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広告振り返り~2021年10月第3週編~

 第3週目です。
 週間更新にした結果健全な広告も多く取り上げられるようになったので、比較的光の広告noteっぽい内容になって来たのではないでしょうか。
 しかし当noteは範馬勇次郎に学び、「毒も食らう 栄養も食らう」のスタンスで一般にはクソ広告とされる物も相変わらず取り上げております。ぶっちゃけこの広告振り返りをわざわざ見に来る方って真面目な広告の話よりしょうもない中華広告を見に来ているんじゃないの? と勘繰っているんですが、果たしてどうなんでしょうか。
 その辺のニーズを調査しても良いけど、多分悪い広告だけを取り上げてたらそれはそれで面白くないし、真面目広告だけでも面白くないのでどっちも紹介します。範馬勇次郎スタイルで広告を見よう!!

・校長に俺はなる!

 思い通りの学校を作ろう! というゲーム。内容としてはカイロソフトにそういう学校の育成シミュレーションゲームがあったよなあと思います。
 このPVだけ見る分には結構面白そうに見えるが、「カジュアルな放置係ゲーム」や「経営学矯、矯長になる」という見慣れない文字列が広告文に並んでいる辺りで広告ファンはニオイを感じるのではないでしょうか。

 基本的にこの広告ではひどい学校がひたすら描写される。
 ひたすら学校自体が不衛生で、学食で食あたりが多いってそれはもう学校としてまともに機能していないのよ。寮にクーラーが無い、Wi-Fiが無いというのは昔の寮ならあり得るけども、食あたりはNG。「トイレにドアが無い」は分かりやすいツッコミどころとして面白いが勝ってくる気がする。
 「こんな学校を卒業出来て嬉しくないんだよ」とは言うが、むしろこんな学校なら3年在籍しただけでも勲章ものだぜ。

 上のひどい学校は別の広告で改善されているっぽい事が明らかになっているが、食あたりがひどい学食やWi-Fiに関しては改善されているのかな。小売店で改善した事になっているのか。
 トイレの扉は普通に取り付けてくれたのかな。トイレの扉が無い学校って中々無いと思うが……

 体がひ弱だから運動部だの、受験が控えているからイベントはキャンセルだの、やっている事が昭和の学校と勘違いした進学校の最悪な合体だ。抽象的な顔をしているから美術部もメチャクチャな理屈で好きです。
 「校長になりたい!」からの「クラス担任」任命の流れは大分おねがい社長を感じるね。
 中々面白い広告だったので今後も期待しております。

・ザ・アンツ:アンダーグラウンド キングダム

 マフィアシティパロディはこれまで数多くのゲームが経由してきた道であるが、まさかアリまでマフィアシティをしてくるとは誰が予想しただろうか。
 アリが別のアリを呼び寄せてカエルを巣に持ち帰る様はどことなくピクミンを思わせるが、ピクミンは指揮官なく単騎で大型の生物を倒せなかったのでピクミンよりも凶悪だろう。
 まあ現実でも軍隊アリは人間でも恐れるべき生き物であるし、けして過剰表現では無いかもしれない。

 リーダーとなるアリの頭がでかすぎる。
 要はアリが主役となるゲームなので、アリの生態を描くだけで広告になるというわけだ。見れば見るほどピクミンを思い出してしまうが、それはもうピクミンというゲームの影響が大きすぎるだけで現実のアリもこういう昆虫の運搬はやってるんだよな。

 よく出来た広告だなあと思いはするけど、実際に考えるとアリのフェロモンってそんな超音波みたいなノリで一気に呼び寄せられないのでは、という疑問が生じてくる。
 まあそんな細かいことを気にするなという話になりそうですけどね。地味にアリのディテールもしっかりしている気がするし、トカゲも独特のかわいらしさを持った良い3Dモデルだ。

 無慈悲な食物連鎖だけど、実際こういうアリはトカゲを狩れる物なのだろうか。
 南米にいるようなアリならトカゲくらい狩りそうだけど、この3Dモデルのアリはトカゲを狩れるのかなあと少し思った。
 あとアリは仲間の報復に動くような行動をするんですかね……?詳しい方の解説をお待ちしております。

 地面に寿司が落ちている時点で面白いんだけど、この後のアクションシーンも中々コミカルで良いじゃないですか。
 いくつか映像が出ている割にゲーム画面が一切出てこない辺りもマフィアシティの正統後継者感があって良い。まさかマフィアシティの後継がアリになってしまうとは自分も予想していなかったけども、全体的に丁寧な映像で好きです。

・ソウル7:闘羅大陸

 10月に登場した新作の広告です。中々アクションがしっかりした映像に見えるが、テロップの日本語が怪しい。
 別にテロップ無くても良かったんじゃないですかね……

 ゲーム画面が見られる映像としてはこれ。
 ゲーム映像が見られるのは良いが、一体どんなゲームなのかはよく分からない。見た感じ放置系育成ゲームに見えるが、もうちょっとちゃんとゲーム内容を教えてほしいです……

 コンセプトムービーかと思ったら屁に負ける怪物が描写される広告に感動しました。
 これは一体何を広告したいのか。そう思ってしまう変な広告を見られて良かったです。意図不明の広告を見ている時が人生で一番ハッピーなんだよね。

 進化と究極の進化なる物を並べているが、エフェクトの違いしか分からない。どういう事なんだ。
 ちなみに超人気アニメ「闘羅大陸」と称しているが、これが超人気なのは中国国内の話であるらしい。お試し程度でも見られないかなあ、と思っていたらなんとニコニコ動画に冒頭の映像が投稿されていたので興味のある方は是非。
 軽く見た感じ、CGアニメにしてはキビキビキャラが動いていて良いなと思ったんですがどうなんでしょうか。やっぱりアニメオタク的にはこんなの全然大したこと無いねって思うもんなの?

 WeTVというサービスでも見られるらしい。
 中国では闘羅大陸のアニメ全体で150億回再生というのだから下手なアニメより見られているのは間違いなさそうだが、海を越えると本当に分からないもんですね……

・アリス・ギア・アイギス

 毎回良い感じの広告を出してくるアリスギアは出来の良いイラストが出来るまでを直接広告にしてきた。ピナケスという絵師の絵が出来るまでの内容です。
 こういうのは確か過去にブラウンダストだかがイラストの制作過程を描く広告があった気がするけど、意外と擦られてないタイプの広告かなあと思います。
 どれくらい有効な広告になるかは微妙なラインだけど、絵が主役になるソシャゲの広告としては悪くなさそう。

・BMWオンラインストア

 BMWもTwitterでプロモーションするんだ。
 車の広告というとよくあるのは「カッコいい映像ドカーン! 車ドーン!! カッコいい音楽ギュイーン!!! 値段は見せません」みたいなノリが多い気がしたけど、今回は予算を予め提示した上で実際に購入する流れを紹介しているのが印象的。
 オンライン販売で全部見られるし簡単に買えるという事を紹介して、オンライン限定モデルを紹介して、というかなりまとまった広告です。
 福井のカズさんというyoutuberは自分は初耳だったけど、UUUM所属で良いプロモーションをする人だなあと思いました。総じてBMWのブランドを損なわず、新しい顧客層にアピールしつつ、広告したい事は広告出来ている良い広告だなあと思いました。車はカッコいい! という事を推すだけでなく、ちゃんと買い方を教える方が案外現代人には良いのかもしれないね。

・DNP

 テレビでスマホの使用を前提とした広告に関して自分は結構良くないと思う人間なのだが、QRコードを使用したテレビ広告ってかなり斬新というか良い広告だなと感じるんですよね。
 やっぱり今時テレビを見ている時にスマホを開かせて、特定キーワードを入力させて、特定のサイトを表示して情報を知ってくださいというのはかなり気の長い話でしょう。そこでカメラを起動してQRコードを読むだけでサイトを見られます、というのはかなり楽だし、気軽に見られるかなあと思います。
 QRコードを読み込むには少し時間がかかる、カメラを起動する必要があるというデメリットはあるが、その問題点は画面左側にずっとQRコードを表示させ、右側では濱田岳が話し続けて間を持たせるというスタイルで解決している。30秒も映像があればQRコードを読ませられるでしょう。

 もし読み込めない場合はどうするんだという問題には、ちゃんとキーワードを検索してくれというアナウンスも添えている。あくまでもQRコードが主役で、難しければ検索してねというスタンスで広告しているのだ。
 これはテレビ広告の中でも中々チャレンジしているし、そのチャレンジも成功している例として覚えておくべきなんじゃないかなあと思いました。
 確か出前館の広告も画面右下にQRコードが表示されているバージョンがあった気がするけど、この広告はQRコードを挿入する事前提で作られているのがスゴイ。使っている技術としてはそう新しくないんだけども、既存システムに無理なく既存の技術を融合させて広告にするのは中々出来ない。

・マリオパーティスーパースターズ

 マリオパーティはキンプリとコラボした広告を打ってきた、ジャニーズ×ゲームの流れが大きくなって参りましたね。
 ジャニーズは広告に出るだけでファンの間で話題になり、ファンの間で話題になればファン以外にも話題が波及していくので未だに日本で強いアイドルグループなんだなあと思います。
 そりゃBTSなど海外のアイドルも今は人気だろうけども、例えワールドワイドで人気だろうが日本国内に広告を打つなら日本人に人気がある人を出すのは当然の事でしょう。
 ただジャニーズとマリオが組んできたのは、やっぱりマリオパーティというタイトルが老若男女、家族で遊ぶタイトルである事を意識しているのかなあと感じる。最近話題のメトロイドドレッドは社築などにじさんじの面々に案件を投げていた辺りで、やっぱり案件を投げる方向性も細かく決めて打っている感じがとても良いと思います。
 「そんなのはマーケティングするなら当たり前だろ」というお声が聞こえてきそうだけども、よく分からないweb広告を毎週見てると当たり前の広告こそ中々出来ない事だと思うんだよ。当たり前って本当にすごいよ。当たり前を当たり前にやって当たり前に成功する。そういう所をちゃんと評価したい。

・デュエルマスターズ

 細菌は長州力もすっかり「やってみな、飛ぶぞ」を言う芸能人みたいになってきたが、実際は伝説的なプロレスラーなんだよなあ。
 長州力が出てくるだけでインパクトが出てくるので、役者としてのパワーがあるなと思います。何のカードが入ってるかこの広告では分からないけど、この内容だけで面白いじゃん。
 長州力の周りに飛んでいる小さな長州力は何かは分からないが、コロコロコミックを思い出しながら見るとこういう小さな長州力がいるのも当たり前に思われてきますよ。

 キレてないですよもすっかり懐かしいネタだあ。
 こちらの広告ではニコルボーラス再録が発表されている辺りで、昔デュエマをやっていた自分のような人間にも「オッ」と思わせるポイントがあって良いですね。デュエマの広告でギャザのカードが出てくるのも面白いけど。
 少し前に初版のニコルボーラスが万単位で取引されてるのを見て自分はたまげてたんだけども、これで少しは落ち着いてくれるのでしょうか。自分は超BBPから当てて未だにスリーブに大事に保管しているので別にどうでも良いんですけど。
 ……ところでデュエキングMAXでラフルルの効果を持ってるカードが収録されるのヤバくない? 効果見た感じほぼ引退勢でもこれはアカンだろうと思わざるを得ないが、意外と発売されたら全然強くありませんでしたパターンになったりするのかな。

・コトブキヤ

 フィギュアの素体が自ら喋り、宣伝し、配信している時代……フィギュアストーリーか?
 アニメ原作のフィギュアならストーリー通りに喋る、くらいはあり得るんだけども、Vtuber原作のフィギュアも出て、広告まで打てるシェアがあるんだ。
 広告される対象が自分でフィギュアの紹介をして、自分で予約特典を教えていく時代。中々未来的な話だよ。

・メイプルストーリー

 キノコ要素から本物のキノコを売っているホクトとコラボをするって中々無いでしょ。
 キノコの歌も随分久しぶりに聞いたなあと思いますが、結局どんなコラボをするのかよく分からない。でもキノコの歌、そしてメイプルストーリーのキノコとリアルキノコがコラボしているという事実だけでめちゃくちゃ面白い。
 地味ながらすげえいいコラボだと思いました。10月でも屈指のほのぼの系広告です。

・セブンナイツ2

 オンラインMMOは何故キノコ要素を入れたがるのか? メイプルストーリーの広告を見てからこの広告を見ると露骨にキノコ部分をオマージュしたんだなあと思ってしまう。
 内容としては普通の事前登録を教える広告なんだけど、前で踊っているキノコに対して背景では苛烈な戦闘が発生しているのが面白い。

・FIFA MOBILE

 ガチャを回せる量は通常時の魔剣伝説ラインを越えていて、中田英寿をもらえるという形でサッカーファンに訴求する広告。
 割と実際のスタジアムでもこういう紙を持ってくるファンがいるし、サッカーゲームらしさを残しつつも最近の広告の流行をきちんと取り入れた丁寧な内容。
 普通によくできた広告です。

・twitch

 twitchもスーパープレイで売り始めた。最近Twitterによその動画サービス、SNSの広告が増えて来てるね。
 自分はAPEXをやった事が無いのでアレだが、まあすごいプレイなんでしょう。こういうプレイが見られる、という点を売る手法としては正着に感じますね。動画配信サービスの広告は視聴者間で話題になった動画を直接切り抜いて広告に仕上げるのが今後のスタンダードになっていくのだろうか。
 APEXなどFPSをやっていない自分のような層はこの映像でそこまで興味は引かれなかったし、APEXをやっている層は結構皆twitchとかでプレイ動画を見ているから新規層の取り込みになるのかとは少し思う。だが結局何が見られるのかを訴求する上でこういう映像は非常に強いので合理的な広告だ。変な加工をしない事で余計な波風を立たせないのもまた一つの勇気である。

・プレイステーション公式

 芸能人を使って売るのは正解。
 芸能人は知らない物であろうとその人物への興味だけで新しいコンテンツに触れるきっかけを作れる。芸能人は未だに変なインフルエンサーよりもよっぽど影響力のある人物だと感じるんだけど、これはもう感性がジジイなのかなあ。
 広告映像下部に「本タイトルの製品版は、18歳以上のみ対象の『CERO:Z』ですが、この番組で使用するゲームモードでは『CERO:Z』に該当する表現は含まれておりません。」と上手くグロ規制を回避しているのも見どころ。
 

・Monster Energy

 魔剤とAPEXとかオタク狙い撃ちみたいなコラボに見えるけど、今時のオタクは魔剤とか言うのかな。これももうジジイのスラングなんだろうし、意味も無くモンスターを飲むみたいなノリも今では無くなってそう。
 やっぱり広告を見るに現代オタクはパソコンでゲームを遊ぶものらしい。自分はパソコンでゲームを遊んでいないので、もうオタクの流行から取り残されたヘドロです。広告だけ見てる。

・ビオレ

 一見クソほど普通の広告であるが、RTでのプレゼント企画も無いのに何でかめちゃくちゃ拡散されている上にコメントもついているのは一体……? その真相はリンク先で「現品プレゼント」キャンペーンはやっているという話でした。
 しかしフォローRTでのプレゼントでは無いので、別に拡散する必要は無い。よく考えたらすごいテクで、RTでのプレゼントキャンペーンで無くても「プレゼント」の五文字を入れておけばリツイートを狙えるチャンスになるのだ。
 プレゼントの文字に現代人が弱い点を見事に取って来たなと驚きました。アイデア賞。

・N高等学校

 突然ニコニコの作った通信制高校の広告が出てきたと思ったら、VR空間でのアーチェリー大会が映し出されて驚愕した。なんというか、自分が知らないうちに学校生活も随分未来になったな。

 これの良し悪しは一概に決められる物では無いなとは思っているけども、個人的に大っぴらに広告する内容なのかというとちょっと思う所はあります。
 ただこういうイベントがあると告知すると、それはそれで「おもしれーヤツ」みたいなノリでN高にしようと思う親御さんもいる可能性だってある。それに広告としてのインパクトという面で言えば昨今の変なゲーム広告よりも強烈なので、PRとしては結構良さそう。
 自分はこの映像に何となく抵抗を覚えたんだけど、今にVR運動会に抵抗を覚えている方がジジイだとみなされる時代がやってくるかもしれない。屋外で運動するのが難しい人にとって、皆でスポーツを楽しむ機会になる「VR運動会」が受け入れられるのが多様性なんだろう。

・アサヒ飲料

 アサヒ飲料は突然広告クイズを広告で出してきた。これはもう広告ウォッチャーに対する挑戦状と見て間違いあるまい。答えを調査したので、それぞれ答えを掲載していこう。
 もし自分で解きたい場合は一旦スクロールを止めて自分で調べるなり、思い出すなりしてからスクロールしてください。




 ここから答えを掲載する。なお、自分調べなので間違っている可能性があります。


①:動画5:00頃、「新垣結衣さんが会社で踊りながら十六茶を飲んでいる」→上から3番目の画像
 パッケージは特徴的だが最後の演出はシンプル。個人的に十六茶はこのボトルのイメージがあります。

②:動画3:30頃、「新垣結衣さんがご当地キャラと砂浜で十六茶を飲んでいる」→上から4番目の画像
 左上の「増量ボトル」が特徴。⑤と非常に近いが、カフェインゼロ!のテロップが微妙に小さい。マニアでもここは難問だと思われる。

④:動画4:15頃、「新垣結衣さんが子供たちと踊りながら十六茶を飲んでいる」→一番下の画像
 パッケージで増量していることも、ノンカフェインも推していないが広告では推しているボトル。

⑤:動画2:30頃、「新垣結衣さんがご当地キャラと草原で十六茶を飲んでいる」→上から2番目の画像
 パッケージが特徴的で、カフェインゼロも特徴的。②に非常に近いが、カフェインゼロ!のテロップが微妙に大きいのがポイント。数回見返すと判別できるはず。

③:動画0:25頃、「新垣結衣さんがベッドから起き上がり十六茶を飲んでいる」→一番上の画像
 今回出題された十六茶では最も古いCM。これに関しては十六茶を昔から飲んでる人ならパッケージとアスペクト比で分かるかもしれない。

 いかがだっただろうか。広告にも十六茶にも歴史あり。
 自分も正直十六茶の広告ばかり見ていた広告マニアでは無いので中々考えさせられたが、初見での正答率は20%! 合っていたのは③だけです。まだまだ修行が必要ですね。
 これを初見で全問正解出来るのはガッキーファンか、あるいは十六茶CMマニアくらいの物でしょう。初見全問正解出来た人間はマジで誇って良いと思います。

・ピックアップ

・Albion Online

 最近見かけた広告の中では屈指の名作広告がこれ。正直映像の完成度、アイデア共にMVP級だと思います。
 どこでもパソコンを持ち運んでゲームをするオタクが危険な生活をしていて、熱中して周りが見えなくなり、階段からパソコンを落としたところでスマホを手渡して「スマホでもパソコンのオンラインゲームみたいな体験が出来るぜ!」という所をアピールする。一通りアピールしたら、皆スマホを横向きにしてショッピングモールにいる。言葉が分からなくても分かる完璧な広告。
 言葉が分からなくても分かるコミカルな内容を作るのが本当に英語圏の人は上手いなあと感心しきりだ。もし真に世界に通用するプロモーションをやりたいなら、真似るべきはこういう広告だと思います。

・ドラゴンとガールズ交響曲

 1周年おめでとうございます!!
 ドラゴンとガールズ交響曲は最初に見かけた時そんなに長く広告見ねえだろうな~と思ってたんだけど、気が付けば放置少女のパロディをたまに見せてくれて、あっという間に一周年です。他のゲームだと一年運営できずにサービス終了した物もある中で、このどこの馬の骨とも知らぬゲームが生存して210連ガチャを広告出来ているってすごい事だぜ?
 ちょっとセルラン見た感じ想像よりも儲けてる感じがするし、世の中何が人気だか分からねえよ。今後も元気に広告を見せてくれよな!

・ドラクエウォーク

 ドラクエウォークは関ジャニとコラボしていた。
 いわゆるコンセプトムービー的な所が強いんだけど、ドラクエの音楽と一緒に流れたら何でも名作になってしまうのですごい。音楽も役者も映像も素晴らしいとしか言いようが無くなってしまうのよ。
 すぎやまこういち先生の訃報を聞いた時は本当に一日何も手につかなかった。自分が小さいころからすぎやまこういち先生の音楽を聴いて育ってきたし、ドラクエ7のサントラとトルネコの大冒険2のサントラも未だに聴き続けていた。それがもう新曲を聴けなくなってしまうというのは大きなショックでした。
 とはいえ素晴らしい序曲は今後も聴くことが出来るし、それ以外の音楽だってドラクエシリーズで聴く機会があるでしょう。序曲をずっと聴いてたらまた泣きそうになってきたのでここら辺にしておきます。すぎやまこういち先生、本当にありがとうございました。

・寺田式転売スクール

 これyoutube見てたら広告で出て来たんだけど、やっぱり想像以上に転売はカジュアルに金儲けの副業として知れ渡ってるんだなあと思う。この広告は転売のテクニックのさわりを教えつつ、転売のノウハウを学ぶセミナーへの参加を促す内容です。
 一応この動画に関しては全編見たけども、内容としてはまあ納得感がある。要はPS5とかポケカみたいなよく見る転売の商材ではなく、マイナー所の市場を狙おうという話なので転売にも色々やり口があるんだなあと思った。
 しかしマイナー所からメジャー所まで何でも転売となると、これはもう転売憎しという一部の声ではどうしようも無い領域まで話が進んでいるのではないか。真面目に労働しても稼げないなら転売をやってでも生存してやるという状況に陥っている人間に転売をやめろと言っても、やめられる訳が無い。他者の迷惑や未来の幸福より、現在の自分の生活が第一になるだろう。

 ここの所明らかに副業広告が増え始めたのは、やっぱり出所の知れない話であろうと金儲けをしなければならないという人間が増えている証左であろう。
 2021年2月頃明らかにローンの広告が増えて来た時期があったが、それから数ヶ月経って社会情勢もいくらか落ち着いてきた今だからこそ「副業でここまでの損を取り返そう!!」みたいな広告が刺さる、現に刺さっているのではないか。
 この状況をどうにかする手段というのは一朝一夕には不可能で、長期的に見て経済状況を良くするしか道は無い。今は転売するような商品があるから転売をしている人間も生存出来ているが、やがて転売の商材すら高額になり、なおも収入が低いままでは転売する人間すらも路頭に迷う日が来る。そうなった時に生存するには経済状況を良くするか、経済状況が悪くともゴキブリの如く生存する手段を見つける必要がある。
 自分も常に家を無くした際の心の準備はしているが、極限まで生活コストを落としても生活出来る準備はしておいた方が良さそうだと感じる毎日だ。資本主義からあぶれた人間には、いつでも屑の末路が用意されている。
 

・シャイニングニキ

 比較的オシャレだが原作にそぐわない演出があるのは確か。とはいえコスチューム自体の完成度は相変わらず高いです。
 シャイニングニキですら原作にそぐわない表現をせざるを得ないのだから、原作には無い表現をする理由があるんでしょう。やっぱりゲーム本編の映像だけだと見飽きてくるから画替わりが欲しいというのがあるのかなあ。
 「常に広告したい新モードは無いけど広告し続けないと認知度が落ちてしまうから広告する」みたいな理由が大きそうな気がするが、実情は広告を打ちまくっている広告常連企業しか分かりません。

・Obey Me!

 乙女ゲー広告。夏頃に放映されていたアニメに乗じて、原作ゲームの広告も強めていこうと考えたのだろう。
 アニメを広告に使うと効果的なのは1月に取り上げたツイステの広告を見ても明らかだが、これに関してはアニメの映像を直接持ってきているのだろうからより無駄なく広告を作れているのが印象的。
 ソシャゲ原作がアニメ化した際、アニメの映像を直接使うタイプの広告と、アニメ映像をそれほど使わないタイプの広告を両方見かける。この辺はアニメの権利など都合が絡んでくるので絶対に出来るという物ではないだろうけども、ゲーム画面は出したくないけどキャラクターを推したいという場合はアニメを直接使うのは変わらず良いやり口だなあと感じた。
 

 こんな映像もあるのでファンの方は是非。でもファンの方はもうアニメを見ているかな……

・EVONY

 氷玉ギミックが初登場。溶岩に落ちると溶ける。おそらくこれも主人公の上に降ったら潰れてしまうでしょう。
 問題を見た感じ詰み問題っぽいが、水を解放する→中段のピンを抜いて溶岩だけ落としミノタウルス撃破→最上段のピンを抜くが正解の可能性が高い。

 女性を助ける問題も初登場。ここに来て新ギミックを追加で投入してくるのは相変わらずピン抜き広告に対する意識が高いですね。
 溶岩解放してミノタウルスを撃破後、右側のピンを抜いて水を溶岩に落として溶岩を固めれば正解になるでしょう。

 救助スタイルにはこんなのもある。ミノタウルスを溶岩に落として、水を落としてから彼女の下のピンを抜こう。
 しかしこの男も女を助けられなかったとショックを受けているうちにミノタウルスに殺されそうだが大丈夫だろうか。地味にこの鎖で地面まで落ちる床ギミックも初登場な気がするし、ピン抜き広告に対する意識が高すぎないか?

 溶岩を落とす→水で固める→財宝を落とす。
 たまにある主人公が根性無いパターンだと岩を登れなくて財宝が取れないオチになるかも。

 これはミノタウルスを殺す前に犬を解放して犬をミノタウルスに殺させ、それから釣り天井でミノタウルスを殺してゴールするタイプの問題だと思われる。
 

・少女廻戦

 放置ゲームである少女廻戦はとうとう可愛い動物でもセールスを仕掛けて来た。
 動物も可愛い、女の子も可愛いで可愛いしか画面に無い。そりゃ可愛ければ可愛いほどよろしいという風潮はあるが、本当にこんな動物が活躍するゲームかはまた別なんだよなあ。

 ええ感じの女の子選び広告。
 こういう広告ではキャラごと変わるパターンも多い印象があるけど、最後の方は服装チェンジでこれだけ変わりますという所をアピールしているのはちょっとうまいかもしれない。

・WARPATH-武装都市-


 WARPATHは相変わらずリアル系兵器広告が売りです。
 何を広告しているのかは分からんけど、とにかく何か兵站をしたり、兵器の紹介をしたりしているのは分かる。

 映像自体は中々凝っているが、話題になってる感じはそんなに……?
 凝った映像を放映している間は余裕がある気がするので、今後の広告も様子を見ていきたい。

・クレイジーカクーム

 少し前ぶりにクレイジーカクームを見ました。
 日本語の怪しさもそれほど気にならないレベルだし、結構しっかりした広告な気がする。
 やっぱり機械音声のナレーションとかいらないのでは……? 何故広告は音声をつけたがるのか。

 クレイジーカクームは格ゲー風広告という新機軸も打ち出している。
 負け広告だが負けた理由もさっぱり分からないのは中々斬新。こんなんどうやって勝てってんだよ!
 このラウンド開始ボイスはKOF98の音声をパクってるね。やっぱアジア圏ではKOFなのだろう。

 比較的分かりやすい広告で良いと思うが、魔剣伝説的なナレーションが気になる人は気になるかもしれない。
 とはいえゲーム内容はちゃんと伝えてる気がするんだよな。映像と音声のタイミングが噛み合っていない点だけどうにかなれば完璧だと思います。

 この広告は絶対パタポンをパクリましたよね。
 最初からパタポンを疑われる意匠だったので、むしろようやくこのパクリをしでかしてきたかと思うくらいの内容。よく我慢してたね。

・ロードモバイル

 ロードモバイルはまた「どういうゲームなんだ広告」に手を出してきた。
 かつて島育成広告に手を出していた時期もあった気がするけど、今回ほどこれまでの広告でやっていたゲームとはまるで違うゲームの広告をし始めた月は珍しい。

 ロードモバイルの偽広告は、これはこれでまあまあ戦略性がありそうなのが腹立つ内容である。
 偽ゲーム広告は最初に新パターンのゲームを大手企業が作る→中堅以降の企業が大手企業の偽広告をパクるという流れが続いている気がする。トップウォーの島育成とかも一時期流行ったけど、最近は見ないね。

 ロードモバイルも要塞芸か?
 こういう要塞を作って大暴れみたいな内容は画が派手だからどこもやりたいみたいですね。
 レーザーとか出して、人がいっぱい吹き飛べば面白そうみたいなところがある。そういうのをやりたいなら三国無双やるわって話になるけど。

・リバースブレイブ

 期待の新人っぽく見えるが、普通のキャラ推し広告なのでこれだけでは何ともと言った所か。
 色々探したがどうもこのゲームのリリース自体は2021年の6月くらいの話のようなので、今Twitter広告が出てき始めた理由はよく分からない。

 6月に出ていたトレーラーも見たが、まあ普通のソシャゲかなあという印象。
 普通のソシャゲの普通のキャラ推し広告でした。

・ラピスクロニクル~英雄王冠~

 youtube謎の新作アプリゲーム広告シリーズ。
 ゲーム開始から1週間で手に入る新キャラの情報を伝えている広告らしいが、現状何とも言えぬ内容。

 公式アカウントにはCMもあった。要はいつもの放置系RPGであるが、火起こししている時くらいゲームをやめてゆっくりたき火を眺めた方が良いんじゃないか。
 他にも夜の炎編、目覚め編、料理編、ハンモック編と言う実写広告が公式youtubeにあったが、いずれも放置RPGを告知している内容なので普通の広告です。
 まあ普通である分には全く問題無いんだけども、やっぱり普通の広告だと誰も話題にしないのが現実だなあと感じてしまう。

・荒野行動

 魔剣伝説はシャーマンキングコラボを打ちだしてきていた。コラボ先が中々シブくない?
 相変わらず映像自体は他の中華ソシャゲのコラボ動画と比べると凝ってるように思うが、荒野行動は悪名がすごいのでTwitter民には軒並み不評である。

・魔剣伝説

 きもすけがヘドバンしながら200連ガチャを回す動画の元ネタとなる広告はこれ。
 マジで絵面がヤバすぎるし、200連ガチャを回すだけでいつものロゴムービーが流れるので終始面白い広告。大分昔のyoutube広告のツイッター版のはずだけど、やってる事が昔から変わらないせいで広告を使いまわせちゃうのは問題じゃないの。
 最近は魔剣伝説メタで200連ガチャをちょっと超えるくらいガチャを回させるパターンも多いんだから、そろそろ500連ガチャくらい言い出してもおかしくないと思うんだけどなあ。

 先週登場したゲームのボーナスに詳しい講師が仕事している広告。どうもゲームのボーナスを学ぶための学校が魔剣伝説界にはあるようだが、魔剣伝説の戦力が低いと列に割り込まれ、彼女も出来ない世界ではゲームのボーナスを学ぶ学校の需要も高そう。
 てかスタートして200連ガチャという事を何回教えても分からない生徒だらけの世界なら、そりゃスタートして200連ガチャを回すだけでサーバー1位だろうなと納得しちゃうよ。

 戦力が低いと出社すら出来ないのが魔剣伝説の世界。労働の義務すら魔剣伝説をやっていないと果たせません。
 こんな異世界と比べると現代日本ってちゃんとしてるんだなあと思わざるを得ないよ。神装の有無で出世出来るか決まる世界じゃなくて良かった~~~~~

 10月イチの問題作候補。
 魔剣伝説の広告がゲーム内容をまともに広告していないのは広告マニアで無くてもご存知の通りだけども、この広告に至っては型抜きというデジタルゲームですらない物を広告に採用して、広告後半でいつもの200連ガチャを紹介するだけで魔剣伝説の広告ヅラしてるんだから意味不明でしょ。
 何故型抜きかと言えば最近Netflixで人気の映画「イカゲーム」のパロディらしいが、映画のパロディだとしても全く関係ないパロディを雑に繋ぐ奴がいるかよ。
 本当に何でも魔剣伝説の広告に出来るんだなあとちょっと引いています。型抜きで魔剣伝説なら株価の値動きを映そうが、草木の揺れる様を映そうが魔剣伝説の広告に出来るだろう。さすがにこれは魔剣伝説以外には出来ない。

・パニシング:グレイレイヴン

 前々から見かけるパニグレの広告であるが、相変わらずスタイリッシュアクションを推す広告、キャラを愛でる広告の2種を出し続けている。
 パニグレは完全にこういう広告戦略で運営しているのだが、やっぱりパニグレの広告が何故キャラ紹介だけやらないのかを真面目に考える必要がありそうだ。

 パニグレの中でもこういう広告は「クソ広告」と名高いのだが、何故こういうゲーム内容と乖離した広告を出すのかを考えると、企業自体が「キャラを推す=ギャルゲー」だと認識している可能性が高いのではないか。
 「アクション要素だけ広告しておけよ」というご意見はごもっともだと思うんだけど、企業的にはアクションゲームが好きな層だけでなくキャラを推すのが好きな、ライト層を取り入れたいからこういう広告を打ち続けていると予想する。
 企業の努力がよろしからぬ方に向いているパターンなのか、あるいはキャラ推し広告を作ろうとした時にこういう虚偽を混ぜたスタイルしか出来ないのか。
 

 「人は本当にゲーム内容を紹介するだけの広告でプレイしようと思うのか?」という問題もあるが、キャラを推すとしてもこういう広告で問題無いのは確かにそうだと思う。
 であれば、やはりパニグレ自体が恋愛ゲームっぽさを推してちょっと新規ユーザーを釣りたいという狙いがある気がするんだよな。そういう所が良くないというか、内容自体は非常に凝ったゲームなのにもったいないなと感じざるを得ない。
 広告で幅広い所にアプローチしようという戦略自体は分かるのだが、内容があるゲームなら正確に内容を伝えるだけで済ませる事がいかに大事かという事を教えてくれる。

 この広告も一見画面直撮りのクソ広告と判断する人がいるかもしれないが、おそらくこれは「実際にこういうゲームが出来るぞ!」というアピールじゃないか。魔剣伝説とかがそういう詐欺ゲーム広告ばっかりやっているので、それでパニグレまで詐欺だと思われたらたまらないという意図だろう。
 この広告でも広告の日本語がヘタクソ、という事に突っ込む人を見かけるけども、限られた予算内で日本語が使える人に広告を出そうとしたらこうなったんじゃないかなあ。最近広告で見かける人工音声に比べたらよっぽど頑張っていると思う。
 恋愛ゲーム風広告だけやめれば広告の評価が変わるとは思う。だが真面目な広告でプレイ人口が増えないから恋愛ゲーム風広告に手を出していると考えると、広告って難しいなと感じざるを得ません。

・MU:アークエンジェル

 魔剣伝説のパクリと見せかけて男の胸筋がヤバいし、女の胸やケツはめちゃくちゃ揺れるし、魔剣伝説はパクる。全体的に演出を派手にした魔剣伝説って感じがします。
 ドラゴンの力で出世したら女の子が全員ドラゴンに走っていき、主人公は突き飛ばされてしまうのも中々良いオチになっていて面白い広告でした。

 ドラゴンを育てる広告。ずっとドラゴン推ししてるのを見てると昔あった漫画「ドラゴンドライブ」を思い出すんだけども、覚えてる人いるかなあ。
 中学生くらいの頃にブックオフで10巻までまとめて単行本を買って読んでたんだけど、結構面白かった記憶があるんだよなあ。面白かったなあ、という思い出ばかりで肝心の単行本がどこに行ったか分からないので読み返すことも出来ないんだけど。
 いつまでも中学生気分が抜けないので、ドラゴンを育成したいなと思い続けています。それをMU:アークエンジェルでやりたいかは別として。

 広告で小学生のプロアクみたいな数値を出してくる辺りも親しみを持てる広告なんだ。レベル999にしてすごい装備もあります、経験値10倍、ドロップ率100倍って完全にゲームラボに載ってた改造コードでしょ。MU:アークエンジェルは変なノスタルジーに訴えるのが上手いのよ。
 今となってはすっかりチートは悪事、チーターは容赦なく叩こうという風潮が広まったが、そういうのを見てると昔は皆ポケモンでレベル100の色違いアルセウス持ってたじゃん、ドラゴンクエストモンスターズジョーカーでは改造済みゴールデンスライム3体編成のチームでWi-Fi対戦を荒らしてたじゃんって思っちゃうんだよな。
 でも何だかんだチート込みのポケモンは通信対戦では使わないという奇妙な礼儀の良さが自分の周りの小学校コミュニティではあった。チート込みの相手とぶつかるのはもっぱらオンライン対戦ばかりで、オフラインでは普通に育成したレベル70~100のポケモン同士で対戦していた記憶がある。当時なぞのばしょでも入手出来なかったアルセウスは欲しいけどゲームは普通に遊びたい、マスターボールやふしぎなアメが999個あるというズルをしたいという欲望から来たのが、当時の自分の周りであった改造ブームなのかもしれません。
 もうちょっと凶悪な地域だとマジコンを使って全部無料でゲームを遊んでましたとか、チートで友人ボコボコにしてましたという話も当然あると思う。まあ当時の自分は幸運だったという事か。

・エバーテイル

 過去映像の使いまわしなんだけど、最初の映像は4月頃に登場して削除されてしまった映像の使いまわしなので知らない人も多そう。
 初期版では露骨に「モンスターボール」が映っていたのでアウトだった。エバーテイル終了か!? と思っていたが、結局未だにポケモンっぽい何かを作り続けているエバーテイル。その根性は本当によくやりますよ。

・今月のMVP候補

 今月のMVP候補は以下の通り。

・DNP
・BMWオンラインストア
・ザ・アンツ:アンダーグラウンド キングダム
・魔剣伝説

 DNPは純粋に画面左側にずっとQRコードを出しておくという形でQRコードを読ませる広告を作ったのが発想の勝利だと思いました。濱田岳のナレーションも見事で、よく出来た広告だと思います。
 BMWオンラインストアは車の広告でも「車の買い方」に目を向けた広告だったのが良いと感じた為選出。車の紹介をする広告は数あれど、若い層にアピールするには車の買い方から広告していくのはこれまでに無い発想だったなと感じた。実際にオンラインでどれだけ購入されるかは分からないけども、選択肢がある事を提示するのも広告を打つ理由としては充分だ。
 ザ・アンツは無声、無テロップであっても違和感の無い無声マフィアシティの後継としては出来が良いと感じた。今後の展開に期待。
 魔剣伝説に関してはもう型抜きだけで選びました。アレで魔剣伝説ならもうこの世の全てを魔剣伝説に広告に出来るよ。あんな力技をされたらそりゃ取り上げざるを得ない。

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