見出し画像

【黒船来航?!】さくらフォレストの西尾和剛さんがコウダプロの朝礼にやってきた!!!

未来開発室の安藤です。

私の入社初日でもある10月2日。この日は月曜日だったので社長による朝礼が行われたのですが、その場で社長からよくわからない発言が…。
「先週、自我が崩壊しました。土日でだいぶ取り戻しました。昨日までの自分は双子の弟だったと思ってください。今日からは双子の兄になります。よろしくお願いします。」(ざっくりこんな感じで話してました。)と、カミングアウト…

  

えっ・・・・・・

後頭部をレンガでぶん殴られた様な衝撃が走りました。
※実際に殴られた事はありません。
※自我が崩壊している割には生き生きしているな、とも思いました。笑

 そして、弟と兄は別の人格なので自己紹介してくださいとコウダプロメンバーへ謎のお願いをする社長。それに対し、ごく当たり前に自己紹介をするメンバー。感動(?)と同時にまた衝撃を受けました。何しろ入社初日の出来事だったので。笑

 さて先日、社長の自我が崩壊するきっかけとなった【さくらフォレスト株式会社】の西尾さんとその社員さんがコウダプロの朝礼に参加してくれました。

さくらフォレスト株式会社とは?
福岡に存在する、前例のない人材育成、組織づくりを実践している通信販売を主業とされている会社様です。
17年前のサラリーマン時代の幸田社長が創業者である岡部会長や西尾さんからいろんな事を教わったそうです。

そして、そこで議論したのは
「コウダプロ憲法は会社にとって有害なのか?そうではないのか?」
ということ。
※これは社長(盛りグセありw)の弁。西尾さんいわく、そもそも、そんな失礼なことは言っていないし、憲法を否定もしていないとのことでした。おそらく本当のことを言っているのは西尾さんだと思います。笑

 この日の西尾さんをお招きしての議論の結果「コウダプロ憲法は有害だ(多分西尾さんは元々言ってないw)」ということになれば憲法は廃止されます!と社長が宣言してこの日の議論は始まりました。

そのような緊張感を持つ朝礼が行われたのですが、はたして結果は…!?
本日はそんな朝礼の様子をお届けします。



■9月下旬
社長と西尾さんが水炊きを食べながらお話をされている中で、西尾さんからコウダプロや、コウダプロ憲法に対する疑問をぶつけられたそう。そこで西尾さんに朝礼に参加してもらい、西尾さんが抱いた疑問をコウダプロメンバーにぶつけてみようという流れになったそうです。(この時点では、社長の自我は保たれております。)

上の画像は、その時社長が西尾さんに送ったメッセージ。 

このメッセージを見たメンバーは「憲法がなくなるのでは?!」という不安を感じたり、「憲法を守る!」という心境になったり。
西尾さんが貴重なお時間を割いてコウダプロの朝礼にご参加いただくわけですから、社員全員で、さくらフォレストの岡部会長のインタビューが詰まった「岡部語録」を読んだり、改めてコウダプロ憲法に向き合うなど、西尾さんのご厚意にご無礼のないよう「戦闘準備(笑)」をしていました。
その時の社内の様子は、さながら黒船来航に備える江戸幕府のようでした。※想像です。筆者は黒船来航を体験したことも江戸幕府で働いたこともありません。

社員たちはそのような心境である一方、社長の自我は着々と崩壊に向かっていました…。
コウダプロ憲法は、社長のこれまでのご経験や考えに基づいて作られたもので、それはすなわち社長のすべてです。社長が書いたものではありますが、社長は常々こう言っています。

「憲法は公共物だ。たまたま僕が書いただけに過ぎない」と。

ですが、西尾さんからの鋭い指摘を受けた後、「僕の私情や我欲を経営判断に入れてしまっているのではないか?」と自問自答したり、「もしかして憲法が社員を抑圧する存在になっているのではないか?」と不安を増幅させた末に自我が崩壊したそうです。
社内の部門長に相談したり、ひとりで思考を巡らせたりしながら徐々に自我を取り戻しつつあったものの、やはり、「コウダプロ憲法は有害なのだろうか?」との疑問はずっと心にありました。
そしてそこから「コウダプロは『手放す経営』に舵を切ったほうが良いのだろうか?」との考えにいたり、社員にも「ウチは手放す経営をやろうかと考えています」と伝えていました。

 

ーついに西尾さんがやってきた!!!ー

■10月23日(月)
西尾さんがコウダプロにやってきました!!!
朝礼、もとい血戦のスタートです。

朝礼の初めに社長から、
「昨日の夜まで、今日の朝礼で『憲法を廃止します』と言おうと思っていました。」とお話が。(※この時点ですでに社長は自我を取り戻しています。)
「でも、今朝シャワーをしながら明確に考えが降りてきました。憲法は廃止せず、我々は『手放さない経営』をすべきなのだ、と。」

社長が考える手放さない経営とは、「日本及び日本人の価値と創造性を証明すること。」であると…
…難しい…!!!分からない。後日この件について質問したところ、天皇陛下や日本国の成り立ちにまで話が発展し、”混沌”というワードが頭のなかをぐるぐる回っていました。笑 

手放さない経営について語る社長

さて、ここからは西尾さんのターン。

そもそも、西尾さんが幸田社長にぶつけた疑問とは、「コウダプロ憲法が人を排除しているのではないか?」ということでした。
コウダプロ憲法の第1条・第2条には、企業目的・企業理念が書かれていますが、そこに「これらに賛同しないものは、コウダプロのメンバーではない」と記載されています。

この部分に対し、西尾さんは「憲法(=正解)があると、人を型にはめてしまい、憲法に合わない人を排除しているのではないか?さくらフォレストは誰かが正解を掲げたり、誰かの答え合わせをするようなことはしていない。でも、会社はみんなで創っていくものであり、組織を悪くしようと思っている人はおらず、ひとりひとりが輝こうとしている。」と意見を述べられていました。

加えて、「たとえば、誰かが会社の悪口を言っちゃったとして、それはある意味普通だけど、その人が友達から自分の会社の悪口言われたらムカつくことってあると思うんよね。」とおっしゃられており、すごく納得しました。

ここで、「はたして憲法はメンバー排除の役割になっているのか?」という議論がはじまりました。
ここで私が思ったことは「コウダプロのメンバーは皆、憲法に共感、理解しようという気持ちはあるが、強制されて共感、理解しようとしているわけではない。自らの意思で選んでコウダプロにいるんだ。」ということです。
楽しいし、会社の一員として存在することに価値を感じるからここにいるのです。
逆に、会社に自分のいる価値を見出せなければ辞めていきます。従って、憲法は決して排除の役割があるわけではないと考えました。

「企業目的や企業理念に反するものはコウダプロのメンバーではない」と書かれてはいますが、これは「目的や理念に賛同できない方がコウダプロにいてもお互いに不幸になるだけなので、他の環境に行ったほうが幸せになれる」という意味なのです。

笑顔の西尾さんご一行。思っていたよりも和やかな雰囲気で安心。

社長は今回、自分そのものと言っても過言ではないコウダプロ憲法に対して矛盾を指摘され、思考を巡らせるうちに自我が崩壊しました。
 しかし、悩んで、考えて自分の中の嫌な部分にひとつひとつ向き合った結果、「人はうつろうもの。」「うつろう事は悪いことではない。」「完全な人間はいない。」とうつろう自分を否定せずに受け止めていたようでした。
西尾さんもこの点には賛同されており、
・人はうつろうという事を忘れてはいけない。(社長を見ているとわかるw)
・いろいろブレたとしても社長はいい人であるという認識がコウダプロのみんなにはある。と仰っていました。
 
深いな~…。
人間味があっていいなと感じました。
 
今回社外の方に朝礼にご参加いただき、問題提起をされ、社員全員がコウダプロやコウダプロ憲法に真剣に向き合うきっかけになりました。
西尾さんは私たちの目を見てしっかりと向き合ってくれましたし、さくらフォレストの社員である宮原さん・鎌田さんからも貴重なご意見を頂きました。
「西尾さんは男からみてもかっこいい!」(by沼口さん)
月に一度朝礼にご参加いただいている顧問の中村修治さんからも、「働くとは何か、生きるとは何か?」という話をして頂きました。

※弊社の顧問 中村修治氏

西尾さんとのディスカッションを終えたあと一番印象に残ったのは、
「僕は社歴は長いけどコウダプロ憲法への理解度は社内で1番低くて、あまり大切に思っていなかった。でも、憲法がなくなるかもしれないという状況になったとき、『憲法を守る』という気持ちになり、そこで実は憲法を大切にしていたことに気がついた。」という熊谷さんの感想です。

無理に憲法を理解したり、共感したりしようとしたわけではなく、自然の流れでそうなったというところが素晴らしいと社歴が浅いながらも感じました。


 

■10月27日(金)
この日はありがたいことに西尾さんから、さくらフォレスト株式会社の会長である岡部隆司会長とディスカッションする場をいただき、社長と私を含めたメンバー5人で訪問しました。
そこではそれぞれ人生相談?にのって頂いたりと大変貴重な時間を過ごすことができました。

そのなかで、「人間なのだから失敗をするのは当たり前。失敗を通して得た経験や自分の嫌な部分と向き合うことで成長に繋がる。」という言葉を頂きました。人間なのだから移ろうし、失敗もする。それは当たり前なんだと実感しました。
完全に余談ですが、岡部会長の前で毛筆で書を披露することになった時は手が震えまくって納得のいかない書になってしまったのが悔やんでも悔やみきれません。。。

 そして、その場でも手放さない経営について話していたのですが、岡部会長からとてもありがたいヒントをいただいたことで、社長が「手放さない経営」をすると口にした際に、岡部会長から「じゃ、コウダプロのエピソード1の始まりやね」と仰っていただいたことで、
「世界一でもない経営者と世界一でもない社員が徒党を組んで世界一に挑む。」と、手放さない経営が明確に言語化されました。

社長の口から出たこの言葉を聞いたとき、とてつもないワクワクを感じましたし、徒党を組んで世界一を目指せることを嬉しく思いました。

今回noteを執筆するにあたり、いろんなことを感じました。

自我が崩壊する人を初めて目の当たりにした。自我が崩壊とはどういう状況なのか。もしかして自覚がないだけで私自身も自我が崩壊しているのでは?!などと考え、訳がわからない状況があった。同時に弱いところを人に見せるということはとても勇気のいる行為で、むしろ人間味があって良いことであると感じた。
・コウダプロ憲法についての理解度がまだまだ浅いが故にこの記事を執筆するのがかなり難しかった。相当頭を使って考えた。(脳トレ?!笑)

 しかし、今回noteを執筆するために社長にインタビューしたり他の人の憲法に対する考えを聞いて文章にしてまとめることで以前よりも理解が深まりました。自分にとってまたいい経験になりました!!
ありがとうございました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?