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広告振り返り~2021年11月総括編~

 投稿が普通に遅れましたが、理由としては年末になるにつれて忙しくなるという一般人的なスケジュールを完全に忘れていた事、そしてYoutube広告が妙に健全化してきたせいで広告モチベ自体が落ち込んでいたのが挙げられます。
 広告が健全になるのは結構だけども、15秒飛ばせないgoogle pixelだの、6秒で2連発してくるサロンパスやUQモバイルの広告が増えて欲しいとは言ってませんからね。この辺の話は別の記事で詳しくしたいけども、興味の無い6秒の広告は話に起伏を作って見せようとする5分の副業広告よりも長く感じるなあと思う毎日です。
 何にせよYoutubeは広告閲覧の場としても普通にストレスの方が溜まるので、しばらくTwitterメインで広告を見ていこうと考えています。youtubeは広告の内容が健全でも、広告を見せるシステムに関してはストレスフルなんだよな。

・11月のあらすじ「第1週」

 ブルーアーカイブが初音ミクコラボをしたり、三国志真戦、ザ・アンツの広告が増加したりと、既存の広告中堅層が奮闘した週。
 11月1周目の広告としてはバイきんぐ小峠の広告が秀逸なので、未見の方は是非。何て日のに!!!!

・11月のあらすじ「第2週」

 h&S sculpやパニリヤ・ザ・リバイバルが目立った週ではあるが、広告自体はかなり雰囲気が変わって来た週。
 大体この辺りから広告内容の健全化の波が来ていたように思う。思うが、今になってきているとTwitter広告、youtube広告でもゲーム広告は見かけ始めているような……

・11月のあらすじ「第3週」

 アーテリーギアとグランサガが初登場。でも既存勢のエバーテイルとおねがい社長のインパクトが強すぎて印象が社長とエバーテイルだけになってしまったね。
 社長もエバーテイルも新しいスタイルの広告をポンポンと出してくるというか、突飛な展開をよくそんなに出してくるなあと感心せざるを得ない。社長、エバーテイル、魔剣伝説がトップ層に居続ける理由は、既存広告からパクリをする、新しいこともやるというアクティブさかもしれません。

・ラピスクロニクル

 10月ぶりに登場したラピスクロニクルは、妙にカッコいいキャラ推し映像でゲーム内容をアピール。
 確かこれ放置ゲームだったはずなんだけど、ダメージ描写とかであたかもパニグレみたいなアクションゲームに見せているのは中々正統派のウソ広告だなあと思います。
 放置ゲームとアクションゲームって全然ジャンル違うし、これで釣れたとして長続きしなさそうなんだけどそれでよいのだろうか。

 こんな感じの相性とか、技とかを紹介する広告もある。唯一よろしくないポイントを挙げるなら、ゲーム内の映像を使っていない点でしょうか。
 事実の紹介に載せてウソの映像を出されると初見だと普通にそういうゲームだと思っちゃうよなあ。こういう広告を仕掛ける側も中々露骨に嘘だと分かるような広告を出さなくなってきましたねえ。

 この広告もイメージ映像にしてはアクションが派手派手で面白そうだもんな。実際は放置ゲームですと言われても中々納得できない。
 ここに仮想ボタンとかが配置されると途端にうさん臭さが出て来るんだけど、下手に仮想キーパッドを置かないことで「これはこれでありそう」な線を出してくるのが巧妙。

 一番巧妙なやり口はこれ。まるで原神みたいなノリのオープンワールドゲームと見せかけて、普通に放置ゲームですからね。
 でも放置中にこういうステージを走るような描写自体はあるから、完全に詐欺という訳でもないのがまた上手い。もしちょっと腹立ったからって通報しても、「いや広い世界を走る描写はあるんで詐欺じゃないんすよね~」でスカせる。
 その辺の広告テクがあまりにもお上手というか、これまでの広告で「これ詐欺だろ!」と突っ込まれそうなラインを絶妙に見極めてカッコいい広告を作ってる感がすごい。マジでちょっと勉強してきたなって思います。

 キャラ紹介広告はこんなのがある。結構しっかりしたキャラ紹介広告なのも、上記の広告やアクション面の裏付けになっているような気がする。
 こういうエピソード自体は実在してるんだろうしな。この映像だけ広告用に新しく作ったんでしょう。

 事実を知りたい方はgamewithの漫画広告でも見てください。
 長いgamewithの漫画広告はゲーム内容を伝えるツールとして中々いいと思うんだよな。

 gamewithの紹介実況動画もあります。
 ゲームの紹介という意味ではかなりちゃんとした映像になっていて優秀だと思うんだけど、なら何であんなむやみやたらにカッコいいゲームのイメージ映像を……

 このVtuberはやっぱりgamewithの手の者でした。
 名前は分かりません。

・少女廻戦

 普段は放置少女の後継者みたいな広告ばっかり出している少女廻戦まで本格アクションゲームみたいな広告にしているのもすごい。
 なんというか変な広告界隈では真面目な広告=パニグレのクール系アクションみたいな風潮が出来上がってませんか? そりゃ見てる分にはカッコいいんだけどさ、本編には微塵も出てこないパターンが多いじゃん。
 パニグレの広告がカッコいいし真面目にゲームの内容を伝えようとした結果なのは多分広告を打つ側も分かってると思うんだけども、わざわざ3Dモデルまで作ってカッコいい偽映像を作ろうという広告根性には感動させられるよ。

 少女廻戦も実写広告を久々に出したら、白い服の女性が無限にボケる出来なのは中々面白いね。
 最後まで見ていると天然とかそういう次元では無いレベルのボケをかましているんだけど、これだけボケまくる実写広告も他に無いからいい個性だと思います。

・パニリヤ・ザ・リバイバル

 案件動画をそのまま広告にした内容。本編は以下の動画。

 正直全然知らない実況者だし自分はパニリヤ経由でそらねこを知ったけど、一応20万人突破済みの結構大手なyoutuberです。
 本当に人気なのかは知らないけど、まあ案件を出そうと思うんだから若者には人気なんでしょうね。
 見れば見る程AFKアリーナなんだけど、こういうゲームは一杯あるもんだからしょうがない。案件切り抜きを広告にしちゃうやり口は中々コスパに優れるので、今後もよく見かけるでしょうね。

 3DCG映像から突然美人のコスプレイヤーが出て来る。あまりにも場面の切り替わりが唐突過ぎるだろ。
 一応広告すべきところは全部広告しているので合格と言えば合格な出来なんだけど、コスプレイヤーを登場させるなら最初からコスプレイヤーの映像で良かったのでは? という感想も出て来る。

 死んだキャラが突然無料10連ガチャを渡して来て「これで私を探して」って言うゲームはイヤすぎるな……
 この広告だと当たったから良いけど、もし当たらなかったらどうするつもりだったんだ。

 パズドラ風広告なんだけど、画面上部に「ドロップ操作を5秒延長させる」とか色々書いてるのが微妙にリアリティがあるんだよな。
 実際はこんなモード無いでしょ。偽モードを作る精度だけはどんどん向上していく広告界隈の業の深さを感じる。

・cave shooter

 ケイブシューターも実況動画風広告にチャレンジ。広告の出来自体は普通に良いんだよな。
 元動画はどこにあるか分かりませんでした……

 まるでFPSみたいな広告。
 実際こういうゲームがあったら面白そうだよね~という理想を偽広告は生み出していく。理想ばかりで実際には遊べないんですけどね。

・クレイジーカクーム

 クレイジーカクーム、死亡。パタポンのパクリやKOFのボイス無断利用など、著作権的にダメな広告を打ち過ぎた結果普通にアカウントが凍結されてしまった。
 11月最終週にはクラロワみたいなノリの偽ゲーム広告、ハイパーカジュアルゲーム風広告、ランダムダイス風広告、3Dゲーム風広告など、別方向にパクリを広げていたが許されなかったようである。残念だが当然の結末だと言えよう。
 パクリの速度で言えば間違いなくクレイジーだったが、他のパクリ広告は凍結されないのに何故カクームだけが凍結されたのか? おそらく、例のパタポンの広告をすぐに削除しなかったからではないかと自分は考えている。
 例のパタポンの広告がリリースされてから2ヶ月程度削除されずにプロモーション枠で登場していたのを観測していたが、おそらくあのタイミングでTwitter本社からカクーム側に注意、警告が行っていたのではないか。そこでツイートを削除しておけば問題無かったものを、それを無視してプロモーションを流し続けていたから凍結処分に至ったと自分は推測している。
 ゲームの公式アカウントが凍結されるって何気に中々無いことですからね。ロクでもない広告を放映し続けるとアカウントが凍結されるという前例が出来ました。

 ちなみにyoutube上にはまだパタポン風広告が残っているので、不思議なカクームの世界を見たい方はyoutubeの方で探してみると良いんじゃないでしょうか。

・追記

 12月13日に復活を確認しました。
 とはいえそんな派手な広告は出来ないんじゃないかなあ……

・トップウォー

 トンネル掘削広告。レーダーを活かして反応が強い所から生き埋めになっている兵士や拠点を発掘して戦うゲーム。
 アイデアとしては面白い気がするんだけど、面白いアイデアをかたっぱしから偽広告にしていくのは何なんだろうか。どんなアイデアでも広告にして出しちまえば安上がりだぜって事?

 でもやっぱりトップウォーは結局島合体広告だよね。
 正直これまでやっていた掃除機広告だの、ヘルメット収集広告だの、全部やってることは島合体と一緒だったし。それなら島育成でいいやって話になりますよ。

 島合体広告なんだけど障害物の要素を追加したことで、偽物のゲームのゲーム性が向上している。
 こんなゲーム広告内で勝手にゲーム性を拡張されても困るが……

・EVONY

 最初に犬を落としてからまとめて溶岩で敵を倒し、溶岩を水で固めればクリア出来るでしょう。
 問題はさておき、EVONYも広告終りに表示されるバンク映像を新調してきた。胸のでかい甲冑美人と胸のデカい忍と花魁を前に置き、ヒゲの将軍とニンジャをバックに据えた和風ゲームみたいな画像です。
 散々洋風ファンタジーのノリを告知していたのに、ここに来て和風アピールを始めたのはやっぱり日本人にもう少しすり寄らないとプレイヤーが増えないと考えたのだろうか。このどこか勘違いした感じの日本人像は一部のファンは喜びそうですね。
 あと日本版EVONYのロゴは「エボニー」と力強いフォントで書かれていて良いですね。パワフルなフォントは最高。

・ファミリーファームの冒険

 案の定浮気されて農業を始めるが、適当にわらに火を放ったら大火事になって失敗する広告。そうはしないだろ。
 失敗系広告でもわらに突然火を放つのは、もう人生が嫌になってしまってヤケクソでやったようにしか見えない。それにヒツジはともかく、乳牛ってこんなにワイルドに走り回るもんでしたっけ。
 悲惨なストーリーではあるんだけども、失敗の度合いがフィクション過ぎてまあ見られるタイプの広告。

 お産のタイミングだというのに女医と浮気される妻、ふつうにかわいそうだよ。
 その後の自宅の改造パートは結構しっかりやってるのに、たかだかトイレの上にくっつけた棚? が倒れた程度で敗北してるのは相当敗北のハードルが低いね。
 そんなの他のファミリーファームの冒険の広告を見たら負けたと言えなくなりますよ。リフォーム失敗して赤子と一緒に凍死した彼女と比べると悲惨さが違う。

 普通のほのぼの系広告もあります。
 こういう広告だけで良いんじゃないかと思うが、イカダに乗って旅する要素がフィクションだから中々この方針を擦りづらいのだろうか。

 ファミリーファームの冒険は漂流系広告がやたら多くなってきたので、浮気広告以外の路線を模索しているのかもしれない。
 魚を捌いているシーンからイカダの上にいる女性にカメラを移していくカメラワークはかなり好き。

・プロジェクト・メイクオーバー

 浮気広告、変身失敗広告の元祖であるプロジェクト・メイクオーバーも久々に登場。グラフィックもファミリーファームの冒険にそっくりだし、もう完全に製作元が一緒なんじゃねえか……と思ったら、リリースしている企業は違うようです。
 肝心の広告内容はと言えば、変身対象の女性がいきなりメチャクチャに泥まみれで登場するのが印象的。どんな動きをしたらこんなに泥がへばりつくんだ。

・ドラゴンとガールズ交響曲

 スマホに対して手が小さすぎるだろ……
 タブレット端末ですと言えばごまかせるレベルではあるが、それにしても苦しい感じが否めない。この分かりやすさを重視した結果突っ込みどころが生まれちゃう感じがドラゴンとガールズ交響曲らしいですね。

・三国志真戦

 地形推し広告だが、ちゃんと地形を推すとして実際の地名を出すのはこれまでやっていなかったのが不思議なレベルの内容ですね。
 長江辺りは別に三国志知識が無くても知っていそうだけど、潼関は自分も初耳でしたね。wikipedia曰く黄河の屈曲点に位置し、曹操軍と馬超が戦った場所のようです。
 潼関の戦いをよく調べてみると、賈詡が離間の計を仕掛けた戦なので三国志的には中々メジャーな戦いでした。賈詡の離間の計自体は自分も知っていたけど、それが潼関の戦いであるとまでは結びついていなかったなあ。勉強になりました。

 「案ずるな! 全軍出撃!」からの即落ち2コマすき。
 内容としてはいつもの地形推しなんだけど、表現のパターンを変えて飽きないようにしているのはエライ。

 関羽が囲碁を好んだのは何故か? って、そりゃあ三国時代は囲碁が面白い娯楽だったからでは……
 それはさておき、関羽が囲碁を打っていたエピソード自体は存在するらしいです。

 「諸葛亮が北伐に失敗したのは兵站を失敗したから」というエピソードを出してくる広告。
 三国志を良く知らない方だと諸葛亮が北伐に失敗したイメージとか無い気がするんだけど、まあまあ三国志を知ってる人ならピンとくるエピソードで良いと思います。

・アークナイツ

 たまーーーに広告を見かけるアークナイツだが、美少年をメインに押し出した広告って意外と珍しく思えますね。
 まあ美少年推し広告自体はパニシンググレイレイヴンもやってたけど、こっちはイラストである分まるで女性向けゲームみたいな雰囲気が漂って来ている。
 実際美少女広告だけでなく、美少年広告ももう少し増えて良い気がするんだけどなあ。何が良くないと思って美少年広告を避けているのかはちょっと気になる。

・パニシング:グレイレイヴン

 パニグレはなんとニーアオートマタとコラボ。ニーアのソシャゲの話題は聞かないが、コラボの話題は聞くというのは最近のソシャゲでありがちな感じだ。
 パニグレ自体グラフィックやアクションのクオリティは良いので、ざっくり見た感じの違和感は無い出来。広告の方針自体は色々試した結果ファンに怒られている印象があるが、ゲーム本編の出来自体は中々良いゲームだと認識している。

 このアクション広告を見てると、やっぱりパニグレって本格的アクションゲームなんだよなあと思わされます。
 たまによく分からん広告出すけど、その辺のアドベンチャー精神が上手く働いたり、まるで成功出来なかったりすることもある。でもたくさんの失敗を積まないと良いもの出来ないもんね。しょうがないね。

 映像がいちいちカッコいいんだよね。
 スクエニもそうそうニーアという大型IPを貸さないと思うんだけども、やっぱりこのクオリティの高さを見込んでのコラボなのだろうか。
 導入がA2の走っているシーンで始まるのも中々他の広告では見られない演出でオシャレ。

 ログボでもらえるコラボキャラの動きにしてはキビキビしていてカッコいいと思った。
 このクオリティをログボであげるんだから、相当気合いをいれてコラボをしたいんだなあと思います。

 よくあるRTキャンペーン広告すらPVがカッコいいせいでクオリティがめちゃくちゃ高い。こういう広告で良いんだよな。

 総評するとパニグレは本気でユーザーを取りに行こうとしているクオリティの広告、施策をガッツリと作り込んできたなという印象です。
 どの広告映像もカッコいいし、ゲーム内容を純粋に伝えるだけで絵になるタイプの理想的広告の走りとしてしっかりと立ち位置を主張したなあと感じます。
 パニグレ史上最高の広告の出来です。

・グランサガ

 グランサガは変わらず広告を出しているが、やはり広告映像だけ見る分には普通のゲームに見えるんだよなあ。
 それにリリース直後こそ高級魔剣伝説だという風評が流れたけども、しばらく経った今Twitterで検索してみると普通に遊んでいるコメントの方が多く見られる。
 ネットの話題と言うのも足が早いので、多少悪評が出回っても内容がよほどひどくなければすぐに忘れられるようです。これで中身が本当につまらなかったら悪評を背負ったまま消えていくのでしょうが、結局やってみたら普通に遊べたパターンだ。

 新キャラの広告もありました。
 広告だけ見る分にはやっぱり普通にカッコいいんだよなあ。映像のセンスは良いと思います。

 グランサガの映像はどれもカッコいいので、ゲームをやる予定は無くてもとりあえず映像だけでも見ておくと良いのではないでしょうか。
 あとラッドウィップスってすげえんだなと映像を見るたびに思います。いい音楽に乗せてそれっぽいボイスを入れているだけで映像のランクが一段上がってるんだよなあ。

・セブンナイツ2

 カッコいいMMORPG広告と言えばセブンナイツ2も中々カッコよかったので残しておきたい。
 真面目系MMORPG広告でもセブンナイツはキャラのアクションをしっかり映すのが特徴に見える。
 カメラワークも中々工夫していてキャラを上手に見せているなあと思いました。グランサガと一緒に見ると面白い。

・NBA RISE TO STARDOM

 NBAの選手カードを集めてオリジナルチームを作るゲームの広告みたいです。日本人的にNBAの知名度は相当低いのだから、マイケル・ジョーダンクラスを出さないと訴求は難しいのでは……
 この広告で出ているカイル・ローリーは2019年のラプターズ優勝に貢献した選手だし、デマー・デローザンもブルズで活躍する選手ですよ。でも日本でアメリカのバスケをわざわざ調べて見ている人は少数派なんよ。
 レジェンドとして出て来るティム・ダンカンは自分もぱっと見で分かったけど、それ以外の人物はよく見ないと誰が誰だか分からない。やっぱり応援出来る選手が渡邉雄太と八村塁、少し遡ると田臥勇太と、日本人選手があんまり進出していないスポーツはどうしても感情移入して応援出来る層が少なくなってしまうんでしょう。
 これがメジャーリーグのゲームだったら「今なら大谷翔平もらえる!」でダウンロード数が稼げそうな所を、NBAのゲームを広告しないといけないんだから大変だと思います。広告映像としては良いと思うんだけど、日本という場所が悪かった。

・このファン

 コラボじゃないこのファンの広告を久々に見たなあと思ったら、クリスマス衣装の新キャラ広告でした。
 どこも気が早いんだよな。12月入る前にクリスマスの広告を始めるし、12月中旬には年末特有の佐野厄除け大師が流れ始め、もうおせちの広告ばかりになってくる季節です。2021年、ほぼ広告を見ているうちに終わってしまった気が……

 それにしても女性キャラのサンタコスとなると皆スカートになるんだね。
 そろそろ女性サンタのスタイルを色々開拓しても良いのかな~と思うんですけども、デザイナーの皆さん的にはどうなんでしょうか。だからと言ってあんまりコスチュームを捻られてもサンタ風では無いという話になりますし、難しいんだよな。

・FFⅦ THE FIRST SOLDIER

 ファイナルファンタジーのバトロワなんてものも出ていたようです。話題をあまり聞かなかったので広告でしか知らないんですけども。
 広告を見ている感じは普通に面白そうだしもうちょい話題になってても良いのでは? と思うが、もうバトロワ自体飽和状態なのかなあ。
 広告に関しては普通にカッコいい広告だと思います。ゲーム内容自体は伝わる。

・デュエル・マスターズプレイス

 ヘヴィデスメタルだの、城だの、サムライだの、カードのチョイスが全部おじいちゃん向けで良いんだよな。
 さすがに俺もこの辺のカードは全部知ってるもんね。こういう分かりやすいカード群をカルーセル広告にして眺めてくれ、という形式にしたのは親切で良いと思います。

 バルガライゾウとか言う爽快感の塊みたいなカードを広告するのは正解。自分はライゾウ連ドラを使われて怒る側だったので、毎回早撃マグナムを置いていました。

・Fate/Grand Order

 FGOの広告とか久々に見た気がするね。新章の広告は見かけたけども、イベントを広告するパターンって最近やり始めたのでは? たしか前回のハロウィンイベントもテレビで広告を見かけた記憶がある。
 突然FGOが広告を打ち始めた理由はよく分からないが、いい加減FGOも広告を打ってもう一度プレイヤー層を増やそう、あるいはもう一度FGOをやってもらおうと考えたのだろうか。
 内容としては普通のキャラ紹介系広告です。

 アニプレックスのアニメはいつも通りのいいクオリティです。
 なんかこのイベントの内容で色々燃えていたのは観測したけども、広告を見ている分には普通の広告だったなあという印象です。

・高須クリニック

 あの妙に印象に残る広告で有名な高須クリニックが、まさかのパチンコに殴り込み。この台は一体どこに需要があるんだ?
 パチンコ特有のド派手な演出と高須クリニックの名作CMが夢のコラボを果たしており、最近流行りのスロット系広告ならぬ広告系スロットという新境地を開拓してきた。
 自分はパチンコとか全然やったことが無いというか、一度やって全然当たらなかったので「おもんな! やめるわ!」となってやっていないんだけども、これなら一度くらいやってみても良いかなと思ってしまう。

・Bulgari

 ブルガリもTwitter広告を打つ時代です。こんなジュエリーとかTwitterを見ている層が買うのかよ、という疑問はあるが、そんなのは普段自分がTwitterで広告しか見ていないので偏見ですね。イーロン・マスクだってTwitterをやってるんだから、世のセレブ達だって別のTLで毎日札束風呂に入っている写真とか、鉄骨渡りをしている債務者をバックにした自撮りとかを上げているんでしょう。
 広告としてはもうあまりにも普通なんだけど、これが突然TLに流れてきた時の場違い感たるやすごいよ。当時はオタクイラスト→政治的主張→ブルガリのコンボでツイートが流れて来たので、その温度差に心臓止まりそうになったわ。
 音を出して聞いてもピアノの高級感ある音源が出て来る時点で他の広告とはリッチさが違うもんね。自分も当面はブルガリなど手に入れられないでしょうから、広告で堪能させて頂きます。

 ちなみにYSLの広告も見かけたんだけど、これは俺が女の子だと思われてるってこと?
 広告系女子やきそばでした。

・ピックアップ

・副業サークル

 スカッとジャパン風の副業推奨広告なんだけど、こういうタイプの広告を限定公開で見せてくれるのは中々珍しいですね。
 正直副業広告はこのスカッとジャパンパートはマジで余計だなと思っているんだけど、これに需要があるのだろうか。本題は2分20秒後っていくらなんでもダラダラ話し過ぎだし、広告嫌いが多い現代では5分も映像を見てくれないだろ。これだからエバーテイルの30秒副業広告の方がマシだと思っちゃうんだよな。
 肝心の副業内容は「副業サークル」ということしか教えてくれず、「皆やってるよ」「タダで出来るよ」「秘密のLINEのグループに参加してね」「個人情報の入力もいらないよ」と、胡散臭い誘い文句のみで構成された広告。具体性が一つも無い。
 もし副業をやろうと思っていてもこれはやめた方が良い。これなら宝くじでも買った方が安全だし期待値高いと思いますよ。

・マッチングトン・マンション

 実は先月登場していたファミリーファームの冒険の別企業版。実はこっちがプロジェクト・メイクオーバーと同じデベロッパーが出しているゲームらしいすよ?
 広告の傾向もファミリーファームの冒険と一緒。女性に悲惨な思いをさせる広告がマジで増えているんだけど、こういう広告にこそフェミニストは文句をつけるべきちゃうんか??

・Multiplex広告が2022年3月1日から開始

 2022年3月1日から、関連コンテンツには広告だけが表示されるようになり、名前も「Multiplex広告」に変更されます。何だかよく分からんし自分も正直完全に理解できていませんが、要するに「広告が増えます!」というご連絡だと自分は解釈しました。
 普通にwebを見ている人からすると広告が増えやがるという話ですが、自分は広告を見る為にwebを見ているに等しいのでたくさん広告を見られてラッキーかなと思います。
 とりあえず3月1日からgoogleを見ていて広告が多過ぎるなあと感じたら他の検索エンジンを使ったり、そもそも検索をやめて辞書を引いたりしましょう。広告を見る為にインターネットをしている人間でも無ければ、そろそろネットを使うの自体が辞め時かもしれないぞ。

・広告子

 たまに現れる謎の一般人広告ツイートです。
 最近こういうの見なかったから助かる。

・天下大豪商~我の野望は天下布商じゃ!~

 11月広告で新登場のタイトルと言えばこちら、天下大豪商。
 初見ではおねがい社長の日本版、商人放浪記みたいなもんかと思っていたが、意外と広告だけ見ている分には画像広告をメインに打つという特殊な広告スタイルを取っているのが特徴的なタイトル。
 この画像に関しては細川玉子という人物に聞き覚えがありませんでしたが、ガラシャを指すようです。偉人の知識が戦国無双で止まっている人間だから、少し別名になるだけで全然思い出せなくなってしまう。

 この進化フローは一体どういう方針で進化しているんだ。
 カッパにうなぎを与えたらモモンガに、天ぷらを与えたらカピバラに、お団子を与えたらカブトムシに進化する。これだけ書くとまるでなぞなぞだが、肝心の答えがどこにもないせいで脈絡のない妄言になってしまっている。
 シンプルに理解できない広告というのも珍しい。

 魚取り名人、勘八のキャラ紹介広告。
 日本語の記入ルールに則っていない「今回も無事に戻ってこれたんだ。龍神様にお礼を言わねえと」はさておき、キャラ名を伝えるだけなら確かに動画にする必要は微塵も無いんだよな。
 動画にすると動いていて派手に見えるが、静画にするとゆっくり見られるし一度文字を見逃してしまってもう一度動画を見直す必要も無い。読み込みの時間も短いので、回線状況が悪くても確実に画像で広告出来るというのもメリットと言えばメリットでしょう。
 静画での広告というのも思ったより悪くないのかも?

 数少ない動画広告としてはこれ。
 江戸時代みたいなノリを目指しているように見えて「美食屋シェフ選抜」というよく分からなさが気になるし、作る料理が「海鮮ラーメン」と「手握り寿司」ってどういうチョイスなんだ。
 和食なら寿司VS鰻重とかそんなので良かっただろうに、海鮮ラーメンという変な現代臭さが気になる。そんなしょうもない所を気にしてしまうくらいには薄味な広告と言えばそれはそうだが……

 「このゲーム、何故上手く行かないんだ!」って、そりゃあ100万両、現代の価値でだいたい35兆円?もの金額を持っておいて雑に開業するような発想がいけないんじゃないの。
 おねがい社長が3Dモデルでのコントをやっているのに対して、こっちは2Dイラストで動いてるのもなんとなくインパクトが足りていないのかもしれない。話のネタとしてはおねがい社長と一緒ですからね。
 料理屋でメニューを増やして失敗、宣伝しても失敗、という失敗の多さは割と本家社長に勝るとも劣らない内容ですけどね。

 焼肉丼を作る広告。だけど肉の臭みを取り、煮込むという料理の工程は焼肉と言うにはちょっと違うのでは……
 わざわざブタを狩る所からメニュー作りをするのは好きではある。

 本田さんや鈴木さんのプレイの感想を紹介している広告。
 こういう広告の顔写真ってどこから持ってきてるんだろう。本当の鈴木さん本田さんでは無いとは思うが……

 ちょっとエモい感じの広告もあるが、どんなゲームかはいまいち分からない。
 まあイメージ映像的な所が近いのかなあ。

 youtuberのコラボ広告として、全力回避フラグちゃんという漫画動画作品のコラボ広告も出している。
 さすがにちゃんとした広告映像なんだけど、映像本編自体もまあしっかりしています。リンクは下にあるんで暇なら見ても良いのでは。
 漫画動画の内容を切り抜けばそのまま広告になるのはよく出来てる気がするが、案件の漫画動画に亀甲縛りされた裸の女性を出しちゃうのは中々思い切った判断だ。意外と本動画のコメントでも突っ込まれてないんだけども。

・おねがい社長

 ボンゴレが降格されまくってクビになって終わるパターンも久々に見たね。仕事中にわざわざ双眼鏡で女性のケツを眺めていたらそりゃあ降格処分になるよ。
 久々にこのタイプの広告を見ると怒られたことに我慢できなくて殴ったり、知らないおっさんと話してる秘書に何の疑念も抱かなかったりと、そりゃあ失敗する人間だなあと思います。
 こういうロクデナシが隠し10連ガチャで逆転するから面白いのだけど、堕落して終わりでもそれはそれで面白いからすごい。

・フェアリースフィア

 11月の新作枠としてはフェアリースフィアも登場している。
 こちらは動物の擬人化ゲームらしいんだけど、こういうスノードームみたいな世界観でキャラを部屋に置けるのは普通に良いアピールポイントだと思いました。
 全体的にフェアリースフィアはまじめな良い広告が多いので初心者にも良いんじゃないでしょうか。

 キャラ分類系広告も完備。
 このゲームのイラストだと皆丸くてもちもちしてない? とか言うとオタクに突っ込まれそう……

 キャラ紹介広告なのだが、このキャラ紹介を見ていると何でもかんでも擬人化しているんだよ。擬人化のモチーフって普通1つに絞ってゲームにするんじゃないの?
 それが分かる時点で広告としてはよく出来てるんだよな。

 フェアリースフィアは総じてキャラの小動物的可愛さを出すことに特化した広告を上手くリリースしていた印象。
 「女のイラストはエロです」みたいな中学生広告があまりにも多いTwitterでは、こういうストレートなかわいい広告ってだけで健全な感じがしてしまうんだよね。

・フィギュアストーリー

 久々に登場したフィギュアストーリーは初音ミクコラボを発表。中々のビッグコラボだし、フィギュアストーリーはキズナアイだの初音ミクだの王道コラボ相手を選び続けるのが上手い。
 オタクはこういうコラボ好きでしょって所をちゃんとコラボしていくのは偉いと思う。確かフィギュアストーリーもゲーム内でコラボはどこが良いですかってアンケートもしてるし、ちゃんとそのアンケートを汲み取ってるんだろうなと思います。
 あとこの広告の良さとして、広告の最後にオススメ組み合わせキャラを伝えてる点が挙げられる。広告で簡単な攻略まで含めちゃえば、広告を見て入った層がスタートしやすくて良いんじゃないですか。

 しかし最近は初音ミクもブルーアーカイブからフィギュアストーリーまでコラボで大忙しだね。
 地味に画面左下に「作詞・作曲:オワタP」の文字がある。なんとオワタPがちゃんとテーマソングを作っているんだけど、昔のニコニコみたいな音楽でかなり好き。良い音楽がついてくる広告は名作なんだよな。

 ブルーアーカイブも初音ミクコラボの時はテーマソングをリリースしていたんだけども、自分はこのコラボBGMの方が好きです。

 コラボPVもわざわざMMDで作る辺りにこだわりを感じる。ゲームエンジンを直接使うことも出来ただろうに、そこであえてMMDに落とし込んでいく力の入れ方が素晴らしい。
 これはマジで初音ミクが好きな人がコラボを考えたんじゃないですか。衣装が変化するギミックもゲーム中に登場する新衣装の紹介になっているので、広告としても完成度の高い出来。

 初音ミクコラボで初音ミクを告知するのは当たり前として、それ以外のキャラも少し紹介するのはフィギュアストーリーのやり口である。
 実際コラボをすると言ってもゲーム本編のキャラも好きになってもらわないと継続はしてくれないだろうから、ゲーム本編に登場するキャラも少し紹介しておくのは中々合理的な判断でしょう。

 中々良い広告をやるな~と思って眺めていると、こんな普通の放置ゲームみたいな広告もやるから見逃せない。
 これは本当に普通の放置ゲームの広告じゃないの。

 彼女占いというよく分からないことをしているが、キャラが多いことを告知しているのはまあ良いんじゃないか。
 「年下」を選択して出て来るのがサムネ以外のキャラなのはちょっと引っかかる人もいそう。

 放置少女のパクリもやります。
 放置ゲームは放置少女のパクリをやらないと認められないみたいな通過儀礼でもあるのだろうか……

 総評すると、フィギュアストーリーのコラボ広告は非常にクオリティが高いけど、コラボしてない時は放置少女になり始める二面性が面白いなと思いました。
 本気を出すとすごいんだけど、広告界隈の市場調査をしっかりした結果変な方向に走っている印象。良くも悪くも真面目な広告だよ。

・ザ・アンツ

 広告の音がデカく、音割れがスゴイね。魔剣伝説も音割れしている傾向があるけど、このアンツは広告内でもトップクラスの音割れを見せてきている。
 アリが単体で巨大な肉を食ってレベル50になるのも見慣れた流れだ。

 カマキリ(バッタ)をタコ殴りにして飯にする広告。
 カマキリを囲んで殴って仕留めるのは分かるけど、その後に運搬するパートを見ているといくらなんでも巣がデカすぎないか?? という話になってしまう。
 だいたいアリの巣がカボチャや半分に切ったスイカを直接運び込めるレベルのデカい穴が開いてるって、それは普通に猫とか犬が巣にするレベルの穴なんじゃないの。リアリティがあるようで全然リアリティが無いのが面白い広告です。

・荒野行動

 荒野行動はまた進撃の巨人とコラボした。講談社とズブズブにコラボしまくっている荒野行動だけど、やっぱり人気の高いコラボなんでしょうね。
 講談社的にも荒野行動とは何度でもコラボしたいと考えてそう。

 ただこのイベントの演出は中々面白いなと思う。
 荒野行動が終わるぞ!! というハッシュタグで有名プレイヤーに告知させて、何かが起こることをプレイヤーに告知していたのだ。

 そしていざこのイベントが始まると、ゲーム内でも突然地震が起き、巨人が登場したとしてゲームから強制ログアウト。その後背景などが変化するという中々に凝った演出を仕掛けていたのだ。
 荒野行動プレイヤーからしたら是々非々な面はあったと思うが、有名プレイヤーによる広告も絡めて「何かが起きたぞ!」というイベントを生み出すのは面白いなあと他所から見ていて思いました。
 ゲーム本編とイベント、そしてゲームの広告をここまで連動させたプレゼント企画はかつて無いんじゃなかろうか。単純なプレゼント企画系広告では自分ももう驚かないけども、こういう巧みな演出の下でプレゼント広告をされたら自分も「良い広告だなあ」と感心しちゃうよ。

 でもよく見たら11月25日からコラボ自体は始まっていたのを見ると、この辺はどういう演出だったのかよく分からなくなってしまった。
 自分自身あまりにも外野から観測していただけなので「#荒野終了しないで」のタグがトレンド入りしていたこと、そしてなんか変な演出をしていたことくらいしか把握してないのよね。未プレイの人にも訴求するという面では成功している気はするが、因果関係は全然分かりませんでした……
 広告のアニメ自体は相変わらずいい出来だし、広告としては成功している気がするけどすごいモヤモヤする。荒野行動はそんな感じだったね。

 いつものよく分からない広告も完備。
 アンケート系のツイートでいいねもRTも全然ついていないパターンを見るとかわいそうになってくる。

・天姫契約

 天姫契約はフェアリーテイルとのコラボを打ちだしてきた。
 4399のコラボと言えば剣魂の七つの大罪コラボや魔剣伝説のウルトラマンコラボなどろくでもない思い出がよみがえってくるが、天姫契約に関してはずいぶん普通のコラボ広告に仕上がっている。
 というか、コラボを知らせる広告なんてこれくらいの無難な出来で良いんだよ!

 4399はいつも無料でスキンを配り、77連ガチャだのたくさんガチャを配りと、手口がいつも一緒なんだよな。
 ギルド戦を広告しているのは珍しいが、逆に普段はギルド戦とかやってないってこと? それはそれで問題な気がするが。

 ちょっと剣魂味がある広告ではあるけど、剣魂と比べるとちゃんと背景があるだけでいくらか紙芝居感が出てきて良い。
 剣魂は白地にキャラ画像と台詞だけだから紙芝居よりもひどかった。それよりは随分まともな出来です。

 剣魂の広告チームがやってそうな広告だけども、剣魂よりはいくらか不快感が薄いことに気づく。
 剣魂のこのタイプの広告で何が悪かったって、七つの大罪のキャラを「ただのブタ、戦力も低い」みたいな感じで一旦でも下げるような表現をしたり、白地にキャラ画像だけという露骨な手抜き感が気に入らなかったんだと思います。
 これはこれで手抜きなのかもしれないけど、背景に茶色地を使うとか、無闇にコラボ先を下げるような表現をしないとか、ちょっとした心遣いだけで普通広告くらいにはなってくるんだなあと感じました。

 と思っていたら、普通に魔剣伝説の三蔵法師スキンみたいなノリで「また回復役なの?」とかやっているんだから一概にキャラディスをしないというもんでもないのかもしれない。ルーシィというキャラは知らないけど、ルーシィファンはイヤでしょ。
 広告後半ではプレイ動画風の映像が出て来るんだけど、こんあド迫力のゲーム映像は無さそうなんだよな。敵ドラゴンのHP表示があまりにも貧弱過ぎる。

 この広告に関しては魔剣伝説でも見た流れなんだけど、ビジュアルだけ天姫契約にチェンジしている。
 戦力1000万の師匠がいる女の子からしたら、そりゃ戦力545124程度のプレイヤーじゃ「あの役立たずの魔剣士を除名して」という話になる気もするけどな。
 でもこの人が全サーバー1位なんだから、戦力1000万の師匠という話も大ほら吹きという話なのだろうか。たかだか30秒の広告で矛盾点を作るんじゃない!

 画像広告もあるけど、これも問題無く内容がまとまっているんだから天姫契約は中々優等生な気がする。
 画像広告も問題があったらそれはとんでもない奴なんだけど、そのとんでもないことをやらかしたのが剣魂だからなあ……

 何だかんだ画像広告のセンスは良いなと思っていたが、よく広告を見てみると「※77連ガチャではコラボコンテンツは排出されません。」の文字があることに気づく。
 そりゃあそうっちゃそうなんだけど、せっかくなら77連ガチャで限定コンテンツが出るようにすれば良かったのでは。そしたらリセマラされて終わりだという話なんでしょうけども。

・魔剣伝説

 魔剣伝説は相変わらずドラゴンを持っているだけで女の子がなびくかなびかないか決まる世界だ。
 肝心の「新クエスト」の内容を一個も言わないので、具体性が微塵も無いのに成功することだけが教えられるのもいつもの魔剣伝説と一緒。

 貧乏で落ちこぼれからガチャで逆転する話を無限に擦っている辺り、こういう広告はなろう系広告というより魔剣伝説系広告と呼んで良い気がする。
 魔剣伝説式ガチャ回しもたまに見ると理不尽に笑えるからすごい発明だと思う。

 いつもの特典コードから200連ガチャの広告の亜種です。
 それにしても魔剣伝説の乗騎推しが11月は多いね。乗騎って確かに入手しづらいイメージはあるけど、入手しやすくなったらなったで別に貴重でも無いしたくさんあってもしょうがねえや、という話にならないか。

 どんどん乗騎が手に入る広告。たくさん乗騎が手に入ってそれを従える様はまるでポケモンである。
 レア装備を装備した後、攻撃しようとしてブブーとアラートが鳴ってるのはSEを間違えたのだろうか。そんなSEを間違える辺りがあざといんだけども。

 でもこれだけ乗騎を推すということは、やはり引きづらいもんなんですかね。1ヶ月分の給料を突っ込んでも乗騎を引けない、というのは最近のMMOだとよくあることなんでしょうか。
 サービス開始から2日でサービス終了って、それはゲーム内でパクリがあったとか、バグがひどすぎたとか、そういうひどすぎるパターンくらいなのでは……

 無料でボーナスくらいどのゲームもくれるでしょ。
 授業中にゲームをしていて戦力が低いと取り上げってどういう思想だと思ったが、魔剣伝説の世界は戦力が高い奴がエライからなあ。戦力が低い奴がさぼっていたらそりゃ没収くらいされるわ。

 魔剣伝説はあいも変わらず課金不要の本格派MMORPGっぽいゲーム広告を出しているが、もう魔剣伝説の悪名は知れ渡ってしまっているんだからこの広告を見て「ああ、本格派ゲームっぽいぞ!」となってダウンロードはしないだろう。
 アイテムで2倍ドロップが出来るから全然チャージしなくても楽しい、という話だが、この卓越の剣をドロップ出来なかった場合割とかったるそう。
 まあ友達がいるならその友達から装備を譲ってもらえば良いんじゃないですか。

 一時期は戦士がオススメだったり、オンラインに孫悟空以外の職で入ったらキックされたりしていた魔剣伝説のゲーム環境も一周して魔法使いが強くなってきたらしい。
 ボスだけでなく対人戦にも強く、遠距離からの突撃スキルが奇襲に使いやすく、必殺:霊魂の審判で楽々秒殺出来るのが魔法使いらしい。これだけ聞いてるとまるで超面白いMMORPGみたいだぁ……

 同月に戦士を推す広告もあるので、戦士で始めたい方はこの広告を見れば良いのでは。でもこの紹介だと魔法使いの方が強そうなんだよなあ。
 どの広告でも「初期は楽々進める」ということをアピールするのは、魔剣伝説特有の最初だけめちゃくちゃレベル上げる経験に寄せているんだろうなあ。微妙に考えて広告を打っているのが伺える。

 同じ月で戦士を選ぶなという広告もある。一体どの職業を選べというのか。
 装備を合成したらHPが回復するすごい装備になって最強、という広告だが、これまた実際にあったら面白そうな広告。実際に無いんだけど。

 「嘘の広告は不要です!」って、散々嘘の広告を出してから言ってくる辺りが肝が据わっているよね。普通の広告精神では中々こんなこと言えないよ。
 「ボーナスも変態級です!」という形容もよく分からない。要はボーナスがすごいんだろうけど、変態級とは中々言わないよ。

 偽ゲーパトロールが魔剣伝説を遊ぶ広告。やっぱりこういう企業もあの広告の中身を調べる系youtuberの動画とか見てるんですね。
 肝心のゲームは偽のゲーム画面だが、偽ゲーパトロールなんだから別に矛盾はしていない。偽ゲーパトロールなのに本物のゲームをやったら話が違うもんね。

 魔剣伝説の面接ってなんだよ。
 いつも通り乗騎と神装が無いと採用してくれない面接だが、特典コードを知っていれば誰でも受かる面接となると相当初期の面接なのではないだろうか。
 特典コードを自分で調べられない程度の人間は入社するな、という足切りのようにも見える。よく分からん導入の割に意外と納得の行く広告だったな。

 20000円くれるなら魔剣伝説削除して焼肉でも食いに行って、それでも魔剣伝説をやりたければ再ダウンロードすればいいんじゃないですかね……
 基本ダウンロード無料のゲームでこういう文句を言っても別に文句無くダウンロードされちゃうと思うんだけど、そうは思わないのだろうか。
 20000円削除男が持っているカードは何なんでしょうね。プリペイドカード的な何か?

 久々に無料200連ガチャで爆炎神竜セットをゲットしてモテる広告。爆炎神竜セットでモテるくだりももう随分長いこと見てなかったので、安心感がすごいですね。

 いつもの200連ガチャの広告なんだけど、なんかこの広告はワンカット抜け落ちてないですか?
 とうとう和訳だけでなく映像の編集までガバガバになってきたのだが、コメントを入れたくても最近の魔剣伝説はコメント制限をかけているので広告ツイートに突っ込みを入れられない。
 どうせコメント欄を開けていたところで暴言とよく分からないネタ画像しか来ないし意味ねえや、と悟ったんでしょう。

・エバーテイル

 久々の本編です。女主人公が執拗に首をもがれるが、何故ここまで首はね、首吊り、惨殺と首をモチーフにした残虐描写を出して来ているのか。
 脇にいるモンスターまで首を飛ばされているので、ここまで首を意識した演出を仕掛けてくるのは何か示唆的な物を感じる。感じるが、一体何を示唆しているのか分からない。
 このボヤっとした、分かりそうで分からない広告がエバーテイルの持ち味なんですよね。例の伝説のモンスターも登場しているので、やっぱり主人公の全ての行動は世界意思によってコントロールされているんだろうなあ。

 立方体の世界に立たされ、幽霊に囲まれている主人公はこのゲームの世界から絶対に脱出出来ないという暗喩にも見える。
 同じ映像が何度も登場するのも、同じ惨劇が幾度も繰り返される状況を表現したかったのではないか?
 まあそんなことを書こうが、広告の映像を使いまわしているのは明らかなんですけどね。雰囲気だけはいつまでも最高の広告だから困る。

 ダイパリメイクが出た直後はバグが多くてひょっとしたらエバーテイル的な謎の存在が出て来るんじゃ、と淡い期待を抱いたりもしましたが、普通にパッチが出て無限増殖とかは出来なくなったらしいですね。現実は厳しい。
 こういうゲームに潜むホラーという存在にとって、オンラインアップデートはマジで天敵だなあと思います。むしろオンラインアップデートをしていないダイパリメイクを遊び続けていると、エバーテイル的な展開が待っているかも、というノスタルジックもあるっちゃあるんだけど。
 ポケモンのバグってやっぱりちょっと特別感があるんですよね。他のゲームのバグ技の類とはひと味違う。ダイパリメイクでもシェイミを捕まえられるって話題が出た時はさすがの自分もダイパリメイク購入を検討してしまったけど、バグをしたいから購入を検討するって相当ダメな考え方だなあと思いました。ポケモン風ホラーをしたいからエバーテイルをダウンロードするのと同じくらい良くない。

・今月の準MVP

・おねがい社長

 11月は社長のセンスが光る月だったなあと思います。というか、11月の広告まとめを書くモチベが消滅した時に見て広告振り返り書くモチベが湧いたのは社長でした。正直現代の広告の中で一番面白い、見ていて楽しいのは社長で間違いない。
 11月中旬から広告が健全化し始めた時に気づいたのは、広告が健全になったとして広告を頻繁に見せるシステムをどうにかしないと広告の内容を見るどころでは無くなるなということです。冷静に考えて、youtube liveに入る前に飛ばせない6秒広告→飛ばせる15秒広告のコンボを仕掛けられて不快感を覚えない奴があるか?
 そういう時に印象に残る広告とは結局健全なgoogle pixelでは無くしょうもない魔剣伝説であり、優れたアニメのh&s scalpよりも下ネタだらけの副業広告だったりする訳です。広告内容が健全化するまでクソ広告という存在がシステム自体のクソを覆い隠していたが、広告に突っ込みどころが無くなるといよいよ広告のシステムがクソであるという真実を明らかにしてくれた。
 広告のシステムが快適な閲覧を妨げるものである限り、クソ広告という形で真実は無いが面白い広告が娯楽としての色を帯び、広告としての効果を生み始める。本気で広告を改善したいのであれば、広告のシステムからどうにかしないと必ずどこかから不健全な広告が現れるだろう。

 まあそういう真面目な話はさておきおねがい社長はマジで面白いから本当に全部見よう。最近は魔剣伝説よりも面白いよ。
 準MVPなのは純粋に他の広告が良かったからだけど、自分に広告って面白いなと再認識させてくれたという意味では裏のMVPと言っても過言ではない。

・フィギュアストーリー

 純粋な広告の出来と、初音ミクファンとしての熱を強く感じた広告としてはこれ。もちろんブルーアーカイブも初音ミクへのリスペクトをしっかりとした広告を打っていたと思うが、個人的な感想としてフィギュアストーリーの方が好きな広告だった。
 このMMD映像の良さはフィギュアストーリーの項目で書いたから割愛するけども、ゲームの広告としてもしっかりしていたなあと思います。広告としても良かったし、コラボもばちっとハマっていた良作広告だったと思います。漬物程度に放置少女リスペクトも加えてスキが無い。
 ゲーム本編まで遊ぶと評価が変わって来るかもしれないけど、あくまでここは広告を見るブログなので本編には触れません。そもそも現在どちらのアプリもダウンロードしてないというのもあるんだけど。

・今月のMVP

 11月のMVPは、パニシング:グレイレイヴンです。
 理由としては3つあって、第一の理由はシンプルにコラボPVの出来が良かったこと。良いPVを作り、観測する限りファンからはシンプルに評判が良い点からコラボ自体が成功していると見て良いだろう。
 実際プレイ映像見る限り久しぶりにダウンロードしたいなと思った。思ったけど容量足りなくてダウンロードできなかったんだけど、とにかく出来としては良い。もしPS4版が出るなら間違いなくダウンロードしたい。

 第二の理由として、偽広告界隈に「スタイリッシュアクションゲーム風広告」という新スタイルをもたらしたこと。
 よく見るとこれパニグレの広告リスペクトじゃねえ? という広告自体は他にも散見されていて、いよいよパニグレも社長、魔剣伝説、エバーテイルの広告三英傑と同じく他ゲームの広告でパクられる程度の立ち位置になってきたのではないか。
 パニグレも広告を出してもう割と経つので、いよいよ他広告にパクられるくらいのハクがついてきたことも評価したかった。アーテリーギアなんか割と多くのパターンをパニグレから持ってきてるでしょ。あるいは同じ広告元が出してるのかな~という気もしているが。

 第三に、パニグレも広告三英傑と同じく新しい広告のパターンを作ろうとしてるのが見受けられる点を高く評価したかった。
 11月の広告を見ていて思ったのが「これ新しいな」と感じる広告が少なかったことで、基本的な広告のパターンを踏襲して無難な形に収めた広告が多かったなあという印象。
 別に広告を無難に収めたって良いし、多分そこまで真剣に広告を見ている人も少ないし、ぶっちゃけどこかで見た事のある広告にした方が訴求性があるんでしょう。だから似たような広告にするし、多分似た広告にした方が良いんだと思います。
 とはいえ、やっぱりあまり見かけないタイプの広告を見るとそれはそれで強く印象に残るし見ていて面白いと感じるんですよ。トップウォーがよく見ると同じことしてるのに絵面を変え続けるのも、やっぱり見た目を変えて印象を変えようという考えのもとやってる気がするんだよな。
 という訳で、パニシング:グレイレイヴンが11月の優勝です。良い広告は良いんだよ!!


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