とある9月8日雨朝方のち晴れ(母の日記)

〇〇(※私)やはり面接だめ 私もショック
◆◆さん(※私の祖母)へ
◆◆さんはニコニコ
夫また車の事考え
支払いをどう考えて
〇〇(※私)がんばれ
ソラも応援して


 以上がとある9月8日の母の日記だ。

 このとき、祖母は認知症で施設に入所しており、母は頻繁に会いに行っていた。
 
 祖母が認知症になる前、実家で一緒に住んでいたのだが、父は母、家族だけでなく祖母にも高圧的な態度をとっていたのを覚えている。

 食事中にテーブルの上で小鉢を祖母が箸でスーッと自分のところへ持っていったところ、父が大声で「手で持っていけ!」と、叫んだ。

 突然の大声だったため、私もビクッとしたことを覚えている。

 しかし、今の父は小鉢を箸でスーッと自分のところへ運んでいる。ガンガン。

 今この文章を書きながら、色々と思い出したことがあり挙げさせてもらいたい。

 私は父と2人で回転寿司を食べに行ったことがあるのだが、私が食べ終わったあとの皿に米粒が1つ残っていた。

 私は気付かなかったのだが、それに気付いた父は「1粒残ってる!」と、かなりきつい言い方で怒ってきた。

 その次の週にすき家に牛丼を食べに行ったのだが、父は「ちょっと多いな」と、つぶやき半分以上の米を残していた。

 本当にイライラする。

 私は父とは楽しい思い出などなく、そんなことのオンパレードだ。

 また、なにか思い出したら書きたい。

 日記の話に移るが、私は面接に落ちまくっていた時期の日記だった。

 母は「次、次」と、言っていたが内心ショックを受けていた様子が見て取れる。

 そして、同時に父の車、支払いのこと。私が受かっていたら、喜んでくれてこの日記にならなかったのと思う。

 最後に私にがんばれ、ソラも応援してと書いている。

 この日記を勝手に書き換えれば、過去が変わらないだろうか?

 今日も後悔ばかりだ。

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