文が入っているのはかなりクリックを誘導させたい意図を感じます。
なお、jmin gamesの公式サイトはスマホからだと開けないようです。見物したい場合はパソコンからやってください。
・Jmin gamesのオリジナル広告を見る
前置きはここら辺にして、11月にリリースされたJmin gamesオリジナルの広告を見て行こう。
なお11月の段階ではいずれも画像広告なので、巻末付録として広告の画像も別に掲載しておく。気になった方は最後まで見て行って下さい。
・私たちの前のゲーム
これはAIイラストを使用した広告では無いけども、公式ツイッター曰く「前のゲーム」らしいので紹介しておきましょう。要は現状の代表作かな。
過去に配信していたゲーム、という扱いならダウンロードのリンクが無いのも一定の納得は出来る。ゾンビを育成して人間を襲わせるというコンセプトも中々楽しそうじゃないの。
ダウンロードは出来ないんですけど。
・超能力女子高生 恋愛RPG
アリスという星の髪飾りが特徴的な女子高生を主人公とした恋愛RPG。戦闘は5名を編成して行うオーソドックスな縦持ちゲームのようだ。というか、星の髪飾りがついた超能力を使う女子高生って麻宮アテナでは?
必殺技を使用するとカットインが入るっぽいが、画面全体にド派手な演出が入るような事は無いらしい。実際にAIイラストでゲームを作成する際も、大掛かりに動くような演出はちょっと難しいかもしれません。一応画面の構成は後述する『我の學妹不可能那麼萌2』を上手く取り入れているように見える。
微妙な手抜きを感じるポイントとしては、戦闘画面に見えるのに画面上部のUIに課金石やゲーム内通過らしき物が表示されている事。よほど変なゲームじゃなければ戦闘シーンでその表示は要らないだろ!
「かわいい美少女をタップして好感度を上げる」パートの画像はこちら。普通に楽しそう。
触る事によってステータスが上がるというか、画面の構成はウマ娘的な育成ゲームの画面をパクっているのだろうか。一番シェアがある所をパクっていく貪欲さはさすがと言った所か。
詰めが甘いポイントとして、立ち絵とゲーム画面の美少女のセーラー服や髪飾りの色合いが異なる点が挙げられる。でもぶっちゃけこれくらいの違いなら割と許容点じゃないですか? 以前書いた通り安価なゲームなんだから衣装の差くらい気にすんなというスタンスで押し通しても良いじゃないかと思う。
どうしても気になるならちょっと手直しすればバレへんやろ、というのもあります。
・古代の成り上がり恋愛RPG
日替わり内室的なノリのゲームだろうか。日替わり内室の場合は顔立ちに3DCG特有の暑苦しさがあるので、AIイラストの方が可愛いと思います。
前にいる楊貴妃は分かりやすいが、背景三名の名前はよく分からない。しかし顔は一緒に見える。この辺がAIイラストを活用したゲームの一つの問題点になってくるでしょうね。顔やビジュアルで区別出来ないのに、わざわざ他のキャラを引きたくなるのか。
別にオタクイラストなんか顔はみんな一緒だろ! と言う方もいらっしゃるかもしれないが、それにしてもAIイラストの顔は特に一緒な印象を受けちゃうんだよなあ。呪文とやらでどうにか出来るのだろうか。
しかし呪文に凝り始めると普通に絵描きに依頼した方が早く、安くあがりそう。その辺の塩梅が難しい。
でもこうして動いてくると年妃もいい感じにイラストが揺れるからこれはこれで良いかもなとか思っちゃう。クソオタク!?
ゲーム画面らしき物を作るだけならAIイラストを活用すれば余裕で出来ちゃうんだなあ、という気付きを得ました。
あと露骨にAIイラスト顔だなあと思っていたけど、しばらく見てると絵柄の統一感は取れてるよなあとも感じます。これを統一感と褒めるかハンコ絵と揶揄するかはその日の体調による気がするけど、絵柄の統一感が無いと憤るのであればAIに頼った方がマシな場合も増えて来るんだろうなあ。
イラストを差し替えたバージョンもあります。
AIイラストを使った場合、この辺は自由自在ですね。個性があるかどうかはともかくとして、キャラはナンボでも作れちゃうよ。
・悪魔ハンター邪道RPG
悪魔ハンター邪道RPGって何だろう。女神転生的なノリ? 最近の広告で言うと無期冥途みたいな雰囲気もありますね。
ネクタイの代わりに首輪を、武器にはチェーンソーを持つ美女というセンスは普通に好き。超能力女子高生恋愛RPGと比べると8等身のキャラが縦画面RPGで立っているが、そのせいか画面が窮屈に感じるぞ。
ちょっと評価すべき点としては、8等身キャラとイメージイラストの差が比較的少ない事。それでも8等身キャラにした際には衣装に齟齬が生まれてはいるのだが……
実際にこうして動いてる所を見せられると、戦闘画面はもうちょっとどうにかならんかったのかと思ってしまう内容。
コンセプトもふわっとしているというか、悪魔ハンター要素がツノの生えた美少女しかいない。でも世の擬人化モノもそんなもんかもしれません。有名絵師、有名声優、クリエイター名、美麗CG、実況者やYoutuberのお墨付き……そういうキャッチセールスが無いゲームは恐ろしく平坦だという感想を抱かせてしまう。
現状のAIイラストはネームバリューが無い上に、その気になったら自分で作れちゃう、というありがたみの無さが一番問題な気がしますよ。ゲームシステムだけ広告されても、似たようなゲームはナンボでもある。
それがゲーム広告でやたら声優や絵師を紹介する、あるいは紹介する人を特別クローズアップする理由なんでしょうね。よっぽど特殊なゲームでも無い限り、いや特殊なゲームであったとしても、まずは取っ掛かりとなる要素を告知しないといけない。そう考えると、ダウンロード出来ないし出所も分からないゲーム広告ってのは最強の取っ掛かりではあるが……
・西遊記美少女育成放置系RPG
イラストとしてはこのゲームの三蔵法師が一番好み。西遊記美少女育成RPGと言うと登場人物が孫悟空、三蔵法師、猪八戒、沙悟浄のイツメン四人と牛魔王、金閣銀閣くらいしか思いつかないけど大丈夫なんでしょうか。
ゲーム画面を見ると4人目が見当たらなかったり、そもそも三蔵法師のお付きの者も孫悟空は分かるけどあともう一名誰なんだとか、そもそも敵の名前がありそうな場所に「SSR」があったりと、イマイチ出来が雑な印象がある。画面構成も悪魔ハンター邪道RPGのパクリ感がありますよ。
ところでこのゲームは放置系RPGである事が触れられているが、もしかしてこのゲーム以外は全部放置要素無しのつもりでPRしていたのだろうか。てっきり全部放置ゲームだと思ってたよ!
放置ゲームの雰囲気を作るのは上手いなあと思います。こういう画面って放置ゲームでありがちだもんね。実際放置少女なんか戦闘シーンが文章なんだから、それに比べると戦闘シーンでちょっとエフェクトが出るだけで凝っているとすら言える。
しかし戦闘シーンが文章でも放置少女はバカ儲かっているんだから、世の中分かんねえなと思います。美麗グラフィックだのよく練られたゲームシステムだのを有難がっているのはオタクだけなのではないか?
そう考えるとイラストは全部AIに任せて、放置系RPGの型にハメた西遊記美少女育成放置系RPGは次世代のメガヒットゲームになる可能性がある。AIイラストってだけで毛嫌いしてたら時代に置いてかれちまうよ。
・Vtuber育成シミュレーションゲーム
Jmin Gamesが最初に取り組んで欲しいゲームはこれ。Vtuber育成シミュレーションゲームってまだ珍しいと思うし、現状のAIイラスト特有の静止画から動かしづらそうな点も「Vtuberシミュレーションです」と言えば比較的違和感が無いでしょう。
少なくとも悪魔ハンター邪道RPGよりは面白そうなアイデアに見えるし、無理くり立ち絵をスライドさせて戦わせるくらいならこういうアイデアの方が良いと思います。イメージ動画を見るとウマ娘的なスキル育成要素もあるようだし、令和のアイマス的なノリでAIイラストを活用したVtuber育成シミュレーションがあっても良いと自分は思ってしまった。
という事で、Jmin gamesはVtuberシミュレーションゲームで一旗上げて欲しいです!
・MMORPG?
MMORPGにありがちな天使と死神みたいなのが激突している絵。ここにドラゴンがいたら完璧でしたが、とりあえず人に色とりどりの翼が生えている辺りはモロに魔剣伝説だよ。
この広告に至ってはタイトル候補すらつけられていないので、何だかカッコいいイラストを投稿してみただけになっている。カッコいいだけです。
・Jmin Gamesのパクリ広告を見る
Jmin Games第二の特徴としては、他社ゲームのパクリ広告、パクリ画像もリリースしている点が挙げられる。
ここまでAIイラスト広告を開拓してきたスゴイ奴みたいな書き方をしてきたが、結局パクリ広告マンである事は変わらない。理由は後で考えるとしても、その辺は勘違いしないで見て行きましょう。
・プリンセスコネクト! Re:Dive
これはアウトでしょ。
どこからどう見てもコッコロ。プリコネ未DLの人間ですら「お前、やったな?」と言える露骨過ぎるパクリ広告に一同驚愕……
じゃあこのコッコロのイラストはどこから持って来たのか、と思って画像を探してみると、2016年で更新が止まったwikiが出て来る。
で、そこから遡って探すと公式PV第一弾で使用されたコッコロのイラストだと分かったというワンクッションがありました。ちゃんと更新されているwikiだと昔の情報が探しづらかったので、こういう時には更新が止まったwikiも頼りになるもんです。
それはさておき、Jmin gamesが公式Youtubeから映像をスクショして、直接広告にしたのは揺るぎの無い事実になってしまった。どういう会議を経てサイゲームスから画像をパクってくる決定が行われたのか非常に気になる所である。
・プロジェクト東京ドールズ
何の工夫も無くモロパクリパターン。
別にどうというツッコミどころはないけども、まさかスクエニのゲームをパクって来るとは、という驚きはあります。その上4年もやっていたタイトルをパクる度胸よ。
その気になればスクエニ側はこの広告を消せると思うのだが、あまりにもJmin gamesへの注目度が低いせいか未だに消されていない。あるいはダウンロードへの導線が引かれていないとか、ちょっと映像を加工しているとか、そういう所で対策しているのかな。
中華版プロジェクト東京ドールズの画像広告も出しているようだが、これも多分無許可なんだよなあ。画質も粗く、いかにも他所から持ってきました感がある。
このツイートはTwitterを見れば直接確認出来る内容なので、プロモーションツイートよりも発見が簡単。それでも生き延びている辺りで知名度の低さを感じる。
・放置少女
散々変な広告を出してきた放置少女が映像まるまるパクられる立場になるのは感慨深い物がある。
先ほどまで見て来たオリジナルゲームの広告からも分かる通り、Jmin Gamesは放置ゲームを最初に作りたそうなんだよね。よって、放置少女関連はかなりしっかりとリサーチしているような気がする。
とはいえJmin Gamesが放置少女コピーを出したらイヤだな~。Vtuberシミュレーションゲームを真面目に作ってくれたら俺はダウンロードしちゃうんだけどな~~~。まあその辺は戦略次第なので、最後の判断はお任せします。
・少女廻戦
少女廻戦という放置少女のパクリゲームの広告をさらにパクって告知しているという、パクリのパクリ広告。これはひどい。
小元と名前が出ているのに隠す気すら無いせいでバレてしまうのだが、ここだけ隠した所で怪しいのは変わらないので詰んでいる。そもそもパクるなって話になるのだが……
・三国志名将伝
一回取り上げた事があるような、無いような、そんなタイトルのガチャ広告のぶっこ抜き。
三国志系のゲームはこの世に多すぎるので、どんなタイトルがあったなんていちいち覚えていません。プリコネや放置少女の広告を使いまわしたという容疑でBANされる事はあっても、三国志名将伝の広告をパクった容疑でBANされる可能性は限りなく低そう。
何ならJmin Gamesが絡んでいる可能性までありますからね。もしJminの手の者なら合法広告まであり得ます。
・我の學妹不可能那麼萌2
突然謎のタイトルが出てきたが、これもきちんと実在するゲーム。中国で遊ばれているゲームらしく、日本では『ガールズXバトル2』としてリリースされているゲームです。
DeepLに通すと「俺の女子高生があんなに可愛いわけがない2」という訳が出て来る。俺妹的なノリでタイトルをつけている向こうのソシャゲなんでしょう。Jmin games的にはこれも参考にすべきタイトルという事なのか?
しかし何で本国ではオシャレなタイトルをつけたのに、日本版では「ガールズXバトル2」にしちゃったんだ。もうちょっと工夫して名前を付けた方が良かったんじゃないの。
一応海外版のプレイ動画もあるが、まあやっている事としてはどこも一緒である。でも声優だけ日本人なのはすごく違和感があります。
中国の方では意味が分からなくても日本人声優の方が好まれるという話を少し前に聞いた事があるけど、まさしくそういう事なんでしょうね。
それにしても、「我の學妹不可能那麼萌2」が「ガールズXバトル2」だとは夢にも思っていなかったよ。大体ガールズXバトル2はマフィアシティのモロパクリみたいな広告ばかりやっているイメージだったので、本当にゲーム本編を知らない。
皆さんガールズXバトル2の広告覚えてますか。自分も改めてnoteを見返してみましたが、意外と取り上げてなかった。当時Youtubeでは見かけた覚えがあるんだけども、2021年6月とかに放映されていた広告だからURLの取得が難しかったんだと思います。あと当時は魔剣伝説、おねがい社長、エバーテイルの全盛期だし……
・何故Jmin Gamesは存在しないゲームの広告をするのか?
これで気になるのは、Jmin Gamesは何故存在しないゲームの広告をしていたのかという事である。
存在しないけどダウンロードできるゲームの広告をやっているだけなら、それで視聴者を騙してダウンロードさせようという魂胆がある。うざったく感じる失敗系広告だって、一応はゲームをダウンロードさせる気があるのだ。
しかし商品がダウンロード出来ない、単に動画だけ流している広告というのは全く意味が分からない。単に広告費を払うだけで、何かの知名度を上げようという気も無さそうな広告。だからこそJmin Gamesはその存在を知っている人間からすると、さながら情報生命体の侵略のような不気味さがある。
そんなJmin Gamesが何故広告をするのかを予想していこう。
・広告をする理由予想①「市場調査説」
まずは、1月以降のJmin Gamesの説明文を改めて読んでもらいたい。
これをそのまま解釈すると、「こういうゲームが好きですか? もし好きならリプライや引用RTをください!」くらいの意味なのかなと予想出来る。つまり、Jmin Gamesは市場調査の為にTwitter広告を使用しているのではないか。
かなり素直な予想ではあるが、実際これが一番あり得そうなラインではないだろうか。
でもそれをやるならツイートのアンケート機能とか、グーグルのアンケートとかを活用した方が良いじゃん? という疑問はあります。あとは公式サイトをもうちょっと見やすくするとか、工夫出来るポイントは色々あると思うが。
・広告をする理由予想②「広告代理店説」
あるいは、パクリ広告だと思っていた物が公式に依頼された広告である可能性もある。公式に広告を依頼されて、その結果としてあのツイートを行ったのではないか。
市場調査説の場合、わざわざ他社のゲームの映像をパクって来るのはさすがにおかしいというご指摘もある。だがサイゲームスやスクエニがこの事件に対応していないのは、実は全部依頼してこの広告をやってもらっているから、そもそも消す必要が無いのではないか。
しかしこの説だと何でわざわざ2年前にサービス終了したゲームを告知しているのかという問題が出て来るが、それに関してはよく分からない。ちょうど広報部のお腹が痛かったのかなあ……
・広告をする理由予想③「実はもうリリースされてる説」
我々が知らないだけで実はもうリリースされてるんだ! という説はかつてエバーテイルの時も主張していたが、こっちに関しては割とあり得るのでは無いかという気もする。
というのも、現代においてゲームを遊べるプラットフォームはapp storeやGoogle playだけじゃ無い訳ですよ。steamもあるし、PS plusやマイニンテンドーストアもある。R18やりたかったらFANZA GAMESやDLsiteもあるし、どうしてもメジャー所がイヤなら個人サイトにzipファイルを上げたり、SM調教師瞳みたいにゲーム屋に個別流通させても良いでしょ。
だから、ここまでゲーム画面らしき物を告知しているにも関わらずゲームがダウンロードできない! という事もあり得なくは無いんじゃないかという可能性に賭けてみても良いのではないでしょうか。何ならDLsiteとかAIイラストメインのCG集が出てるし、「悪魔ハンター邪道RPG」がDLsiteに紛れてる可能性はあるんじゃないの?
じゃあリンクを張れよという突っ込みに関してはどうしようも無いけど……
・広告をする理由予想④「全部ネット民の遊び説」
昔懐かしの奴。「Twitterにクソ広告流して一般人釣ろうぜwwwww」みたいなスレが立っていて、まんまと釣られて広告まとめ人間をバカにする企画が走っている可能性を検討してみる。自分とか一番バカにされるじゃんね。
でも最近そういう話は聞かなくなったよね。人気投票で変なキャラ1位にしたり、偽のポケモンのリーク作ったり、どっかのサーバーを落としたり……あと、本気の悪ふざけ系ならAIイラストなんて手法を使うのかなって気もします。ちゃんと絵師が降臨して描くでしょ。
そういう非生産的な事をしている暇があったらVtuberでも見てろってのが現代オタクなのだろうか。そりゃ非合理的だけどさ。
・広告をする理由予想⑤「日本政府の極秘プロジェクト説」
ここまで様々な説を紹介してきたが、実はJmin Gamesが日本政府の国営広告プラットフォームであるという予想がある。一見著作権違反に見える広告を出しているのに各企業が削除依頼を出さないのは何故か? それは予め日本国がC社やS社に対して「国営ノ広告也」と通達を出しているからだ。いくら著作権違反があったとしても、日本国より直接余計な事を言わないように通達されていてはどんな大企業も従う他無い。
そして、何故ゲーム広告を主軸に作っているのか。それは内閣府が推し進めているクールジャパンの中でもトップシークレットとして秘匿された施策「ヴァリアント・クール・ジャパン(略称、VCJ)」の一つであるからだ。VCJはアニメ、漫画にも及んでおり、この施策によって某有名作品「Y」や「B」の大ヒットがあったと言われている。
では、Jmin Gamesは何故AIイラストを活用した広告をリリースしたのか? それは簡単な話で、日本国民の思考を全てAIに落とし込み、2048年までに全国民をデジタル化するプロジェクトの告知をしている事に他ならない。我々は将来的に「超能力女子高生 恋愛RPG」や「古代の成り上がり恋愛RPG」を筆頭とした理想の人生を何度でも自由に楽しめるようになる。
それに今回広告されたゲームはあくまで一例だ。「このスタイルのゲームが好きですか? 教えてください」というメッセージ通り、Jmin Gamesが完成した暁には日本人それぞれの理想に応じたゲームを遊び続ける事が出来るようになる。もし恋愛ゲームがイヤでもアクションゲーム、シミュレーションゲームなど好きな人生を好きなだけ生きられる未来がもうすぐそこに来ているのだ。
これらの推論を決定付ける証拠として、「Jmin Games」という名前をよく見てもらいたい。Jminの「J」とは「JAPAN」の略であり、「min」は「民」と読める。すなわち、Jmin Gamesとは「日本国民全員にゲームの中で幸福な生活を提供する」という意味が込められているのだ。
あなたも肉体を捨てる日が近づいているかもしれません。信じるか信じないかはあなた次第です。
・今後のJmin Gamesはどうなる?
真面目な話、多分Jmin gamesは今回の広告で得たデータをもとに何かしらの新作ゲームをリリースするつもりなんだと思います。
ゲームを作る際のスケジュールがどんなもんかは分かりませんが、まだアンケートを取る段階だとするとあんまり話は進んでいなさそう。1月いっぱいデータ集めと集計をして、2月から企画を詰めたり絵を追加するような実作業が始まるとしたらそこから半年くらい、2023年8月~9月程度にはJmin Gamesの新作がリリースされる可能性があります。超凝ったゲームを作る訳でもあるまいし、もっとすぐにリリースされるのかな。
何にせよ、Jmin Gamesが2023年中に再度何かしらのアクションを起こしてくる可能性は大いにある。期待して待つとしましょう。
おわり
・追記~遊べない広告の正体とは~
だそうです。
要するに、市場調査で偽ゲーム広告を出す事は普通にあるんですって。ずっと陰謀だと思ってたのに……
AIイラストを使った事でちょっと目立ったのがJmin gamesの特徴だったと言えるでしょう。