令和3年を迎えて

新年あけましておめでとうございます。
令和3年(辛丑年/2021年/皇紀2681年)を迎えました。
元日、例年ですと深夜0時に産土神様に昇殿参拝をし、各神社に参拝して廻るのですが、コロナ禍により自粛し、年末には新しい御札を賜り、自宅の神棚にお納めしました。


今年は、大晦日の年越大祓から自らの手で祝詞を奏上し、心を込めて祈りを捧げる祭祀を行いました。元日には「四方拝」を行い、天皇陛下が執り行われている四方拝にほぼ則って、各方角の神々、御仏に拝礼しました。
ちなみにこの「四方拝」は江戸時代までは民間でも普通に行われていた記録があり、宮中の四方拝は平安時代の嵯峨天皇の御代から続く儀式で、「江家次第」という書物には朝廷での儀式次第が詳細に記されています。現在では唱えられなくなりましたが、呪文も唱えられていました。

新年だから、というわけではないですが、神棚に拝礼し、仏壇に手を合わせると自ずと心が洗われるようで、身が引き締まる思いがします。

昨年は令和元年から続くゴタゴタで精神的にも参るときもありましたが、年末にかけて、小学校で「学習支援員」でありながら授業をやらせていただく機会を作っていただけました。大変有り難いことでした。

学習支援員の方は、本当は学年末まで続けたかったのですが、諸般の事情により辞めることにしました。教員採用試験の勉強を始めること、本業である会社員の仕事も、私が居ないとほぼ回らないというおかしな状況になっているためです。苦言を申せば、その辺はなんとかやりくりしなさいと言いたいところですが、我慢してとりあえずやるべきことはやります。

教職関係でいえば、この年末年始、目標を立てるにあたってさまざまな人の思いや考えを聴いているうちに、私も新たな目標が出てきました。

それは必ずしも教員になることがゴールではなくて、教員以外にも教育に関わる仕事をやってもいいのではないかと思ったのです。昨年5月頃に家庭教師や私立学校の派遣登録をしたものの、小学生からの需要があまりないようで、まったく依頼が来ない状態でした。本音をいえば、『この年齢だから依頼が回ってこないのかな・・・』と思いました。でも、受け身で待っているわけにもいかないので、もう少し自分から動くようにしようと思います。

私が教師を目指すと言ったら、応援してくださる方はもちろんいらっしゃいますが、中には私の思想信条を理由にして「あなたは教員に向いていない、考え直すべきだ」という人もいて、ちょっとムカッときて「あなたに私の何が分かるのか」と思ったりしたこともありました。でも、実際小学校で働いてみて、まだまだ到底実力が及ばないところもあるし、言わなければいけないこともきちんと伝えられていない自分のふがいなさに腹立たしく思いました。本当に自分が教師に向いているのか。人の評価だけで判断するものではないし、何より自分の心を大切にしたいと思います。自分の心だったら自分のことなので誰のせいにもできないし、すべきではないからです。

今年は昨年に引き続き、バタバタする年になる予感がします。コロナが感染拡大を続け、再び緊急事態宣言が出るかどうかと言われています。そうなると社会全体が再び冷え込むことも考えられますし、学校現場もどんな影響を受けるか分かりません。ICTの早期の普及が望まれるところですが、課題も多いです。一度味わった「苦しみ」から日本人は学び取り、再び同じような事態か起きても大丈夫なように準備しておくことが大切のように思います。

この1年が皆様にとって、「コロナに負けない」佳き1年となりますようお祈り申し上げます。

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