🦊　JOJO① ジョジョとは

「ジョジョの奇妙な冒険」

僕がジョジョに出会ったのは小学6年〜中学生1年くらいの頃。
友達の家に当時出ていた8部の1巻までの全巻があって、ちょこっと読んでみたのが始まりだった。

初めて読んだ感想は、「気持ち悪い」だった。
とにかくそれまでに自分が見てきた、ナルトだとか、ドラゴンボールだとかとの絵とは違った。

怖いもの見たさというか、
グロいけど見てみたい、みたいな。
ガソスタの匂い、臭いけどもう一回匂ってみる、みたいな。
そんな感じで、ジョジョは僕少年の指をめくらせた。
でも友達の家で読むのには時間に限りがあった。

そこから2012年にアニメ化が始まり、僕はもっともっと先を見なくてはならない！という衝動に駆られた。

そこで僕は、小遣いを使って、BOOKOFFでジョジョを集め始めた。
読めば読むほどその世界の虜になった。
独特な台詞回しや、ポージング、服装やメイク、気色の悪い設定も、もう何の違和感も無かった。

今後、この投稿、JOJO では僕が思う「ジョジョ」の魅力について語りたい。

その上でこの ①ジョジョとは では、ジョジョをよく知らない人に対して、概要を説明したい。
今後語られる内容を理解する上で最低限必要になりそうな特徴などを、以下で語る。

ジョジョ、その特徴

①主人公が変わる

ドラゴンボールは、圧倒的主人公である孫悟空が、幼少期から青年、父となっていき、数々のライバルとの戦いを通して成長していく物語である。

ワンピース、ナルト、ブリーチ、ハンターハンター、鬼滅の刃。
これら漫画たちは、悟空のような圧倒的な主人公が鎮座している。

しかしジョジョは違う。ジョジョは1部、２部、３部…と、パートごとに分かれており、これまで計8回主人公が変わっている。

【歴代主人公】

１部：ジョナサン
２部：ジョセフ(ジョナサン孫)
３部：承太郎(ジョセフ孫)
４部：仗助(ジョセフ隠し子)
５部：ジョルノ(ジョナサン子)
６部：徐倫(承太郎子)
~~~~~世界一巡~~~~~
７部：ジョニィ
８部：定助(ジョニィと血縁関係?)

上記のように、主人公が変わるのである。

主人公が変わると言っても、その世界観は継承される。

いわば、この漫画の主人公は「継承される血」である。
概念が、主人公として鎮座しているのである。
これがジョジョの大きな特徴の一つであろう。

②絵

これもジョジョの大きな特徴である。
漫画最大の構成要素といっても良い、絵である。

もちろん、各々自身の好きな漫画の絵を気にいるのは当たり前のことである。
ジョジョはそう言う次元ではない。
刃牙や、キングダムなどが、その絵を見て即座にその作品だとわかるように、絵のタッチ自体がシンボル化されているのである。

▲絵の例①(ジョジョ7部、SBRより)

▲絵の例②(岸辺露伴ルーブルへ行く より)

そのキャラクターの名前を知らなくても、すぐに
「あ、ジョジョだ」とわかる絵であること。
これは当たり前のようで、かなり稀有な事である。

③独特なポージング

これまた、大きな特徴である。

作者は、ヨーロッパに取材へ行った際に見た西洋彫刻に影響を受けている。
故にポージングは独特だ。

特に関節の動きや、筋肉の動きに特徴がある。
直線的ではなく、曲線的
平面ではなく立体的な挙動が特徴である。

▲ポージング例(ジョジョ7部、SBRより)

▲ポージング例(ジョジョ3部より)

この肉体美へのこだわりこそが、ジョジョのテーマ、人間賛歌を表していると言える。
確実に、このポージングたちはジョジョの特徴と言えるだろう。

さて、ここまでジョジョとは何かについてかなりの駆け足で記してきた。
しかし、その具体的なストーリーには、触れていない。
そんなところは調べればいくらでも出てくるからだ。

今回の①ジョジョとは では、僕の目線での特徴を書いた。
次回以降では、僕が好きな、具体的なシーンや、キャラクターについて記す。

是非、見てほしい。

KOU