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IT転職活動記

約2ヶ月ほど続いた転職活動を終了しました。
SES企業の組み込み系エンジニアから
自社開発企業のモバイルアプリ系エンジニア
キャリアチェンジを果たすことが出来ました。
3月31日に現在の会社を退職、4月1日から新しい会社で働き始めます。

この記事では、これまでの約2ヶ月間に渡る転職活動を時系列で振り返ってみようと思います。自分自身の転職活動の振り返りではありますが、現在、転職を検討している方や転職活動中の方にも参考になればと思います。

転職の背景

2012年くらいからプライベートの時間を使って、Androidアプリを個人開発していましたが、いつかは本業としてもやりたいと思っていました。
そしてコロナ禍の中、これからの自分のキャリアについて考えていました。

2021年を技術的飛躍の年として、新規アプリの開発と既存アプリのアップデートをする事を目標とし、
2022年をビジネス的飛躍の年として、アプリのダウンロード数を伸ばして広告収入を拡大させる事を目標としていました。
また、密かに転職を成功させることも目標としていました。

転職のキッカケ

転職をするという事は簡単な事ではないと思っていたため、何か良い話があれば程度に考えていました。

ところが、年末にTwitterでフォローしている人のツイートを引用リツイートした事をキッカケに、転職活動を始める事になりました。
この方はTwitterで業界の市場動向などについてよくツイートをしていたので、以前からフォローをしており、時折リプライや引用リツイートなどを通して交流があった方です。
自分の市場価値を知るために転職サイトの登録はしていましたが、SNSをキッカケにエージェントと出会い転職活動を始める事になるとは正直思ってませんでした。

2021年12月17日
転職活動の始まりです。

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スキルシートの作成

2021年12月20日
エージェントの方と面談をしました。
モバイルアプリエンジニアとしてのキャリアチェンジをしたい事を伝えたところ、業務経歴にモバイルアプリ系の経歴が無くても、個人開発でのモバイルアプリ開発の実績があるので、この実績を中心にスキルシートを記載すると良いことをアドバイス頂いてスキルシートの作成を始めました。

これまで一度もスキルシートのようなものを書いたことが無かったため、自身を振り返るのにもちょうど良いと思い、何度かやり取りして添削してもらいながら、年末に完成させました。

実際に書いてみると、自分がこれまでどのような経験を積んできたのか、どのようなスキルを持っているのか整理できただけでなく、どうして自分は転職をしたいのか改めて考えを整理する事が出来ました。

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応募

2021年12月21日〜
年末から年始にかけて、エージェントの知人の会社のCTOクラスの人たちに作成したスキルシートを展開して、興味を持ってくれた会社を紹介してもらう形で始まりました。
振り返ってみると、合計で8社ほど紹介して頂きました。

正直、絶対に転職したい!という希望があったわけではなく、良い話があったら程度で始めていたので、紹介して頂いた中でも自分の希望に沿う形の2社だけを応募する事としました。1社は課題選考からスタート、もう1社は面接からスタートとなりました。

課題選考

2022年1月7日
1社目の課題選考では、1週間程度かけてアプリのリファクタリングをする課題でした。これまでの個人開発ではJavaでアプリを作成してきましたが、課題ではKotlinで作成するものでした。この時に始めてKotlinを学びましたが、JavaとKotlinは完全互換があるため、特に難しい事も無くむしろnull safetyにコードが書けるのでKotlinめっちゃ良いじゃんって思いながら課題を進めていきました。

2022年1月18日
課題選考についてフィードバックをもらいましたが、結果としてはお見送りとなってしまいました。選考をして頂いた担当者からは、どんな点が良かったのか、どんな点が改善点だったのかを指摘してもらえました。

課題選考は終わってしまいましたが、指摘の内容からどんな点が自分の技術として不足していたのか把握でき、技術力の高い方からフィードバックをもらえた事は非常に貴重な体験であるため、そのフィードバックを元にさらにコード修正を行い、自身の技術のキャッチアップに努めました。

面接

2022年1月20日
2社目は2回の面接をオンライン形式で行うものでした。エージェントから紹介頂いた応募要項と会社説明資料を見た時に、純粋にこの会社で働いてみたい!って思いました。この会社は、自社開発のプロダクトがとても魅力的でこれからの世の中のライフスタイルを変えていくような将来性を感じました。

面接の冒頭では、SES企業から自社開発の企業への転身の場合、マインドを変える必要があるが、その点については問題無いかを問われました。
SESであれば時間分働けばお金を稼ぐ事ができるが、自社開発は売れなければお金を稼ぐ事が出来ない、つまりお金を稼ぐためのマインドを変える必要があると。

私自身、個人開発で収益を上げる事を目標としていたので、そのためにアプリの認知や宣伝、機能改善などを試行錯誤してきた事について話したのですが、そのマインドについて評価を頂き最終面接へと進むことが出来ました。

2022年2月25日
最終面接では、予めエージェントから質問されやすい内容についての回答を準備しておくと良い旨の連絡をもらったため、自身の頭の中を整理する意味でも文章にまとめておき、面接へと臨みました。
始まってみると、終始和やかな雰囲気で会話をすることができ、むしろ私がもっと聞いてみたかった、会社の方針や将来のビジョンについて沢山の話を聞くことが出来ました。面接を終えた時には、改めてこの会社に入ってみたいと思いました。

内定

2022年1月28日
最終面接から3日後、エージェント経由で内定の通知をもらいました。内定後は、給与などの待遇についての説明を受けるためのオファー面談があります。
一次、最終面接共にオンラインでの面談であったため、実際の社内の雰囲気を知ることが出来ませんでした。なので、オファー面談の際は来社をして対面での面談を希望しました。

2022年1月31日
オファー面談では、採用担当の方と直接話が出来ただけでなく、社内の様子についても案内して頂き、面接官を担当されていた方とも改めてお話をすることが出来ました。社内の雰囲気についても自分が想像していた感じと近くとても良い印象でした。
また、提示された待遇についても自分の希望に沿う形の内容でした。
なので、その場で承諾しても良いくらいの内容でしたが一応持ち帰り、その日のうちにエージェント経由で正式な内定承諾を連絡しました。

退職の意思

2022年1月31日
内定を承諾したその日のうちに、現職の会社には一旦電話にて退職の意思を伝えました。

会社に大きな不満があったわけでは無く、本当に自分がやりたい仕事に挑戦してみたかった旨について説明しました。
引き留めをされましたが、自分が退職する意志は固いことを告げました。
後日、改めて対面で面談する事になりました。

2022年2月9日
職場近くの喫茶店にて、上司との面談をしました。
まだ引き止めを諦めたわけではないが、とはいえ退職の意志が固いことも理解している、と言われました。改めて上司に恵まれていたんだと実感しました。
会社を退職する事に対しては何も感じてはいませんでしたが、これまでお世話になってきた上司に対しても別れを告げる形になる事については、少しだけ申し訳ない気持ちになりました。

もう一度、自分がどうして転職する道を選んだのか、そしてその意志が固い事を説明しました。
上司には納得をして頂き、2022年3月31日をもって退職をする事を承諾して頂きました。

感想

内定を承諾する返事をする際には、今一度、現在の職場に残るのか、新しい会社へ進むのか自問自答してみました。
私の中の答えは「わくわくする方に進もう」でした。

実際に転職活動をしてみると、とても大変である事を実感しました。
・エージェントとの信頼関係を築く
・数ある中から選考に進みたい企業を選ぶ
・実際の面接と面接を受けるまでの準備やそれに向けての気持ち作り
・退職を承諾されるまでの面談などの交渉
など、これらを仕事をしながらこなしていく必要があるため、精神面でもタフさが求められます。

なぜ転職をしようとしているのか、自分は何になりたいのか、何を目標としているのか、この意思をしっかりと持つ必要があると思いました。

そして何よりも、これまでの業務経歴だけでなく、継続していた個人開発の経歴も転職活動には武器になるという事がとても嬉しかったです。


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