【教育歳時記】オンライン家庭教師の活用

本日もよろしくお願いいたします。この記事については、正直アップするかどうするか悩みましたが、僕も少なからず関わっている話であること、どうしても話しておかないと、勘違いをしている人が多い、という現状を鑑みて、この時期に思い切って公開します。
今回は、新型コロナウィルスの影響で増加しつつあるオンライン家庭教師の活用と注意点について話したいと思います。
今回は教育歳時記のマガジンとしてアップするため、有料記事とさせていただきます。無料公開の部分だけでも見ていただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。

■オンライン家庭教師の流行(無料公開)

昨年から流行しました新型コロナウィルスの影響で新たに出てきた学習形態の一つがオンライン家庭教師です。僕も何件かこちらでお世話になっていますが、大手学習塾でもオンライン塾(リアルタイム中継)を取り入れているところがあります。中には、YouTubeで無料の映像授業、ただよびなどいろいろな学習形態が出てきたと思います。
映像授業についての注意点は別記事でもアップしましたが、オンライン家庭教師の注意点とは何かあるのか、というのですが、「自分自身で学習する計画が立てられるか」という点においては、映像授業と大きくは変わりません。授業が週1としましょう。そうすると、宿題チェックなどをいかにできているか、学習管理をしているか、という管理を非常に重視されます。そのため、指導者は個別指導塾以上に授業準備が必要となり、徹底した管理が必要となります。
そのため、宿題を行ったもののチェック、答え合わせなどをする際にPDFで送信するなど気を付けないといけないことが多いのです。僕も次の指導の際には、気を付けないといけないところではあります。

■安易な考えは通用しない(無料公開)

では、生徒側や依頼する側にとって何を気を付けないといけないのか、というと、この時期から長期的に家庭教師を行うのなら別に問題はありませんが、特に10月以降でオンライン家庭教師(通常の家庭教師も含む)を活用するときには、「前提となる基本的知識は備わっているかどうか」に気を付けてください。つまり、駆け込み寺的な感覚で家庭教師を活用してほしくない、のです。もちろん、短期間で成果を出すための戦略は立てますが、その条件として、受講者側の意識と覚悟がないと難しい、ということを先に言っておきます。

以前、合格体験記の記事でも話しましたが、11月から勉強して合格した、というコメントを出している体験記は鵜呑みにしてはいけない、ということを言いました。隠れた意味として、11月から本格的に受験勉強を始めただけで、今までコツコツと学習をしていたのにすぎません。これを鵜呑みにして、2か月で大学入試に合格することはできません(高校入試についてはよほどの難関校でない限りは2か月でも合格することはできるので少しタチが悪い)。こういう人たちは今まで受験勉強を本格的にしていなかったのです。
気を付ける人は、スポーツを直前までやっていた人です。そういう人はあまり受験勉強を本格的にやっていないため、直前になって焦ってくるのです。で、ほとんどの人は基本的知識がないまま授業を行うため、僕は授業開始前に覚悟を聞くようにしています。その覚悟を聞いたうえで戦略は立てます(もちろん、その戦略だけで合格できるとは思っていない)。
僕が過去に学内予備校で講師をしていた時、本格的な受験勉強が9月からの人がいました。その人に僕が言ったアドバイスとしては、「部活の時間を大事にしつつ、最低限の学習は続けておくように。部活が終わってから本腰を入れるように」ということをいいました。その生徒は最後まで食らいついてくれて、結果的に志望していた大学(関西学院大学)に合格しました。それくらいの覚悟が必要となります。

■家庭教師で社会を使う人へ(限定公開)

さて、ここから重要な話をします。ほとんどの人はこれ以降の話を知らずに家庭教師で社会を使うのでは、と思っています。
え、ここからの話が重要なのにこの先から限定公開ですか?と言われそうですが、こういうことをあまり教えてくれる人はいません。そして、点差を付けたいと思う人は、記事を購読して、差をつけてほしいと思っています

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