見出し画像

【アル中の治し方】お酒をのまないと不安で落ち着かないし眠れないしやめたくてもやめられない状態はどうすればいい?-呑みたくない時も毎日飲んでしまう悩み-

「そんなことしなければいい」

「しないだけでいい」

<その行動を止める>という行動、それだけで状況がよくなる症状というのは神経症を中心として、メンタルが関わるトラブルにおいてよく見られるものです。

典型的なものとして<自傷行為>があり、「傷つけなればいい」ただそれだけです。

そもそも傷つける必要がない・傷つけて解決することはないじゃない?

でも、

「分かっちゃいるけど、やめられない」

だからこそ、病気なのです。

「不合理」だからこそ、<不合理な行動の繰り返し>こそが病気の症状です。

強迫性障害を代表として「反復」が特徴的なメンタルトラブルはいくつか存在しますが、中には自覚症状が少なく気づいた時には<どっぷり>と使っているものもあります。

その代表的なものが、「アルコール依存症」と呼ばれるものです。

一般的に「よくないこと」として広く知られている症状であり、また「飲まなきゃいい」という明確な解決法があるにも関わらず

「呑まずにいられない」から

「呑まないと生きられない」精神状態と発展し

最終的には、「呑むことが生きる意味」になっていく症状と言えます。

特に夜働いている人に多いケースとして、「仕事で飲んでいた」けど「仕事じゃない日もしっかり飲んでいる」というものがあり、”最終的にただのアル中になる”という例は非常に”あるある”であり他人事ではありません。

「仕事で飲んでいた」けど「仕事じゃない日もしっかり飲んでいる」というものがあり、”最終的にただのアル中になる”という例は”あるある”です。

「手が震える」といった症状が広く知られているトラブルですが、意志に関係なく痙攣している時点ですでに自律神経に異常をきたしており、その時点でその他にもやばい事態が起きているはずです。

またアル中といえば「不潔なおっさん」のイメージがありますが、「30歳前後のこ綺麗なおねえさん」は、実は非常に多いです。

そして、その多くが「元(現役)夜のお姉さん」です。

本当に注意して欲しいと思います。

※飲まずに稼げるオンラインキャバクラ”よりも”チャトレが無難

アルコールは脳みその萎縮を招く基本的に控えるべき物質であり、改めで言うまでもなく、健康・人間問題様々な面でデメリットしかありません。

だったら、どうしてそんなことを続けてしまうのでしょうか?

そして、どうすれば<コントロール>できるのでしょうか?

自分の経験・意見を交えた偏った意見もありますが、考えていきます。

「意志」ではコントロールできないことを受け入れる

まず最初に、

体に悪いからやめよう

将来のためにやめよう

家族のためにやめよう

そういった気持ちだけで、やめることはできません。

「意志の力」でどうにかできることなら、とっくにできているはずです。

アルコール依存症の人というのは健康に悪いと分かっていても、たとえお金がなくても子供の薬代で飲んでしまうからこそ病気なのです。

また、

「やめようと思えば、やめられる」

「呑まなくてもいいんだけど、なんとなく飲んでいるだけ」

そういった感覚の人というのは、初期症状の段階だけではなく「実は重度のアルコール依存症」といった人の中にも多いようです。

まず、「意志は関係ない」ということを受け入れましょう。

「のみたくないのにのんでいる」は完全にアウト

「お酒が好き」や「ついつい呑み過ぎてしまう」というケースと、「ガチのアルコール依存症」というのは、非常に境界線が微妙であると言えますが

「飲みたくないのに飲んでしまう」

「呑まずにはいられない」

という状態であれば、完全にNGと考えましょう。

そして、アルコール依存症の根本的な克服のためには

飲みたくないのに、飲まずにはいられない

その原因を探す、解決することが不可欠であると言えます。

例として、”したくもない飲酒”をしてしまう理由としては

ストレス

不安

といったマイナスな心理状態・状況から逃げるため、またいわゆる「はけ口」としての行為であることが一般的と言えます。

しかし”繰り返してしまう”ということは、解消できていないこと、それそのものであると言えます。

「1日飲んで忘れる」ということであればそれほど問題はなく、毎日繰り返さなければならない状態であるが問題なのです。

そしてその理由としては、

一度の飲酒で解消できない

毎日新たなストレスが発生している

以上の2つの理由が考えられますが、それに加えて

飲めば楽になる

という考えが発展したことで

飲まないと楽になれない

という、考え方の変化が起きてしまっている可能性が考えれます。

「神経症」が混ざっているケースも多い

アルコール依存症の定義に関しては、様々な意見があり

「止められたなら、たいした依存症ではなかった」

といったものや

「1滴飲んだら、元に戻ってしまう(意味がない)」

といった意見まで様々です。

しかしながら、そんなものは「人それぞれだろう」と考えます。

楽しければ問題ない

楽しくても依存だ

休肝日を作ればいい

休んだくらいで克服したと思うな

ケースバイケースです。

しかしながら飲酒が少しでも「苦痛」を伴うこと、またそれでも手が伸びてしまう状態は、明らかに依存症と言えるはずです。

「定義する」ということ。そういった定義に照らし合わせることが神経症の克服には相応しくないと考えます。

そもそも、<気にする>から病気になるのです。

そして「飲まないといけない」という状態というのは、ある意味で強迫神経症の症状と重なる部分があると言えるものでもあるはずです。

アルコール依存症と強迫性障害との相性は”バツグン”であり、その相乗効果によって急速に精神的な負担が増えることになります。

いつか「ホンモノのトラブル」を招くことになる

「のむとよく寝むれる」から、「のまないと眠れない」に発展することは珍しくありません。

しかしながら、言うまでもなく「お酒の力を借りて寝る」というがいいことであるわけないです。

確かにお酒を飲むことでリラックスする・楽しくなるメリットもありますが
、それは<力を借りて>という前提であり「偽物のメリット」でもあります。

普段は暗いけど、お酒を飲むと陽気になる

と聞いた際には、若干「そういう人やだな・・・」と思う人は多いはずです。

「お酒を呑めばプラス」というのは、”メリット”ではなく

「お酒がないとダメ」という、”デメリット”を浮き彫りにするだけ

と理解しましょう。

お酒は、素晴らしいものです。

しかしながら、

次の日の体調が悪い

お金がなくなるスピードが速い

といった、りきたりな代償の先に、”本物のトラブル”も控えていることも理解しましょう。

「飲まなくても大丈夫だった」という結果を作ろう

冒頭で述べたように、”意志”ではどうにもならないのであれば、”行動”という物理的なものによって克服することを考えましょう。

そしてそれは、「荒行」でもあります。

簡単に言えば「呑まなくても平気じゃん!」ということを、身をもって知るのです。

「飲まないと寝れない」という恐怖(強迫観念)がある場合には、「飲まないで寝る」ということを成功させることが必要です。

「飲まないと、人前に出れない」

のであれば、

「飲まないで、人前に出る」ということに挑戦するのです。

「無理だから飲んじゃうんだよ!」

という意見が聞こえてきそうですが、

「でも、やるんだよ」というしかありません。

克服が困難であることを覚悟する

アルコール依存症は「専門の矯正施設」があるほど、日常で治療することが困難な症状です。

また急に断酒することによって、「フラッシュバック」のようなパニック状態を起こすことも珍しくありませんが、根本的な治療法は基本的に「断酒」しかありません。

繰り返しになりますが、アルコール依存患者に特徴的なこととして

「自分は依存していない」

「そんなに好きなわけではない」

と、自分が依存状態にあることを否定をすることです。

カウンセリングの後、行動療法での改善が難しそうであれば「抗酒剤」を使用した薬物療法を行うことが一般的です。

アルコール依存症の患者はスーパーやコンビニでお酒を目にしただけで、たとえ買うお金が無くても「体が勝手に買ってしまう」ということが起こります。

正に、「薬物依存」と変わりありません。

そういったことを防ぐためにも、監視する人が必要な場合もあります。

またアルコール依存症は自助会等も多く開催されており、そういった会への参加も、有効な方法となります。

「代わりの喜び」を早く見つけること

「お酒に逃げる」という表現がありますが、他に何か「楽しいこと」や”やりがい”を見つけることは必ず必要な過程であり、要は”酒の代わり”を見つけることが重要なのです。

そして生きている限り、お酒が存在する限り、”再発”する可能性はつきまとうものであり、そのため「完全断酒」ではなく<コントロール>できる能力が大切になるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?