見出し画像

ネイルブック流企画の進め方

今週、ネイルブックの新機能の企画をしていたのですが、うまくいきませんでした。。

せっかくなので、自分が考える企画の進め方と今回の反省を書いてみました。

第三者目線の必要性

一人で黙々と企画をするよりは、客観的な視点を持った第三者にフィードバックしてもらった方がより良い企画に仕上がるという実感を持っています。

自分一人で企画を作り込んでいると、段々と視野が狭くなり、局所最適化された企画になりがちです。

プロデューサーとディレクターの関係などはまさにそうならないためにあると思います。

画像1

自分で企画をすることが好きなのですが、下記の理由から通常は直接企画をせず、プロデューサー側のポジションに立つようにしています。

・メンバーが代表の企画に対してネガティブな意見を口にするのは難しい
・社内で一番客観的、俯瞰的な視点を持っている人物がやるべき

1つ目については普段から意見を言いやすい雰囲気作りを心がけていますが、やはり壁をすべて取り払うことは難しいです。

2つ目についてですが、ディレクターは自分が担当する部分については社内で一番情報、知見を持っていますが、隣の担当が何をしているのかは意外と知らなかったりします。企画の良し悪しの判断を自分の持っている情報の範囲で行うので、自然と局所最適化されていきます。

代表にはいろんな情報が集まってきますし、社内で一番物事を俯瞰的してみられるポジションだと思います。

修正単位を細かくする

企画はできるだけ早い段階で細かくレビューするのが良いと思います。遅くなればなるほど方向修正しづらくなり、抜本的な修正ができず、真の良い企画にたどり着かないからです。

note画像

細かくレビュー(ブラックの線)する場合も最後にレビュー(グレーの線)の場合も企画にかける時間は一緒ですが、ゴールに辿り着く可能性が大きく違ってきます。

最初のレビューで確認すること

企画初期の段階だと、当然アラも多く、ツッコミどころ満載な状態なので、これを人に見せるのはかなり勇気と忍耐力がいります。

しかし、そういうツッコミを受けてしまうのは、初期のレビューで確認するポイントがずれているためです。おそらく最初の段階で枝葉の部分を作りすぎています。

初期のレビューで確認するべきなのは、そういったツッコミを受けやすい細かい枝葉の部分ではなく、なぜこの企画をやるのかの真の部分です。

企画をする場合、何か課題があり、それを解決しようとしている状態だと思います。

課題
どういった問題が発生しているのか
仮説
なぜ、その問題が発生しているのか
解決策
その問題をどのように解決するのか

企画の最初期は課題・仮説の部分を考え抜くのが良いと思います。問題設定が間違っていると、それに対する答え(解決策)も意味がありません。

一般的に「企画」というと「解決策」を指している方が多いですが、真の企画は課題・仮説の部分です。課題・仮説の設定が幹で、解決策の部分は枝葉と捉えるとわかりやすいと思います。

今回企画に失敗した理由

最初に企画をたて、レビューを何度も重ねることで、真の課題・仮説をあぶり出すことまでは成功。その真の課題・仮説については別の企画で解決していくことにしました。

しかし、最初の企画も別の観点でみると「あったらいいよね」というものだったので、ついつい企画を捨てられず、そのまま進めてしまい、最終的に出来上がった企画は魅力が乏しいものに。。

画像3

本来であれば、最初の企画の課題・仮説を設定し直して、進めればよかったのですが、それを行わず解決策の方だけを弄り回してしまっていました。

まさに局所最適化しやすいディレクター視点にハマっていたと思います。

今回の反省を活かし、次の企画は成功させたいと思います😁

ネイルブックの求人情報

各ポジション、積極採用中!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?