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琳派の時代の京都に思いを馳せて

『皆川淇園とその仲間たち』 第6回

淇園の学問所跡で、現代における学問所として活動を行う「有斐斎弘道館」に、先日新たに伝酒井抱一の屏風が収蔵品に加わりました。酒井抱一は 江戸琳派を大成した絵師で、1761年生まれ。淇園(1734年~1807年)より少し時代がさがるものの、ほぼ同時代に活躍しました。

 琳派 といえば、2015年は琳派400年の記念年にあたり、京都でさまざまなイベントや展覧会が開催されました。有斐斎弘道館 では、一足早く、琳派をテーマに京都の伝統文化のひとつである京菓子の展覧会を開催してきました。2015年も10月28日~11月6日まで琳派の花鳥風月を京菓子で表現することをコンセプトにした展覧会を企画しました。秋は淇園や抱一の時代に思いを馳せながら、琳派を巡る旅もいいかもしれませんね。

                           (勝治 真美)

                         【2014.6.15 嵯峨野文化通信 第201号】

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