次年度のオンライン家庭教師に向けて

本日もよろしくお願いいたします。今回はオンライン家庭教師を行ってから僕なりに気になったことと、次年度に向けての新たな活動などを含めてお話していきたいと思います。
最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

■昨年の私見と反省点

まず、昨年はありがたいことに様々な方面からの指導依頼がたくさんあり、受験期には非常に忙しくなりました。受験校もGMARCHや関関同立、早慶などのレベルを受験する生徒さんを抱えました。
結果としては、うまくいったところもあれば、逆にうまくいかなかったところもあったと思います。むしろ、もう少し何かできたことがあったのでは、という反省が大きかった気がします

そのことも踏まえ、2022年は予備校講師必須の「Xam」を購入することにしました(次いでセンターTenも購入)。それに加え、様々な問題に対応できるように僕自身もより成長しなければなりません。そうでなければ、今後の仕事依頼が来なくなると思います。そのため、僕は今回の良くなかったところがどこかなどを精査したうえで、次の指導に生かさなないといけません。

ただ、これについて、言わないといけないことがあります。受験勉強は少しでも早く動いてほしいと思うのです。もし、本当に今の現状でよくないと分かっているなら、早い段階から対策を立てないといけません。間違っても10月以降でも間に合う、という安易な考えは持たないようにしましょう。もし、10月以降指導を受けるときは、全力で間に合わせる、という覚悟をもって授業を受けてください。安易な合格体験記を鵜呑みにしないでください

そのうえで、次年度より公共・歴史総合(場合によっては地理総合も)の担当もできるように現在教材研究などをしています。そのため、いつもよりも教材研究などが大変ですが、しっかりと対応できるようにしたいと思います。

■新たにそろえておきたいもの

そんな中、以前の記事から揃えておいた方がいいものに加えて、この先揃えておいた方がいいものを見ておきたいと思います。

➀パネルヒーター

僕が仕事をしているときにどうしても足元が冷えてしまいます。そのため、これがあるとなにかと便利です。これがあると、ヒーターを使わないときでも手軽に足元を暖めることができるので、ちょっとした安心感もあります。ちょっとした炬燵こたつの簡易版とみてもいいでしょう。
特に冷え性の人にとってはお勧めできるものになると思います。

②Apple Pencil

これはiPadタブレットがあるなら揃えておいた方がいいものです。しかし、100均にあるものを使ってもいいのですが、細かく書けるかどうか、というところが重要な方は必要です。ただし、第1世代と第2世代のものとありますので、購入の際はどのタイプなのかを確認してください。

③無地のルーズリーフ(B5、A4)

これについては、必要な人とそうでない人がいますが、テキストに直接書き込みをしたくない人は活用してもいいと思いますが、これを使って営利目的をする場合は著作権侵害になる恐れが高いです。PDFのデータにする場合でも注意するべきは著作権に気を付けてください(特にオンライン授業をする際にサブノートを使うとき気を付けないといけません。詳しくは後述で)。
ただ、活用度は高いです。もし、ルーズリーフ穴開け機があるならコピー用紙でも十分ですが、紙質の問題などで使い勝手が悪いこともあります。そのため、用途に応じて用紙を決めるといいでしょう。
なお、100均でも購入できますが、僕は敢えてCampusのルーズリーフを使います。なければ近くの文具店で取り寄せてもらうといいでしょう。

④Uni-ball One

これですが、僕はもともとボールペンはSARASAやJETSTREAMを主軸に使っていました。これは今でも変わりません。
が、それぞれで用途が違うために、今回、新たなボールペンとして、Uni-ball ONEを使うことにしました。僕の主な用途は以下の通りです。

【主な用途】
1.SARASA:0.5ミリ、主要な書き込み、書画カメラでの板書書き込みなど
2.JETSTREAM:0.7ミリ、メモをする用、報告書などでの利用
3.Uni-ball ONE:0.38ミリ、細かい虫食いを補充する、関連事項の補足などに使用、0.5ミリで書くのが苦戦するときに主に活用

これについては好みです。ですが、全てにおいて共通点があります。それは、どれも詰め替え可能である、という点です。ただし、オレンジ、緑については詰め替えが現状フリクションボールペン、詰め替え多色ペンくらいしかありません。特にオレンジは赤シートをかぶせる際に活用します。それを踏まえると、できればオレンジは詰め替え用のペンが出てほしいと思っています。SARASAおよびUni-ball ONEの担当者様、替え芯の販売のご検討、よろしくお願いいたします。

■新課程科目の指導について

一番気になるのはここです。今のところ、僕の次年度担当可能科目としては、中学生では英語・数学・社会を担当予定です。高校生では日本史(早慶レベルまでOK)ですが、状況によっては共通テスト限定で現代社会や政治経済も対応できるように準備しています。加えて、歴史総合・公共も担当できるように準備しています。地理総合についてはもう少し時間がいると思いますが、対応できると踏んだ時には指導可能科目に入れることになります。

昨年もたくさんのご依頼をしてくださり感謝しています。が、今年は成果を出すことにも拘っていきたいと思います。その分の過程も大事ですが、成績が出ていないなら成果を出せていない僕の責任です。そのための次の策をめぐらさないといけません。授業の精査も行っていき、より効率よい学習を提供できたら、と思います。そのために、より周辺知識・関連知識・背景知識の意識付けを強化していきたいと思います
特に今年からは新科目(現代社会・世界史、公共・歴史総合など)への挑戦を行っているため、周辺知識・関連知識・背景知識の意識付けを行う実践例を踏まえて指導にも活用していきたいと思います。

■オンライン授業で特に注意すべき事

オンライン家庭教師をするうえでの注意点は、テキストなどの二次頒布、著作権の問題です。そして、生徒の理解度を生徒の言葉通りに受け取りすぎないことです。

➀著作権などについて

先日、営業先でいろいろと教えてもらいました。もし、何か相違点などございましたら申してください。

【著作権の注意点】
➀図版(地図やグラフなど)については基本的に自作するのがよい(模倣したものは著作権から外れるそうです)。グラフなどは出典があった方がいい。
②入試問題については著作権は基本的にはない(ただし写真などについては著作権がかかるので気を付けること)。
【追記】都道府県によっては著作権帰属のところもあります。気になる方は一度各都道府県教育委員会に確認したほうが妥当です。
③ワーク類の問題については問題集を作成した出版会社に著作権があるので、オンラインでの使用時は注意がいる。

著作権の注意点として今思いつくところはこんなところでしょう。聞いた話では、書画カメラ、iPadなどでテキストを写しこむのも著作権違反になる恐れがあるそうです。そのため、使用する際は承諾を得ないといけないところが気がかりです。
あと、ワークの問題をZoomやSkypeなどにそのまま写しても著作権違反となります。そのため、参考にするのはいいがそのまま使うのは好ましくありません。できる限り、自分で作成したものを使うのが理想です。入試問題についてはこの限りではない(許諾は取っておくほうが確実)ので、それをどううまく活用するかを意識しないといけません。これについては、僕もいろいろと研鑽してより効率よい活用法を見つけたいと思います。

テキストについては、僕は中学社会・日本史については自作のテキストがあるため、著作権の問題はほぼありません(イラストについては著作権の関係上削っていますが、仕事先で提供してもらったイラストは使用しています)。もちろん、使いやすくするために細かい改定などはしないといけません。今後は公共・世界史・歴史総合のテキストは作ろうと思います。これができればテキスト問題はほぼ解決できます。もし、塾用・学校用のテキストを使わないといけないときは出版会社に相談しないといけません。
もし、オンライン家庭教師の仲介する企業でやられている場合は、一度この辺りは確認した方がいいでしょう。

②授業の理解・確認について

これも気を付けたほうがいいです。状況によって、生徒は理解をしているといっても実際確認したらできていないことが多いのです。そのため、生徒の一言を信じる気持ちはわかりますが、一度テストなどで確認することを忘れないようにしましょう。その小テストもできれば自作した方がいいです。イラストなどについては注意が必要ですが、前述したXamを購入していればある程度の版権は問題ないと思います(気になる場合は直接問い合わせたほうがいいでしょう)。
今年はセンターTenやXamを購入しましたが、高校入試についても何かしら手に入れたいと思っています。どこまでの年度を手に入れるといいか、も視野に入れたいと思います。これがあると問題作成や監修などもやりやすくなります(特に著作権がらみの問題も解決できると思います)。

授業の内容理解についてですが、これは一度生徒自身に説明させることも大事だと思います。特にこの理解ができるかどうかで論述対策や正誤対策の正答率や理解度が大きく変わってきます。
今年度のオンライン家庭教師の授業ではそういった部分も気を付けながら指導を行いたいと思います。
今年は単元理解のための演習問題や一問一答の作成を強化していきます。以前のものもありますが、新課程に対応できるようにある程度改訂していきます。

③身だしなみに注意

これも注意です。身だしなみがよくないと印象もよくありません。オンライン授業といっても、基本的にはスーツ(もしくはジャケット)を着るのが基本です(夏場はクールビズでも可)。これもできていなかったら下手すると担当交代の問題も起こります。そのため、オンラインといえども身だしなみには気を付けてください。

■これからオンライン家庭教師などをされる方へ

ここからは僕の私見が入ります。オンライン家庭教師をこれから始められる方は、是非、過去の僕の記事も一読ください。

上記の記事は以前僕がまとめたものです。オンライン家庭教師を行うに向けての基本的な考え方、必要なものなどをまとめたものです。

特にこれからオンライン家庭教師を始める方は、自分でテキストなどを作成するなどの準備は必要になります。そのうえで学習計画のコーチングなどを意識して指導に活用していかないといけません。そのためには計画作成のプラニング、合格までの逆算などをしていかないといけません。
基本的には生徒の進捗については大きく干渉する気はありませんが、できていない場合はしっかりと指摘して正しいコーチングをしていかないといけません。今、何を仕上げないといけないのか、いつまでに何ができていないといけないのか、を正確に伝えていくようにしていきます。うまくいったところもあった反面、うまくいかなかったところもあります。その反省点を次年度の指導に十分に活用して新年度の指導に充てたいと思います。

色々と大変なところはありますが、生徒それぞれの準備をしっかりと行うことが大事です。適切な状況判断と演習を行わせるタイミングなど生徒が先々に行うのをコントロールしないといけない場合もあります(入試問題を解くための体力ができていないのにいきなり過去問を行わせても効果は薄いです)。でも、最終的に行わないといけないのは生徒なので、どこかで自立できるような意識付けもさせるようにしましょう。

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