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平凡で退屈な中年をブチギレさせてはいけない!!『Mr.ノーバディ』

今回は「ナメてた相手が実は殺人マシンでした」ムービー最新作!!個人的には上半期堂々ベスト1作品と言っていいほどの大傑作だった『Mr.ノーバディ』をご紹介します。まずは予告編をどうぞ!!

主人公のハッチ・マンセルは、仕事では過小評価され、家庭ではリスペクトできない父親として扱われるなど、人生の苦難をぐっと受け止めながら生きる、地味で平凡な“何者でもないただの男(NOBODY)”だった。ある夜、郊外にある自宅に2人の強盗が押し入ったとき、ハッチは暴力を恐れ、父親らしく、そして男らしく、反撃することが出来なかった。事件をきっかけにさらに家族から失望され、同じ職場の義弟にもいちゃもんをつけられ、胸の中で煮詰まっていた怒りがふつふつと湧き上がっていくハッチ…。ふと路線バスで出会ってしまったチンピラたちの安直な挑発がトリガーとなり、遂にド派手にブチギレる!!!!

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上映時間は90分、冴えないオッサンがブチギレ、悪党は皆殺し!!こういう映画が大好きなんだよ俺たちは!!これぞ「ナメてた相手が実は殺人マシンでした」ムービー!!まず導入が良い。平凡な日常を連続カットで見せて冒頭1分で終わらせてくれる、この時点で製作陣の気合いを感じる。そして自宅に強盗が入ったことがきっかけで彼の「平凡な日常」は崩壊。やり場の無い怒りをバスで乗り合わせたクソガキ集団にぶつける!!彼は昔の自分自身を思い出し覚醒!!っと思いきや、半殺しにした相手の1人がロシアンマフィアのボスの弟で、ロシアンマフィア達が報復してくる!!という『ジョン・ウィック』や『イコライザー』で何度も見たけど大好きな展開だ!!それにしてもロシアンマフィアさん、ことあるごとにブチギレたオッサンに壊滅させられるので不憫に思えてくる‥‥。今作も主人公ハッチによって片っ端から殲滅され終盤は死体が加速度的にどんどんと増えていく。

あとこのロシアンマフィアのボスのおっちゃんの登場シーンが、出勤→酒を飲み干し→ヤクをキメ→ステージで突然踊り出す。というのをあまりにスムーズな流れでやるもんだから組織の出資者的な人から「こいつに金を任せてていいのか」と言われる始末(笑)

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ラストはハッチとその兄貴、そして“ドク”ことエメット・ブラウン博士役でおなじみのクリストファー・ロイド演じるハッチの父の3人が職場を死のDIYでリフォームしロシアンマフィアを迎え撃つ!!ハッチの父は現役を引退し老人ホームで余生を過ごす爺さん、だったけど実は戦闘狂人の爺さんでショットガンをブっ放しまくる。兄貴はライフルで敵を3人抜きのワンショットスリーキル!!親子3人揃って「ナメてた相手が実は殺人マシン」だ!!

殺し方のバリエーションも多く、本当にストレス解消の道具なのではと勘違いしてしまうレベルで人命が軽くバタバタと敵が死んでいくので個人的にはジョン・ウィックよりも好きです。まだまだ劇場で公開してるので平日の夜、仕事終わりなどに観に行くと明日への活力を貰える栄養ドリンクみたいな作品です!!是非!!

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