見出し画像

医療現場あるあるな働きにくさ

今週初めのYahooニュースで、2018年に行われた自労連による医療現場で働く職員の労働実態アンケート調査の結果が記事を目にしました。2000件を超えるコメントが寄せられています。

アンケートに回答した12725人のうち、約70%が看護師で、次ぐ約5%がリハビリテーション技師という、看護師に偏った内訳ではあります。記事のソース元の報告書を読むと、主な概要は以下の通りです。

①回答者のうち約8割が女性であり、そのうちの約8割が勤続10年未満。

②2018年9月の残業のうち、約8割がサービス残業。

③4人に1人が有給を年に4日以内しか取得できていない。

④約2割の職員がセクハラ、約4割の職員がパワハラを受けたことがあると回答。

⑤約7割の職員が日々の業務に疲労を感じ、全体の約1/3の職員が鎮痛剤を常用している。

⑥全体の約8割が仕事にやりがいを感じていると回答するものの、約7割が仕事を辞めたいとも回答。

正直、あるある話です。特に、鎮痛剤の常用率はガチで高いです。いつでもロキソニンを分け与えてくれたり、痛み止め飲みすぎて私の腎臓ボロボロだわーと笑って話してた職員さん…お元気かしら。

私も一時期、ロキソニンを常用していました。人を健康にする仕事のはずが、薬を飲まないと仕事が出来ない状況に矛盾を感じていました。でも、飲まないと痛みで仕事がままならなかったのです。

仕事の愚痴をアンケートしただけじゃん、といったコメントも見受けられます。愚痴でも、あるあるでも、こうして数値化されると、この現状はおかしい=問題なんだと認識できる気がします。今まではあるあるーと慣習とされていたり我慢してきた様々な問題が、今表在化してきているだけだと思うのです。

この報告書では人員不足が最も大きな問題点とされていますが、人手不足が解消されたらハラスメントも減るかと言ったらまた別の問題に思えます。

出典:2018「地方自治病院で働く職員の労働実態アンケート」最終報告書

最後までお読み頂き、ありがとうございました♡

#医療 #リハビリ #ハラスメント

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?