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『青年時代』



   夏も終わりに近づいてきた。蝉の声は遠くなってきたが、ひと足外に出るとまだまだ暑い日が続いている。

   学生時代は、夏休みは部活三昧で休みなどほとんどなく練習していた。
    しかし、中学2、3年は部活を辞めていた為ずーっと家に引きこもっていた。
    今思うとこの2年間で自分のひねくれた人格が形成されてしまったように思う。
   部活を辞めてからは、授業が終わるとすぐに教室を出て誰よりも早く校門を出ていたし、休み時間は1人で本を読んで過ごす日々だった。誰とも喋らない日もあったと思う。

   そんな日々の中で、1人机に座り本を読むか、寝たふりをするか…周りに興味を示さないように過ごしている間に色々な思考が頭を巡っていたのだろう。

   具体的なことは覚えていないが、中学時代部活を辞めずに続けていたら、こんな所にこんな文章書いていなかっただろうし、もっとまわりに良い意味で流されて生きていけたのだろう。

   P.S.…今思うと俺の辞め癖は中学時代から始まっている。青春は取り戻せない。

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