【紅玄の日記】庶民が初めて叙々苑で飯を食う 2024/07/15
前置き
こんにちは、紅玄です。
突然ですが
皆さんは『焼肉』というものをご存知ですか?
焼肉とは即ち、肉を焼いた料理です。
そして、肉というのは庶民に親しまれる値段のものから、高額納税者が贅の限りを尽くすような値段までピンキリです。
で、それは焼肉も同様で、定額で食べ放題のようなお店から、普段は手が出ないお高い店まであります。
先日、ガッポガッポに稼いだので、普段値引きのモノや、高くても食べ放題のお店でしか焼肉を食わない私も、せっかくなので高い肉を喰らいたい訳です。
という訳で行きます。
叙々苑とは、皆さん1度は耳にしたことがあるであろう、全国展開している高級焼肉店です。
『高級』と聞いた庶民の皆さんは『高級?まあ1人5000円くらいかな?』と思ったと思います。私もそう思いました。
!?
!?
!?
!?
はい、肉1皿(5〜6切程度)あたり平均約3000円、サイドメニューですら1000円超えは当たり前です。
一庶民である私はこのメニュー表を見てひっくり返り、怖気付いてしまいました。
ですが、心頭滅却すれば火もまた涼し。
今回は庶民が背を伸ばして高級焼肉を喰らう様子をご覧下さい。
初めての叙々苑、何を頼めば?
実は、叙々苑には初めての人や会食向けのコース料理というものが存在します。
大食らいの庶民が普段食べる量を叙々苑で頼むのは非常に危険な行為と言えます。
結果論ではありましたが、実際コース料理を頼んで良かったと言えますし、初めての場合はこのコース料理から行く事を強く推奨します。
今回はもちろん"シャトーブリアンコース"を行きます。
そこはさすがに1番良い奴を行きましょう。
ちなみに、今回はお店に友人(初叙々苑)と同行しております。友人は今回、私の金で焼肉を喰らうことが出来る運のいい奴です。(私が奢ると言ったので)
いざ、店に突入!
…と言いたいのですが、実は入店に30分以上掛かりました。
その理由は…
友人とずっと『これ中に入っていいの?』『誰か入ってくの見てから入る?』『どうする?入るのやめて、すき家にする?』と店の前で延々と躊躇していました。
仕方ないだろ、初見プレイなんだぞ。
まあなんやかんや友人とソワソワしながら、なんとか店の中に突入しました。
席に着いてまずビビったのは、店員さんが荷物にシートみたいなのを掛けてくれて、有無を言わさずエプロンを付けてくれました。
庶民なので、荷物に飛ぶ脂を防ぐために布を掛けてもらう事にビビりましたし
エプロンについては『エプロンを付けますか?』という問いに対し『エッ…』とちいかわのような返答しか出来なかったので、とにかく心臓バクバクの状態です。
こちらが今回のシャトーブリアンコースのラインナップです。
先に言っておきますが、今回のメニュー、全ての品目が通常の数倍から数万倍美味くて、常時美味さの花山薫パンチが飛んできました。
コースではなく、自分の好きなように頼んでいたら絶対に食べきれないです。
それぐらい1口1口の重厚感が桁違いでしたので、マジで初めての人はコース料理を強く推奨します。
ではまず、前菜(オードブル)から。
・キムチ盛り合わせ(左)
・叙々苑サラダ(真ん中手前)
・ホタテとクラゲの和え物(右)
・チャプチェ(真ん中奥)
・ユッケ
前菜について特に凄いと感じたものは、まず叙々苑サラダです。
キュウリの皮が向いてあってなんの野菜が気づくまで時間かかりました。
食ってみると、めっちゃ無限に食えそうな味でした。無限キャベツのレベル100です。
次に、ユッケです。特筆すべきは、タレの左に添付しているリンゴです。肉と果物というのは相性が良いというのがよく分かりました。
タレをユッケにぶっ掛けて絡めてまず食べるのですが、まずその時点でめちゃ美味いです。
で、リンゴも一緒に食べるとリンゴのあまい味がユッケと調和してめちゃ美味いです。
多分このリンゴ自体、めっちゃいいところのやつです。
そして、私が1番衝撃を受けたのはチャプチェです。
チャプチェってのは、まあ春雨を炒めたやつなんですが、このチャプチェの味付けが美味すぎて無限に食えそうな味がします。
このチャプチェが一盛りあれが、誇張抜きで白飯が一瞬で消えます。イノシン酸とグルタミン酸とグアニル酸が舌全体にずっとハメ技を仕掛けてる感じです。
では次はメインの焼物。
・上ネギタン塩焼
・エビ塩だれ焼
・その他(トウモロコシ、ネギ)
・特選シャトーブリアン(手前)
・上カルビ焼(左)
・上ミノ焼、上ホルモン焼(奥小器)
・ネギ、シシトウ、エリンギ(花の後ろあたり)
まず、量をみて思ったのですが、少ないように見えます。ですが、食ってみて分かりますが、1切れ1切れの威力が凄まじいです。
食戟のソーマのビーフシチュー回でもありましたが、大衆料理は何口も食べて美味いと感じるのに対し、高級料理ってのは1口目のインパクトが重要だそう。
実際食ってみて、マジでそうだったし、こんなのそう何切れも食えない凄まじいものです。
最近、ドラクエ3のリメイクで【上(うえ)やくそう】という読み方が衝撃を走りましたが、ここでは順当に【上(じょう)】と読んでください。
特筆すべきものとして、まずは上カルビです。食って分かりますが、トロットロでジュワです。
実際その場で出た感想としては『こんなの世に出してはいけない』『FANZAの焼肉』『食べるAV』『ドスケベエロ肉』です。
それほどに官能的で、食戟のソーマで美味いモノを食べるとオーガズムを感じで脱衣するのも理解できます。
次は、上ネギタン塩です。こちらは薄切りのタンでネギ塩を包んでいます。
『え?両面焼かなくていいの?』と思うでしょうが、これは大丈夫です。
干物妹うまるちゃんで、海老名ちゃんが焼肉を食う時にネギ塩が落ちるので、タン塩は折りたたむだけでも火が通ると言ってたからです。
味?アホ美味かったです。
さらに、斜め切りされたネギがめちゃくちゃ美味かったです。味はもちろんネギなんですが、サラダの時も然り、いい野菜ってマジでうめぇんだということを改めて理解しました。
旨みが普通の野菜に比べてダンチです。
給食費を数倍跳ね上げてでも、子供にこれらを食べさせたら野菜嫌いも解決できそうと思いました。
そして、1番衝撃を受けたのは、やはり特選シャトーブリアンですね。
全く力を入れなくても噛み切れる柔らかさ、無限に溢れる肉汁、その旨味のインパクト、ドえらいモノでした。
現場で出た感想としては『ありえんくらい柔らかい』『この物質この世に存在してたの?』『暗黒物質』『ハイパーやわらか高野豆腐』『貯水ナマコ』といったものが挙げられました。
後は以下、その他のメニューです。
・お食事物 カルビクッパ
カルビクッパに使用されてるカルビは、もちろんの事なのか、先程のエロカルビと同等に近い柔らかさと美味さなので、爆裂に美味かったです。
・コーラ(追加注文 1杯700円)
なんも変哲もないコーラですが、気分は高まります。決してマジのコカの実を使用してるとかでは無いです。
感想
まず、コース料理という定量にしなければ庶民の胃腸では耐えられずに食べきれないとさえ感じる程、1口1口の旨味がドえらい肉ばかりでした。
そして、肉ばかりに目が行きがちですが、肉以外の料理も全てにおいてハイレベルで、美味すぎました。
庶民は『値段高いからって味さほど変わらんじゃやいの?』という疑念を常に抱えて生きているので、セブンイレブンで『金の〇〇シリーズ』は買わないし、値段が上がるというのは量が増える事というのが常です。
しかし、マジで質のいいモノは1口の満足感がダンチであり、そしてそれを一流の所で加工・料理していれば、油っこいとかといった無駄な味などは一切ありません。全てがベストです。
もしも沢山食べがちな大食漢の庶民の方はその値段分で質の高いものを食せば、少量でも満足感を得られて、ダイエットに繋がるかもしれません。
なので、人生死ぬまでには1回くらい質のいい飯を食ってみましょう。世界の見方が変わるかもしれません。
そして叙々苑については、初めて高級店を訪れる場合は勝手が分からず『予約とかいるの?』『一張羅とか着てった方がいいの?』と思うかもしれません。
でも、叙々苑はそこまで気張る必要はなく、気楽に入れます。
予約は、する事も出来ますが、無くても入る事はできますし、ガッシリ一張羅とか決めなくても、全然普段着で大丈夫ですよ。
家族連れとかも普通に入っていったし。
ただ、まあ、値引き肉とかばかり普段から食べていると、マジの高級肉に色々破壊されるので、それだけは覚悟してください。
エロカルビはほんまヤバい。
シャトーブリアンもヤバい。
庶民の皆さんも、余裕が出来たら1度は行ってみては如何でしょうか?
それでは、また次回。
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