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秋と北海道①

どうもクリエイターフェスというのを開催するらしい。

noteを始めたばかりでイマイチ仕様を把握しきれてないが、お祭りというのなら試しに参加してみるのも悪くない。何でも面白いのは渦中にいることだ。
ダメ元で応募してみると、どうやら30名という枠の中に入れて貰えたらしい。こう、ロクに覚束ない初心者にもチャンスを頂けるのはありがたい。
あまり秋というのを意識したこと無いが、折角なのでそれっぽい写真を取りに行くとしよう。

秋っぽくはないが良い空だった

さて、実際はどうだか分からないが、生まれも育ちも北海道の自分としては秋という季節に対して思い入れは浅い。
いかんせん短い。春夏冬というラーメン屋もあるくらいだ。ちなみにそこの味噌ラーメンは美味しいので旭川に来る機会があれば是非。飲み屋街の中で駐車場がないのが玉に瑕だが。

話を戻すが10月下旬頃には既に冬の序盤といった感じだ。特に旭川のような盆地では気温差が激しく、夏は暑く冬は寒く雪は多いという地域に住む者にとって、秋というのは冬への事前準備期間でしか無い。
定山渓や層雲峡といった紅葉で有名な地域はあれど、定番過ぎて正直現地人はそんなに行かないと思う。京都や紅富士で有名な山梨と比べていわんやと言った感じである。
何だか内地の方では今だ残暑が厳しいみたいだが、北海道は朝夜は既に気温が一桁台になりそうといった具合だ。毎年のように同じ国とは思えない。
周りに北海道人がいるなら秋について聞いてみると良い。多分、そんなに印象は深くないと思う。食べ物だと松茸は取れないし食べられないし、秋鮭と秋刀魚くらいだろうか。秋刀魚はともかく鮭は年がら年中食べてる。服も秋物という概念は無いに等しい。多分夏と冬物でやりくりしてる人のが多いと思う。冬ギリギリまで半袖でいるやんちゃなお兄ちゃんやオジさんもよく見る。気温10度以上は大体半袖の圏内だ。札幌辺りの都会人はちょっと違う価値観を持っているかも知れないが。

旭川に行ってきた。思ってた以上に紅葉が進んでて、綺麗というより冬の足音が大きすぎて恐怖する。北海道人にとって冬、というか雪は恐怖の対象でしかない。むしろ怒りしかない。この世から消滅すれば良いのにとまで思う。
その辺を棚に上げると単純に紅葉は良い。緑から紅に変わる、枯れ往くまでの情緒が何とも言えず綺麗だ。滅びいくモノは何でも綺麗なんだ。生から死への、その過程にこそ価値がある。

冬の足音が聞こえる
緑から紅に、紅から青へ

旭川には神楽岡公園という場所がある。
観光とは無縁で、現地民の散歩コースかあるいは子供達の遊び場といった場所だ。

そこで何枚か撮った。
穏やかな時間が流れる、いい場所だ。

公園入口。情緒が深い。

何枚か、と言ったが全然一杯撮った。
ぼんやり歩いてたらいつの間にか結構な枚数になってた。
時間も良かった。良い具合に光が差し、葉が輝いているように見えた。

北海道にとって、あまりに秋は短いが、今年はちゃんと色々見ていこうと思う。
キッカケを与えてくれたnoteの運営様には感謝だ。
30名の末席を汚さぬよう、しっかり楽しんでいきたい。

全てCanon 100mm F3.5 III


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