見出し画像

🦊 ポップスミュージックの洗脳

ドルチェ&ガッバーナでお馴染みの「◯水」、
人気アニメ主題歌「紅◯花」、
ドラマ主題歌として有名となった「pre◯ender」、
その他にも「ドライ◯ラワー」、「◯に駆ける」、「◯っせぇわ」などなど…。

上記の曲たちを、僕はYoutubeやストリーミングアプリ等で自分の意思で「再生」したことはない。その再生ボタンに指先を伸ばしたことはない。
CDを買ったことももちろんないし、TSUTAYAでCDを借りたこともない。(懐かしいね、TSUTAYAでCD借りた平成初期。)

しかし、少なくともサビは歌えるし、曲によっては1番くらいなら全部歌えるものもある。

なぜだろうか?
なぜ、僕は自分が選択していない音楽を、消費して記憶いるのだろうか。
いや、消費させられて、記憶させられていると言った方がいいだろうか。

テレビ番組、ラジオ、あなたへのおすすめ動画、SNS、店内BGM。人気コンテンツはさまざまなメディアから四六時中流れ込んでくる。
ただ生活しているだけで、冒頭で述べたような音楽は数十回、いや数百回と耳にすることになるだろう。

まずこの時点で、かなり問題であるように思う。
自分の選択していないコンテンツが刷り込まれ続けているのだから。

しかし何より問題なのは、「自分はそのコンテンツが好きだ」と誤解することである。
あたかも自分が選択し、消費し、好んでいる。かのように思い込んでしまうのである。

大学の社会学の講義で、こんな話を聞いた。(とは言っても、半分寝てたから、誰の言葉とか詳しくはわからない)

あなたが洋服屋に行き、自分で服を選んだとしても
その服を選んだのはあなたではない。
あなたは、選ばされているに過ぎない。
服屋の店員が、買ってもらえるであろう服を選択し、
店に並べているからである。
そして服屋の店員は、世間での流行を学んでいる。
世間での流行は、社会状況に依存する。
つまるところ、社会があなたの好みを決めるのだ。

(たしかこんな内容だった気がする)
つまり、今回の件で言えば、「この曲好きなんですよね」と言った時、その曲は本当にあなたが好きで選んだものなのだろうか?
いや、厳密にはどんな選択をしても社会に依存するのだが、ここで聞いてるのは「洗脳」されてないか?と言うことである。

現代人は溢れるメディアからの情報に日々その体を晒している。
どんなに鮮やかな蒼い色をした布も、毎日毎日赤色のインクに晒され続ければ赤く染まっていくように、
現代人は常に「流行というインク」に晒され続けている。

あなたの好きな曲、本当に好きなのかどうか、社会の状況と照らし合わせてもう一度考えてみる事で、ひとつ「洗脳」からは逃れることができるのではないだろうか?

kou

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?