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Flamers2023年の振り返りと今年の抱負〜Memoriaチームが7人→17人になって、代表が学んだこと〜

明けましておめでとうございます!!
2024年が始まりました!

元旦は実家で過ごしていて、せっかくなので一年のまとめnoteを書いています。

今日の流れはこんな感じ!

  • 2023年のFlamersの振り返り

  • そこから代表として学んだこと

  • 2024年の抱負

2022年の振り返りはこちら↓

まずは振り返りからスタート!



Flamers創業からの振り返り

Flamersの歴史をさっくり振り返ってみると
2019年:0からスタート、初めての調達
2020年:Voilスタート、初めての売り上げ
2021年:VRとの出会い、新規事業の暗黒沼
2022年:恋愛メタバースがスタート、シード調達
2023年:Memoria正式リリース、そして拡大期へ

こんな感じですね。
2021年は新規事業を模索している時期で、本当にしんどかったです。
案を出しては検証して、無理だ〜ってなって、を繰り返していました。

そんな中、僕自身が2022年にVRChatというメタバースで出会った、なみしろさんとお付き合いしたことをきっかけに、恋愛メタバースMemoriaの検証が始まりました。

そして、2023年はMemoriaの正式リリースを迎え、ようやくサービスとしてちゃんと稼働し始めました!

Memoriaが正式リリースに至るまでは、当時のnoteをご覧ください↓


では2023年の振り返り始まり始まり〜!!



メタバース結婚式、開催!🔥

個人的なBIGイベントは、なみしろさんと1年半の交際を経て入籍したことですね!

去年の11月にはメタバースでの結婚式を開催し、今年はリアルでの結婚式を開催します!

メタバース結婚式、たくさんの友達に来てもらって、超楽しかったです!なみしろさんにサプライズもできたし!

リアル結婚式の打ち合わせをしているんですが、メタバース結婚式を一回やったことで大体の流れを理解しているので、なんだかスムーズですw

仕事に関係ない個人的な話としては、2022年に大学を中退、2023年に結婚という人生でも大きいイベントが起きてるので、2024年も何か大きな変化があるといいですね〜!

ここからはFlamersの話になります!



社内のメンバー、カルチャーについて

Memoriaチームが7人→17人に!

まずは、この一年間でMemoriaチームがめちゃめちゃ増えました!!

2022年の年末

経営メンバー 3人
Unityエンジニア 4人
合計 7人

2023年の年末

経営メンバー 3人
Unityエンジニア 5人
Webエンジニア 3人
マーケティング・広報 3人
カスタマーサクセス 2人
デザイナー 1人
合計 17人

約2.5倍になってますね!
後で話すと思いますが、やっぱり資金調達をすると全てが加速する…!



オフィスもマンションから六本木ヒルズに!


オフィスも駒沢大学のマンションの一室から、去年の2月にANRIの六本木ヒルズのシェアオフィスCIRCLEに移転しました!

実は、最初は「なんか〜シェアオフィスとか騒げないし〜他の起業家とか〜いるのだるくない〜?」とかぐだぐだ言ってたんですw

でも実際、CIRLCEはめちゃめちゃいい心地が良くて、他の起業家やANRIのメンバーと日々コミュニケーションが取れるのは楽しかったです!
(しかも、タダで入らせていただいてます!)


結局ほぼ毎日CIRCLEで働くことになりました!


CIRCLEで開催した、Flamers4周年記念祭!

採用だったり、メンバーの出社モチベを上げるためにも、オフィスというか働く場所って大事なんだなと思いました。
別に、リモートでもカフェでも、どこでも働けるとは思うんですが、オフィスは「みんながいて、なんか行きたくなる場所」にしたいですよね。

Flamersでは、地方リモート組がオフライン出社のために東京に引越ししてくる、というモチベ爆上がりメンバーが3人もいますw

でも今年の2月にはCIRCLEを卒業しないといけないんです。寂しいね〜!



Memoriaも大進化!

もちろんチームの規模だけではなく、Memoriaも一年間でだいぶパワーアップしました!

プロダクトの進化 プロトタイプ→正式リリースへ

去年の年末には、Memoriaはまだwebサービスもなくて、Googleフォームで申し込み、連絡はTwitter DMというがっつりプロトタイプの状態でしたw
しかも、VR版しかなかったんです!


それが、去年の4月に正式リリースし、11月にはスマホ版もリリースしました。
まだまだ作りたい機能はいっぱいあるんですが、この一年で「プロトタイプ」から「ちゃんとしたサービスとしての第一歩」くらいの成長が遂げられたのではないかと思います。


Memoriaマーケチーム誕生!


また、今までチームとして存在してなかったマーケチームが誕生し、「世の中にもっとMemoriaを知ってもらう」というフェーズになってきました。

メディア露出もすごいしていて、テレビにはもう20本近く取り上げてもらっていますね。

この前僕がよくいくカードショップの店長さんに「この前メタバースの話でテレビ出てましたよね?」と声をかけられました!さすがに嬉しかった!!

ユーザーヒアリングしてても、最初の認知はテレビです、という方もいます。
広報チーム、そしてテレビにガツガツでてくれているなみしろさんに感謝!笑

そして去年の冬から本格的に広告運用がスタート!!!拡大していくぜ〜!!


Memoria婚約カップルも5組誕生!

Memoriaでは、もうすでに5組も結婚されたカップルが誕生しています!おめでたい!!

何人かの方とは、オンラインだけじゃなくオフラインでもお話ししたことがあるんですが、みんな幸せそうで嬉しいです!!


正直、「メタバースで恋愛する文化を作るんだ!」みたいな大きなことを言っていても、達成感を感じるのって難しいと思うんです。

だからこそ、お付き合いや、結婚みたいな人生の中の大きな出来事をMemoriaが起こしている、と実感できる時はすごい嬉しい!




代表として、この一年で学んだこと

そんな中で、2023年で特に学びになったことを3つくらいまとめておこうと思います!!

せっかく学んだことを、今年も活かしたいぞ!


1. 事業が進む方向性をしっかり言語化する

代表の仕事ってこれなんだろうな〜!!って2023年は実感しました。


発端:「Memoriaって何を目指しているサービスなんだっけ?」

メンバーが増えたことで、「全員が同じ方向を見る」ということが難しくなってきました。

去年の6月くらい、Memoriaの方向性が定まってない時期があって、
「Memoriaで初回デートをしたら早くリアルで会ってお互いの外見を知った方がいい」
「Memoriaに顔写真での審査システムや、年収の欄を追加しないか」

という意見が出たことがあります。
これは、僕の中でのMemoriaのやりたい世界観とはずれていて、「どうしたら自分の感覚がみんなに伝わるんだろう」と悩んでモヤモヤしていた時期もありました。


大事なこと:ロジックで「議論」するのではなく、ストーリーを共有する


そもそもMemoriaの世界観を考える上で、自分はMemoriaをどうして作ろうと思ったか、何にワクワクしていて、どういう文化を作りたいのか、を改めて言語化することにしました。

Memoriaは僕がなみしろさんと出会った体験から生まれた、原体験ベースのプロダクトです。
僕は何に感動したかというと、今までの恋愛の体験みたいに、外見や学歴や年収のようなスペックから判断する恋愛ではなく、実際に何度も話して仲良くなって、内面から惹かれあって恋に落ちていく、という体験がすごく楽しかった、というのがありました。


そして、メタバースデートの時点で仲良くなっているので、リアルで会う頃にはちょっと好きになってる、そんな体験をもっと広めていきたいと思ったんです。

だからこそ、外見やスペックを表示したり、リアルで会うことを催促する仕組みは、Memoriaの世界観とは違うと直感的に思っている、という事がわかりました。


命名:言葉を作ることで共通認識が生まれる

Memoriaチームでは、チームメンバー全員を集めて月に一度月次MTGという全体像を共有するMTGをやっています。

そこで、Memoriaの方向性をしっかりと伝えることにしました。

Memoriaが起こしたい、「リアルで会っていたら外見やスペックとかを気にしてうまくいっていないかもしれない二人が、メタバースで一緒にデートをすることで、内面から惹かれて恋に落ちる」という恋愛体験を「メタバースMagic」と名付けました。


まさに、僕となみしろさんが体験しているのは「メタバースMagic」だったわけです。

当時は全然意識してなくて、ノリでつけた名前だったんですが、現象に名前をつけることでそれがチームの共通認識になります。

月次MTGで「MemoriaはメタバースMagicを起こすことを目標にしているプロダクトにしたい」と自分の体験のストーリーも交えながら話しました。


そして、今では社内の共有言語としてメタバースMagicが浸透しました。
「このワールドって〇〇みたいな機能をつけたらメタバースMagicに貢献できるんじゃない?」みたいな会話も日常で聞こえてきます。

また、新しいメンバーがjoinするときはオンボーディングで必ず僕の口からMemoriaのVisionとしてのメタバースMagicを説明するようにしています。


TIPS:反論ではなく、新しい方向性をポジティブに示す

コミュニケーションのTIPSとして僕が最近気をつけていることは、議論するときに「反論せずにゼロベースで自分が本当にやりたいことを考える」ということです。

僕はロジックで意思決定するというよりは、自分の中で言語化できてない世界観があって、そこから直感で意思決定をすることが多いです。

そういう中で、直感的になんか違うな、と思った意見に対して反論すると、そこからロジックでの話し合いになります。
でもこれって、あんまり意味がなくて「それは違う」が先に来てるから、反論理由を後から見つけて、反論する材料を見つけてるだけになりがちです。

だからこそ、最近は「あ、これなんか違う気がするな」と思ったら「何がモヤモヤするんだろう」と自分で考えて「あ、俺は〇〇じゃなくて△△がやりたいんだな」ってところまで持っていきます。
そして、その自分がやりたい世界観をポジティブに話すことで、「確かにそういう世界観はいいかも」と共感してもらうのが本質的だと思ってます。


というのが、チームとして「事業としての方向性を示す」というお話でした。
次は、僕が自分の仕事のやり方で大事だと思ったことをお話しします!


2. 「今、Memoriaにとって一番大事」って現場に入る

実は、僕は決まった業務をほとんど持っていません!
定常的なMTGやちょっとした作業や依頼はある程度発生しますが、基本的には「今週までにこれをやらなきゃ!」という業務は持っていないんです。

よく話に上がる「代表って日々の仕事何したらいいん?」議論ですが、僕の今の持論としては「一番大事なチームに入って、現場での作業とメンバーとして稼働する」なんじゃないかなと思い始めました。


例えば、

  • 正式リリース前は開発が超大変だったから、webエンジニアとしてガツガツコードを書く

  • ユーザー属性を把握したい!って時期は、自分がユーザーヒアリングをバンバン入れる

  • デートワールドを増やそう!って時期は、ワールドの細かいUXまで目を通してディレクションする

  • 広告をスタートする!って時期は、広告やマーケのMTGにもがっつり入る

  • 登録フロー改善の時は、webエンジニアチームにまた戻って進捗とか優先順位を決める


みたいな感じで、日々の業務の内容はコロコロ変わっています。
でも、共通していることは、一番フォーカスしてる現場にある程度入ることです。

そうすると、進捗スピードにも貢献できるし、代表が入ることで「ここが今一番大事だぁあ」という熱量を上げる事ができます。

今は登録フローの改善をしているので、日々の業務はデータを出したり、機能改善のディレクションをしていますが、来年になったらファイナンスが始まったり、「スマホ版でメタバースMagicをもっと加速させる」とかの使命にコミットしようかなと思ってます!


TIPS:エンジニアとしてたまにでもいいからコードを書く

僕は学生時代webエンジニアとしてインターンをしていて、Flamers起業後もコードを書くことが多かったんですが、2023年になってwebエンジニアが3人もjoinしてくれたので、あんまりコードを書くことがなくなりました。

しかもみんな自分より優秀だし!!!

ただ、ちょっとした管理画面の改修とか、データ分析のためのタスクで、ちょくちょくコードを書く習慣をつけたいと思っています。

僕はプロダクトにこだわる代表でありたいと思っているので、その自分がプロダクトとの距離が遠くなってしまうのは良くない!

あとは、工数の見積もりができるからタスクの優先順位が決められることとか、webエンジニアチームのマネジメントしやすい、ということもあります。

ジョブズやザッカーバーグ、ラリーペイジやイーロンマスクなど、代表が開発に関われるからこそ、いいプロダクトができていくと思ってます。
何より、自分が憧れてたリッチマンプアウーマンの日向徹はバキバキにコードを書いてた!w

エンジニアとして超成長しよう!という気持ちはないんですが、コードを書いてちゃんと「現場感」を持ち続けたいなと思ってます。

(そんな中で土日とかをフルで使って、マネジメントもしつつエンジニアとしても爆速成長をしているCTOだーらはガチ秀才です。最高!)


3.カルチャーに投資しよう!!

社内のコミュニケーションを大切に

100万回言われてることで、陳腐な話だけど、大事!!!
やっぱりメンバーが増えるとコミュニケーションの重要度は上がります。

1on1を定期的にやったり、オンラインメンバーも来てもらって全社で合宿をしたり。
その瞬間は事業には全く貢献しないけど、長期的にカルチャーを作っていく上では大事な「重要だけど緊急じゃないこと」にしっかり向き合っていきたいです。


採用は「SUPER GOOD」だけ!迷ったらやめる

あとはやっぱり採用も大事。この規模のスタートアップは人数が少ない分、一人のメンバーが与えるカルチャーへの影響度が高いので、カルチャー面はちゃんと気合を入れて判断する、というのが大事だなと思いました。

これとかはずっと言われてきたけど、いざ「カルチャー的にはフィットするか不明だけど、能力は高そう」という人がいたときに、採用したいメンタルになってしまうんだと思います。
(今年はそれでカルチャー的にフィットしない人を1人採用してしまい、結果やめていただくことになってしまいました。)

結局、今いるメンバーはほとんど面接時点で「え、この人めちゃめちゃFlamersに合いそう!」と思っている人ばっかりです。

「この人採用するかな〜どうだろう〜?」って悩む時点で、「GOOD」か「BAD」で悩んでるので、「SUPER GOOD」ではないんですよね。


社員規模が100人とかになるまではFlamersに入る前には必ず僕が話そうと思うし、「SUPER GOOD」だとお互いが思える人だけを採用していけたらいいのかなと思います。

そんなFlamersにご興味がある方はこちらから!!!(唐突)


2024年の抱負

さて、2023年の振り返り and 学びを言語化したところで、2024年の意気込みを書いていきます!!🔥

1. エネルギーを爆発させる!!

これは毎年思ってることで、もはや人生の目標みたいな感じなんですが、やっぱり代表のワクワク度合いってチーム全体に伝播していくと思うんです。

今年の2月にCIRCLEを卒業したあとは、池尻大橋のオフィスにお引越しします。
そのオフィス設計からもうワクワクですね!!


みんなが朝起きて働くのがワクワクする、そんな会社を作っていきたいし、自分がまずワクワクしていきたいですね!

KEEP YOUR HEART BURNING!!!



2. 破壊的な「別動隊ムーブ」をかましていきたい!

Flamersでは、今やってることを1.5倍とか2倍とかにしていく、メインの施策を「本流」と読んでいて、失敗する確率高いけど、うまくいったらインパクトがある0→1ムーブを「別動隊」と呼んでいます。

例えば、12月からMemoriaで始まった「今日デート」という機能は別動隊として生み出された機能です。

今までのMemoriaでは、相手が紹介されて、日程調整してからその日にデートする、という出会い方しかありませんでした。
そんな中で、「今日空いてるからデートしてみようかな」という方向けに、申し込み後すぐにデートができる「今日デート」という機能を作ったんです。

まだ始まったばっかりですが、想定より申し込みも多く、Memoriaが根本的にもっと良くなる可能性を秘めてる気がしてます🔥


こういう思いつき系って今までのインプットがあって、そこから直感で施策が出てくるAI的な仕組みだと思っているんです。
だからこそ、メタバースも、マッチングアプリも、toCサービスも、いろんなプロダクトに触れる、話を聞きたいと思った人に会いにいく、みたいな視野をガンガン広げることを習慣化したいです。


3. 次のファイナンスを成功させる!

そして、今年はシリーズAの調達にがっつり動く年です。
2021年のシードラウンド調達で実感したのが、「お金があれば人が増やせる」「人が増えると全ての施策が加速してく」ということです。

当たり前の話ではあるんですが、事業のスピードってチームがめちゃめちゃ大事ですよね。
調達できたからこそ、優秀でカルチャーフィットしてるメンバーたちがjoinしてくれて、開発もマーケもガンガン加速していくんだなと。

そして、優秀なメンバーが増えるほど、経営メンバーも求められるレベルが上がっていき、結果として経営メンバーも成長が加速すると思います。

お金を引っ張ってくるのは代表しかできない仕事!!!!
他の仕事はメンバーに任せられても、調達は任せられません!!
責任重大!!!

実はあと10日後に、Flamersが参加してるアクセラプログラムのピッチイベントがあるんですよね。
まずはそこで審査員賞とオーディエンス賞をダブル受賞するぞ!!🔥


4.その他

今年3月のリアル結婚式を大成功させたい!
普通の結婚式とは違う、ちょっと変なコンテンツを準備しているので、今からワクワクです!!


あとはね、歴史をもっと勉強したいですね。最近幕末にハマってます。
大河ドラマとか観てると「なんか俺なんて小さいな〜」という気持ちになれますね。

そして、趣味のカードゲームでもちゃんと結果を出したい!最近はポーカーとワンピースカードにハマっています。


まとめ

いろいろ書いていて、Flamersは「学生3人で作ったサークルっぽいスタートアップ」から「カルチャーや方向性をしっかり示して、いろんな人を巻き込んでいく」というフェーズになっていくんだなと思いました。

とはいえ、普通のつまらない企業には絶対したくないから、Flamersのワクワクの文化や、学生っぽい「ノリ」とかは残しながら!!

リッチマンプアウーマンを見て、初めて起業家になりたいと思った中3の僕が今の僕と出会ったら、自分の会社が20人の規模になって、しかも自分が毎日楽しい!!という人生は最高だと思います。

でも!!!まだAppleから見たら僕らはミジンコみたいなもの!!!
今年も最高にワクワクしながら、最高のプロダクトとチームを作っていきましょう!!

まずは10日後のピッチ大会!!頑張るぞ〜!


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