#10 マーケティングとアルゴリズム 【情報リテラシー論】【長岡造形大学】
第10回情報リテラシー論、「様々な動画とネット生配信」のレポート🔽
スローモーション、早送り、逆再生など、スマホ一つで様々な撮影技法を用いた動画を撮影できる今、誰しもが作り手になり得る。
今回は自分が動画を投稿する時に知っておきたい内容が盛りだくさんだった。
TikTokのアルゴリズム
フォロワー0でもバズりたい!
そんな野心家の貴方にはTikTokがぴったりだ。
投稿した動画は、約100〜400人の「おすすめ」に強制的に載る。
その動画がいい動画だと判断されると次は1000人の、10000人のおすすめに載る
といったように、多くの人の目に触れるチャンスが確定しているのだ。
これを利用しない手はない。
〜いい動画と判断したとみなすアルゴリズム10〜
①拒否らない率 : 動画が再生し数秒でスワイプされない割合
②視聴完了率 : 最後まで視聴した人が3割を超えるとバズる
③視聴維持率 : 動画の尺に対して長く視聴されたかの割合
④平均視聴時間 : リピートした数も含めトータルの視聴時間
⑤コメント率 : コメント読む書く時も動画は再生、返信時も
⑥シェア率 : 動画を共有することでバズる可能性が高まる
⑦保存率 : 視聴した動画を保存すると次のリピートに繋がる
⑧DM率 : 動画の本人へのアクションするのは気持ちが熱い
⑨いいね率 : 友達の付き合いや雰囲気でいいねなら出来る
⑩フォロー率 : プロフィールを見て一貫性あれば見たくなる
Googleを抜き、2021年の最多トラフィックドメインに輝いたり
2022年の米国の成人におけるSNS利用時間/日でYouTubeを抜いたりと、
人気に歯止めが掛からないTikTok。
今一番「バズ」に強いプラットフォームであろう。
音楽配信サービス「TuneCore」
世の中の人に自主制作音源を聴かせるためには、たくさん曲を作り、レーベルオーディションに通り、CDを売り出すほか無かった。
のは昔の話。
音楽のサブスクサービスが一般的になった今では、「TuneCore」によって1曲約1500円で各種サブスク配信が可能である。
初音ミク等のVOCALOIDを商標利用した配信も可能になり、
創作活動によって収益を得ることがより容易くなった。
受講感想
今回の講義で、ピタゴラスイッチ、考えるカラスなどの教育番組の制作を多く手掛ける団体、ユーフラテスの「ご協力願えますか」という題の動画が思い起こされた。
スマートフォンで観ることを前提とした、様々なギミックが凝らされている縦画面の5分程度の実験動画だ。
ナレーションが視聴者に対して「端末を天井に向けて、合図と同時に下に構えよう」や「端末の裏をこすろう」といった協力を仰いでくる。
それに従うと、りんごが上から手元へ落ちてくる動画が流れ、まるで自分がそのりんごをキャッチしたように感じられたり、鰹節が削り器から溢れてきた動画が流れて、自分の人差し指が鰹節のようにスライスされているような錯覚に陥るといった、片手でスマホを持って再生することがほとんどな縦画面という使用者の状況を利用した内容となっている。
この動画を見て、手に持ちながら観る縦画面動画にはUXの観点から無限大の可能性があると感じた。従来のテレビの見方とは全く違う特性を持つ縦画面動画。それらを活かした制作を行ってみたいと考えた。
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情報リテラシー論 担当教員
イーンスパイア株式会社代表取締役
ネットビジネス・アナリスト横田秀珠
https://yokotashurin.com
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